文中の価格はAmazonでの最安値価格は(2023年2月3日現在)です
ホンダヴェゼル購入記№75
ドライブレコーダーを徹底調査
ドラレコのタイプと価格帯
前編ではドライブレコーダーは一体型、ミラー型、分離型の3つがあること、そして価格.com調べでは一体型(79%)とミラー型(16%)がほとんどを占めていました。
カメラの種別では前後カメラが45%、前のみが38%とやや前後カメ多く、最近増えている360°カメラは9%のシェアでした。
価格帯は1万円台が%でトップ、次いで2万円台が23%でした。
しかし日本製の前後2カメラ式では1万5千円から2万5千円の価格帯でした。
今回は一体型(ミラー型除く)の前後2カメラ式、そして価格帯は1万5千円から2万5千円下という条件で選定します。
- ドラレコのタイブは前後2カメラの一体型
- 価格帯は1万5千円から2万5千円(2万円前後)
前編はこちら!
求められる6つの機能で整理
前編ではドラレコに求められる6つの機能というお話をしました。
詳しい内容を知りたい方は上の前編記事を読んでみてください。
今回選定するドラレコについてもこの6つの機能を重視して選んでいます。
- フルハイビジョンカメラ(200万画素以上)
- 画角が120°以上
- SDカードメンテナンスフリー
- 明るさ補正のHDR/WDR機能
- 夜間対応STARVIS搭載※
- 駐車監視機能
※STARVIS(スターヴィス)はSONYが開発したCMOSイメージセンサー用裏面照射型画素という夜間撮影技術です。夜間や暗い場所でも鮮明な撮影ができます。
売れ筋ドラレコベスト4
僕のおすすめ4機種が価格.comベスト4と一致!
僕のおすすめドラレコ4機種は前回の記事でお話ししました。
- コムテックZDR035 Amazon22,088円(2月3日現在)
- ケンウッドDRV-MR450 Amazon15,750円(2月3日現在)
- パイオニアVREC-DH301D Amazon22,222円(2月3日現在)
- コムテックZDR016 Amazon15,981円(2月3日現在)
そして今回選定の条件は次の2つ。
- ドラレコのタイブは前後2カメラの一体型
- 価格帯は1万5千円から2万5千円(2万円前後)
この条件で価格.com売れ筋ランキングの上位から探したのが〇印を附けた機種です。
何とピッタリ一致しています!
僕もブログを書きながらビックリです。
それだけこの4機種が条件を絞ると該当する優秀な機種ということですね。
(条件:前後2カメラ一体型で価格帯は1万5千円から2万5千)
それぞれのドラレコの商品紹介をしておきます。
【価格.com人気売れ筋ランキング1位】
Amazonでもベストセラー1位
コムテックZDR035 Amazon22,088円(2月3日現在)
【価格.com人気売れ筋ランキング3位】
Amazonでもベストセラー受賞
コムテックZDR016 Amazon15,981円(2月3日現在)
【価格.com人気売れ筋ランキング4位】
パイオニアVREC-DH301D Amazon22,222円(2月3日現在)
【価格.com人気売れ筋ランキング7位】
ケンウッドDRV-MR450 Amazon15,750円(2月3日現在)
コムテックZDR035は「安心の日本製」と「3年保証」というのをウリにしています。
☆☆☆☆☆☆
ATARVIS搭載で夜間の鮮明な画像を提供できることも大きな特徴です。
この機能は走行中のみでなく、夜間の駐車監視に大きな威力を発揮します。
☆☆☆☆☆
カメラは超広角レンズを使用しています。前後とも168°の超広角レンズを採用しているため、前後だけでなく、横方面の画像も記録できます。
今回紹介する3機種のうち圧倒的に広い範囲を記録できるドラレコになっています。
機能面、保証、価格(21,500円)対比でのコスパ全てでバランスのいいドラレコです。
価格.comだけでなくAmazonでもベストセラー1位を獲得しています。
ドラレコに2万円を使うことができるなら、このZDR035が一番のおすすめになります。
Amazonでもベストセラー1位
コムテックZDR035 Amazon22,088円(2月3日現在)
1万円台ならケンウッドDRV-MR450が最強
ケンウッドDRV-MR450は先ほどのコムテックZDR035(2.7インチ)より一回り小さい2インチのカメラです。
付属のSDカードも32GBではなく16GBとコンパクトになっています。
2万円を切る価格設定です。
価格は安いが機能は全く省略されていないというのがこのケンウッドDRV-MR450の最大の特長です。
公式サイトでは以下の機能が掲載されています。
まさにてんこ盛りです。これで1万5千円程度なので、1万円台のドラレコとしては最強ではないでしょうか。
