【公女殿下の家庭教師 10話感想】フェリシアの決断とアレンの優しさに涙腺崩壊!

こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタWorld!へようこそ。『公女殿下の家庭教師』第10話、今回は私たちの心を優しく、そして強く揺さぶる、まさに「フェリシア回」でしたね!

対人恐怖症で、特に男性の前では気を失ってしまうほど繊細だった彼女。そんなフェリシアが、自らの意志で未来を切り開き、力強く「決断」する姿に、思わず涙腺が緩んでしまったのは私だけではないはずです。物語の冒頭、自信なさげに俯いていた彼女が、最後にはキラキラした瞳で大きな夢を語るまで、一体何があったのか。そこには、アレン先生の底知れない優しさと、彼を慕う教え子たちの可愛すぎる絆、そして、一人の少女が殻を破る、胸が熱くなるドラマがありました。

この記事では、フェリシアの心の軌跡を丁寧に追いながら、彼女の覚醒の瞬間にドキドキし、アレンの温かさにほっこりする、そんな感動の10話を全力で語り尽くします!


少女の覚醒、その決断に心が震える夜

『公女殿下の家庭教師』第10話。

今回の主役は、そう、フェリシア・フォス
おっとりとしていて、人が良くて、でも少し気弱で。特に男性の前では意識を失ってしまうほどの対人恐怖症に苦しんできた彼女が、物語のラスト、あのアレンの前で、力強くこう宣言するのです。

「王都の…いや、王国の商売を牛耳るつもりで頑張ります!」

あのフェリシアが…!
このセリフにたどり着くまでの、彼女の葛藤、挫折、そして輝かしい覚醒の物語。もう、胸がいっぱいでどうにかなりそうでした。
今回は、そんなフェリシアの「決断」の裏側を、彼女の心の機微に寄り添いながら、皆さんと一緒に分かち合いたいと思います。
彼女の成長に胸を熱くし、アレン先生の規格外の優しさに癒され、そしてポンコツ教え子(愛を込めて!)たちの可愛さに頬を緩ませる…そんな感情のジェットコースター、出発進行です!

挫折と悔しさ…俯く少女の小さな背中

物語の序盤、フェリシアは二つの壁にぶつかっていました。見ているこちらまで胸が苦しくなるような、彼女の葛藤から物語は始まります。

魔法授業で見せつけられる「差」

王立学校の魔法授業。
ただでさえ長い休学期間のブランクがあるのに、一緒に実技を行う相手が生徒会長のステラと副会長のカレンだなんて…!これは運が悪すぎますよね。
淡々と、そして完璧に魔法をこなす二人を横目に、フェリシアはうまくいかない。焦れば焦るほど、魔力は言うことを聞いてくれない。

「才能がないから…」

そんな風に自分を責めている彼女の姿が目に浮かぶようです。周りと比べて落ち込んでしまう気持ち、痛いほどわかります。

さらに追い打ちをかけるように、彼女の心の傷が抉られる事件が。落とした教科書を拾ってくれた親切なクラスメイト。でも、相手は男の子。ただ親切心で近づいてくれただけなのに、フェリシアは恐怖のあまり気を失ってしまうのです。
彼女の男性恐怖症が決して大げさなものではなく、日常生活さえ困難にするほど深い根を持つことを見せつけられ、胸が締め付けられました。

「父に任せきりだった…」ベッドで悶える夜

場面は変わって、アレンとフォス商会の商談シーン。
フェリシアの父、エルンスト代表が持ち込んだのは、リンスター家とハワード家の主要産品をまとめて扱いたいという、あまりにも身の丈に合わない大きな取引。
アレンに具体的なプランを問われても、「すべては契約後です」と答えてしまうパパさん…。娘のために、商会の未来のために、なんとか大きな契約を取りたい一心だったのでしょうが、これではアレンに「無責任だ」と一蹴されてしまうのも無理はありません。

その夜、寮のベッドで一人悶えるフェリシア。
「パパの仕事がうまくいってない…」
「私のせいかもしれない…」
「でも、私には何もできない…」
そんな声が聞こえてきそうでした。大好きな父親の力になりたいのに、自分は無力だと思い知らされる。しかも、その商談相手が、自分にとっても特別な存在であるアレンだったなんて。彼女の悔しさは、どれほどのものだったでしょうか。

アレンの温かさと教え子たちの絆が、心を溶かす

フェリシアが一人で苦しんでいる頃、アレンの周りでは、心温まる(そしてちょっと笑える)ドラマが繰り広げられていました。このパートのほっこり感、最高でしたよね!

