父と息子の粋な宵(酔い)
こんにちは、びわおちゃんブログへようこそ!『鬼人幻燈抄』、毎週目が離せない展開が続いていますね。
前回の第6話「幸福の庭・後編」の感想はこちらです。
https://biwaochan-blog.com/commentary-on-episode-6-of-kijin-gentosho-garden-of-happiness-part-2/
さて、第7話のタイトルは「九段坂呪い宵」。嘉永六年(1853年)の冬の江戸を舞台に、災いをもたらすと噂される「九段坂の浮世絵」の謎を甚夜が追う物語です。一見するとホラーテイストの強い怪異譚のように思えますが、このエピソードの真髄は、もっと温かく、そして切ない「人情物語」にあります。タイトルにある「宵」の言葉通り、父と息子が過ごす静かで満ち足りた「宵」、そして今は亡き義父の想いが交差する、江戸の粋が感じられる回でした。この点に気づけるかどうかで、物語の印象が大きく変わるかもしれません。

👇第1話:葛野編はこちら
(ネタバレ注意)本ブログは「鬼人幻燈抄」の理解を促進するためにアニメの放送内容、原作の記述等、ネタバレになる部分を多く含みます。アニメ放送時点で明らかになっていない点についても言及していますので、ネタバレを嫌う方にはおすすめできません。
しかし、本ブログを読んだ後、アニメを見直すと、鬼人幻燈抄をより深く楽しめるはずです。
江戸編の登場人物
物語の内容を理解するために登場人物の紹介は必須。主人公の甚太=甚夜も含めて登場人物を紹介します。
甚夜(じんや):CV 八代 拓
鬼退治を生活の糧にする浪人。自らの正体も鬼で、170年後、野の地に現れる鬼神と対峙するべく力をつけている。葛野での悲劇から十年を経て、自らも鬼でありながら鬼退治を生業とする浪人となった。

奈津(なつ):CV 会沢紗弥
商家「須賀屋」の一人娘。重蔵と血はつながっていないが溺愛されている。商家のお嬢様ではあるがお淑やかとは言い難く、ほんの少し口が悪い。幼い頃に両親を亡くし、以降重蔵のもとで育てられてきた。

善二(ぜんじ):CV 峯田大夢
「須賀屋」の手代。小僧として使い走りや雑役に従事し、二十歳になり手代を任せられた。人懐っこい性格と、問屋や顧客の覚えも良いことから、次の番頭にと期待されている。

重蔵(じゅうぞう):CV 相沢まさき
日本橋の商家「須賀屋」の主。須賀屋を一代で築き上げ、五十に届こうという歳でありながら、表に立って働く根っからの商人。生まれて間もない頃に天涯孤独となった奈津を引き取り、溺愛している。甚夜の実父でもある。

夜鷹(よたか):CV 生天目仁美
吉原近くの路上で客を引く街娼の一人。整った顔立ちをしており、街娼にありがちな引け目や媚びを感じさせない不思議な女。甚夜は娼婦同士のネットワークを頼って、情報屋として交流している。後に直次と結婚し、自身の半生を記した手記「雨夜鷹」を著す。

秋津染吾郎(あきつ そめごろう):CV 遊佐浩二
付喪神使いの名跡「秋津染吾郎」の三代目。犬神をはじめ、多種多様な付喪神を使役する。甚夜が京都に移って以降は甚夜の営む「鬼そば」の常連となり、甚夜と親友のような関係を築く。

鈴音(すずね):CV 上田麗奈
甚夜の実の妹。正体は鬼で、甚夜の最愛の人・白雪の命を奪う。葛野での悲劇の後、行方知れず。嫉妬に狂い鬼の力を開放したことで大人の姿となった。

喜兵衛の店主【きへえのてんしゅ】(CV:上田燿司)
甚夜が足繫く通う、深川にある蕎麦屋「喜兵衛」の店主。一人娘のおふうと店を切り盛りするおおらかな性格の持ち主。

おふう(CV:茅野愛衣)
深川にある蕎麦屋「喜兵衛」の看板娘。季節の花を愛でることを好む。 幼い頃に明暦の大火で家族を失い、時の流れが異なる結界を作る能力〈夢殿〉を得た鬼で、甚夜よりも年上。甚夜を年下の男の子のように扱う。

三浦直次【みうらなおつぐ】(CV:山下誠一郎)
旗本・三浦家の嫡男。朱印状や判物の作成、幕臣の名簿管理といった文書の整理を役目とする表右筆として登城している。姿を消した兄・定長を探すため甚夜に協力を求める。

