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今回のレンタカーを使わない旅、2025年4月岩手の旅3日目です。盛岡市から北上市に移動し「みちのく三大桜名所」の一つに数えられる、東北を代表する桜の名所、北上展勝地に向かいました。
2025年4月20日の日曜日です。盛岡市内は薄曇り。東北新幹線に乗り込み、一路北上へ向かいました。
せっかく東北屈指の桜名所を訪れるのですから、その魅力を心ゆくまで味わいたい。そんな想いから、今回は北上駅近くに宿を取り、一泊二日でこの地を巡る計画を立てました。お目当ては、北上川沿いに約2km続く圧巻の桜のトンネルと、春空を雄大に泳ぐ鯉のぼりとの共演です。さくらまつり期間中の賑わいも楽しみの一つ。初日の雨模様が、翌日の晴天でどのように表情を変えるのか、期待に胸を膨らませていました。
今回の旅程
今回の旅は4月18日から21日、桜前線が北上し満開を迎える盛岡と北上へ行きました。いつものように旅程を張っておきます。
【今回の行程】
2025年4月18日(金)から21日(月)
大分-盛岡-北上 3泊4日
JALじゃらんパック利用 夫婦2人で115,600円
北上市のホテルは別途手配
【今回の観光ルート】
〇1日目 盛岡グランドホテルアネックス14時到着・盛岡市内徒歩観光
〇2日目 終日盛岡市内レンタサイクルにて観光
〇3日目 新幹線で北見市へ移動・北上展勝地
〇4日目 北上展勝地(続き)・花巻-伊丹-大分(帰宅)
北上展勝地:1日目は曇天、雨模様
盛岡から北上までは東北新幹線で18分
盛岡駅から北上駅までは在来線で47分、東北新幹線で18分です。少し高くはなりますが、東北新幹線に乗ったことがなかったので新幹線で行くことにしました。
時速は317キロをマークしました。乗りごごちもスムーズ。あっという間という感覚で北上駅に到着です。

北上駅周辺にはコンビニくらいしかない
北上駅に到着。
新幹線が止まる駅なので立派なのですが、目の前に今夜宿泊するコンフォートホテルがあるくらいで買い物ができる場所がありません。ホテルの裏にローソンがあるので困りはしませんでしたが、完全に盛岡市のベッドタウン化した街なのかなという印象でした。
ちなみに反対側、西口側にはアーケード街や飲食店街がありましたが、日曜日だったからかほとんど閉まっていました。
駅舎は新幹線が通っているだけに地方都市としては立派。

でも駅前ロータリーの先には今夜の宿のコンフォートホテル北上とマンションしか見えません。


実はこの北上駅東口はいわゆる「裏駅」です。繁華街は西口方面に広がっている(本当に広がってる?)。
グーグルマップで見るとこんな感じ。歩いてみたけど日曜の日中なのにシャッターが下りているところが多数ありました。逆に日曜だったからかもしれませんが。

圧巻の桜並木!北上展勝地を散策
北上駅から徒歩で約20分、珊瑚橋を渡ると目の前に広がるのは、まさに息をのむような光景でした。北上川の岸辺に沿って、どこまでも続くかのような桜のトンネル。ここが、青森の弘前公園、秋田の角館と並び称される「みちのく三大桜名所」の一つ、北上展勝地です。


樹齢100年を超えるソメイヨシノを中心に約1万本の桜が咲き誇り、約2kmにわたって桜並木が続いています。訪れた4月20日はちょうど見頃の真っ最中でした。あいにくの曇り空でしたが、しっとりとした空気の中で見る桜もまた風情があり、淡いピンク色の花びらが空を埋め尽くす様子は圧巻の一言です。

日曜日ということもあり、園内は地元の家族連れや観光客など、多くの花見客で賑わっていました。桜並木の中を「カッポ、カッポ」と蹄の音を響かせながらゆっくりと進む観光馬車、そして観光客を乗せてゆっくりと走る人力車の姿は、まるで絵本の世界のよう。

川にはたくさんの鯉のぼりが連なっていましたが、残念ながら風がないので色鮮やかなめざし?のようでちょっと笑いました。しかし桜のトンネルをじっくりと歩き、春の絶景を心ゆくまで満喫できました。



