4月の盛岡の旅:天然記念物「石割桜」と明治の重厚美「岩手銀行赤レンガ館」を歩く

こんにちは!びわおちゃんブログへようこそ。
今回のレンタカーを使わない旅、2025年4月岩手の旅をアップします3か月遅れという大遅延ですが、もともとこの「レンタカーを使わない旅」は僕ら夫婦の旅の備忘録として作成したのでご容赦ください。

3か月も前の話何で忘れかけてる部分もありますが、写真を頼りに思い出しながら書くことにします

それでは2025年4月の岩手の旅を振り返ります。

今回の旅程【予習編でふりかえり】

今回の旅は4月18日から21日、桜前線が北上し満開を迎える盛岡と北上へ行きました。いつものように旅程を張っておきます

【今回の行程】

2025年4月18日(金)から21日(月)

大分-盛岡-北上 3泊4日

JALじゃらんパック利用 夫婦2人で115,600円

北上市のホテルは別途手配

【今回の観光ルート】

〇1日目 盛岡グランドホテルアネックス14時到着・盛岡市内徒歩観光

〇2日目 終日盛岡市内レンタサイクルにて観光 

〇3日目 新幹線で北見市へ移動・北上展勝地

〇4日目 北上展勝地(続き)・花巻-伊丹-大分(帰宅)

実は今回事前には力を入れて準備しておりまして(ブログ的にに)、予習編なるものを作成しています。

こんなの誰が見るんだよ!って内心思っていたのですが、意外や意外、パラパラ見てくれている方もいるようです。旅っていいですよね。

👇今回の旅の予習編です

ニューヨーク・タイムズが選出した春の盛岡市内観光完全ガイド【予習編】

実際の旅行1日目:大分から盛岡へ

それでは実際の旅の風景をお届けします。

今回、行きは大分空港8:55発、伊丹空港乗り換えで花巻空港12:40着。4時間かからなかったので乗り継ぎもスムーズな便でした。まあ、伊丹はあまり遊ぶところもないので長居してもしょうがないですけどね。

盛岡に向かって出発!

今回はJALで行ったんですけど、飛行機ちっちゃいですね。でもまあプロペラ機ではありませんでした。判りにくいと思いますけどボーディングブリッジにキティちゃんとかのサンリオキャラクターのイラストがあります。

僕が住む大分県には日出町(ひじまち)というところに「ハーモニーランド」っていうサンリオのテーマパークがあるんですよ(知ってました?)

子供たちが小さいときには年数回行っていました。大分合同新聞って地方紙を取ってるんですが、時折配達してくれる新聞の折り込みにタダ券やら割引券なんかが入っていましたね。思いっきりローカルネタですみません(笑)

「ハーモニーランド」

伊丹空港で乗り換え。乗り換え時間がちょっとあったのでタコ焼きとビール。

タコ焼きはあっさりした感じで美味しかったですね。

途中はカットしていきなり今夜のお宿のロビーです。今夜お世話になるのは盛岡グランドホテルアネックス

朝食が自慢の老舗のホテルです。

ロビーはこんな感じ。風格はある。でもね、やっぱり設備の古さは否めないかな・・・

2泊したけど特段不満はなかった。ただセントラルヒーティングのエアコンなので真夏の暑い時期はどうかな?という懸念が残りました(以前セントラルヒーティングの利かないホテルでいくつか大変な思いをした経験があります)

盛岡グランドホテルアネックスロビー

ホテルにチェックインしたのがちょうど15時。荷物を置いて今回の目的地のひとつ「石割桜」を見に行きます。それではルポルタージュ風にいきます。どうぞご覧あれ。

雨に濡れてなお圧巻!盛岡「石割桜」の生命力に感動

盛岡のシンボル「石割桜」とは?

