86-②タイヤ交換のタイミングは「摩耗」「パンク」「車検」の3つ

満足できるタイヤ交換 №2

(ホンダヴェゼル購入記№86)

タイヤをいつ交換する?

あなたはいつタイヤを交換しますか?

交換したからと言ってワクワクするような楽しみをくれるものではありません。

「早く交換したいな」なんて”その時”を待ち望む人なんていないですよね。

決して安くはないんで、できればその時期到来を引き延ばしたいはず。

でも”その時”は確実に訪れます。トリガーは「摩耗」「パンク」「車検」です。

タイヤ交換のタイミングを摩耗・パンク・車検の3つの視点で解説します。

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摩耗による交換

タイヤ交換のタイミング

タイヤの溝は「いずれの部分においても1.6㎜以上」と道路運送車両法の保安基準により定められています。

その深さがどこか一部でも1.6㎜未満になったものは整備不良として、車検を通すことはできません。そのため、1.6㎜未満になる前に交換する必要があります。

新品のタイヤの溝はおおむね8㎜です。タイヤは5千㎞走行するたびに1㎜摩耗すると言われています。計算上は32,000㎞ほどの走行でタイヤの溝は1.6㎜になります。

一般的にタイヤの交換時期は走行距離が3万㎞から4万㎞に達したときと言われています。

但し、日ごろ走る道路状況やあなたの運転スタイルによってタイヤの寿命は変わってきます。摩耗による交換は自分で注意して対応する必要がありますね。

タイヤ交換のサイン

タイヤ交換のタイミングを知るにはどうすればいいか。それにはタイヤのスリップサインを確認することが必要です。

下の写真をご覧ください。タイヤの側面の▲マークからタイヤの溝をたどるとスリップサインの場所が判ります。このスリップサインの『溝が途切れたら駄目』だということです。

ちなみに僕がタイヤ交換したときのスリップサインがこれ。

もう絶対駄目なヤツですよね。

この時点で僕の走行距離は5万㎞直前でした。

右前輪タイヤ さすがにヤバいよね・・・

タイヤは消耗品です。ゴム製品だから紫外線や寒暖の差、湿気などで走行しなくても自然劣化します。

今使っているタイヤはいつ買ったんだろう?というのを調べることができますよ。

下の写真を見てください。「2122」と4桁の数字があります。これがタイヤの製造時期です「週・西暦年」の順に記載されています。

この場合は2022年の21週(5月)ということです。

この見方、お店でタイヤを購入する際にも活用できますね。

僕が6月9日に交換したタイヤ 結構新品でした

パンクによる交換

パンクはJAFの出動件数第2位

タイヤの交換でやむを得ず即時行わなければならないケースは「パンク」です。

一般道路と高速道路での四輪・二輪合計の出動理由TOP3は、1位が「バッテリー上がり」(40.7%)、2位が「タイヤのパンク」(18.6%)、3位が「落輪・落込」(7.7%)なんだそうです。

JAFのロードサービスは会員であれば「利用回数無制限」で無料で利用することができます。JAF会員でなくてもJAFを利用することはできますが、タイヤパンク応急修理の場合はタイヤ1本につき15,230円になります。

JAFについての詳細はこの公式サイトを見てください。

釘などの場合は自分でも対処可能

しかし、パンク即SOSかと言うとそうでもないんです。

パンクの事象と原因は次の3つに分けられます。

❷のゴムが避けた場合はSOSに該当しますが、❶と❸の場合は自分で対処ができます。

  1. 釘などのが刺さったり縁石で擦った場合・・・物理的要因
  2. タイヤの老朽化によりゴムが裂けた場合・・・経年劣化
  3. 空気圧が適正範囲から不足していた場合・・・整備不良

よく釘が刺さった場合、ゆっくり慎重に運転しながら近くのタイヤショップやカー用品店に飛び込むという話を聞きますが、車に搭載されているタイヤパンク修理キットを使えば数時間から数日は大丈夫です。

タイヤパンク修理キット使用上の注意点

タイヤパンク修理キットについては注意点が2つあります。

1つ目はパンクの原因が釘などが刺さっているものだったら絶対抜いてはいけないということ。空気穴が大きくなります。

2つ目はパンク修理剤を使わずに一回空気だけを入れてみるということです。これは知らない方もいると思います。

タイヤは空気圧が上がると膨張するので修理剤がなくてもパンクの穴を締め付けてくれます。それでしばらく様子を見ます。

特段空気が漏れていない感じであればそのまま発車してガソリンスタンドやカー用品店を探すといいでしょう。

走っているうち多少空気が漏れるかもしれませんが、空気圧を上げた状態で時速80㎞以下で走れば数キロだったら大丈夫です。

パンク修理剤を使わない理由はタイヤのゴムを溶かす成分が入っているから。

タイヤの応急補修の面では溶けたタイヤのゴムが空いた穴をふさいでくれるのでいいんですが、そのタイヤはもう使えなくなります。

パンクの程度にはよりますが、パンク修理剤を使わなかった場合はそのタイヤはまだ使えるんで、結果的に安く済むからです。

新車の場合車検が交換のタイミング

先ほどタイヤの溝のどこか一部でも1.6㎜未満になったものは整備不良として、車検を通すことはできないとお話ししました。

これがタイヤ交換の最も多い理由かもしれませんね。

一般的にタイヤの交換時期は走行距離が3万㎞から4万㎞に達したときと言われています。

一方、新車を購入すると3年後に車検となります。平均的な走行距離を月間1,000㎞とすると36,000㎞走っています。するとちょうど車検がタイヤ交換のタイミングになります。

その際、僕のようにスリップサインが出ていたら車検は通りません。

そこでタイヤを交換するということになります。

僕は陸運局の近くのタイヤショップで交換(購入はオートウェイから)してもらったんですが、タイヤショップが陸運局のそばにあるのって意味あるんですね。

タイヤ通販選びに悩んだらこの記事読んでね

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