使用した画像は紹介したタイヤ通販の公式サイトからお借りしました。
満足できるタイヤ交換№11
(ホンダヴェゼル購入記№86)
タイヤ通販の価格が安い5つの理由
タイヤ通販とはタイヤとホイールの販売に特化したインターネット販売企業です。
実店舗がない分、コスト削減ができるから安いというのが通説です。
しかしその理由について突き詰めて考えることってあまりないですよね。
そこでタイヤ通販が安い理由という理由を挙げてみます。
タイヤ通販の価格が安い理由はこの5つです。
- 仕入れ原価の圧縮と流通コストの削減
- 一括保管と在庫コントロールによる経費圧縮
- 販売店舗を持たないことによる設備投資負担の軽減
- 販売店舗の人件費・光熱費・税金負担なし
- 安価なアジアンタイヤの販売
ひとつひとつ説明しますね。
仕入れ原価の圧縮と流通コストの削減
タイヤ通販は海外からタイヤを大量仕入れしています。このボリュームディスカウントによる仕入れ原価の圧縮が大きな強みです。
同時にインターネット販売による流通コストの削減も安価な商品価格を実現させています。
これらが実現できた背景には日本の長引くデフレ傾向による内外価格差もあります。
2022年は原材料価格や物流コストの上昇を理由にタイヤメーカーの一斉値上げがありました。それに加えて内外価格差の縮小もタイヤ価格上昇の理由の一つです。日本もようやく物価上昇が始まりましたよね。欧米諸国では数年前から始まっていたことが遅れて始まったんです。
今後、仕入れ原価の圧縮と流通コストの削減が厳しい状況になることが予想されるのが気になる点ですね。
一括保管と在庫コントロールによる経費圧縮
タイヤは重く大きくかさばる商品です。また、ゴムという材質の特性のため、温度や湿度管理の失敗が品質低下を招きます。在庫管理という意味では非常に面倒な商品なんです。
タイヤ通販各社は大規模な物流拠点を持ち、商品を一括保管しています。この一括保管で保管コストの圧縮と商品の品質確保を実現しています。
また、一括保管することで商品在庫をリアルタイムで詳細に把握できます。古くなれば当然品質低下するので在庫期間の長い商品はセール品として売りさばく必要があります。この在庫コントロールによる経費圧縮も安価なタイヤ価格の維持を実現しています。
販売店舗を持たないことによる設備投資負担の軽減
タイヤ通販は販売する店舗を持たないビジネスモデルです。店舗がないため、設備投資負担を実店舗販売の業態と比較して大幅に削減することができます。
もちろん大規模な物流設備は必要ですが、一括保管することが可能なので個別の実店舗で在庫を保管するより遥かに低コストを実現できます。
タイヤ通販は販売店舗の土地の購入費、店舗建設費、賃貸契約における賃借料など、これらの設備投資負担を大幅に軽減することができる点が大きな強みです。
販売店舗の人件費・光熱費・税金負担なし
販売するための実店舗を持たないことは初期投資以外のランニングコストの大幅な削減にもつながります。
販売店舗を持つとでそこで働く従業員の人件費、設備の光熱費、固定資産税などの各種の費用も発生します。
これらの代わりに発生する費用はインターネット販売したタイヤの送料ですが、販売店舗にかかる経費と比較すれば微々たるものです。
安価なアジアンタイヤの販売
低価格の実現という点では安価なアジアンタイヤの販売もタイヤ専門通販の大きな特色です。しかも数多くのメーカーから取り寄せることができます。
これはメーカー系列店ではできません。ブリヂストン系列のタイヤ館やダンロップ系のタイヤセレクトなど系列のタイヤ販売店では非常に困難。何故って、そんなことしたら親会社から怒られますよね。
タイヤ専門通販はもともと海外から大量にタイヤを仕入れることを得意としています。安価なアジアンタイヤを大量に仕入れることが実現できれば価格競争力は大きく向上します。
中国・韓国・インドネシアなどで製造されるアジアンタイヤも近年性能・品質が大幅に向上しています。ブランドンド気にしなければアジアンタイヤで十分という消費者は確実に増えています。
アジアンタイヤは高速走行時のや悪路走破における安定性や制御力が劣るという話が良く出てきますが、高速走行や悪路走破を日常使いでしている人がどれだけいるんでしょうか。
普段の街中走行主体の人だったらアジアンタイヤの選択で十分だと僕は思います。
タイヤ通販の不安点を解消
タイヤ専門通販を利用するうえでの不安な点は次の3つでしょう。
- パンク時の即時交換はできない
- 適合するタイヤがわからない
- 取付は自分で手配しなければならない
でも、別に心配する必要はないんですよ。その不安、解消できます。
パンク時の即時交換はできない
タイヤ交換のタイミングは「摩耗」「パンク」「車検」の3つです。
詳細はこの記事を見てね。
摩耗と車検は交換するタイミングが決まっているから事前準備が可能ですが、パンクの場合は即時交換を検討しなければなりません。