岩手県盛岡市の中心部、盛岡地方裁判所の敷地内に、訪れる人々を圧倒する桜の巨木があります。それが、国の天然記念物にも指定されている「石割桜」です。

樹齢350年から400年ともいわれるエドヒガンザクラで、巨大な花崗岩の割れ目から太い幹を天へと伸ばす姿は、まさに生命の神秘を感じさせます。この石割桜は、盛岡の春の風物詩であり、多くの観光客や地元の人々に愛されている存在です。僕もその姿を一度は見てみたいと、以前から思っていました。

天然記念物 石割桜

僕が石割桜を訪れたのは、2025年の4月18日。あいにくの小雨が降ったり止んだりという天気で、青空の下で満開の桜を…というわけにはいきませんでした。盛岡駅から徒歩で向かいましたが、裁判所の敷地内に入ると、その異様な存在感を放つ桜がすぐに目に飛び込んできました。

正直、写真映えは今ひとつだったかもしれません。しかし、雨に濡れた黒々とした幹肌は、普段よりも一層力強く、巨大な花崗岩とのコントラストも際立っていました。その太い幹が、堅い岩を押し広げるようにして天に伸びる様は、まさに圧巻の一言。これほどまでに圧倒的な生命力を間近で感じたのは初めての経験でした。「これが天然記念物たる所以か」と、僕はただただ感動するばかりでした。降りしきる雨音が、まるで石割桜の力強い鼓動のように聞こえたほどです。

石割桜の歴史と生命力

この石割桜がどのようにしてこの場所に根付いたのか、その歴史にも興味が湧きます。伝承によれば、かつてこの地にあった南部藩の家老、北監物の屋敷の庭石に落雷があり、その割れ目に桜の種子が入り込んで芽吹いたと言われています。成長と共に石を押し広げ、現在の姿になったとされています。

また、石割桜はその長い歴史の中で、危機を乗り越えてきた強さも持っています。昭和7年(1932年)には、盛岡地方裁判所の火災により北側の一部が焼けるという被害に遭いました。しかし、翌年には見事に花を咲かせ、周囲の人々を勇気づけたといいます。近年も樹勢の衰えが心配されましたが、樹木医による手厚い治療を受け、その力強い姿を今に伝えています。まさに、幾多の困難を乗り越えてきた生命力の象徴と言えるでしょう。

石割桜 訪れた日が満開でした

石割桜へのアクセスと観光のポイント

石割桜は、JR盛岡駅から徒歩約15~20分の場所にあり、アクセスも便利です。盛岡地方裁判所の敷地内にありますが、自由に見学することができます。

夜間にはライトアップも行われ、昼間とはまた違った幻想的な姿を楽しむことができます。夜も通りかかってみましたが雨が降っていたので写真映えしないだろうと思い写真には納めていません
また、盛岡市内には石割桜の他にも、龍谷寺の「モリオカシダレ」という桜も国の天然記念物に指定されており、一つの市で複数の桜が指定されているのは全国的にも珍しいとのことです。明日、この桜も見に行きます。天気が回復するといいのですが。

後ろから見るほうが岩を割る様子がわかる

櫻山神社と烏帽子岩

石割桜から徒歩5分で櫻山神社に到着。天気も回復してきました。櫻山神社は盛岡市の中心、岩手公園(盛岡城跡公園)の売り口にあります。

歴史と桜が彩る静寂の空間「櫻山神社」

盛岡城跡公園(岩手公園)の敷地内に足を踏み入れると、都会の喧騒から切り離されたような穏やかな空気に包まれます。その一角に、櫻山神社は静かにたたずんでいました。この神社は1749年(寛延二年)、盛岡藩の第八代藩主・南部利視が、初代藩主・信直公の遺徳を偲んで盛岡城内に神殿を建てたのが始まりとされています。以来、南部藩の総鎮守として、地域の人々から篤い信仰を集めてきました。

雨上がりの澄んだ空気の中、境内は一層神聖な雰囲気に満ちていました。社殿は派手さこそありませんが、歴史の重みを感じさせる荘厳な造りです。4月も下旬に差し掛かったこの時期、境内では桜が美しく咲き誇り、神社の名前の由来ともなった美しい景観を作り出していました。訪れる人もまばらで、静かに参拝することができ、心が洗われるような清々しい気持ちになりましたね。