時が止まったような空間「みちのく民俗村」へ
桜並木の散策を終え、すぐ隣にある「みちのく民俗村」へと足を運びました。展勝地の華やかな賑わいから一転、こちらは東北地方各地から移築・復元された古民家が点在する、静かで落ち着いた雰囲気の野外博物館です。長い坂道の上にあるので徒歩だとちょっとつらいかな…

約7ヘクタールという広大な敷地には、南部藩の武家屋敷や、馬と人が共に暮らした「南部曲り家」など、茅葺き屋根の貴重な歴史的建造物が並びます。一歩足を踏み入れると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。囲炉裏のある薄暗い家屋の中に入ると、燻された木の香りと、太く黒光りする梁が、長い年月を物語っていました。

驚いたことに、これだけの施設でありながら入場は無料です。曇り空が、かえって古民家のしっとりとした風情を引き立てているようにも感じられました。桜まつりの喧騒から離れ、東北の原風景の中で静かに歴史に思いを馳せる時間は、この旅の忘れられない思い出の一つになりました。


昨日の雨が嘘みたいに晴れた空と、桜色の息吹
旅の朝は、窓から差し込む光で目が覚めました。昨日一日、私たちを包んでいた灰色の雲と静かな雨音が嘘のように、カーテンの隙間からはまばゆいばかりの青空が覗いています。天気予報では「曇り」だったはず。
私たち夫婦の旅は、いつも気ままな「レンタカーを使わない旅」。そのせいか、不思議と天候との相性が良いのです。台風直撃の予報が出ていた旅先では、まるで私たちを避けるように進路を変えてくれたり、大雪で交通機関の乱れが心配された日には、目的地に着く頃にはすっかり雪がやんでいたり。そんな幸運な偶然が、私たちの旅にはいつも寄り添ってくれている気がします。
「最高の桜が見られそうだよ」。
昨日とは違う光に満ちた北上展勝地への期待に胸を膨らませ、私たちはホテルを後にしました。
光のシャワーと、桜色のシンフォニー
北上駅から歩き、再び展勝地へ向かうアプローチの途中、珊瑚橋の上から見えた光景に、思わず息をのみました。昨日と同じ場所のはずなのに、まるで違う世界が広がっていたのです。太陽の光を一身に浴びた桜たちが、キラキラと輝き、その生命力を謳歌していました。
昨日とは違う、空の青と桜の饗宴
光は、これほどまでに景色を変えるものなのでしょうか。昨日の雨に濡れた桜は、しっとりと落ち着いた風情で、それはそれで美しかったけれど、今日の桜は違います。突き抜けるような青空を背景に、一つひとつの花びらが輪郭をくっきりとさせ、その淡いピンク色を鮮やかに際立たせていました。まさに「桜が映える」という言葉がぴったりの光景です。

公園に足を踏み入れると、そこは光と色で織りなされたタペストリーのよう。桜並木が作り出すトンネルは、木漏れ日が降り注ぐ光の回廊と化し、歩くたびに景色が万華鏡のように変化します。多くの花見客で賑わっているはずなのに、この広大な敷地のおかげか、不思議と自分のペースで春の空気を満喫できました。
色とりどりの春を告げる使者たち

明るい光の中を歩いていると、昨日とは違う発見がたくさんありました。展勝地の桜は、私たちがよく知るソメイヨシノだけではなかったのです。園内には約150種、1万本もの桜が植えられていると聞き、そのスケールの大きさに改めて驚かされます。

ソメイヨシノの優しいピンクの隣で、っとするほど濃いピンク色の花をつけた木が、青空に鮮烈なアクセントを加えています。かと思えば、ふんわりと枝を垂らす優美なしだれ桜が、その柔らかな姿で私たちを包み込むように咲き誇っていました。種類の違う桜たちが、それぞれのタイミングで美しさを競い合う。だからこそ、ここは4月上旬から5月の上旬まで、長い期間お花見が楽しめるのですね。
そして、散策の途中で見つけた、今まで見たこともない桜に私たちは足を止めました。なんと、花びらが淡い緑色をしているのです。まるで若葉のようなその桜は「御衣黄(ぎょいこう)」という品種でしょうか。控えめながらも気品のあるその姿は、桜の奥深さを教えてくれるようでした。

