【勘違いの工房主 6話感想】「四方八方の九方目」地下からの奇策と魔剣『胡蝶』

前回、アニメ『勘違いの工房主』第5話では、辺境町を襲った数千体のスケルトン軍団という絶望的な危機に対し、クルトが過去に施した「壁塗り」や、無意識に設置した「呪い返し」の結界が奇跡的な活躍を見せましたね! まさに「四面楚歌」の状況を、クルトの無自覚なファインプレーが救うという、手に汗握る展開でした。
今回は、その息もつかせぬ攻防戦の続きとなる、**第6話「四方八方の九方目」**の感想と深掘り考察をお届けします!
「四方八方の九方目」…この意味深なタイトルが、今回のエピソードでついに明かされます。スケルトン軍団との戦いは激化し、魔物の発生源であるデーモンロードとの絶体絶命の戦いが勃発。追い詰められるユーリシアたち。一方、工房に残ったはずのクルトとリーゼロッテは、意外な場所から戦局を打開する鍵を握ることに…? そして、元英雄パーティのマーレフィスの運命は? 今回も、クルトの規格外な活躍と、胸を打つ仲間たちとの絆、そして衝撃のラストまで徹底的に語り尽くします!

目次

  1. この作品の特徴と面白さ(再確認)
  2. 第6話「四方八方の九方目」- 登場人物紹介
  3. 第6話「四方八方の九方目」- あらすじ:絶望の遺跡戦と、勘違いが生んだ逆転劇!
  4. 第6話の見どころ&深掘り考察:勘違いと奇跡が交差する、怒涛のクライマックス!
  5. まとめ:「四方八方の九方目」が導いた奇跡!勘違いと感動が交差した神回!
  6. 次回予告
  7. 関連グッズ紹介
  8. 「勘違いの工房主」を見れるVODは

この作品の特徴と面白さ(再確認)

本題に入る前に、本作『勘違いの工房主』がなぜこれほど私たちの心を掴んで離さないのか、その魅力を改めて確認しておきましょう。

👇前回5話はこちら!
【勘違いの工房主 第5話感想】スケルトン襲来! クルトの無自覚チートが街を救う


この作品の面白さの核は、なんといっても主人公クルトの**「壮大な勘違い」にあります。戦闘スキルは皆無ながら、鍛冶・錬金・料理・建築・採掘といった戦闘以外のあらゆるスキルがSSSランクという、まさに神がかった才能の持ち主。しかし本人はその事実に全く気づかず、どんな偉業を成し遂げても「これって、よくある話ですよね?」と本気で思っているのです。
この
「規格外すぎる能力」と「絶望的なまでの自己肯定感の低さ」という、ありえないほどのギャップが、本作ならではのコミカルな笑いと、クルト自身の愛くるしさ、そして見ている私たちをホッとさせる不思議な癒やし効果**を生み出しています。
追放モノにありがちなドロドロした復讐劇ではなく、クルトの無自覚な行動が結果的に周りの人々を幸せにしていく、ポジティブでストレスフリーな優しい物語が展開されるのも大きな魅力。異世界ファンタジーでありながら、どこか日常系アニメのような穏やかな空気感が漂い、疲れた心をそっと包み込んでくれる…そんな作品です。

第6話「四方八方の九方目」- 登場人物紹介

第6話の激闘と感動、そして衝撃の展開を彩る主要なキャラクターたちをチェック!

クルト・ロックハンス (CV: 小松未可子)

クルト

本作の主人公。戦闘以外SSSランクの万能天才…なのに超絶無自覚&低自己肯定感の持ち主。今回は、リーゼロッテと共にスケルトンの発生源である遺跡の地下へ潜入。そこで拘束されているマーレフィスと出会い、彼女を「ラクガキンキ」と勘違いし、魔法陣を「落書き」として消してしまうという、相変わらずの規格外な行動を見せます。彼の行動が、絶望的な戦況を大きく変えることに…!