櫻山神社

圧倒的な存在感を放つ盛岡の守り岩「烏帽子岩」

参拝を終え、社殿の裏手へ進むと、そこには息をのむような光景が広がっていました。高さ約7メートル、周囲は20メートルにも及ぶ巨大な岩が鎮座していたのです。これが、櫻山神社のもう一つの見どころである「烏帽子岩」です。その形が、古く貴族が被っていた烏帽子に似ていることから、この名が付けられたと言われています。

烏帽子岩のいわれ

この烏帽子岩は、盛岡城を築城する際にこの地を掘削したところ出現した大岩だと伝えられています。以来、災害や疫病が起こるたびに平穏を祈る儀式が行われ、南部藩盛岡の「お守り岩」として今日まで大切に崇拝されてきました。

実際に目の当たりにすると、その大きさと存在感に圧倒されます。岩肌に刻まれた時間の流れと、人々が寄せてきた信仰の深さを肌で感じることができるようでした。多くの人がパワースポットとして訪れる理由がよく分かります。岩の前に立つと、不思議と力が湧いてくるような感覚を覚えました。

盛岡城跡公園の散策とあわせて訪れた櫻山神社と烏帽子岩。巨大な岩の割れ目から咲く石割桜の生命力に感動した後でしたが、こちらは歴史と信仰が静かに息づく、また違った趣のある場所でした。盛岡の歴史と自然のパワーを同時に感じられる櫻山神社と烏帽子岩は、この街を訪れた際にはぜひ立ち寄っていただきたい名所です。

櫻山神社と烏帽子岩

盛岡城跡公園ともりおか歴史文化館

櫻山神社を後にして、隣接する盛岡城跡公園へと足を運びました。かつて盛岡城があったこの場所は、現在では広大な公園として整備され、市民の憩いの場となっています。その一角には、盛岡の歴史と文化を深く知ることができる「もりおか歴史文化館」が併設されており、公園散策とあわせて訪れることにしました。

石垣を彩る桜の絶景!盛岡城跡公園

盛岡城跡公園は、何と言ってもその壮大な石垣が印象的です。天守閣などの建物は現存しませんが、見事に組まれた石垣が、かつての城の雄大さを今に伝えています。石垣に沿って坂道を登っていくと、本丸跡の広場にたどり着きます。そこから見下ろす景色は、まさに絶景でした。

盛岡城跡公園の石垣

僕が訪れた2025年4月下旬は、桜が満開の時期にあたっており、園内の至る所で桜が咲き誇っていました。淡いピンク色の花々が、重厚な石垣を優しく彩り、歴史の力強さと春の華やかさが融合した、ここでしか見られない美しい風景を創り出していました。2025年の盛岡さくらまつりの期間中でもあり、夜にはライトアップも行われているとのことです。雨上がりの澄んだ青空のもと、桜のトンネルをくぐりながらの散策は、心に残る素晴らしい体験となりました。

接ぎ木でしょうか 紅白桜です
石垣の上から見た満開の桜

祭りの熱気と歴史に触れる!もりおか歴史文化館

公園の美しい景色を堪能した後、園内にある「もりおか歴史文化館」を訪れました。この博物館は1階が無料の観光交流ゾーン、2階が有料の歴史文化ゾーンに分かれています。

もりおか歴史文化館
「チャグチャグ馬コ」

まず目に飛び込んできたのが、1階に展示されているきらびやかな装束をまとった馬の模型と、巨大な山車でした。特に、美しく着飾った馬は「チャグチャグ馬コ」という、200年以上続く伝統行事で実際に使われる装束を再現したもので、その豪華絢爛さには目を見張りました。また、高さ9メートルにも及ぶという明治時代の山車も迫力満点です。展示されていた「連獅子」も、この山車を飾るものの一つでしょう。展示からは、盛岡の人々が大切に受け継いできた祭りの熱気が伝わってくるようでした。

