ホンダヴェゼル購入記と題してシリーズ記事を掲載中ですが、日経新聞電子版に「ソニーが電気自動車(EV)に参入」という記事が掲載されました。 昨日はホンダの戦略転換の話でしたが、今回の話も今後のクルマ購入に大きくかかわることなのでお知らせします。 車の価値は「移動」から「エンタメ」に変わるのかホンダヴェゼル購入記と題してシリーズ記事を掲載中ですが、日経新聞電子版に「ソニーが電気自動車(EV)に参入」という記事が掲載されました。 昨日はホンダの戦略転換の話でしたが、今回の話も今後のクルマ購入に大きくかかわることなのでお知らせします。
ホンダヴェゼル購入記№6
ソニーグループが2022年春にソニーモビリティという新会社を設立し、電気自動車(EV)市場への参入を検討すると発表した。米ラスベガスの見本市「CES」では多目的スポーツ車(SUV)型の試作車を披露し、新市場にかける意気込みを示した。「SONYカー」の登場は100年に1度といわれる自動車市場の地殻変動を映すものだ。強い自動車産業は日本経済のけん引役であり、新旧のプレーヤーが競い合うことで、市場の活性化と産業基盤の強化につなげたい。
ソニーグループの吉田憲一郎最高経営責任者(CEO)は「車の価値を『移動』から『エンタメ』に変える」と宣言する。車をただの走る機械ではなく、音楽や映像などを楽しむ空間と再定義し、自動運転のための画像センサーや映像・音響など自社の得意技術を詰め込む考えだろう。かつて「ウォークマン」などを世に出したソニーがどんな車をつくるのか、楽しみだ。(以下省略)
これは米ラスベガスで開催中のテクノロジー見本市「CES」の会場で、電気自動車(EV)事業を担当する新会社を2022年春に設立すると発表したことを受けてのものです。
ソニーの吉田社長は記者会見で「センサーやクラウド、5G、エンターテインメント技術、コンテンツを組み合わせる必要がある」と指摘しました。ソニーグループはこうした技術を一社で手がけており、「モビリティーを再定義する好位置に付けている」と強調したといわれています。
EVはガソリン車と比較して部品点数が大幅に少なく、参入障壁は低いと言われています。だからこそ中国が日本車に追いつき、追い越すためにEV化を急いでいるのだという側面があります。
また、多くの部品がセンサーで制御されている電子部品であり、ソニーが蓄積してきた画像センサー技術、エンターテイメント技術の転用余地は大きく、ソニーの立ち位置は新たなEV創出にきわめて有利な位置にあると言えます。
もちろん既存の自動車メーカー以外でも、アップルやグーグルなども参入を目指しています。これは自動車がインターネット技術でつながったコネクティッドカーとなった現在、完成車メーカーだけでなく、様々な分野からの参入が増えることを示しています。ソニーもその中の有力メーカーでありソニー発のEVが現れるのはそう遠くない先でしょう。
ソニーの吉田社長は車の価値を「移動」から「エンタメ」に変えると言っていますが、どのようなことでしょうか。ソニーが提供を目指すクルマは当然自動運転車でしょう。僕たちはそのエンタメ空間でVRやヒーリング音楽を楽しむことになるのでしょうか。
僕らが長い間乗ってきたクルマの車内はプライベートなモビリティー空間でした。僕たちはその空間の中で外の風景とつながり、移動を楽しんできたのです。しかし、車が音楽や映像を楽しむ空間になるとしたらどのような未来を再定義しなければならないのでしょうか。
ソニーの得意分野であるゲーム機はすでに売り切り商品はではなく、月額使用料で楽しむサブスクリプションに移行しています。ゲーム機はコンテンツ勝負の商品であり、コンテンツは常にバージョンアップします。ユーザーは新コンテンツが出るたびにゲーム機を買い替えることは大変です。そのため、バージョンアップがなされるたびにアップデートしたコンテンツを、同じゲーム機で楽しむという遊び方が定着しています。 車においても当然同じ考え方で、購入による所有から月額・年額のサブスクへ、定率・定額の減価償却から有償アップデートへ転換していくのだと思います。ハードウェアとしての車が古くてもアップデートしたコンテンツが新しければ新車より中古車価格が高くなる未来が来るかもしれませんね。
次回は新形ヴェゼルの最大のライバル、カローラクロスとの徹底比較です。
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