【永久のユウグレ 3話考察】アモル救出と新たな契約。マフィア姉弟のWプロポーズ!?

こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタworld!へようこそ。

毎週、私たちの魂を揺さぶり、感情をジェットコースターに乗せてくれるP.A.WORKSの完全オリジナル本格ラブストーリー、『永久のユウグレ』。 第0話の幸せの絶頂からの転落、第1話の200年後の絶望的な世界と愛した女性そっくりのアンドロイド「ユウグレ」との出会い、そして第2話で描かれた、ぎこちない二人の旅と、あまりにも無邪気な少女「アモル」との不穏なエンカウント。この物語から、もう一瞬たりとも目が離せませんよね!

前回のラスト、アモルを信じようとしたアキラの思いを踏みにじるかのような、OWELの兵士たちと黒いアンドロイド「ヨイヤミ」の影。そして自ら捕らわれ、アキラたちを逃がしたアモルの悲痛な叫び…。「彼女を助けに戻る」というアキラと、「合理的ではない」と止めるユウグレの対立は、見ていて胸が張り裂けそうでした。ユウグレを振り切って走り去るアキラの後ろ姿で幕を閉じたあのラストから、この一週間、皆さんはどうお過ごしでしたか? 私はもう、気になって気になって夜も眠れませんでした!

そして迎えた第3話「雨降る夏空にきみと踊る」。そのタイトルが示す詩的な情景とは裏腹に、物語は救出、共闘、そして新たな出会いと策略が渦巻く、息もつかせぬ怒涛の展開を迎えました。今回は、アキラの決意が新たな絆を生み、そして運命の歯車を大きく回した衝撃の第3話を、あなたと一緒にどこまでも深く、熱く考察していきたいと思います。心の準備はよろしいですか?

(ネタバレ注意)本ブログはアニメ『永久のユウグレ』の理解を促進するための感想・解説・考察に留まらず、ネタバレになる部分を多く含みます。

目次

  1. あらすじ:雨降る夏空にきみと踊る
  2. 見どころポイント①:絶望からの救出劇。アキラの決意とユウグレの「合理性」
  3. 見どころポイント②:三人の旅と癒しの奇跡。新たな絆と深まる謎
  4. 見どころポイント③:舞台はアオモリへ!マフィア「ロンターノ家」の跡目争いとエルシー祭り「FICA」
  5. 物語は急展開へ!運命が交差するWエルシープロポーズ
  6. まとめ:愛の証明と新たな契約。物語は加速する!
  7. 作品情報

あらすじ:雨降る夏空にきみと踊る

アキラたちを逃がした罰でOWELの独房に縛られるアモル。彼女を助けるためにアキラは単身、OWELの管理局に乗り込む。アモルを発見し、助け出すアキラ。管理局から脱出を図る2人だったが途中、OWELの衛兵たちに包囲され絶体絶命の危機に……。

👇前回の第2話はこちらから!

【永久のユウグレ 2話考察】少女アモルとの出会いと北への旅路。ユウグレの愛は本物か?

見どころポイント①:絶望からの救出劇。アキラの決意とユウグレの「合理性」

第2話のラストで描かれた、アキラとユウグレの決裂。それは、200年の時を超えてしまった人間と、その時代に最適化されたアンドロイドの、埋めがたい価値観の相違のようにも見えました。しかし、第3話冒頭の救出劇は、二人の関係性に確かな変化が生まれていることを見事に描き出してくれました。

「黙って見過ごすのか!」— アンドロイドの論理を越えたアキラの叫び

まずは、あの息詰まる2話のラストラストシーンを振り返りましょう。アモルを助けに戻ろうとするアキラに対し、ユウグレは冷徹なまでに「合理的ではない」と告げます。
「彼女は私たちを騙したんですよ」
「彼女は利用されていたんだ」
「戻ればあなたが捕まります」
「黙って見過ごすのか」
「私の行動原理に則さないからです」
このすれ違い、本当に辛かったですよね。そして、ユウグレが切り出した取引。「では、アモルさんを助けたら結婚してくれますか」。この言葉に、アキラは「やっぱり、お前はアンドロイドだな」と吐き捨て、一人走り去ってしまいます。