「連獅子」

2階の歴史文化ゾーンでは、盛岡藩主であった南部氏の歴史や、城下町の文化に関する貴重な資料が展示されています。今回は時間の都合で立ち寄りませんでしたが、映像資料なども充実しており、盛岡の歩みを深く理解することができるようです。

盛岡城跡公園の自然美と、もりおか歴史文化館の文化的な深み。この二つをあわせて体験することで、盛岡という街の魅力をより一層感じることができました。一日かけてじっくりと見て回れるほど見どころの多い場所です。

見事な枝垂桜が入り口に

雨に映える赤レンガの殿堂 岩手銀行旧本店本館

盛岡城跡公園やもりおか歴史文化館で歴史の息吹に触れた後、次なる目的地へと向かいました。公園のすぐ向かい、中津川のほとりに威風堂々と佇む「岩手銀行旧本店本館」、通称「岩手銀行赤レンガ館」です。あいにくの小雨模様でしたが、その雨がかえって建物の魅力を引き立てているように感じられました。

雨に濡れて際立つ、明治の重厚美

「岩手銀行赤レンガ館」

この赤レンガ館は、1911年(明治44年)に旧盛岡銀行の本店として建てられた歴史的建造物です。設計を手がけたのは、東京駅丸の内駅舎の設計者としても知られる辰野金吾と、盛岡出身の建築家である葛西萬司が主宰する辰野・葛西建築事務所です。東北地方に唯一現存する辰野金吾設計の作品であり、その建築様式は「辰野式」と呼ばれています。

「岩手銀行旧本店本館」

小雨に濡れた外壁は、普段よりも一層深く、濃い赤色に見えました。その赤レンガの壁面に、白い花崗岩の帯が水平に走るデザインは、まさに辰野建築の真骨頂です。雨粒がきらめく赤レンガの力強い印象と、要所に配された白色花崗岩の装飾的な美しさとのコントラストが、見る者の心を捉えます。南東の角に設けられたドームを冠した八角塔や、凹凸に富んだ複雑な屋根の形状も、建物に重厚かつ華やかな陰影を与えていました。

外観とは対照的な、光と装飾の華麗な空間

一歩足を踏み入れると、外観の重厚なイメージとは一線を画す、明るく華やかな空間が広がっていました。建物内部は、誰でも自由に見学できる無料の「岩手銀行ゾーン」と、創建当時の姿を復元した有料(大人300円)の「盛岡銀行ゾーン」に分かれています。

営業室とロビーを貫く高い吹き抜け

まず圧倒されるのが、営業室とロビーを貫く高い吹き抜けです。2階には回廊が巡らされ、開放感にあふれています。見上げると、エントランスホールの八角形のドーム天井や、営業室の天井に施された精緻な石膏(漆喰)のレリーフ装飾が目に飛び込んできます。その細部にまでこだわったデザインは、一日中見ていても飽きないほどです。

2階には回廊が

有料ゾーンでは、かつての金庫室や支店長室、会議室などが見学でき、銀行として機能していた時代の面影を色濃く感じることができます。特に印象的だったのは、階段の手すりや柱にあしらわれた木製の装飾です。その一つひとつが職人の手による芸術品のようで、明治期の建築技術と美意識の高さを物語っていました。

会議室

この建物が2012年まで現役の銀行として利用されていたという事実には、改めて驚かされます。雨に濡れた力強い赤レンガの外観と、光にあふれた繊細で豪華な内装。その見事な対比は、私の心に深く刻まれました。歴史的建造物でありながら、つい最近まで人々の暮らしの中にあったという温かみも感じられる、実に魅力的な場所でした。

銀行窓口跡

啄木と賢治の青春が宿る洋館 もりおか啄木・賢治青春館

盛岡での一日観光の締めくくりに訪れたのは、岩手銀行赤レンガ館のすぐ近くに位置する「もりおか啄木・賢治青春館」です。時刻は17時前、閉館時間が迫っていると思い込み、少し慌ただしい見学となってしまいました。

もりおか啄木・賢治青春館

閉館間際の静寂と発見

この建物は、1910年(明治43年)に竣工した旧第九十銀行本店本館を利用したもので、国の重要文化財にも指定されています。レトロで趣のある洋館は、それ自体が見応えのある芸術品のようです。