リーゼロッテ (CV: 田中美海)

リーゼロッテ

ホムーロス王国の第三王女。クルトに心酔しており、彼と共に行動することを何よりも喜びとしています。クルトと共に遺跡の地下へ向かい、デーモンロードとの戦いでは、クルトが作った魔剣「胡蝶」を手に、幻影を駆使して活躍します。

ユーリシア (CV: 瀬戸麻沙美)

ユーリシア

元王家直属冒険者で、クルトの保護者的存在。アルレイドたちと共に遺跡へ向かい、スケルトン軍団やデーモンロードと激しい戦いを繰り広げます。クルトの魔法硝石を手に奮戦しますが、デーモンロードの無限の命の前に苦戦を強いられます。

アルレイド (CV: ?)

アルレイド

辺境町を守る将軍。第5話に引き続き、ユーリシアたちと共に遺跡へ向かい、魔物の発生源の調査と討伐にあたります。戦闘で深手を負いますが、クルトが作った薬草汁(?)によって一瞬で回復するという奇跡を体験します。

マーレフィス (CV: 早見沙織)

マーレフィス

元英雄パーティ「炎の竜牙」の魔術師。第5話でトリスタン司教に破門を告げられ、リーゼロッテ暗殺を強要された末、遺跡の地下で悪魔に拘束され、魔力を吸い取られていました。クルトとリーゼロッテによって救出されますが、クルトからはとんでもない勘違いをされてしまいます。

冒険者パーティ「サクラ」

工房専属の冒険者たち。

  • カンス (CV: 石川界人): 苦戦するユーリシアたちの援護に駆けつけます。
  • ダンゾウ (CV: 江口拓也): 同じく援護に駆けつけ、クルトの底知れない力を改めて示唆します。
  • シーナ (CV: 竹達彩奈): 援護に駆けつけ、クルトの仲間であることを再確認します。

デーモンロード (CV: ?)

ラピュタル遺跡の地下で、マーレフィスから魔力を吸い上げていた悪魔。スケルトン軍団の発生源であり、無限の命を持つ強敵としてユーリシアたちの前に立ちはだかります。

ヒルデガルド (CV: 釘宮理恵)

第6話のラストシーンで登場する、魔法陣の上で鎖に繋がれた謎の女悪魔。クルトの幼馴染である可能性が示唆されており、今後の物語の鍵を握る重要キャラクターとなりそうです。

第6話「四方八方の九方目」- あらすじ:絶望の遺跡戦と、勘違いが生んだ逆転劇!

第5話のラストで、スケルトンの発生源であるラピュタル遺跡へと向かったユーリシアたち。第6話は、その遺跡での絶望的な戦いと、工房に残ったはずのクルトとリーゼロッテによる奇跡の介入、そして「四方八方の九方目」というタイトルの謎が明かされる、怒涛の展開となりました!

遺跡での死闘!無限の命を持つデーモンロード

ラピュタル遺跡に向かったユーリシアとアルレイド将軍は、おびただしい数のスケルトンと戦いながら、魔物の発生源を探していました。しかし、敵の数はあまりにも多く、魔法硝石も残りわずかとなり、絶体絶命のピンチに陥ります。
そこへ、工房専属の冒険者パーティ「サクラ」のカンス、ダンゾウ、シーナが援護に駆けつけ、一気に形勢は逆転!シーナはクルトを「あなたも仲間ね」と認め、ダンゾウは「まだまだこんなものでは」と、クルトの底知れない力を改めて匂わせます。

形勢逆転!


アルレイドは戦闘で深手を負いますが、ユーリシアが「ただの薬草汁さ」と言ってクルトの作った特製ドリンクを飲ませると、傷は瞬く間に塞がってしまいます。ここでもクルトの規格外の後方支援(超回復バフ)が炸裂!アルレイドは「はい???」と、その効果に唖然とするばかり。

回復薬か?


