フリーレン34話『討伐要請』感想|瓦礫の故郷と神技のレヴォルテ、ゲナウが背負う虚無

第34話「討伐要請」3行まとめ
  • ゲナウの帰郷と無念:故郷は既に壊滅。冷徹な言葉の裏にある「静かなる怒り」とメトーデとの大人のバディ関係が渋い。
  • 神技のレヴォルテ:魔王軍将軍が登場。魔法使いの天敵である「対魔法使い特化の四刀流」がフリーレン達を圧倒する。
  • フェルンの癒やし:絶望的な戦況予兆の中、パンを握りしめ続けるフェルンが重い物語の唯一のオアシス。

おかえりなさい。びわおちゃんブログ&アニオタWorld!へようこそ。

2026年2月27日放送のアニメ『葬送のフリーレン』第34話「討伐要請」。
ついに新章「神技のレヴォルテ編」の幕が上がりましたが、その始まりはあまりにも静かで、重たいものでした。

今回の主役は、一級魔法使い・ゲナウ

「一級魔法使い試験編」の模擬戦とは違う、命のやり取り。「実戦」の残酷さと、ゲナウという男の真価が問われる、アニメ2期後半の山場となるエピソードです。

この記事では、第34話のあらすじを整理しつつ、ゲナウとメトーデの再登場、そしてこれから始まる「絶望的な戦い」の予兆について深掘りしていきます。

(ネタバレ注意)本ブログはアニメの理解を促進するための感想・解説・考察に留まらず、ネタバレになる部分を多く含みます。


目次

  1. 第34話「討伐要請」あらすじ解説|思い出は瓦礫の下に
  2. ゲナウとメトーデの再登場|「虚無を宿した瞳」に宿る温かな光
  3. 神技のレヴォルテの強さ考察|魔法使いを蹂躙する「物理」の恐怖
  4. 絶望的な相性差|なぜ「一級魔法使い」でも勝てないのか?
  5. 【休憩タイム】食いしん坊フェルンの2つの名場面
  6. 第35話以降の展開予想|「物理最強」の壁をどう越える?
  7. 編集後記:私たちが「フリーレン」を見続ける理由
  8. まとめ:その旅路を、心に刻む。
  9. 『葬送のフリーレン』を一気読みするなら?

第34話「討伐要請」あらすじ解説|思い出は瓦礫の下に

物語は、北側諸国・北部の高原地帯にある「とある村」から始まります。
そこは、かつてないほどの静寂に包まれていました。

村を壊滅させた魔族軍将軍 神技のレヴォルテ
レヴェルテ一行が村を壊滅させたのか

まずは、今回の複雑な状況を一目で把握できる相関図をご覧ください。

📊 第34話 人物相関図&戦況マップ
【フリーレン一行】
フリーレン 魔法使い
⬇︎ 師弟(辛辣)
フェルン 魔法使い
⬇︎ 今回の希望の星
シュタルク 前衛(戦士)
【大陸魔法協会 討伐隊】
ゲナウ 一級魔法使い
⬇︎ 大人のバディ関係
メトーデ 一級魔法使い

🌍 舞台:ゲナウの故郷
⚠ 既に壊滅状態
幼馴染(パン屋)も死亡
VS
魔王軍 将軍

神技のレヴォルテ

⚔️ 魔剣・四刀流 🛡️ 魔法使いの天敵

魔法防御を「質量」で破壊する物理特化型。
前衛(シュタルク)がいないと詰む相手。

間に合わなかった到着

ゼーリエからの討伐要請を受け、現地に到着した一級魔法使いのゲナウメトーデ
しかし、彼らの目に飛び込んできたのは、魔族によって徹底的に破壊され、全滅した村の姿でした。

「……遅かったか」

瓦礫の中に立ち尽くすゲナウ。
実はこの村は、ゲナウの故郷だったのです。
かつて彼が走り回った路地、馴染みのパン屋、守りたかった人々――そのすべてが、到着した時にはすでに失われていました。

フリーレン一行との合流

同じくゼーリエから「北部高原の魔族討伐」の要請を受けていたフリーレンフェルンシュタルクの一行もこの村へ辿り着きます。
そこで彼らは、遺体の埋葬を進めるゲナウたちと再会します。

試験編以来の再会ですが、交わされる言葉は少なく、空気は張り詰めていました。
ゲナウは表情こそ鉄仮面のように崩しませんが、その行動には深い悲しみが滲んでいます。特に、幼馴染だった「パン屋の息子」の遺体を抱き上げるシーンは、彼の人間味が溢れ出る胸を打つ場面でした。