私が訪れたのは閉館間際だったため、館内は人もまばらで、静かな時間が流れていました。まず確認したかった開館時間ですが、私の勘違いで、実際は18時まで開館しており、最終入館は17時30分でした。もう少し時間に余裕があったと知り、少し残念な気持ちになりましたが、その分、凝縮された時間を過ごせたと前向きに捉えることにします。

非常に印象的な外観

館内は入場無料で、岩手を代表する二人の文豪、石川啄木と宮沢賢治が青春時代を過ごした盛岡との関わりを紹介するパネルなどが展示されています。私が訪れた2025年4月は、企画展として「啄木・賢治の修学旅行」が開催されていました。時間がなく駆け足での見学になりましたが、二人の年表や写真を通して、彼らの人生の一端に触れることができました。

入り口は吹き抜けになっています

金庫室に広がるメルヘンの世界

写真撮影が可能か分からず、あまり写真は撮れませんでしたが、唯一心に残った場所の写真は収めることができました。それは、銀行時代の名残である重厚な扉の金庫室です。

銀行時代の名残である重厚な扉の金庫室内

その内部の壁には、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を彷彿とさせる、幻想的でメルヘンチックな絵が描かれていました。思いがけない場所で出会った美しいアートに、思わず息をのみました。

内壁にはメルヘンチックな絵が

後で調べたところ、館内は許可された場所での非営利目的の写真撮影が可能とのことでした。次回訪れる機会があれば、喫茶室「あこがれ」でゆっくりお茶をしながら、もっと時間をかけて展示を味わいたいと思います。慌ただしい訪問でしたが、明治の香り漂う美しい建物と、その中に息づく啄木と賢治の世界に触れることができ、旅の最後にふさわしい、心に残るひとときとなりました。

重厚な外扉

盛岡の夜、「食道園」で元祖冷麺と地ビールを味わう

旅の締めくくりに、盛岡城跡公園のほど近くに佇む「食道園」を訪れました。この店は盛岡冷麺の発祥として知られています。

盛岡市の食道園は、昭和29年(1954年)に創業した盛岡冷麺発祥の老舗焼肉店です。JR盛岡駅からバスで約10分、岩手公園の近くに位置しており、盛岡市大通1丁目8-2にあります。

到着したのが18時少し前だったのでご覧の通り店先に並んでいる人もいません。しかし出るときには10人くらい並んでいましたね。やっぱり人気店みたいです。

卵に絡めるカルビと絶品冷麺

僕らが行ったのが金曜日だったのでご覧の平日セット2,800円がありました。

このセットでは、まずカルビと生ビールが運ばれてきます。食道園の流儀は、焼いたカルビを溶き卵に絡めていただくという、すき焼きのようなスタイルです。この食べ方は初めての体験で、特製のタレが染みたカルビとまろやかな卵の組み合わせが口の中でとろけ、新鮮な驚きと感動がありました。

盛岡は焼肉に卵を絡めて食べるんですね。仙台でもそんな焼肉屋さんがありました。東北はそうなんですか?大分県では聞かないけど。

そして、主役の冷麺が登場。牛骨ベースのスープはすっきりとしていて甘みがあり、辛さが苦手な人でも楽しめる味わいです。つるつるとした喉越しと、しなやかでコシのある独特の麺が絶妙にマッチしていました。辛さは調節可能で、キムチを少しずつ加えて味の変化を楽しむのもおすすめです。

これがこのお店が発祥の地と言われる盛岡冷麺

コク深い地ビール「ベアレン・クラシック」

食事の途中で、岩手の地ビール「ベアレン・クラシック」を追加で注文しました。これはベアレン醸造所の定番商品で、ドイツの伝統的な製法で造られたラガービールです。その味わいは、麦芽の香ばしさとしっかりとしたコクがありながら、後味はすっきりしていて癖がありません。苦味、コク、香りのバランスが非常に良く、焼肉とも冷麺とも相性抜群でした。