そういったとき困るのはタイや通販だと「即時交換」はできないということです。
タイヤ通販でもオートウェイなら最短翌日交換が可能ですが、それも「最短で」です。一般的には1週間後とみるべきです。
ではその間どうするかという問題ですが、実は即時交換が必須というわけでもありません。
パンク修理キットで応急処置
一昔前までは車には「スペアタイヤ」が搭載されていました。しかし、ほとんど使用しないこのタイヤは自然環境への配慮(焼却廃棄でCo2が排出される)と経費削減の観点で使用しないようになりました。
その代わりにパンク修理キットが車に備え付けられています。これを使用すれば数日間はそのタイヤを使用することが可能になる場合が多いです。
カー用品店での修理
パンク時にパンク修理キットで応急措置をした後、あなたはカー用品店かガソリンスタンドを探すでしょう。そこでタイヤを交換するのも一つの手ですが、タイヤのパンクは修理で解決することもあります。
特に釘が1本刺さった場合などの単純に穴が開いた場合は修理で解決する場合が殆んどです。修理代金は高くても3千円程度。タイヤ交換の半分以下の価格で実施できます。
パンクした時期がタイヤが新しい時か交換が近い時期かによって修理するか交換するかを決めるといいですよ。
最短で交換できるタイヤ通販を探す
今回はタイヤ通販でというテーマなので即時交換ができないというのがネックでした。
しかし、先ほどお話ししたパンク修理キットでの応急処置を行えば数日間の猶予は確保できます。その間一番早くタイヤを交換できるネット通販を探せば安くタイヤを交換することができます。
僕がおすすめするのは次の4つのタイヤ通販です。
詳細はこの記事を見てね。
一番早く交換できるのはオートウェイだと思いますが、それぞれのタイヤ通販で調べて比較してみてね。
適合するタイヤがわからない
タイヤ通販利用で不安な点2番目は適合するタイヤがわからないということです。
タイヤサイズについてはブリヂストンが判りやすい説明をしてくれているので気になる方は見てください。
簡単な見方については僕が買ったこのタイヤを参考にしてください。
MINERVA F205 225/50R18.Z 99W XLは柔らかい乗り味
タイヤの写真をクリックすると商品の内容を見ることができますよ。
上の僕が買ったタイヤは『225/50R18.Z 99W XL』というのがタイヤサイズです。
これは幅225㎜、扁平率50%のラジアルタイヤでリム直径は18インチというサイズです。
ロードインデックス(負荷能力)が730㎏、最高速度270㎞のタイヤであるという意味の表記です。
サイズ間違いに対する不安への対処
適合するタイヤがわからないという方におすすめなのがタイヤフッドです。タイヤフッドには「サイズ間違い安心保証」という他のタイヤ通販では実施してない独自のサービスがあります。
これは誤ったサイズでタイヤを購入し、車に適合しない場合にキャンセル手数料、返送費用の負担なしでタイヤを変更できるサービスです。
タイヤサイズの選択間違いであることが適用条件で、タイヤの幅、扁平率、リム径、ロードインデックスのいずれか又はすべてで間違った際に無料で変更することができます。
タイヤフッド独自の無料サービスなのでサイズ間違いに不安がある方はタイヤフッドで購入するといいですよ。
タイヤをどこに送る?(自宅へ送付)
タイヤ通販利用のもう一つの不安は買ったタイヤをどこに送るかです。自宅に送って自分で取付手配する場合と提携の取付店へ送って取り付けを依頼するケースの2通りがあります。
まずは自宅に送る場合ですが、別途送料がかかる場合があるので注意してください。
例えばオートウェイの場合は取付店への配送は無料ですが自宅なら1本330円必要になります。
自宅へ送る場合は自分で取り付ける場合に限定されます。
それ以外は自分で取付店へ持ち込むことになるので基本的にはおすすめしません。
車検と同時の場合はタイヤ交換費用が無料になるコバックや信頼できる知り合いの整備工場がある場合は自分で持ち込むというケースも考えられますが、送付先をそれらの店舗や工場にしておけばいいのであえて自宅に送って自分で持ち込むメリットは無いでしょう。
タイヤをどこに送る?(取付店へ送付)
タイヤ通販で購入する場合、提携している取付店へ送付するのが通常の方法です。各社とも全国のガソリンスタンドや自動車整備工場と提携して取付できるような体制を整えています。
特にオートウェイとタイヤフッド、フジ・コーポレーションのタイヤ通販大手3社では独自の提携先があるので
説明します。
タイヤピット(オートウェイで購入)
オートウェイで購入する場合、タイヤピットで取り付けることができます。
タイヤピットは全国3,400店舗のタイヤ交換・取付店を紹介するポータルサイトです。全国販売累計本数3,100万本を誇る、オートウェイが運営するからこそ実現できる全国規模のタイヤ取付店紹介サイトです。
(図をクリックすると詳細説明に飛びますよ!)