SNSの声
「ここのすれ違い、見てて胃がキリキリした…!どっちの言い分もわかるから余計に!」
「ユウグレの『結婚』はアキラを繋ぎ止めるための必死の言葉だったんだろうな…切ない」
「アキラの『アンドロイドだな』は最大の拒絶の言葉だよ…ユウグレの立ちすくむ姿に泣いた #永久のユウグレ」

アキラにとって、人命や人の心を取引材料にするユウグレの思考は、到底受け入れられるものではなかった。しかしユウグレにしてみれば、最優先事項である「アキラの保護」を達成するための、最も合理的な提案だったのかもしれません。この時点では、二人の間にはまだ、決定的な断絶があったのです。

「諦めるな!」— 闇を裂くユウグレの閃光とアキラの信念

単身OWELの管理局に乗り込み、鎖に繋がれたアモルを救い出したアキラ。しかし、当然ながら脱出は容易ではありません。警報が鳴り響く中、アモルを管理していたマールムとその部下たちに包囲されてしまいます。


絶望し、うなだれるアモルに対し、アキラは叫びます。「諦めるな!」「絵本作家になるんだろ!」。
この言葉、本当に胸が熱くなりました。彼はただアモルを助けに来ただけじゃない。彼女の「夢」そのものを救いに来たんだと。
しかし、マールムは非情にもアモルの殺害を指示。万事休すかと思われたその瞬間、閃光が迸ります。

「全く…原理原則には反しますが」

その呟きと共に現れたのは、もちろんユウグレ! 彼女の登場シーン、そしてそこからの戦闘シーンは、もはや芸術の域でした。舞うように兵士たちを無力化していくその姿を見て、アモルが「…奇麗…」と呟くのですが、まさにその一言に尽きます。暴力であるはずの戦闘が、これほどまでに美しく見えるなんて。P.A.WORKSの映像美、ここに極まれり、ですね。

「合理的なんです」— ユウグレの嘘に隠された心の成長

マールム一味を一網打尽にした後、アキラはユウグレに問いかけます。「行動原理はどうした?」。
それに対する彼女の答えが、今回の白眉でした。
「アモルさんを助けることが私の目的に則していると判断したまでです。合理的なんです。アンドロイドですから」

このセリフ、皆さんはどう聞きましたか? 私は、ここにユウグレの驚くべき「心の成長」を感じて、鳥肌が立ちました。
これは、彼女がついた、あまりにも人間らしい「嘘」ではないでしょうか。
もし本当に合理的判断なら、アキラが単身乗り込む前に「アモルさんを助けることは、マスターであるアキラさんの精神的安定に繋がり、結果として私の任務遂行に有益である」と判断し、作戦を提案していたはずです。
しかし、彼女はアキラに拒絶され、一度はその場に立ち尽くした。そして、アキラの危機という「非合理的」な状況になって初めて、自らの行動原理を「捻じ曲げて」助けに来たのです。
そして、その行動を正当化するために、後付けで「合理的だった」という理由を語る。この、感情的な行動を理性でコーティングしようとする姿こそ、私たち人間が日常的に行っている自己弁護そのものではありませんか?
彼女は「アンドロイドですから」と自らを規定することで、その枠からはみ出し始めている自分の「心」の萌芽を、無意識に隠そうとしている。そう考えると、このセリフの奥深さ、そしてユウグレという存在の愛おしさに、胸が締め付けられます。

見どころポイント②:三人の旅と癒しの奇跡。新たな絆と深まる謎

無事にアモルを救出し、こうしてアキラ・ユウグレ・アモルという、奇妙な3人での旅が改めて始まりました。このパートでは、彼らの間に生まれた新たな絆と、それに伴って深まる世界の謎が描かれました。

絵本ではなく「服」— ユウグレの不器用な優しさとアモルの涙

オソレザンから歩き続け、アオモリが目前に迫った頃。ユウグレがアモルに一つの鞄を渡します。先ほどの管理局から回収してきた、と。
中に入っていたのは…私たちが期待した、アモルの両親が描いた絵本ではありませんでした。入っていたのは、奴隷同然だった彼女が取り上げられていた彼女の衣服だったのです。
この展開、やられましたね…。ロマンや感傷ではなく、まず目の前の彼女に必要な「現実的な救済」を与える。これが、ユウグレなりの優しさの形なのでしょう。それは、ただデータを処理するだけのアンドロイドにはできない、相手の状況を深く洞察した上での、不器用だけど、最高に温かい選択でした。

さらにユウグレは、拷問で傷だらけだったアモルの体を、その手で癒していきます。アモルの体から醜い傷跡が光となって消えていく様は、神々しくすらありましたね。

癒しの力の源泉—ユウグレが使う人類の体内の「あるもの」とは?