フリーレンたちが到着したときは既に村は壊滅状態だった
遅かった…か

見え隠れする「神技」の影

村を全滅させた魔族は、ただの魔族ではありません。
遺体に残された「特徴的な切断面」
ノルム騎士団長を含む手練れの戦士たちが、手も足も出ずに瞬殺されている事実。

これらを分析した結果、一人の大魔族の名前が浮上します。

「神技のレヴォルテ」

4本の剣を操る魔族の将軍。
ゲナウにとっては、かつての相棒を殺された因縁の相手でもあります。

故郷を奪われ、友を奪われ、それでも「魔法使い」として任務を遂行しようとするゲナウ。
第34話は、派手な戦闘シーンこそありませんが、「失われたものへの哀悼」「これから始まる復讐戦への決意」が静かに描かれた、嵐の前の静けさを感じるエピソードでした。

ゲナウとメトーデの再登場|「虚無を宿した瞳」に宿る温かな光

一級魔法使い試験編でのゲナウの印象は、まさに「冷徹」そのものでした。
「死んだらそこまでの実力だったということだ」と言い放ち、感情を表に出さない鉄仮面。

しかし、この第34話で私たちは「ゲナウという男の本当の顔」を知ることになります。

一級魔法使い試験編からの再登場

ゲナウ
ゲナウ
一級魔法使い / 前衛
  • 魔法:黒金の翼を操る(攻防一体)
  • 性格:冷徹に見えて実は情に厚い
  • 特徴:「死んだらそれまで」が口癖だが、仲間は見捨てないツンデレ気質。
  • CV:新垣 樽助
メトーデ
メトーデ
一級魔法使い / 万能支援
  • 魔法:拘束・精神操作・回復など多彩
  • 性格:理知的で冷静。可愛いものが好き
  • 特徴:ゲナウの扱いが上手い。聖典なしで回復魔法が使える希少な存在。
  • CV:上田 麗奈
▼ 北部高原でのバディ関係

【タンク × ヒーラー】の理想的布陣
不器用で傷つきやすいゲナウを、大人の包容力を持つメトーデが精神・物理両面でサポート。
ゼーリエにより適性を完全に見抜かれた「最強のビジネスパートナー」。

幼馴染への「優しい嘘」と不器用なパンの話

故郷の村で、ゲナウは瀕死の重傷を負った幼馴染(パン屋の息子)を発見します。
ここでのゲナウの対応は、試験官時代の彼からは想像もできないほど人間味に溢れていました。

「村のみんなは?」と問う幼馴染に対し、ゲナウは即座にこう答えます。

馴染みのパン屋の幼馴染を背負うゲナウ。ほどなく彼は息を引き取った
パン屋の幼馴染を背負うゲナウ

「無事だよ。皆無事だ」

実際には村は全滅しています。しかし、逝きゆく友を安心させるために、彼は迷わず「優しい嘘」をつきました。
さらに、背負った友に対して語りかける言葉が、あまりにも不器用で、泣かせます。

  • 「どうだ、少しはマシなパンを焼けるようになったか?」
  • 「黒焦げでもいい。失敗作でもいいんだ」

いつもは合理性の塊のような男が、「失敗作でもいいから、お前のパンがまた食べたい」と、叶わぬ願いを口にする。
このギャップこそが、ゲナウというキャラクターが多くのファンに愛される(そして「ツンデレ」と呼ばれる)理由でしょう。

メトーデだけが知る「相棒」の素顔

そんなゲナウの横に、静かに寄り添うのがメトーデです。
彼女はこの場面で、余計な感傷的な言葉をかけたりしません。

げなうに寄り添うプロフェッショナルな大人のバディ メトーデ
プロフェッショナルな大人のバディ

ゲナウが幼馴染を連れてきたとき、すでに彼が息絶えていることを察しつつも、ゲナウの「会話」が終わるまで待ち、淡々と事実を告げます。

この二人の関係は、フリーレンとフェルンのような「師弟」でもなければ、シュタルクとフェルンのような「同年代の仲間」とも違います。
「互いの仕事の流儀を尊重し合う、プロフェッショナルな大人のバディ」です。

  • ゲナウ: 汚れ役や前衛を引き受け、感情を押し殺して任務を遂行する。
  • メトーデ: そんなゲナウの不器用な優しさを理解し、回復魔法や精神的なフォローで支える。