風が奏でる、春のメロディー
快晴の展勝地では、目に見えるものだけでなく、聞こえてくる音や肌で感じる風さえもが、祝祭の雰囲気をまとっていました。
空を泳ぐ、色鮮やかな大群
昨日、北上川の上空で串に刺さった「めざし」のように、しょんぼりと垂れ下がっていた鯉のぼりたち。今日は春風をいっぱいに受けて、生き生きと大空を泳いでいます。その数、なんと約300匹。赤、青、黒、色とりどりの鯉たちが、満開の桜並木の上で躍動する姿は、まさに壮観です。青空と桜のピンク、そして鯉のぼりのカラフルなコントラストは、この場所でしか見られない特別な景色。他の観光客も、夢中でシャッターを切っています。

蹄の音が誘う、ノスタルジックな時間
「カッポ、カッポ…」。リズミカルな蹄の音に振り返ると、観光馬車の「よしきり号」が桜のトンネルをゆっくりと進んできました。昨日も見たはずなのに、太陽の下で見る馬車は一層ノスタルジックで、まるで映画のワンシーンのよう。白くたくましい馬くんも、どこか誇らしげに見えます。

馬車に乗った人たちは、少し高い目線から、私たちとはまた違う桜の景色を楽しんでいるのでしょう。私たちはその姿を眺めるだけでしたが、桜並木に響く心地よい蹄の音は、展勝地ののどかな時間にぴったりのBGMでした。
桜の海に身をゆだねて
時間はあっという間に過ぎていきます。私たちはまるで何かに導かれるように、桜の海の中をどこまでも歩き続けました。
どこまでも続く、夢見心地の桜トンネル
北上川沿いに約2kmも続くという桜並木。歩いても歩いても、頭上は桜の天蓋に覆われています。まさに桜のカーテンに包まれているような、夢見心地の散策です。右手には穏やかに流れる北上川、そして左手には賑やかな出店の数々。時折、川から吹く風が花びらを運び、桜吹雪が舞う瞬間は、思わずため息が出るほどの美しさでした。

お昼が近づくにつれて人出は少しずつ増してきましたが、ガイドブックに書かれている「銀座並みの人」で溢れかえるというほどでは全くありません。今日はのんびりとしています。平日だからでしょうね。この圧倒的なスケール感がすべてを優しく受け止めてくれる。誰もが笑顔で、思い思いに春のひとときを楽しんでいる、そんな温かい空気が流れていました。

雨の日の静寂と、晴れの日の喧騒。二つの全く異なる表情を見せてくれた北上展勝地。どちらも忘れがたい、美しい思い出です。光の魔法が解き放った桜の本当の輝きは、私たちの旅の最終日を飾るにふさわしい、最高の贈り物でした。
名残惜しい桜と、旅の終わり
名物の「展勝地もち」の甘い香りに誘われたり、威勢のいい屋台の声に足を止めたりしながら、私たちは朝からお昼過ぎまで、心ゆくまで桜を堪能しました。もう少し、あと少しだけと、名残惜しい気持ちを振り切るように、私たちはゆっくりと駅へと向かい始めます。目に焼き付けたこの光景は、きっと来年の春まで、私たちの心を温め続けてくれることでしょう。

また会う日まで、岩手の春
旅の終わりは、いつも少しだけ寂しいものです。北上駅の東口から、いわて花巻空港行きのシャトルバスに乗り込みました。レンタカーを使わない私たちの旅では、このバスや電車の車窓が、旅の思い出を反芻するための大切な時間になります。

空港へ向かうバスの中で、私たちはほとんど言葉を交わすことなく、過ぎゆく景色を眺めていました。心の中には、この旅で出会った風景が静かに満ちていました。
岩手の短い春に別れを告げ、私たちは帰路につきました。


これで2025年の3泊4日の岩手への桜見物の旅は終了です。なんとこのブログを書いているのが10月26日。途中ずいぶんと飛ばしてしまいました。でも、備忘録として書いとかないとな、と思い最終日の北上展勝地の旅を記載させていただきました。
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