嘉永六年の江戸、呪いの浮世絵の噂
父・重蔵からの奇妙な依頼
物語は、嘉永六年(1853年)の冬、甚夜が実父であり日本橋の商家「須賀屋」の主である重蔵に呼び出される場面から始まります。「まずは喉を湿らすといい」と茶でもてなされる甚夜。重蔵は、天満町にある絵草子屋の主人が仕入れたという一枚の「鬼の絵」を見せます。それが「九段坂の浮世絵」と名付けられた、曰く付きの絵でした。

この絵の下絵師は体調を崩して寝込んでいるといい、鬼の絵を商売に使った罰が当たったのでは、と噂されています。重蔵は甚夜に、この絵が禍をもたらすものであれば適切な処理をしてほしいと依頼し、「相応の金は包む。ことが終わったなら酒の一つでも振る舞おう」と告げます。このセリフに、息子である甚夜と酒を酌み交わしたいという重蔵の親心が滲み出ており、物語の落としどころを示唆しています。

二枚目の「九段坂の浮世絵」と善二の駆け込み
深川の蕎麦屋「喜兵衛」でいつものようにかけそばをすする甚夜のもとに、「須賀屋」の手代である善二が慌てて駆け込んできます。善二もまた「九段坂の浮世絵」を手にし、「持ち主は変死したとか祟りがどうとか」と助けを求めてきました。結果的に、甚夜の前には同じ「九段坂の浮世絵」が二枚並ぶことになります。

善二の行動は、重蔵が仕組んだ可能性も考えられます。重蔵は、鬼退治を生業とする息子・甚夜を、架空の鬼話で呼び出すきっかけにしたかったのかもしれません。いわば、息子とゆっくり話すための口実作り。結果的に利用された形の善二はこのことは全く知らないでしょう。そう考えると、重蔵の不器用な愛情が感じられます。
呪いの絵の正体を探る:伏線と謎
版画絵と鬼の鑑定
二枚の絵は同じ図柄の版画絵でした。蕎麦屋嘉兵衛の娘、<夢殿の鬼>であるおふうが「綺麗な絵に見えますけど」と言い、特に何も感じない様子は、この絵が本当に呪われたものではない可能性を示唆する重要な伏線です。また、善二が「色褪せは見られず、紙に劣化も見られない、刷られて1年もたってねえんじゃねえかな」と鑑定したことも、「九段坂の浮世絵」の噂が最近作られたものであることを匂わせます。

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おふうについての人情噺です
絵師・佐賀同州との出会いと「せんげんどう」の謎
善二の調査で絵師を突き止めた甚夜は、その人物、佐賀同州を訪ねます。しかし、絵師は病で伏せっているわけではなく、老いにより昔のように描けなくなっただけだと語り、「鬼の絵の祟りではない」と断言します。

ここで絵師は甚夜に「お前はせんげんどうの使いか?」と尋ねます。「せんげんどう」とは一体何でしょうか。江戸時代の浮世絵に関連する言葉として、「甘泉堂(かんせんどう)」という有名な版元(出版社のこと)がありました。あるいは、富士信仰に関連する「浅間堂(せんげんどう)」というお堂も存在します。文脈からすると、絵師は甚夜を版元か、それに類する団体の者と勘違いしたのかもしれません。あるいは、作中独自の固有名詞である可能性も残ります。この時点では謎として提示され、物語に深みを与えています。
義父・元治の面影と「名無し」の謎
九段坂と元治の記憶
甚夜が持参した「九段坂の浮世絵」を見た絵師は、「九段坂、本当に懐かしいじゃねえか」と呟きます。この「九段坂」とは、絵に描かれた女性の画題名であり、以前、葛野(かどの)の太刀を下げた男、つまり甚夜(当時は甚太)の義父である元治が名付けたものだと言います。
元治の最期の言葉が甚夜の脳裏に蘇ります。「甚太、最初俺はな、初めは夜風のことが嫌いだったんだ。巫女守に選ばれたはいいが、あいつは何を考えているか分かんなくてよ。でも俺は嫌いだったあいつを守りたいたいと思うようになった。」「甚太、お前は憎しみを大切に思う男になれ」「あとは任せた。白雪を頼む、鈴音と仲良く」。鬼に向かって飛び出していった元治の勇姿。甚夜にとって元治は、厳しくも愛情深い、忘れ得ぬ義父でした。

絵師の回想:元治と「名無し」の女
絵師・佐賀同州は、若かりし頃、江戸で「名無し」という女と出会ったと語り始めます。そこに、巫女守であった元治が、いつき姫の命により「名無し」に文を届けに来たというのです。なぜ、いつき姫が「名無し」に文を? いつき姫と名無しは姉妹あるいは双子なのでしょうか。