ゼーリエがこの二人を組ませた理由は、単なる戦闘能力の相性(前衛タンク×万能サポーター)だけでなく、「ゲナウの人間臭さを、メトーデなら御せる(愛でられる)から」だったのかもしれません。

「死んだ目」は無感情ではない

今回明らかになったのは、ゲナウの「死んだ目」は感情がないからではなく、「多くの悲しみを見てきたからこそ、感情を殺して任務に徹している」という事実でした。

故郷を失い、友を失い、それでも彼は「一級魔法使い」として、憎き魔族・レヴォルテを追います。
その背中は、試験編のときよりもずっと大きく、そして悲しく見えました。

第34話「討伐要請」状況整理チャート
北部高原討伐隊 🛡️ ゲナウ & メトーデ
ゲナウ: 故郷の村が全滅。相棒を殺された過去。
メトーデ: ゲナウを精神的・物理的にカバー。
⬇️ 討伐要請・合流
援軍癒やし 🪄 フリーレン一行
フェルン: 硬いパンを齧りながら冷静に分析。
シュタルク: 貴重な「前衛」として期待される。
⚔️ 敵対・脅威
魔族将軍神技 😈 神技のレヴォルテ
四本の腕: 4本の剣を操る。
対魔法使い特化: 魔法防御を「物理手数」で粉砕する天敵。

神技のレヴォルテの強さ考察|魔法使いを蹂躙する「物理」の恐怖

第34話のラストで圧倒的な存在感を見せつけた魔族の将軍、「神技のレヴォルテ」。
CV:三木眞一郎さんの色気ある低音が、その底知れぬ実力をさらに引き立てていましたね。

しかし、彼が恐ろしいのは声だけではありません。
彼が操る「四刀流」と「魔剣」は、フリーレン世界の魔法使いにとって「相性が最悪」という言葉では済まされない、構造的な天敵なのです。

討伐対象識別
THREAT LEVEL: S
神技のレヴォルテ CV: 三木 眞一郎
神技のレヴォルテ Revolte of Divine Skill
階級 魔族の将軍
武器 四本の魔剣
魔法 神技の砕剣
特技 質量の操作
⚠ 魔法使いにとっての天敵

4本の腕から繰り出される変幻自在の剣技と、剣の重量を操る魔法を併用する。 「視認できない速度」で振り下ろし、「防御不能な重さ」で叩き潰すスタイルは、 物理耐久の低い魔法使いを一方的に蹂躙する。

防御魔法を破壊する「質量」の暴力

フリーレンたちの世界において、防御魔法の強度は「防ぐ対象の質量」に比例して魔力消費が跳ね上がります。

レヴォルテの魔法「神技の砕剣(しんぎのさいけん)」は、剣の重さを自在に操る能力です。

  • 振るう瞬間は、羽のように軽く(超高速)。
  • 当たる瞬間は、巨岩のように重く

魔法使いからすれば、普通の剣だと思って防御を展開した瞬間、数トンクラスの質量が激突してくるようなものです。
どれほど優秀な魔法使いでも、物理的な「重さ」による飽和攻撃を受け続ければ、魔力切れか防御の崩壊は時間の問題。まさに「魔法使い殺し」の物理攻撃です。

⚡ 視覚化データ:なぜ「相性が最悪」なのか?
VS
一般的な魔法戦
相手の攻撃 魔力の光線・質量ゼロ
防御の仕組み 同調して分散させる
コスト(魔力消費) (相殺のみ)
持久戦が可能 ⭕
VS 神技のレヴォルテ
相手の攻撃 数トンの岩石(物理)
防御の仕組み 物理的質量を受け止める
コスト(魔力消費) 特大 (強制浪費)
数合でガス欠(死) ❌
戦闘シミュレーション結果 魔法使い単独では「燃費負け」して防御崩壊する

人類には予測不能な「四刀流」の動き

さらに絶望的なのが、彼が4本の腕を持つという身体構造です。

人間(ヒューマノイド)同士の戦いにおいて、私たちは相手の肩や腰の動きから次の一撃を予測します。
しかし、腕が4本ある生物の筋肉の動きなど、人間には読みようがありません。

  • 2本で防御魔法を叩き割り、
  • 残りの2本で本体を切り刻む。

かつて北部高原最強と言われた「ノルム騎士団」が壊滅し、ゲナウの相棒が殺されたのもこのためです。
「未知の攻撃動作」×「防御不能な質量」
この二つが揃ったレヴォルテの前では、後衛職である魔法使いは無力な獲物でしかありません。

「将軍」という階級の重み

レヴォルテは魔王軍の「将軍」クラスです。
これは、かつてヒンメルたちと戦った強敵たちと同等か、それ以上の武を持つことを意味します。

フリーレンですら、「戦士の前衛なしで戦うのは避けたい相手」と判断するレベル。
ゲナウが故郷を滅ぼされ、復讐心に燃えていても、これまで手が出せなかった理由がここにあります。

絶望的な相性差|なぜ「一級魔法使い」でも勝てないのか?