「痛みが…消えていく」と驚くアモルに、ユウグレは「あなたたち人類の体内にある『あるもの』を使わせていただいているだけですから」と謎めいた言葉を口にします。
この「あるもの」とは、一体何なのでしょうか?

  • 考察①:ナノマシン説
    第0話でトワサが研究していた最先端技術。もしかしたら、トワサは自らの研究の成果であるナノマシンを、何らかの形で人類全体に拡散させていたのかもしれません。大気中に散布したり、あるいは飲料水に混ぜたり。ユウグレはそのナノマシンを外部からコントロールし、細胞修復を促しているのではないでしょうか。
  • 考察②:「LC Project」との関連説
    第1話の考察でも触れた、トワサの「LC Project」。それは人々の意識や社会構造を変える壮大な計画でした。このプロジェクトの一環として、人々の身体に何らかの「インターフェース」が組み込まれており、ユウグレはその管理者権限を持つ存在なのかもしれません。
  • 考察③:生命エネルギー(エーテル)説
    もっとSF的な発想ですが、この世界には科学では解明できない生命エネルギーのようなものが存在し、ユウグレはそれを操作する能力を持っている、という可能性も。彼女がトワサの「最高傑作」であるならば、既知の物理法則を超えた能力を持っていても不思議ではありません。

いずれにせよ、ユウグレの能力はOWELの技術体系とも異なる、特別なものであることが示唆されました。この力もまた、物語の鍵を握る重要な要素になりそうですね。

烙印から「鳥」へ—エルシー宣言と奇妙な共同体

体が癒されたアモルは、ユウグレに一つのお願いをします。それは、OWELの管理下にある「レトギア」の民としての烙印である、腰の紋章を消してほしいというものでした。
「痛みますよ」と告げ、ユウグレが手をかざすと…なんと、醜い烙印は、アモルの両親の絵本に描かれていた「鳥」のデザインへと変わったのです!
これはもう、魔法としか言いようがありません。単に消すのではなく、彼女の「夢」の象徴へと昇華させる。ユウグレ、あなたどれだけアキラと私たちの心を掴めば気が済むんですか…!

自由の翼を得たアモルは高らかに宣言します。
「私、旅に出たい。パパとママの絵本を探して、一杯絵を描く旅を二人と一緒に」
そして、
「決めた、私アキラとユウグレさんと3人でエルシーする!」

ここで改めて「エルシー」についておさらいです。第1話で登場したこの制度は、200年後の世界における新たなパートナーシップの形。性別も人数も問わず、好きな人同士で「共に生きる」と宣誓するものでしたね。アモルは、自分を救ってくれたアキラと、奇跡を見せてくれたユウグレの二人を、家族であり、パートナーとして選んだのです。こうして、利害関係と疑似恋愛と純粋な憧れが入り混じった、奇妙で、しかしどこか温かい3人の共同体が誕生したのでした。

見どころポイント③:舞台はアオモリへ!マフィア「ロンターノ家」の跡目争いとエルシー祭り「FICA」

3人の旅は、アオモリの地で新たな局面を迎えます。そこでは、地域の有力マフィア「ロンターノ家」が牛耳る、大規模なエルシーのお見合い祭り「FICA(フィカ)」が開催されていました。

仁義なき姉弟喧嘩?—謎多きロンターノ家のフィーデスとカルクラム

物語はここで、アキラたちとは別の視点に移ります。アオモリを支配するマフィア「ロンターノ家」の跡目を争う、腹違いの姉弟、フィーデスとカルクラムです。
OWEL東京本部からの流出品(武器)を密輸しようとする弟のカルクラム一派と、それを阻止しようとする姉のフィーデス一派。初登場からバチバチに火花を散らす二人ですが、彼らの関係は単なる対立だけではなさそうです。