一行はいよいよ遺跡の入口に到達。サクラが敵を食い止めている間に、アルレイドとユーリシアは遺跡の内部へと突入し、魔物の発生源を探します。
その頃、遺跡の地下深くでは、悪魔によって魔法陣で拘束されたマーレフィスが、絶えず魔力を吸い取られていました。彼女を監視していたのは、千里眼で戦いの様子を見ていた強力な悪魔、デーモンロード。彼は「ちょうど退屈していたところだ、我が直接出向こうぞ」と言い残し、ユーリシアとアルレイドの前に姿を現します。

マーレフィスを拘束している魔法陣


ユーリシアたちの魔法硝石は、デーモンロードには全く通用しません。それどころか、デーモンロードは「凄まじい威力だ。無限の命を持っていなければ危うかったぞ」と語り、自身が一旦死んでもすぐに生き返る無限の命の持ち主であることを明かします。何度倒しても傷が塞がり、蘇るデーモンロード。その力の源は、魔法陣で拘束されているマーレフィスの魔力だったのです!

一旦死んでもすぐに生き返る

「四方八方の九方目」とは?クルトとリーゼロッテ、地下からの奇襲!

絶望的な戦いを強いられるユーリシアとアルレイド。しかし、その時、誰も予想しなかった方向から救いの手が差し伸べられます。
デーモンロードがマーレフィスを拘束している魔法陣の真下から、なんとクルトとリーゼロッテが現れたのです!
「四方八方に敵がいても、地下からならやっぱり簡単に来られましたね」とクルト。そう、「四方八方の九方目」とは、あらゆる方向が塞がれていても、まだ見落としている道がある…すなわち、地下空間のさらに下、誰も気づかない「九番目の方向」からの侵入を意味していたのです!

炸裂するクルトの勘違い劇場!マーレフィス救出(という名の大掃除?)

クルトは、魔法陣に拘束されたマーレフィスを見て、「え?マーレフィスさん?どうしてここにいるんですか?」と、ここでも天然ぶりを発揮。マーレフィスは、かつてクルトが所属していたパーティの修道女だったのです。

「どうしてここにいるんですか?


しかし、ここからクルトの勘違いがフルスロットル!「教会を破門された腹いせであちこちに落書きしちゃったってことですか?」と。マーレフィスがリーゼロッテの部屋や遺跡に落書きする「ラクガキンキ」だと思い込みます。

ラクガキンキ?

「その腹いせでリーゼロッテさんの部屋や大切な遺跡に落書きしたんですね?」

リーゼロッテの命を狙うマーレフィスをリーゼロッテを怖がらせていた「ラクガキンキ」だと解釈!全くトンチンカンな反応を見せるのです。

クルトが「お掃除」開始


そして、マーレフィスが拘束されている魔法陣すらも彼女の「落書き」だと思い込み、「もう、こんなところにまで落書きして…消しますね!」と、こともなげに魔法陣を消し始めてしまうのです!すると、あれほど強力だった魔法陣が、クルトの「お掃除」によって綺麗さっぱり消え去ってしまいました!

魔法陣が壊れる

魔剣「胡蝶」!幻影のリーゼロッテとデーモンロードの終焉

リーゼロッテはユーリシアたちの援護に向かうと言い、クルトは「ラクガキンキ(マーレフィス)はここにいるから大丈夫ですよ」と、彼女を送り出します。
クルトの「お掃除」によってマーレフィスを拘束していた魔法陣が破壊されると、デーモンロードに異変が生じます。ユーリシアとアルレイドの攻撃で負った傷が回復しなくなったのです!マーレフィスからの魔力供給が途絶えたためでした。しかし、ユーリシアの最後の魔法硝石はデーモンロードに弾かれてしまいます。

一撃で倒されるリーゼロッテ


万事休すかと思われたその時、颯爽と現れたのはリーゼロッテ!しかし、彼女はデーモンロードの一撃であっけなく倒されてしまいます…。唖然とするユーリシア

唖然とするユーリシア


…が、次の瞬間、倒されたリーゼロッテは幻影だったことが判明します!