盛岡の夜に、土地の歴史が育んだ元祖の味と、職人のこだわりが詰まった地ビールを堪能し、旅の最高の締めくくりとなりました。

2杯目のビールは地ビールで

岩手の魂を味わう、盛岡冷麺の物語

岩手県盛岡市を訪れた際に多くの人が食す名物料理、盛岡冷麺。わんこそば、じゃじゃ麺と並び「盛岡三大麺」の一つとして数えられ、今や全国的にその名を知られています。しかし、その特徴的な麺のコシと、奥深いスープがどのようにして生まれたのか、その歴史や魅力を紐解いていきます。

👇なんと★4.8です(2025.7.12現在)


盛岡冷麺の誕生秘話

盛岡冷麺の歴史は、1954年(昭和29年)にさかのぼります。朝鮮半島北部・咸興(ハムフン)出身の青木輝人氏が、盛岡市で開いた焼肉店「食道園」で、故郷の味を懐かしんで提供したのが始まりとされています。

青木氏は、朝鮮半島に伝わる二つの冷麺から着想を得ました。一つは、そば粉を使い、さっぱりしたスープで味わう「平壌(ピョンヤン)冷麺」。もう一つは、でんぷんを原料としたコシの強い麺を辛いタレで和える「咸興(ハムフン)冷麺」です。青木氏はこれらを融合させ、日本人の口に合うように改良を重ねました。そば粉の代わりに小麦粉とでんぷんを使うことで、見た目にも美しい半透明で、強いコシとツルリとした喉ごしを両立させた麺を開発。スープも、牛骨をベースにしたコクのあるものに、キムチの酸味と辛味を加えて独自の味を完成させました。

しかし、発売当初から順風満帆だったわけではありません。そのあまりに強い麺のコシに、当時の人々からは「ゴムのようで噛みきれない」と酷評されることもありました。それでも、「一度食べたらクセになる」とその食感と味わいに魅了されるファンが徐々に増え、人気は確固たるものになりました。そして1986年(昭和61年)、盛岡市で開催された「ニッポンめんサミット」への出品を機に「盛岡冷麺」と正式に命名され、その名は全国区となりました。これを記念し、サミットが開催された10月17日は「盛岡冷麺の日」に制定されています。

唯一無二の特徴

盛岡冷麺を構成する三つの要素、麺・スープ・キムチがその魅力の核心です。


小麦粉とじゃがいもやさつまいものでんぷんを主原料とし、強いコシと弾力、そして表面のツルツルとした滑らかな喉ごしが最大の特徴です。この半透明の麺が、冷たいスープの中でさらに引き締まり、独特の食感を生み出します。

スープ
牛骨をベースに、鶏ガラなどを加えてじっくり煮込んだ、旨味とコクが凝縮されたスープが特徴です。さっぱりとしていながらも奥深い味わいで、ほのかな甘みを感じることもあります。このスープが、コシの強い麺と絶妙に絡み合います。

キムチと具材
盛岡冷麺に欠かせないのが、トッピングのキムチです。多くの場合、大根のキムチ(カクテキ)が使われ、その酸味と辛味がスープに溶け出すことで、味に深みと変化を与えます。辛さは調整可能で、キムチを別皿で提供する「別辛(べつから)」という注文方法も一般的です。その他、牛肉のチャーシュー、ゆで卵、きゅうり、季節の果物(スイカや梨など)が彩りよく添えられます。

盛岡に根付く食文化

盛岡では、焼肉の締めとしてだけでなく、「冷麺を食べるため」に焼肉店へ足を運ぶ人がいるほど、市民の生活に深く根付いています。2000年(平成12年)には公正取引委員会から名産品としての表示が認められ、名実ともに盛岡を代表する郷土料理となりました。

一杯の丼の中に、作り手の創意工夫と、それを愛し育んできた盛岡の文化が詰まった盛岡冷麺。その歴史に思いを馳せながら、唯一無二の味わいを堪能してみてはいかがでしょうか。

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今回はここまで。次回またお会いしましょう。

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