父である当主に呼び出された二人は、跡目を継ぐ条件として、明日のFICAでエルシー相手を見つけることを命じられます。しかし、二人の間に流れる空気は、敵意だけでなく、どこか切ない想いが混じっているように見えました。特に、血族同士のエルシーは出産が禁じられているというルールが語られる場面では、互いに惹かれ合いながらも結ばれることのできない、彼らの悲恋が強く示唆されていましたね。

エルシー、結婚、吊り橋効果?—三者三様の恋愛観がぶつかる夜

一方、アキラたち3人もFICAの喧騒の中にいました。アモルが「私たちはもうエルシーしてるから関係ないね」と無邪気に言うのに対し、ユウグレは「私はアキラさんと結婚するので関係ありません」と対抗。アキラは「俺はどっちもしない!」と頭を抱える。このコミカルなやり取り、最高でしたね!

ここでアキラは、二人の好意を冷静に(?)分析します。

  • アモルに対して:「吊り橋効果だ。俺が助けたから運命の人だと思い込んでるだけだ」
  • ユウグレに対して:「お前はそもそも比較対象がいないからだ」

この「吊り橋効果」の解説、心理学好きとしてはニヤリとしてしまいました。危機的な状況を共に乗り越えた相手に、恋愛感情を抱きやすいという、あの有名な心理効果ですね。アキラの指摘は、ある意味で的を射ています。
しかし、アモルとユウグレは「アキラ以上にいい人が見つかるわけない!」と猛反発。それを証明するために、なんと3人でFICAに参加することに! このあたりのテンポの良さ、見ていて本当に楽しかったです。

物語は急展開へ!運命が交差するWエルシープロポーズ

そして、物語はFICAの会場で、思いもよらぬ形で交差し、加速していきます。

女王様フィーデスとキザなカルクラム、そして酔いどれユウグレ

FICA会場でのロンターノ姉弟の様子は、実に対照的でした。
女王様のように椅子にふんぞり返り、言い寄る男たちを「チェンジ」の一言で切り捨てるフィーデス。彼女の冷徹な態度の裏には、当主の座を掴み、自分に従う者たちに報いたいという強い意志がありました。
一方、カルクラムは複数の女性を侍らせ、キザに「エルシーに必要なのは真実の愛だけだよ」と嘯く。しかし、その瞳の奥には冷たい野心が宿っています。

そして、我らがユウグレはというと…なんとカクテルを何杯も空け、すっかり酔っ払っているではありませんか! 「何で酔っぱらってるんだ?アンドロイドなのに…」というアキラのツッコミ、全視聴者が同じことを思ったはずです(笑)。彼女の身体構造、ますます謎が深まりますね。このつれない態度と意外なポンコツぶりのギャップが、逆に彼女の魅力を増幅させていました。

「私とエルシーしなさい」—女王フィーデスの強引な取引と真の狙い

いなくなったユウグレを探し、バルコニーに出たアキラ。そこで彼は、一人たたずむフィーデスとぶつかり、彼女のドレスにワインをこぼしてしまいます。
ここでアキラが口にした「酸素系の漂白剤なんて今の時代にあるのかな…」という、200年前の常識。この言葉に、フィーデスは鋭く反応します。そして、アモルのうっかり発言も手伝い、アキラがコールドスリープから目覚めた「旧時代の生き残り」であることがバレてしまうのです!

この事実は、フィーデスに新たな選択肢を与えました。


「あなた、アキラとか言ったわね。私とエルシーしなさい」
あまりにも強引で、上から目線のプロポーズ! しかし、彼女は続けます。
「これは取引よ。あなたOWELから追われる身なんでしょ。エルシーすれば保護してあげるってこと」
アキラの耳元で囁かれたこの言葉。彼女はなぜ、アキラを選んだのでしょうか? ここで3つの可能性を考察してみましょう。