- DRV-MR450は、前方+後方同時録画。
- 「スモーク シースルー機能」
- 「広視野角レンズ」を採用
- 交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度
- 前後とも高精細フルハイビジョンカメラを採用
- 業界トップクラスの明るさ、 「F1.8明るいレンズ」を採用
- HDR搭載
- 業界トップクラスの最長24時間録画に対応。 「駐車監視録画(※)」機能搭載。
- 運転中邪魔にならない! 小型設計「前方撮影用メインユニット」
- テレビ放送への電波干渉を抑える 「地デジ干渉対策」
- 万一の時のための大事な情報(時間/位置情報)を 記録「GPS搭載」
- LED信号機の無点灯記録を防ぐ 「LED信号機対応」
- 2つのカメラの映像を切り替える 「画面切替」機能搭載。
- 運転支援機能
- SDカードメンテナンスフリー
- 様々なシーンに合わせた録画機能
- 録画した映像はWindows/Macパソコン(※)で再生可能
この中で他の機種にないのが買替保証金制度です。これはドライブレコーダー協議会に加盟しているメーカーの機器に対する保証です。ケンウッドはこの協議会に加盟しています。
保証の内容は以下のとおり。
本制度は、事前無料登録いただいてから1年以内にレッカー搬送を伴う自動車事故に遭われた場合(詳細は後述内容をご確認ください)、ドライブレコーダーの再購入費用及びその諸経費を補償する目的で、ドライブレコーダー協議会より一律4万円をお支払する制度です。
☆☆☆☆☆
弱点はコムテックZDR035に搭載されているWDR機能とSTARVISが搭載されていないというの2点です。
明るさ補正にはHDR機能とWDR機能の2つがあり、この2つの機能を持ち合わせるのが高機能のドラレコと言われています。
HDR機能はHDRは「ハイダイナミックレンジ」の略で、画面に映っている最も明るい部分と暗い部分に露出を合わせた画像を撮影し、それぞれの見やすい部分を合成する技術です。
一方、WDRは「ワイドダイナミックレンジ」の略で、レンズやCMOSイメージセンサーなどの機能で制御する技術です。この機能がケンウッドDRV-MR450には搭載されていません。
STRAVIS機能は最初に紹介したコムテックZDR035の際紹介した夜間の駐車監視に威力を発揮する機能です。
若干夜間の対応に不安がある点が弱点です。
ケンウッドDRV-MR450 Amazon15,750円(2月3日現在)
お客様の声から生まれたパイオニアVREC-DH301D
パイオニアVREC-DH301Dは「お客様の声」から生まれた300Dの後継モデルです。
先ほど「お客様の声」で生まれたと書きましたが、次の6つの「お客様の声」を盛り込んでいます。
- 77.2%:後方を記録しないことに不満⇒前後2カメラ
- 67.1%:夜の鮮明な記録⇒370万画素の超高画質とSTARVIS
- 61.9%:駐車中に記録できるか⇒駐車監視機能
- 44.6%:見やすさや操作性⇒3インチの大画面
- 47.1%:SDカードへの確実な記録⇒フォーマットフリー
- 25.3%:配線がすっきりとしているか⇒配線の露出を低減
☆☆☆☆☆
最大の特長は370万画素の超高画質とSTARVIS搭載の高画質です。夜間の映像も詳細に記録します。
パイオニアVREC-DH301Dは実は明るさ補正のHDR/WDR機能が搭載されていません。
しかし夜間の画像は鮮明です。トンネル出口の急激な明暗の差にも対応しています。
370万画素の超高画質とSTARVISが威力を発揮しています。
☆☆☆☆☆☆
モニターは一般的なモニターの2.3倍の大画面になっています。
大きくて見やすいですが、「果たして必要?」という疑問もあります。
フロントガラスに大きなモニターがぶら下がるということなんで人によっては「邪魔!」と思う人もいると思います。この辺は好みの問題ですが、大画面であることは事前によく認識しておく必要があると思いますね。
パイオニアVREC-DH301D Amazon22,222円(2月3日現在)
機能の違いを解説
コムテックZDR035のバランスの良さが光る
3社のドラレコの性能をレーダーチャートにまとめました。
青色のコムテックZDR035一番大きな面積になっており、やはりおすすめナンバーワンということが判ります。
コムテックZDR035のバランスの良さが光ります。
橙色のケンウッドDRV-MR450は突出したところはありませんがバランスの取れた性能であることが判ります。
灰色のパイオニアVREC-DH301Dはカメラと基本性能に優れていますが、安全運転支援機能が付いていません。
それでは個別の性能についてお話します。