「一級魔法使いが二人(ゲナウとメトーデ)、さらにフリーレンとフェルンもいる。これだけの戦力があれば、タコ殴りにして勝てるのでは?」

一見そう思えるかもしれません。しかし、この戦いには「数の暴力」を無効化する、残酷な魔法の法則が支配しています。

「防御魔法」の燃費が悪すぎる

第34話「討伐要請」状況分析ボード

なぜ彼らは相性が最悪なのか?視覚化データ

現在の戦力図
前衛・指揮 🛡️ ゲナウ & メトーデ
故郷喪失: 故郷と相棒を奪われた復讐者
連携: メトーデが精神・物理両面をカバー
遊撃・解析 🪄 フリーレン一行
増援: ゼーリエの指令で合流
フェルン: 魔力探知と長距離射撃
シュタルク: 唯一の「戦士」として鍵を握る
⬇️ VS 天敵 ⬇️
魔族将軍 😈 神技のレヴォルテ
4本の腕で4本の魔剣を操る。
魔法使いの防御を物理的に粉砕する「魔法使い殺し」。

『葬送のフリーレン』の世界における防御魔法は万能ではありません。
作中の理論では、「防御魔法の魔力消費量は、防ぐ対象の『質量』と『威力』に比例する」とされています。

レヴォルテの魔法「神技の砕剣」は、剣の重量を自在に操るものです。
もし彼が、剣が当たるインパクトの瞬間に重量を数トン規模まで引き上げていたらどうなるでしょうか?

  • 魔法使い側: 巨大な岩石を受け止めるほどの膨大な魔力を、一撃ごとに消費させられる。
  • レヴォルテ側: 剣を振るう時は軽くしているので、スタミナ消費は最小限。

この「燃費の差」が絶望的です。魔法使いは、ただ剣を受け止めているだけで、みるみるうちに魔力が枯渇(ガス欠)していくのです。

人類の処理能力を超える「四刀流」

さらに厄介なのが、彼が4本の腕を持つことです。
魔法使いが防御魔法を展開するには、相手の攻撃軌道を視認し、魔力を構成する「認知→発動」のタイムラグが存在します。

  • 右上から1撃
  • 左下から1撃
  • さらに背面の死角から2撃

これらが同時に、しかも質量を変えながら襲ってくるのです。
人類の脳の処理速度では、この不規則な四連撃を全て完璧に防御し続けることは不可能です。一発でも防御が遅れれば、その時点で身体は両断されます。

前衛(タンク)不在の致命的欠陥

本来、このような「物理特化タイプ」の魔族に対する正攻法は、頑丈な戦士(タンク)が攻撃を受け止め、その隙に魔法使いが高火力を叩き込むことです。

しかし、今回のパーティーには、シュタルクを除いて「戦士」がいません。
ゲナウもメトーデも、近接戦闘ができるとはいえ本職は「魔法使い」。
紙装甲の彼らがレヴォルテの重い剣を受ければ、即死は免れません。

戦闘ロジック解析

WIN RATE: 0%
🛡️ 魔法使い 防御魔法
(魔力消費=特大)
VS
⚔️ レヴォルテ 4本の質量可変剣
(魔力消費=極小)
1 レヴォルテが剣の質量を増大させて連撃
2 魔法使いは防御のために大量の魔力を消費
3 数回の打ち合いで魔力切れ or 防御飽和

結論:魔法使い単独での勝利は不可能。

この戦況を打破できるのは、「魔法」ではなく「物理」で対抗できる存在のみ。

【休憩タイム】食いしん坊フェルンの2つの名場面

重苦しい展開が続く第34話ですが、みなさんお気づきでしたか?
どんなにシリアスな状況でも、フェルンのお腹は空くんです。

今回は、張り詰めた空気を一瞬で和ませてくれた、フェルンの「可愛すぎる食いしん坊ハイライト」を2つご紹介します!