「ありがとうございましゅ」は天使のささやきですか!?

妹のカレンに呼び出され、フォス商会との一件を問い詰められるアレン。そこに現れたのが、我らがポンコツ教え子3人組、ティナ、リィネ、エリー!
そして、お約束のようにエリーがずっこけ!アレンが魔法でそっと支えると…

「ありがとうございましゅ」

…え、待って?天使かな?
この「ましゅ」って何ですか!?可愛いの大渋滞ですよ!思わず5秒巻き戻して再生しちゃいました。この一言だけで、さっきまでのシリアスな空気が一気に浄化されていくのを感じました。エリー、君は本当に癒やしの天才だよ…!

妹カレンの愛ある檄!「甘えすぎないように」に隠された意味

アレンがメイド長アンナからの手紙を読むシーン。
手紙を覗き込もうとする3人を「いけませんよ」と優しくたしなめるアレン。本当に甘やかしの名人ですよね(笑)。

そんな兄と教え子たちのやり取りを見ていた妹のカレンが、去り際にピシャリと言い放ちます。

「あなたたち、にいさんが甘やかしの名人でも甘えすぎないように。でないとリディアさんみたいになってしまいますよ」

一見、厳しく聞こえるこのセリフ。でも、これってカレンなりの最大限の愛情表現だと思いませんか?
彼女は、アレンの優しさが時として人をダメにすること(笑)を知っている。特に、兄に過度に依存してしまっているリディアの姿を間近で見ているからこそ、ティナたちには「自分の足でしっかり立てる強い女性になってほしい」という先輩としてのエールを送ったのではないでしょうか。
ブラコン気味な彼女だからこそ、兄の周りにいる女の子たちのことを誰よりもしっかり見て、そして心配している。これもまた、一つの優しさの形ですよね。

そして、このカレンの言葉には、見事な「フリ」が隠されていました。
物語の最期、場面は朝寝坊しているリディアの部屋へ。アレンが優しく起こそうとすると…

「最近のあなたは私のこと軽んじてるわ!有罪よ!ってか、男なら手、出しなさいよ!」

と、まさかの大逆ギレ!真っ赤な勝負パンツ(!)丸見えで物を投げつける姿は、まさに「甘えすぎな公女殿下」そのもの。カレンの言葉が壮大なブーメランとなって突き刺さる、完璧なオチでした!この緩急、たまりません!

アレンが気づいた「見えない功労者」の正体

さて、話を戻しましょう。
アンナからの手紙には、ここ数年のフォス商会の業績が記されていました。その業績が回復し始めたのは、フェリシアが王都に出てきた時期と一致する…。
ここでアレンは気づきます。この商会には、表には出てこない「誰か」がいる、と。

ティナが「まるで見えない人がいて、そのひとが会社を動かしているみたい」と鋭い指摘をすると、リィネが「もしかしてオバケがいるのかもしれませんよー」とティナの耳元でささやくシーン、可愛かったですね!本気で怯えるティナも、からかうリィネも、本当に仲が良くて見ていてほっこりします。

この「見えない功労者」こそ、もちろんフェリシア。アレンは、彼女が持つ類まれな商才の片鱗を、この時点で見抜いていたのです。

少女よ、覚醒せよ!運命を変えるアレンの「魔法の言葉」

物語は、フェリシア覚醒のパートへ。友の支えと、アレンの導きが、彼女の心を動かしていきます。

「すべてを得るのをあきらめること」に隠された真意

ステラとカレンの協力もあって、アレンと話す機会を得たフェリシア。しかし、アレンは「協力できない」と告げます。がっかりして走り去るフェリシア…。切ないシーンでした。

でも、アレンは決して彼女を見捨てたわけではありませんでした。
「リンスター家とハワード家の貿易仲介人」という公的な立場では手伝えない。でも、「君のためなら個人的に力を貸す」と。この不器用な優しさ、アレンらしいですよね!