諸元はコムテック満点
ここからはメーカー名のみでお話します。
コムテックを5点、ケンウッドとパイオニアを4点としました。
コムテックは価格.com1位、Amazonでもおすすめ1位に輝くドラレコの王者的存在です。
ケンウッドはコムテックより5千円安く、パイオニアは4千円高い。それぞれ機能は価格に応じたものです。
フロントカメラはパイオニアが突出
フロントカメラはパイオニアが5点、コムテック4点、ケンウッド3点で続きます。
コムテックは水平画角(120°が最高評価基準)が138°と大きくSTARVIS搭載なので5点としたいのですが、パイオニアの370万画素というぶっ飛びの画素数との差がつかなくなるので4点です。
ケンウッドはSTARVISが非搭載なのが惜しい。でも1万5千円を切る価格から考えたら仕方のないところです。
リアカメラはコムテックがバランス良し
リアカメラはコムテック5点、パイオニア4点、ケンウッド3点です。
画角がやや狭いパイオニアは1点減点、画角とSTARVIS非搭載でケンウッドは2点減点としました。
基本性能は拮抗
基本性能はコムテックは満点の5点、ケンウッドは明るさ補正のWDR機能が無いので4点です。
でも基本性能は各社拮抗しています。
パイオニアは明るさ補正のHDR、WDR共に無いのですが5点にしました。ぶっ飛んでいる370万画素だからです。
デモ画面を見ても全く問題のない見え方をしています。画素数の高さってやはり基本性能ですね。
パイオニアには安全運転支援機能がない
安全運転支援機能はコムテック、ケンウッドともに4点です。
パイオニアには安全運転支援機能は付いていません。「お客様の声」を元にしたはずなのに・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、敢えて付けていないんだと思います。
つまりそれが「お客様の声」なんでしょう。
僕も前編でお話しましたが、こんな場面ありませんか?
先行者発進お知らせ機能なんて車でピンポーンと鳴るわドラレコで「先行車が発信しました」としゃべられるわで結構うるさくなってしまいます。
ベストバイはコムテックZDR035
今まで3つの前後2カメラドラレコを紹介してきましたが、結局どれを買うかはあなたの価値観と懐具合でしょうね。
僕は総合的なバランスが良いコムテックZDR035にしました。
ドラレコの購入は早い方がいいかもです。
あなたを煽るわけではありませんが、電子部品を多く使っているカーナビやドラレコは2022年末から値上がり傾向にあります。僕が11月に購入したZDR035の価格を見てください。当時は18,800円でした。
僕はこれを買いました!
18,800円だったので今よりお得かな?
Amazonでもベストセラー1位
コムテックZDR035 Amazon22,088円(2月3日現在)
☆☆☆☆☆
1万円台ならケンウッドDRV-MR450が最強
でも2万円が厳しいならケンウッドDRV-MR450なら不満はありませんよね。価格は安いが機能は全く省略されていないというのがこのドラレコの特長です。
ケンウッドDRV-MR450 Amazon15,750円(2月3日現在)
☆☆☆☆☆☆
鮮明な画像を求めるならパイオニアVREC-DH301D
パイオニアVREC-DH301Dは詳細な画像を求める人向きです。安全運転支援機能が付いていないんで「それ、要らないよ」ってクルマをお持ちの方に限るかもしれませんね。
モニターも大きいんでモニター画面でドライブ感を楽しみたい人にもいいかもしれません。
パイオニアVREC-DH301D Amazon22,222円(2月3日現在)
☆☆☆☆☆
侮れないテックZDR016 基本性能が高いお買い得ドラレコ
ここまででコムテックZDR016の説明をしませんでした。
この4機種の中では一番安価な価格です。モデルも実は古くなっています。
しかし、ドラレコとしての基本性能は高く、後継機のZDR035と遜色在りません。
劣る点はカメラの性能です。
価格.comの資料をお借りして両社の比較をしてみましょう。
まず機能面では全く同じです。表を見れば一目瞭然だと思います。
ZDR016が後継機のZDR035に劣るのはカメラの性能です。
撮像素子、画角、F値、フレームレートのいずれもZDR035を下回ります。
しかし、画素数と最大解像度は全く同じです。
カメラに求められるのはまず画素数、次に最大解像度、そして画角です。
ZDRの画角は水平117°。僕が基準で考える120°を下回っていますがわずかです。
この性能で1万5千円程度で買えるんだからお買い得ドラレコです。
Amazonでもベストセラー受賞
コムテックZDR016 Amazon15,981円(2月3日現在)
今回はここまで。またみてね👋
前編はこちら