タイヤピットは取り付け料金が全国一律です。送料は無料です。
もう一つの特長はスピード(取替までの速さ)です。最短で注文の翌日が可能です。
オートバックス(タイヤフッドで購入)
タイヤ通販で購入する場合、取付店は整備工場やガソリンスタンドになる場合が多いのですが、タイヤフッドで購入する場合、カー用品店最大手のオートバックスで取付することができます。
しかも窒素ガス充填です。オートバックスで購入したタイヤは空気充填なんだけど、無料窒素充填はタイヤフッドで購入し、オートバックスで取付する場合だけの特典です。
宇佐美鉱油(フジ・コーポレーションで購入)
フジ・コーポレーションで購入した場合、全国460店舗展開の宇佐美鉱油SSを取付店に指定することができます。
最大の特徴は技術がしっかりしているうえに安い!ということです。
宇佐美SSはネット通販タイヤの取付を積極的に推進しており、Amazonで購入したタイヤも取付できます。
地域によっては宇佐美SSが無いという点が弱点ですけどね。
タイヤ通販のおすすめ理由5点
タイヤ交換の際、タイヤ通販おすすめする理由について並べました。
後になるほど選択が多いと思われる順になっています。
- 有名メーカーのタイヤを取り扱う
- サービスの充実度
- 品揃えの充実度
- 低価格タイヤ
- ホイールとのセットの充実度
有名メーカーのタイヤを取り扱う
まずは有名メーカーからのタイヤを取り扱うです。
実店舗のタイヤ専門店では最も多い選択肢ですが、タイヤ通販では一番少ないパターンでしょう。
タイヤ館などの系列販売店があるブリヂストンのタイヤが欲しければタイヤ館で購入するのが満足度が高まります。
お店の雰囲気や店員さんの接客、ブランド満足度とステイタス感、アフターサービスなど価格だけでない満足度の評価軸が実店舗の方が多いからです。
でも、価格だけで見るとタイヤ通販の方が安いケースが多いので、品番・型番が決まっている決め打ち購入の場合は実店舗の価格と比較して購入するという手段もあります
サービスの充実度
サービスの充実度から選ぶというパターンもタイヤ通販向きの選択肢ではありません。
対人サービスという大きな手段が無いからです。この点ではどうしても実店舗に劣ります。
でも、それ以外の保証や問い合わせ対応についてはむしろ実店舗より優れている点が多いのが現実です。
タイヤパンク保証は殆どのタイヤ通販で実施していますし、問い合わせはメールやチャットで可能。電話で回答をもらえるサービスもあります。
問い合わせ対応は24時間できるインターネット通販の方が実店舗よりむしろ優れています。
ネット通販のサービスに対する不安は、むしろ利用者側のネットリテラシーの成熟度の違いだと考えた方がよさそうです。
品揃えの充実度
品揃えの充実度は検索が容易にできるという観点からタイヤ通販の方が実店舗より優れています。
実店舗でタイヤを探す場合、その店になければ他の店に移動しなければなりません。物理的な距離のある別の場所への移動が必要です。時間も移動費用もかかります。
インターネット通販なら大幅に削減できるコストです。
しかも、掲載できる商品数は無限です。店舗スペースは仮想空間ですからね。
もちろん検索スキルが低いユーザーの場合は対人販売の方が楽ですけど、高齢化が進行しているこの人種はそろそろいなくなるでしょうね。
低価格タイヤ
低価格タイヤはタイヤ通販の大きな武器です。親会社の傘下にあるメーカー系列店の実店舗販売と異なり、アジアンタイヤを主体に扱えるともできますからね。
車にそれほどこだわりのないユーザーなら低価格タイヤ≒タイヤ通販の選択でしょう。
今までお話してきたとおり、タイヤ通販からの購入でも全く心配のない状況になっていますからね。
ホイールとのセットの充実度
今、タイヤ通販を選ぶ理由の1位はホイールとのセットで選ぶ際の充実度という点です。
また、タイヤ通販ホイールとセットで購入すると驚くほどの低価格の場合があります。理由は様々ですが、とにかくカッコいいホイールとのセットで安価に購入できます。
タイヤ単体で購入するよりはお得になることが多いです。
おすすめするタイヤ通販のホイールとのセット販売については今後別途詳細なお話をしますね。
【おすすめタイヤ通販4社です】
☛オートウェイの通販サイトはこちらから☆
☛タイヤフッドの通販サイトはこちらから☆
☛フジ・コーポレーションの通販サイトはこちらから☆
☛タイヤワールド館ベストの通販サイトはこちらから次回からはタイヤ通販各社の詳細についてお話します。
前回記事「通販のタイヤをどこで取付け?」も見てね。
タイヤ通販選びに悩んだらこの記事読んでね