ティナたちからアレンの真意を聞き、彼の元へ戻ったフェリシアは問いかけます。
「うちの商会に必要なものは何なのですか」と。
それに対するアレンの答えが、今回のターニングポイントでした。

「そうですね、すべてのことを得るのをあきらめることでしょうか」

一見、冷たく突き放すような言葉。でも、これはフェリシアへの最高のヒントだったのです。
アレンは、フォス商会の経営資源(ヒト・モノ・カネ)には限りがあることを見抜いていました。だから、「あれもこれも」と手を広げるのではなく、「自社の強みが最も活かせる分野に集中しなさい」と伝えたかった。
ビジネスで言うところの「選択と集中」。アレンは、彼女ならこの言葉の意味を理解できると信じていたんですね。

そして、彼は決定的なヒントを与えます。

「北方や南方から商品を運搬し、保存することは大変なことなんですよ」


これは、昨夜ハワード家の食卓でメイド長との会話から得た気づき。この伏線回収、見事でした!
この言葉で、商才あふれるフェリシアの中に、一つの光明が差し込みます。
「もう一度チャンスをください!」
そう頭を下げる彼女の瞳には、もう迷いはありませんでした。

いざ、再交渉!商才、ここに開花す!

そして、物語は最大の見せ場である、2度目の商談シーンへ。ここからの展開は、本当に鳥肌ものでした!

「あなたは?」アレンの温かい嘘に、涙腺決壊

数日後、父と共にアレンの元を訪れたフェリシア。
そこでアレンは、まるで初対面であるかのように、彼女にこう問いかけます。

「あなたは?」

この一言に、アレンの優しさのすべてが詰まっていると思いませんか?
彼は、フェリシアが「アレンの知り合い」というアドバンテージを使うのではなく、一人のビジネスパーソンとして、自分の力で正々堂々とこの商談を勝ち取ってほしいと願ったのです。
彼女の努力と才能を誰よりも信じているからこその、最高の舞台設定。これは、アレンからフェリシアへの、最大級の敬意とエールでした。このシーン、アレンの心の温かさに触れて、思わず涙がこぼれました。

フェリシアも、その意図を完璧に理解していました。「エルンストが娘、フェリシアと申します」と、初対面の挨拶を返す彼女。もう、この時点で二人の間には、言葉を超えた絆が生まれていますよね。

蒸留酒に賭ける!未来を見通すフェリシアのマーケティング戦略

フェリシアが提出した提案書は、完璧なものでした。
前回のようにすべてを求めるのではなく、「リンスター家の赤ワイン」一本に絞り、具体的な貯蔵場所と販路まで明記されている。アレンも「これなら両侯爵家に説明できる」と太鼓判を押します。

しかし、フェリシアはここで終わりません。彼女はさらに一歩踏み込みます。
「リストに記載されていない他のお酒はないのでしょうか?」
ハワード家もメンツを立てるために、何かお酒を出すのではないか、と。この洞察力…!

そして試飲に出された、リンスター家の白ワインと、ハワード家の蒸留酒。
父親のエルンストが飲みやすい白ワインに決めかけようとした瞬間、フェリシアはそれを遮り、宣言します。

「蒸留酒を扱わせていただきたいのです!」

なぜか?彼女の理由は、あまりにも鮮やかでした。
「北方出身の人たちにとって、この蒸留酒はふるさとの懐かしい味のはず。一般的な白ワインより、きっと喜んでもらえるはず」

これは、ただ商品を売るという発想ではありません。
「王都にいる北方出身者」という特定のターゲット(ペルソナ)を明確にし、彼らが本当に求めている「故郷の味」という体験価値を届けようとする、高度なマーケティング戦略です。マス(大衆)を狙うのではなく、一部の熱狂的なファン層(ニッチ市場)を確実に掴みに行こうとする、まさに先見の明!