倒されたリーゼロッテは幻影

これは、第5話でクルトがリーゼロッテに渡していた短剣に仕込まれた魔術が生み出す幻影であり、それこそがクルトがリーゼロッテのために造った迷いの剣、「胡蝶」の力だったのです!(いきなり鬼滅の刃みたいになってきた)
「素晴らしい出来でしょう?この魔剣に欺けないものなどいません」とリーゼロッテ。悪魔の攻撃を何度もかわし、落ちていた魔法硝石を砕くと、デーモンロードはついに消滅しました。

迷いの剣、「胡蝶」

おにぎりヒーリングとマーレフィスの謝罪、そして大宴会!

デーモンロードが消滅したことで、全ての魔物が消え去ったことを確認するクルトと、驚きを隠せないマーレフィス。安心したマーレフィスは、魔力を吸い取られ続けた影響で激しい空腹に襲われます。悪魔の魔法で水しか飲めない体にされていた彼女に、クルトは「どうぞ」と、持ってきたおにぎりを差し出します。

食べられる!


どうせ食べられない…と思いつつも、死ぬ前に最後にクルトの美味しい手作りの食べ物を食べたいと考えたマーレフィスがおにぎりを頬張ると、なんと水しか飲めないはずの魔法が解け、みるみるうちに回復していくではありませんか!(この場面、第2話でリーゼロッテの呪いがおかゆで解けたシーンを彷彿とさせますね!)
完全に回復したマーレフィスは、これまでの冒険パーティでの数々の出来事を思い出し、その全ての場面でクルトがどれほど大きな貢献をしていたのか、そして自分たちが彼をどれほどないがしろにしてきたのかに気づき、「申し訳ありませんでした…」と深く頭を下げて謝罪します。
しかし、ここでも我らが「勘違いの工房主」は、「反省してくれたならいいんですよ。もう落書きも消えたんですし」と、マーレフィスの謝罪を「落書きの反省」だと勘違いするのでした。

戦いは終わり、ユーリシアの「よし、帰ろう」、リーゼロッテの「はい、私たちの工房へ」という言葉と共に、二人に抱えられるようにして西の要塞から出ていくクルト。ユーリシアに「美女ふたりに挟まれてにやけているのか?」とからかわれると、「良く解らないんですけど、とても楽しいんです。今」と、心の底からの笑顔を見せるクルト。一緒に帰る仲間がいて、帰る場所がある…その喜びを噛み締めているようでした。

「美女ふたりに挟まれてにやけているのか?」


工房に戻ると、もちろん大パーティー!ここでもクルトは料理スキルを存分に発揮し、皆が彼の作る料理に夢中になります。しかし、クルトは皆が一言も喋らずに食べるのを見て、「宴会って雰囲気じゃない…ひょっとしてみんな気を使って無理して食べているのでは…」と、またまた勘違い。「違うぞクルト、酒と料理が旨すぎるからつい夢中になるんだ!」と隊長のアルレイドがフォローし、一件落着(?)。

まだまだ続くよ勘違い!将軍の正体と、まさかの治癒花火!?

第6話「四方八方の九方目」はこれで終わり…と思いきや、まだ続きがありました!
宴会の席で、リーゼロッテがアルレイドのことを「騎士団の団長で、軍の将軍様ですよ」と紹介。それを聞いたクルトは「ええっ!?僕はてっきり、壁面修理の現場監督の方かと…」と、とんでもない勘違いをしていたことが発覚!どこまでも期待を裏切らないクルトの勘違いっぷりに、もはや脱帽です。
そして、宴もたけなわ、クルトが「皆さんが喜んでくれるかと思って用意しました」と打ち上げたのは、美しい花火。その花火を見上げているうちに、戦いで負った将軍たちの傷がみるみる治っていくではありませんか!「ご飯を食べたら傷が治るって、良くある話ですよね?」と笑うクルトに、将軍たちは「そんなよくある話は、どこにもない!!」と、心からのツッコミを入れるのでした。

良くある話ですよね?