  • 考察①:【完全中立の駒】としての利用価値
    フィーデスの目的は、父の条件をクリアし、当主の座に就くこと。そのためには、誰でもいいから「エルシー相手」が必要です。しかし、下手にロンターノ家の息がかかった相手を選ぶと、内部の権力バランスが崩れたり、カルクラムに付け入る隙を与えたりする。その点、アキラは家ともOWELとも無関係な「完全な外部の人間」。彼を形だけのパートナーに据えることは、最も波風を立てずに当主の座を得るための、極めて合理的な一手なのです。
  • 考察②:【本命へのカモフラージュ】としての利用価値
    フィーデスが本当に惹かれているのは、弟のカルクラム。これはもう、彼女の動揺ぶりから見ても明らかです。しかし、血族同士のエルシーは認められない。そこで彼女は、ひとまずアキラと「偽装エルシー」を結ぶことで当主の座を手に入れる。そして、当主となった暁には、家のルールを変えるか、あるいは力ずくで、カルクラムとの関係を認めさせようとしているのではないでしょうか。アキラは、彼女の悲恋を成就させるための、一時的な隠れ蓑(カモフラージュ)というわけです。
  • 考察③:【対OWELの切り札】としての利用価値
    これが最もスリリングな考察です。フィーデスは、アキラがただの旧時代の人間ではないことを見抜いたのかもしれません。OWELが追うほどの重要人物。その身柄を確保することは、OWELに対する強力な交渉カードになります。さらに、アキラが持つ「失われた技術や知識」は、ロンターノ家がOWELから独立し、さらなる力を得るための「切り札」になり得ます。彼女は、アキラという存在そのものが持つ、計り知れない戦略的価値に賭けた。つまり、これは恋愛感情ゼロの、最も冷徹なビジネスプロポーズなのです。

「本当はあの人(カルクラム)とエルシーしたいんじゃ…」というアキラの指摘に、「ち、違うわよ!」と狼狽する彼女の乙女な一面を見ると、②の線が濃厚な気もしますが…この女傑、一筋縄ではいきません。

「俺と、エルシーしてくれないか」—カルクラムがユウグレに膝まずいた理由

そして、物語は衝撃のラストシーンを迎えます。
カルクラムが、一人の女性の前に跪き、エルシーを申し込む。
その相手とは…まだ少し酔いが残っているのか、頬を赤らめ、ワインの瓶を抱きしめて佇む、我らがユウグレ!

「俺と、エルシーしてくれないか」

まさか、まさかのダブルプロポーズ! しかも、マフィアの跡目を争う姉弟が、それぞれアキラとユウグレに。一体なぜ!? カルクラムは、ユウグレのミステリアスな美しさに純粋に惹かれたのか? それとも、姉の動きを察知し、「俺と、エルシーしてくれないか」と姉の動きを察知し、その対抗策として彼女に白羽の矢を立てたのでしょうか? カルクラムがユウグレに惹かれた理由、これもまた深く考察するしかありません!

  • 考察①:【究極のトロフィー】としての独占欲
    FICAの会場で、誰にも靡かず、ミステリアスな雰囲気を漂わせていたユウグレ。カルクラムは「欲しいものは必ず手に入れる」と豪語する男です。そんな彼にとって、誰の手にも落ちそうにない孤高の存在であるユウグレは、最高の「トロフィー(獲物)」に見えたのかもしれません。彼女を射止めることこそ、自らの価値を証明する最大の行為だと考えたのではないでしょうか。
  • 考察②:【姉への対抗策】としての戦略的選択
    姉のフィーデスがアキラという「素性の知れない外部の男」に接触したことを、カルクラムは見抜いていた可能性があります。ならば自分も、同じく「素性の知れない、しかし特別な力を持つ女」をパートナーに据えることで、姉の計画を牽制し、父や周囲に対して「自分もこれだけの相手を見つけてきた」とアピールする。極めてマキャベリズム的な、姉弟喧嘩の延長線上にある選択です。
  • 考察③:【究極の兵器】としての価値の見極め
    武器の密輸など、裏社会に通じているカルクラム。彼はユウグレがただのアンドロイドではないこと、その立ち振る舞いやアキラとの関係性から、彼女がOWELすら凌駕する「何か」を持っていると直感したのかもしれません。彼女をエルシーによって自らの所有物とすることは、ロンターノ家の武力を飛躍的に高め、姉を出し抜き、いずれはアオモリの、いや世界の王にさえなれる「究極の切り札」を手に入れることと同義。彼のプロポーズは、愛の告白などではなく、最も冷酷な野心の発露だった可能性が一番高いのではないでしょうか。

いずれにせよ、アキラはフィーデスに、ユウグレはカルクラムに。それぞれがロンターノ家の跡目争いの渦中の姉弟から、同時にエルシーを申し込まれるという、とんでもない状況に陥ってしまいました。次回、この四角関係は一体どうなってしまうのでしょうか!?