これは物語の核心に触れる可能性のある大きな謎であり、今後の展開が気になるところです。この時の元治は、まだ夜風(後のいつき姫)に対して「あの女本物の鬼より鬼みてえだ」と悪態をついており、後の愛情深い関係からは想像もつかない姿です。

「九段坂の浮世絵」の元絵は、この「名無し」が江戸にいた頃に絵師が描いた肉筆の紅絵でした。現在出回っている版画は、後に「せんげんどう」(おそらく版元)が売りたいと言い出して制作されたものだと判明します。

「鬼の絵」の真相:呪いか、それとも純粋な想いか
聞けば後悔する真実

絵師は「あれは鬼の絵、根幹に呪いがあるのは間違いない」と言い、甚夜にそれを知る覚悟を問います。「九段坂を見たときどう思った?」と聞かれた甚夜は、「抱いた太刀に葛野といつき姫に関係があるのではと考えた」と答えます。絵師は「では鬼の絵について話そう、しかし聞けばお前は後悔する。知らねば良かったと思うかもしれんぞ」と意味深に告げます。

元治の愛と「名無し」の正体
絵師の口から語られたのは、元治の巫女様(夜風)への想いが、徐々に深い愛情へと変わっていった過程でした。そんな折、元治は絵師に巫女様の絵を描いてほしいと依頼します。見たこともない巫女の絵は描けないと断る絵師に対し、元治は巫女様が例の「名無し」と瓜二つだと明かします。

元治によれば、「名無し」は元々信濃の生まれで、不幸な出来事があって葛野に逃げてきた後、江戸に移り住んだとのこと。そして、「鬼の絵」という呼び名の由来は、元治が当初「あの女は本物の鬼より鬼みてえだ」と夜風を評していたことから、昔の悪口をからかうためのものだったというのです。ここまでは、おどろおどろしい話ではありませんでした。
奴奈川姫と八坂刀売神:女神に例えられた巫女様
絵師は、甚夜が「九段坂の絵」を見て奴奈川姫(ぬなかわひめ)を想起したことを見抜きます。奴奈川姫は、越の国(現在の新潟県あたり)の伝説的な姫で、翡翠との関連が深く、大国主命との求婚譚で知られる女神です。
一方、元治は巫女様(夜風)を「まるで八坂刀売神(やさかとめのかみ)のようだ」と評していたと言います。八坂刀売神は、信濃国の諏訪大社に祀られる建御名方神の妃神で、水や農業、温泉の神格を持つ女神です。

甚夜は「幼い頃元治さんに仕込まれたもので一応は。信濃の諏訪に伝わる女神だろ」と答えます。絵師は「そうだ。信濃で生まれたという名無しにちなんだのだろうが、親子そろって信濃の女神に例えたとはなあ」と感心します。この「親子そろって」という言葉は、甚夜が奴奈川姫を、元治が八坂刀売神を想起したことを指しており、どちらも信濃にゆかりのある女神です。これは、いつき姫(夜風)やその血筋、そして葛野の地に信濃との深い繋がりがあることを強く示唆しています。元治が夜風を特定の女神に例えたのは、彼女の美しさや神秘性だけでなく、その出自や宿命に対する深い理解と愛情があったからかもしれません。
「九段坂」の洒落と元治の「のろけ」
そして、ついに「九段坂」という画題の真相が明かされます。絵師が絵の名前を元治に尋ねた際、元治は「そうだな…八坂刀売神(やさかとめのかみ)、いや、うちの嫁さん女神より美人だ。八坂じゃ足りねえ。もう一段は綺麗だから」と言い放ち、「九段坂」と名付けたというのです。なんと、「九段坂」とは、八坂刀売神よりも一段美しい、つまり「九段」美しい、という壮大な「のろけ」であり、洒落だったのです。

実際の「九段坂」という地名は、江戸城近くの坂で、九つの段があった、あるいは九つの屋敷が並んでいたことなどに由来すると言われています。この現実の地名と、元治の愛情あふれる洒落とのギャップが、物語に温かい笑いと感動をもたらします。
絵師は「な、知らない方が良かっただろう」と笑い、「九段坂の絵は徹頭徹尾お前さんの親父ののろけ、いわば『呪い』ではなく『純い(じゅんすい、あるいは、のろい、と読ませる意図か)』の絵なのだ」と語ります。「お前さんはずっと普通に九段坂って呼んでるが、そいつあうちの母ちゃんは女神より美人ってことだからな」という言葉に、甚夜も思わず顔をほころばせます。

元治は娘(白雪)が生まれてから江戸に来る回数が減り、義理の息子(甚太)と娘ができたと言ったきり、二度と江戸には来なかったと絵師は語ります。それは、鬼との戦いで命を落としたからでした。「ああ、知っている」と静かに答える甚夜。