🥖 Fern’s Break Time

シリアスブレイカー・フェルンの安定稼働

この「重い話」×「フェルンの食欲」のギャップは、『葬送のフリーレン』の大きな魅力。画像の引用が可能なら、ぜひ14:05の「リス食い」と19:45の「パン握りしめ睨み」のキャプチャを貼って、読者を癒やしてあげてください!

① 14:05|「魔族の調査」より「目の前のパン」

村が全滅しているという深刻な状況下での一幕。
「魔族の痕跡を調べに行こう」とフリーレンが立ち上がった重い空気の中、フェルンは席を立たずに一点を見つめていました。
その視線の先にあったのは……テーブルに置かれた「レンガみたいに硬いパン」が入った袋

「魔族の痕跡を調べに行こう」とフリーレンが立ち上がったけどフェルンは黙ってレンガみたいな硬いパンの袋を凝視しています。
パンの入った袋を一点凝視するフェルン

それに気づいたフリーレン様の一言が流石です。

フリーレン
「まあその前に夕食かな。腹が減っては戦はできぬだ」

まるで小リスみたいに硬いパンをもぐもぐとかじり続けるフェルン。可愛い。
まるで小リスみたいに硬いパンをかじる

この許可が出た瞬間、あの硬いパンをリスのように頬を膨らませてモグモグするフェルン。
「調査も大事ですが、ご飯はもっと大事です」という無言の主張。このブレなさが、殺伐とした回において一服の清涼剤でしたね。

「ご飯はもっと大事です」と無言の主張をするフェルン
ご飯はもっと大事ですと無言の主張

② 19:45|パンを握りしめて「むっ」

後半、メトーデさんとの会話シーン。
「ゼーリエ様もフリーレンも小さくて可愛い」と発言するメトーデに対し、フェルンが嫉妬(?)のような反応を見せる場面です。

メトーデ
「(ゼーリエ様は)ちっちゃくて可愛いじゃないですか」

フリーレン
「そうかな……?」

メトーデ
「もちろんフリーレンさんも負けないくらい可愛らしいですよ」

ここでフェルンが「むっ」とした表情でメトーデを睨みつけるのですが……。
画面をよく見てください。その手!!
さっきの「硬いパン」をガッチリと握りしめているんです(笑)。

むっとした表情のぷんすか顔のフェルン
むっとするフェルン

本来なら「私の師匠に気安く触れないでください」という威圧的なシーンのはずが、片手に食べかけのパンがあるせいで迫力が皆無!
「師匠は渡しません、パンも渡しません」と言わんばかりの食いしん坊ムーブに、全視聴者が癒やされた瞬間でした。

第35話以降の展開予想|「物理最強」の壁をどう越える?

フェルンで一息ついたところで、話を戦場に戻しましょう。
第34話のラストで突きつけられたのは、「魔法使い殺し」レヴォルテという絶望的な壁でした。魔法防御を「質量」で粉砕してくる相手に、後衛職である魔法使いたちはあまりに分が悪すぎます。

では、次回の第35話でこの状況をどう打破するのか? カギを握るのは、やはりあの男です。

シュタルク×ゲナウの前衛コンビへの期待

レヴォルテの剣を受け止められるのは、魔力による防御(障壁)ではなく、単純な「物質的な硬さ」を持つ者だけです。

  1. シュタルク(戦士)
    • 師匠アイゼン譲りの「頑丈な肉体」。魔力切れの心配がなく、物理で殴り合える唯一の存在。
  2. ゲナウ(一級魔法使い)
    • 彼の魔法「黒金の翼(ディガドナハト)」は、魔法でありながら「鋼鉄」という物理的性質を持ちます。
なぜレヴォルテは「魔法使い殺し」なのか?
【前提】魔法防御のルール
防御魔法の魔力消費は
「物体の質量」に比例する
そこに現れるのが…
神技のレヴォルテ
① 4本の剣を操る(手数が多い)
② 剣の重さを魔力で変えられる
VS 魔法使いの場合
魔法使いは「詰み」
● 4本同時の攻撃を防ぎきれない
● 重い剣を防ぐと魔力が即枯渇する
→ 防御魔法ごと物理で潰される
だからこれが必要!
物理で受ける「戦士」の役割
シュタルク・ゲナウ(前衛)
魔力を使わずに剣を受け流せる
= 魔法使いを守る壁になる