…と思いきや、まだあった!ラストシーンでは、魔法陣の上で鎖に繋がれた謎の女悪魔(ヒルデガルド)の姿が映し出され、不穏な余韻を残して第6話は本当の本当に幕を閉じたのでした。

鎖につながれたヒルデガルド

第6話の見どころ&深掘り考察:勘違いと奇跡が交差する、怒涛のクライマックス!

第6話「四方八方の九方目」は、これまでの伏線が次々と回収され、クルトの規格外な能力と勘違いっぷりが最高潮に達した、まさに神回と言えるエピソードでした!

① タイトル「四方八方の九方目」の鮮やかな謎解き!

「四方八方の九方目」

今回のサブタイトル「四方八方の九方目」。一体どんな意味が隠されているのかと思っていましたが、まさか**「地下空間のさらに下」**という、物理的な「九番目の方向」からのクルトたちの登場を指していたとは! 絶望的な状況を打破する意外な一手であり、クルトならではの奇想天外な発想(本人は「普通に来られた」と思っているでしょうが)が見事に表現されていました。このタイトル回収は、視聴者に大きな驚きとカタルシスを与えてくれましたね。

② 工房専属冒険者「サクラ」の頼もしすぎる援護!

第5話から引き続き、ユーリシアたちが遺跡で苦戦する中、颯爽と現れた冒険者パーティ「サクラ」のカンス、ダンゾウ、シーナ。彼らの的確な援護と、クルトへの信頼を示すセリフは、短い登場時間ながらも非常に印象的でした。特にシーナの「あなたも仲間ね」という言葉は、クルトが新しい居場所と仲間を得たことを象徴しているようで、心が温かくなりました。

「あなたも仲間ね」

③ クルトの規格外後方支援が炸裂!~超回復ドリンクと魔剣「胡蝶」~

戦闘能力ゼロのクルトですが、その後方支援能力はまさにSSS級!

魔剣「胡蝶」
  • アルレイド将軍、一瞬で全回復!: 戦闘で深手を負ったアルレイド将軍に、ユーリシアが渡した「ただの薬草汁さ(クルト特製)」。これを飲んだ将軍の傷が瞬く間に完治するシーンは圧巻でした。クルトにとっては「ちょっと濃いめに出した薬草汁」程度の認識かもしれませんが、その効果はもはや伝説級の秘薬レベル。彼の作るものは、本当に何でも規格外ですね。
  • 魔剣「胡蝶」のデビュー戦とリーゼロッテの活躍: 第5話でクルトがリーゼロッテに渡していた短剣が、実は幻影を生み出す魔剣「胡蝶」だったという事実も驚きでした。デーモンロードとの最終局面で、この「胡蝶」が生み出した幻影が決定的な役割を果たし、リーゼロッテがデーモンロードを討ち取るという、見事な連携プレーを見せてくれました。クルトの「作るもの」は、常に持ち主の力を最大限に引き出し、予想もしない形で勝利に貢献します。

④ クルトの勘違い劇場、ここに極まる!~マーレフィス=ラクガキンキ説~

今回のハイライトの一つは、間違いなくクルトとマーレフィスの再会シーンでしょう。

マーレフィスを拘束している魔法陣
  • まさかの「ラクガキンキ」認定: 遺跡の地下で拘束されていたマーレフィスに対し、クルトが放った言葉は「その腹いせでリーゼロッテさんの部屋や大切な遺跡に落書きしたんですね?」。かつての仲間であり、悲劇的な状況に陥っているマーレフィスを、まさか「ラクガキンキ」と断定してしまうとは!この斜め上を行く勘違いっぷりは、緊張感あふれる展開の中で最高のコメディリリーフとなっていました。マーレフィスの心中を察すると、同情を禁じえません…。
  • 魔法陣も「落書き」として消去!: さらにクルトは、マーレフィスを拘束していた強力な魔法陣すらも「落書き」と認識し、「お掃除」と称して綺麗さっぱり消し去ってしまいます。常識では考えられないこの行動が、結果的にマーレフィスを救い、デーモンロードの不死能力を奪うという、とんでもないファインプレーに繋がりました。クルトの「善意(と勘違い)」は、時にどんな魔法よりも強力な奇跡を起こすようです。