そして、何より心を打たれたのが、彼女のこの言葉です。

「北方の人たちにとってはきっととても懐かしい味。王都では飲むことのできない恋しい味。私、この味をみんなに届けたい。きっと喜んでもらえるわ」

商売の原点は、「誰かを喜ばせたい」という想い。
利益や規模だけでなく、その先にある人々の笑顔を見つめる彼女の姿に、本物の商人の魂を見ました。もう、彼女は気弱なだけの少女ではありません。

「私、アレン様のもとで働きます!」殻を破った少女の決断

商談は無事まとまり、物語は感動のフィナーレへ。

王立学校中退という、あまりにも大胆な選択

アレンは、彼女の才能をさらに伸ばすため、「両家合同の窓口であるここで働かないか」と誘います。
「僕はあなたが大きな絵を描いているのを見てみたい」
この言葉が、フェリシアの心に最後の火を灯しました。

「大きな絵…」

そう呟いた彼女の行動は、まさに電光石火。
誰にも相談することなく、王立学校を中退する決意を固め、アレンの元へと駆けつけます。
あれほど憧れていた王立学校を辞めるというのは、並大抵の覚悟ではありません。しかし、今の彼女には、目の前にある「商い」という道こそが、自分の才能を最も輝かせられる場所だと確信できたのでしょう。
自分の人生を、自分の意志で選択した瞬間。彼女の成長ぶりに、ただただ感動するばかりでした。

そして、冒頭のあのセリフに繋がります。

「王都の…いや、王国の商売を牛耳るつもりで頑張ります!」

男性の前では俯くことしかできなかった少女が、信頼するアレンの前で、最高の笑顔で夢を語る。このカタルシス…!
この瞬間のために、今までのすべての物語があったのだと、心から思える最高のシーンでした。

物語は新たな局面へ…消えた生徒会長・ステラに何が?

フェリシアの感動的な覚醒で終わるかと思いきや、物語は最後に不穏な影を落としていきます。
アレンの元に、妹のカレンが血相を変えて飛び込んできます。

「ステラが…ステラが部屋からがいなくなってしまったの!」

ここで、ハワード家の夕食のシーンが伏線として蘇ります。
アレンがメイド長に「ステラに変わった様子はないか」と尋ねた時、彼女だけが顔を曇らせていた…。アレンは、生徒会長という立場にあるステラが、何らかのトラブルに巻き込まれている可能性を予感していたのかもしれません。

一体、ステラに何があったのか。
彼女は生徒会長として、王国の腐敗や貴族間の暗闘といった、危険な領域に足を踏み入れてしまったのでしょうか?あるいは、アレンの過去や、彼を敵視する勢力に関する秘密を掴んでしまったとか…?
フェリシアが光の世界へ飛び出した一方で、ステラは闇の中へと姿を消してしまったのか。
ハラハラする引きで、次週が待ちきれません!


今回は、一人の少女が自分の殻を破り、力強く羽ばたいていく、本当に感動的な回でした。フェリシアの決断に勇気をもらい、アレンの深い優しさに心が温かくなりましたね。
あなたはこの10話、どのシーンが一番心に残りましたか?ぜひ、コメントで教えてくださいね!

原作紹介 – 累計85万部突破の魔法革命ファンタジー

『公女殿下の家庭教師』は、小説家・七野りく先生によるライトノベルが原作です。イラストは、繊細かつ美麗なタッチでキャラクターに命を吹き込むcura先生が担当しています。2017年に小説投稿サイト「カクヨム」で連載が開始され、第3回カクヨムWeb小説コンテストの異世界ファンタジー部門で「大賞」を受賞するという輝かしい経歴を持っています。

その後、KADOKAWAの富士見ファンタジア文庫から書籍化され、2025年4月時点で既刊19巻が刊行されています。物語は現在も続いており、完結はしていません。シリーズ累計発行部数は紙と電子を合わせて85万部を突破しており、その人気の高さがうかがえます。また、無糖党先生によるコミカライズ版も展開されており、原作の魅力をまた違った形で楽しむことができます。

アニメを見て原作にも興味を持ったあなた。この機会に原作の世界にも触れてみませんか?

この作品が多くの読者を惹きつけるのは、単なるファンタジーの枠に収まらない重厚なストーリーと、魅力的なキャラクター造形にあります。主人公アレンの「謙虚チート」と評される人柄や、ヒロイン・ティナの健気な努力と成長が、読者の心を掴んで離さないのです。

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☆☆☆☆☆今回はここまで。

👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。

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