※びわおちゃんブログ作成

つまり、次回は「不器用な男たち二人の共闘」が見どころになるはずです。

言葉数の少ないゲナウと、お人好しだが芯の強いシュタルク。性格も戦闘スタイルも違う二人が、「魔法使いたちを守るための盾」として前線に立つ。
第34話で描かれた「絶望」が深ければ深いほど、次回の彼らの反撃は、最高に熱いカタルシスをもたらしてくれるでしょう。

Next Battle Forecast

  • 🔑 攻略の鍵:魔法防御を捨て、「物理」で受ける覚悟
  • 🛡️ 注目ペア:シュタルク & ゲナウ
  • 🔥 期待値:戦士としてのシュタルクの「覚醒」はあるか?
🔍

第34話「討伐要請」解析データ(FAQ)

Qアニメ34話は原作漫画のどこに対応していますか?

原作コミックス第8巻に収録されています。具体的には、第71話「討伐要請」から第72話「将軍」の前半部分にあたります。

「神技のレヴォルテ編」はここから本格化します。アニメの続きや、カットされた細かい心理描写が気になる方は第8巻をチェックしてみてください。

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Qゲナウがいつもより冷たかったり、暗かったりしたのはなぜ?
今回訪れた村はゲナウの故郷だったからです。
しかし、到着した時にはすでに魔族によって村は全滅させられていました。彼は「感傷はない」と言い切りましたが、変わり果てた故郷と、守れなかった人々への無念が、あの静かな怒りに繋がっています。
Q敵の「レヴォルテ」は何者?どれくらい強い?
彼は魔王軍の「将軍」クラスの魔族です。
4本の腕それぞれに魔剣を持つ「四刀流」の使い手で、魔法よりも物理的な剣技を極めています。フリーレンが「相性が悪い」と評した通り、魔法使いにとって天敵となる「質量攻撃」と「スピード」を兼ね備えた強敵です。
Qなぜ一級魔法使いが2人もいて苦戦するの?
「魔法防御の燃費の悪さ」が原因です。
レヴォルテの剣は物理的な「質量」を持っており、これを魔法障壁で防ごうとすると膨大な魔力を消費してしまいます。持久戦になれば魔力切れで負けてしまうため、前衛(タンク)がいない魔法使い単独パーティでは詰んでしまうのです。
Q今回のフェルンの「癒やしポイント」はどこ?
シリアスな回でしたが、フェルンの食いしん坊ぶりは健在でした。
1. 廃村でフリーレンの許可が出た瞬間に硬いパンをかじる。
2. メトーデへの嫉妬(?)でむっとしている手には、まだパンが握られている。
このブレない姿勢が、視聴者の心の救いとなっていました。

編集後記:私たちが「フリーレン」を見続ける理由

最後に、少しだけ真面目な話をさせてください。

今回、ゲナウは故郷の廃村を訪れました。
「もう誰もいない」「感傷はない」と彼は口にしましたが、その背中からは、言葉にしきれない重みが滲み出ていました。

『葬送のフリーレン』という作品が私たちの心を掴んで離さない理由は、派手な魔法バトルだけではありません。それは、登場人物たちが皆、「過去」という名の荷物を背負って歩いているからではないでしょうか。

  • ヒンメルとの死別を背負うフリーレン。
  • ハイターとの約束を背負うフェルン。
  • そして、滅びた故郷と相棒の死を背負うゲナウ。

彼らが過去を「忘れる」のではなく、「抱えたまま前に進む」姿を見るたび、私たちはそこに自分自身を重ねてしまいます。私たちもまた、大小の差はあれど、何かを置いてけぼりにして大人になっているからです。

次回の第35話、ゲナウは過去の因縁(レヴォルテ)とどう決着をつけるのか。
それは単なる魔族討伐ではなく、彼自身が「止まっていた時間」を動かすための戦いになるはずです。

その瞬間を、また来週、皆さんと一緒に見届けたいと思います。
(パンを用意して待機しましょう。硬いやつを。)

まとめ:その旅路を、心に刻む。

勇者ヒンメルの死から始まった、エルフの魔法使いフリーレンの「人を知る」旅。
淡々とした日常の中に隠された、胸を締め付けるような切なさと温かさは、アニメだけでは味わい尽くせません。

漫画版ならではの繊細な筆致と、コマの間の静寂。
それを自分のペースで噛みしめる時間は、何にも代えがたい宝物になるはずです。

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