⑤ おにぎりヒーリングと、勘違いが生んだ感動(?)の和解

デーモンロードを倒した後、衰弱しきったマーレフィスを救ったのも、またしてもクルトの「料理」でした。

食べられる!
  • 水しか飲めない呪いも解除する「おにぎりマジック」: 悪魔の呪いで水しか受け付けない体になっていたマーレフィス。しかし、クルトが差し出した普通のおにぎりを口にした途端、その呪いが解け、みるみるうちに回復していくシーンは、第2話の「おかゆヒーリング」を彷彿とさせました。クルトの作る料理には、もはや万能薬や解呪薬以上の効果があるのかもしれません。
  • すれ違う謝罪と感謝: 回復したマーレフィスは、過去の行いを悔い、クルトに心からの謝罪をします。しかし、クルトはそれを「落書きの反省」と受け止め、「もう落書きも消えたんですし、いいんですよ」と、どこまでも噛み合わない会話を繰り広げるのでした。このすれ違いこそが、クルトと周囲の人々との関係性を象徴しており、切なくも微笑ましい、本作ならではの感動シーンと言えるでしょう。

⑥ 帰る場所、仲間との宴、そして止まらない勘違いの連鎖

戦いが終わり、仲間たちと共に工房へ帰還するクルト。彼が心の底から「楽しい」と感じる姿は、これまでの孤独だった彼を知る者にとっては、非常に感慨深いものがありました。
そして、工房での大宴会。クルトの作る絶品料理に皆が舌鼓を打つ中、本人は「皆が無理して食べているのでは…」とまたしても勘違い。アルレイドが「騎士団長で将軍」だと知っても「壁面修理の現場監督かと…」と、最後の最後まで勘違いを貫き通すクルトの姿は、もはや愛おしさすら感じさせます。

「美女ふたりに挟まれてにやけているのか?」

⑦ 大団円?…からの衝撃ラスト!治癒花火とヒルデガルドの謎

宴の最後にクルトが打ち上げた花火は、ただ美しいだけでなく、戦いで傷ついた将軍たちの傷を癒やすという、またしても規格外の効果を持っていました。「ご飯を食べたら傷が治るって良くある話ですよね?」というクルトの言葉に対する、将軍たちの「そんなよくある話は、どこにもない!!」という魂のツッコミは、最高のオチでしたね。
大団円かと思いきや、ラストシーンでは魔法陣の上で鎖に繋がれた女悪魔、ヒルデガルドが登場。彼女はクルトの幼馴染である可能性が示唆されており、物語がまだ終わらないこと、そして新たな波乱が待ち受けていることを予感させる、衝撃的な引きで第6話は幕を閉じました。このヒルデガルドの存在が、今後の物語にどう関わってくるのか、非常に気になります。

鎖につながれたヒルデガルド

まとめ:「四方八方の九方目」が導いた奇跡!勘違いと感動が交差した神回!

第6話「四方八方の九方目」は、絶体絶命の危機的状況の中で、クルトの無自覚な才能と奇想天外な発想が、まさに「九番目の道」を切り開き、仲間たちを救うという、息をのむような展開の連続でした!
タイトルの意味が明かされ、これまでの伏線が見事に回収されると共に、クルトの「勘違い」っぷりが最高潮に達し、コメディとしてもシリアスドラマとしても非常に満足度の高いエピソードだったと言えるでしょう。
マーレフィスの救済、デーモンロードの討伐、そして仲間たちとの絆の再確認。その全てに、クルトの優しさと、彼の規格外な「当たり前」が深く関わっていました。
そして、ラストに現れたヒルデガルドの謎。物語は新たな局面へと向かおうとしています。クルトの「勘違い」と、彼を取り巻く優しい(そして少しおかしな?)人々の物語から、ますます目が離せません!

良くある話ですよね?