父と子の「宵」:重蔵と甚夜の静かな語らい
呪いの絵の解決と父の誘い
「九段坂の浮世絵」事件解決後、蕎麦屋で「義理の父の知らなかった一面を知ってしまった。と言うべきか」と感慨深げに語る甚夜。

その夜、甚夜は実父・重蔵のもとを訪れます。「問題はありませんでした。鬼の絵と言うのは、絵師のわずかな後悔がそう言わせただけ」と報告します。この「絵師のわずかな後悔」とは、元治の純粋な愛情を「呪い」という言葉で面白おかしく語ってしまったことへの悔いや、元治の死後、その絵が本当に呪いの絵として一人歩きしてしまったことへの無念さなどを指すのかもしれません。

重蔵は「幸も不幸も巡りあわせか。今は喉を潤すといい」と、冒頭と同じセリフを口にしますが、今度は酒と肴が出てきます。父と息子、二人きりの静かな酒宴の始まりです。

逃げるための酒、楽しむための酒
「酒は良く召し上がるのですか?」と尋ねる甚夜に、重蔵は「逃げるための酒だった。いつしか楽しむための酒に変わった」と答えます。「逃げるための酒」とは、かつて鬼の血を引く鈴音を虐待し、甚太(甚夜)と共に家を出て行かせてしまったことへの後悔や罪悪感から逃れるための酒だったのでしょう。そして「楽しむための酒」とは、目に入れても痛くないほど溺愛する養女・奈津が須賀屋に来てからの、心の安らぎを得た後の酒を指すと考えられます。

「近頃は味も良くなったな」という重蔵の言葉は、単に酒の味が良くなったという意味だけでなく、甚夜と再会し、その成長を目の当たりにすることで、人生の新たな喜びを見出し、酒の味もまた格別に感じられるようになったという心情の表れでしょう。
再び酌み交わす約束
「お前は酒を好むたちか?」と重蔵に問われた甚夜は、「はい、月を肴に飲む程度には」と答えます。これは第3話で茂助と酒を酌み交わした場面を彷彿とさせます。多くを語らずとも、酒を通じて心を通わせることができる、そんな江戸の粋を感じさせるやり取りです。
👇この回で茂助との酒の場面が出てきました
『鬼人幻燈抄』3話「貪り喰うもの(前編)」感想:辻斬りの鬼と雪柳
「また、こうして酒をやるか」という重蔵の誘いに、甚夜は月を見上げながら「機会があれば、是非に」と応えます。不器用ながらも確かに存在する父子の絆が、静かに描かれた美しい場面でした。


エンドロールの絵巻:未来への希望と記憶の残像
物語を彩る絵巻と最後の肖像
今回のエンドロールは、物語の情景や登場人物たちの心情を見事に表現した絵巻となっており、それ自体が一つの作品のようでした。そして、その最後の一枚に描かれていたのは、明るい月夜に照らされ、抱き合い見つめ合う甚夜と、「いつきひめ」の扮装をした白雪の姿でした。

これは、甚夜の心の中に生き続ける白雪への想い、そしていつか再び巡り合うかもしれない未来への淡い希望を示唆しているのかもしれません。あるいは、長い時を生きる甚夜にとって、最も美しく、心安らぐ記憶の残像なのでしょうか。この一枚の絵は、観る者に深い余韻と、それぞれの解釈の余地を残します。
まとめ:人情噺としての「九段坂呪い宵」と今後の伏線
アニメ『鬼人幻燈抄』第7話「九段坂呪い宵」は、呪いの絵というミステリアスな導入から始まりながらも、その実、今は亡き義父の深い愛情と、実の父子の不器用ながらも温かい絆を描いた、見事な人情物語でした。元治の「のろけ」が「呪い」として伝わってしまったという真相は、江戸っ子らしい洒落が効いており、悲しい運命を背負う甚夜の心を少しだけ軽くしたのではないでしょうか。
重蔵と甚夜が酒を酌み交わす場面は、多くを語らずとも互いを想う父子の情が凝縮されており、観る者の胸を打ちます。また、エンドロールの最後の絵は、甚夜の魂の救済や、白雪との絆の永遠性を象徴しているかのようで、深い感動を呼びました。
一話完結のように見えながらも、「名無し」の正体や、いつき姫と信濃の繋がりなど、今後の物語に関わる重要な伏線も散りばめられていました。これぞ『鬼人幻燈抄』の醍醐味と言えるでしょう。誰にでもある普遍的な記憶や心象風景、そして大切な人への想い。それらが複雑に絡み合いながら、時代を超えて紡がれていく物語から、ますます目が離せません。
皆さんは、この「九段坂呪い宵」をどのようにご覧になりましたか? ぜひ、あなたの感想や考察も聞かせてください。
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👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。
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