まとめ:愛の証明と新たな契約。物語は加速する!

いやはや、第3話、とてつもない密度でしたね! アモル救出というシリアスな展開から始まり、3人の奇妙な共同生活、そしてアオモリでのラブコメじみたお祭り騒ぎの果てに、マフィアの跡目争いに巻き込まれるという怒涛のジェットコースター!

アモルを助けるために己の危険を顧みず、その夢を肯定したアキラのヒーロー性。そして、そのアキラの「非合理的な」行動を肯定するために、「合理的」という嘘をついたユウグレの人間性の萌芽。この救出劇を通して、二人の関係は「契約」から、互いを守り合う「信頼」へと、確実にステップアップしました。もう、アキラがユウグレを「アンドロイドだな」と突き放すことはないでしょう。

そこに、天真爛漫なアモルが「3人でエルシーする!」と加わったことで、アキラを巡る三角関係はより複雑で、より温かいものになりました。ユウグレにとっては、アキラへの愛を証明すべき恋のライバルであり、アキラにとっては、守るべき「未来の希望」の象徴です。

そして、舞台はロンターノ家が支配するアオモリへ。腹違いの姉弟、フィーデスとカルクラムの禁断の悲恋の気配と、その跡目争いに利用される形となったアキラとユウグレ。彼らが突きつけられたWプロポーズは、単なる恋愛の駆け引きではありません。それは、この世界の支配構造と、個人の幸福が衝突する、新たな戦いの始まりを告げる号砲なのです。

アキラとユウグレは、この甘く危険な取引をどう切り抜けるのか? フィーデスとカルクラムの悲恋の行方は? そして、アモルを含めた3人の旅の目的地はどこへ向かうのか?

もう、来週まで待てません! このどうしようもない高ぶりを胸に、また次回の放送を待ちましょう。この切なくも美しい旅路が、最高の結末を迎えることを信じて。

もしこの記事で『永久のユウグレ』にさらに興味を持っていただけましたら、ぜひ過去の記事も読んでみてくださいね。あなたの好きな作品が、きっと見つかるはずです。

それでは、また次回の感想でお会いしましょう!

作品情報

TV放送スケジュール

  • MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠
    • 第0話:2025年9月25日(木)24:26~
    • 第1話:2025年10月2日(木)24:26~
  • BS日テレ
    • 2025年9月30日(火)24:30~
  • AT-X
    • 2025年9月26日(金)22:30~

※放送日時は変更になる可能性があります。

VOD配信スケジュール

2025年9月25日(木)24:56より、DMM TV、U-NEXT、dアニメストアをはじめとする各種配信サービスにて順次配信開始予定です。詳細は公式サイトをご確認ください。

スタッフ情報

  • 原作:Project FT
  • 監督・シリーズ構成:津田尚克
  • キャラクター原案:タヤマ碧
  • キャラクターデザイン:齊藤佳子
  • サブキャラクターデザイン:GONTA
  • メインアニメーター:鍋田香代子
  • 総作画監督:齊藤佳子、長田好弘、さとう沙名栄
  • 美術デザイン:宮岡真弓、多田周平
  • 美術監督:浅井唯奈、田辺浩子
  • 色彩設計:佐々木梓
  • 2Dworks:向井吉秀
  • 3D監督:市川元成
  • 撮影監督:児玉純也
  • 編集:髙橋 歩
  • 音楽:得田真裕
  • 音響監督:吉田光平
  • 音響効果:小山恭正
  • 音響制作:dugout
  • アニメーション制作:P.A.WORKS

自分のペースでじっくり観たい方は

もしこの記事で『永久のユウグレ』に興味を持っていただけましたら、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。あなたの好きな作品が、きっと見つかるはずです。

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☆☆☆☆☆今回はここまで。

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