次回予告

次回、第7話では、この激闘の後、クルトたちの工房にどんな日常が戻ってくるのでしょうか? それとも、ヒルデガルドの登場によって、新たな事件が巻き起こるのか? クルトの次なるSSS級スキルと、彼を取り巻く人々の新たな「勘違い」にも期待しましょう! 次回のレビューもお楽しみに!

ベスト10入りが夢です!💦

クリックして応援してね💗

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

関連グッズ紹介

コミックス

英雄パーティの雑用係・クルトは、ある日「スライムも倒せない役立たずだから」とパーティを追い出されてしまう。測定の結果、戦闘の適性はゼロ。冒険者業は絶望的……。日銭を稼ぐため様々な仕事を手伝うが、そこで彼は採掘に料理に建築――あらゆる分野で人間業とは思えない驚異の才能を発揮する! 国の最高技術者、「工房主」にも匹敵するその才覚にまわりは圧倒されるが、肝心のクルト本人にはその自覚がなくてー―!?

ライトノベル

戦闘以外の適性が全てSSSランクだけど、それに気付いていない少年、クルト。かつて魔素の汚染によって棄てられた世界――通称「旧世界」を旅したクルトと工房の仲間たちは、そこで出会ったハンター、ミレを自分たちの世界に招待し、案内していた。しかしそんなある日、工房の仲間の一人が、ミレを攫って姿を消してしまう。クルトたちはそれを追って、海を越えたヤマトの国へ向かうことに。ヤマトの国は一見平和だったが、ミレたちの行方を探るクルト一行に、忍びたちが襲いかかってきて――!? 海の向こうでも工房主の無自覚な無双は止まらない!? 勘違いだらけのドタバタファンタジー、第11弾!

Blu-ray & DVD

店舗別オリジナル特典

以下の販売店では、BOX購入者を対象とした店舗限定のオリジナル特典が用意されています。

販売店特典内容
THE KLOCKWORX STOREアクリルスタンド
ゲーマーズB2タペストリー
アニメイト (通販含む)缶バッジ(56mm)3個セット
ソフマップ・アニメガ缶バッジ (76mm)6個セット
amiami (オンラインショップ)アクリルキャラクタープレート(A5サイズ)


アクリルスタンド

[HESHI] 勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~ アクリルスタンド 萌えグッズ 5点セット アニメキャラクター 置物 台座あり 軽量 オシャレ コスプレ小物 部屋飾り 透明 周辺 プレゼント (オフィリア)

「勘違いの工房主」を見れるVODは

今回紹介した「勘違いの工房主」を見ることができるVODを紹介します。

「薬屋のひとりごと」を視聴できるVODサービス一覧

配信サービス月額料金(税込)無料期間特徴
U-NEXT2,189円31日間豊富なコンテンツ数。ラノベやマンガも楽しめ、利用料金の40%がポイント還元。
Amazonプライム600円30日間独占配信や話題作が充実。Amazon利用者におすすめ。
ABEMAプレミアム960円2週間地上波放送中の作品や恋愛番組のオリジナルコンテンツが豊富。

おすすめポイント

  • U-NEXT: アニメ以外にもラノベやマンガが楽しめる。ポイント還元で実質的なコストを抑えられる。
  • Amazonプライム: コストパフォーマンスが高く、独占配信が魅力。Amazon利用者には特に便利。
  • ABEMAプレミアム: 地上波作品の視聴やオリジナルコンテンツが充実。テレビ番組やニュースも楽しめる。

特にABEMAをおススメ!月額料金は960円。

無料放送も多く、コンテンツも充実しています。VODだけじゃなくテレビ番組やニュースも豊富なんでおススメです。

☆☆☆☆☆今回はここまで。

👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。

👇2025年春アニメ5話までランキング

ABEMA視聴数ランキングから見る2025年春アニメ~覇権の行方は⁉

2025年春アニメの王道覇権!

👇【薬屋】42話『鬼灯』~猫猫失踪の謎と交錯する陰謀!壬氏の苦悩

【アニメ関連はこっちから】

アニオタWorld!の記事一覧


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です