2025年夏アニメランキング10月1日速報!きせ恋の神回はダンダダン覇権を覆したか?

こんにちは!アニオタworld!&びわおちゃんブログへようこそ!

記録的な猛暑と共に駆け抜けた2025年夏アニメシーズンも、ついに終わりを迎えようとしています。約80本以上がひしめき合った史上最大級のクールは、多くの作品が感動の最終回を迎え、アニメファンそれぞれの心に確かな爪痕を残しました。一方で、まだ運命の最終話を残し、クライマックスの熱狂が最高潮に達している作品も存在します。

当ブログでは、これまで8月4日時点の「スタートダッシュランキング」、中盤戦の「8月23日時点ランキング」、そして終盤戦突入直前の「9月9日時点ランキング」と、3度にわたりその勢力図を追いかけてきました。

そして本日、2025年10月1日。ほとんどの作品が物語を終え、その真価が確定した今、最後の速報ランキングを発表します。

今回の最大のテーマは、「最終話を残した作品は、クライマックスの勢いで放送終了組の金字塔を追い越せるのか?」です。そして、前回の記事で私が「嵐の前の静けさ」と評し、その後にアニメ史に残る「神回」を投下した『その着せ替え人形は恋をする』は、一体どこまで順位を上げたのか?

2025年夏、真の覇権を手にしたのはどの作品か。最後の最後まで見逃せない、熱狂の最終報告を始めます!

目次

  1. ランキング集計基準:最終評価を見据えた「真価」を問う物差し
  2. 2025年夏アニメ 最終盤速報ランキング ベスト10一覧(10月1日時点)
  3. 各作品の解説:栄光と熱狂のフィナーレ、それぞれの軌跡
  4. 2025年夏アニメ総括:覇権の行方と忘れられない物語たち
  5. 最後に:最高の夏をありがとう

ランキング集計基準:最終評価を見据えた「真価」を問う物差し

まずは、今回のランキング集計基準を改めて確認します。前回の9月9日時点ランキングから導入した、「現在進行形の面白さ」を測るための終盤戦仕様の基準を、最終評価としてアップデートしました。

  • 批評・レビュー評価 (Critical & Audience Acclaim) – 40点
    Filmarksや各種レビューサイトにおける、最終話放送後の確定スコアを反映。物語全体の完成度、結末のカタルシス、視聴後感など、作品が最終的に視聴者から得た評価を最重視します。
  • 話題性維持率 (Sustained Buzz Rate) – 40点
    最終回放送時のSNSでのトレンド規模や、放送終了後も続く考察・感想ツイートの熱量、いわゆる「ロス」の声の大きさなどを評価。シーズンを通してどれだけファンの心を掴み続けたかの指標です。
  • 物語のポテンシャル (Narrative Potential) – 20点
    物語が持つテーマ性、後世への影響力、続編への期待感など、シーズン終了後も「語り継がれる作品」としての価値を評価。多くの視聴者に「忘れられない一作」として刻まれたかを測ります。

この最終基準によって、一時の勢いだけでなく、シーズンを通して一貫したクオリティと感動を提供し続けた真の傑作が明らかになります。それでは、運命の最終ランキングを見ていきましょう。

2025年夏アニメ 最終盤速報ランキング ベスト10一覧(10月1日時点)

お待たせいたしました!これまでの順位変動と共に、最新にして最後となるTOP10を発表します!『その着せ替え人形は恋をする』の驚異的な追い上げに注目してください!

10/1順位 (変動)作品名総合点9/9順位8/23順位8/4順位
🥇1位 (→)ダンダダン 第2期99点1位1位1位
🥈2位 (→)光が死んだ夏97点2位2位3位
🥉3位 (↑3)その着せ替え人形は恋をする Season295点6位4位4位
4位 (↓1)薫る花は凛と咲く94点3位5位6位
5位 (↓1)タコピーの原罪90点4位3位2位
6位 (↓1)怪獣8号 第2期89点5位6位5位
7位 (→)瑠璃の宝石82点7位7位7位
8位 (→)SAKAMOTO DAYS 第2クール80点8位8位9位
9位 (↑1)鬼人幻燈抄 第二クール77点10位圏外圏外
10位 (↓1)サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと75点9位9位8位

首位と2位は鉄壁!しかし、その下で『その着せ替え人形は恋をする』が驚異の3ランクアップを果たし、トップ3に殴り込み! 『薫る花は凛と咲く』も高得点を維持しましたが、惜しくも4位へ。この地殻変動の裏で何があったのか?1作ずつ、その結末と評価の理由を熱く、深く、語り尽くします!

各作品の解説:栄光と熱狂のフィナーレ、それぞれの軌跡

🥇第1位:ダンダダン 第2期 (揺るぎなき絶対王者、伝説の完成)

総合点:99点 | 批評: 40/40 | 話題性: 39/40 | ポテンシャル: 20/20

**2025年夏、この作品の前に敵はいなかった。**シーズン開幕から一度も王座を譲ることなく、圧倒的な力で駆け抜けた『ダンダダン 第2期』。最終回までそのクオリティは一切衰えず、むしろ最終決戦ではTVアニメの常識を破壊するほどの超絶作画を叩きつけ、視聴者の度肝を抜きました。ホラー、SF、バトル、ギャグ、ラブコメ…あらゆる要素が完璧なバランスで融合し、毎週が最終回のような熱量で我々を殴りつけてきた怪物。

最終盤では、モモとオカルンが互いの存在をこれまで以上に深く認識し、手を取り合って最強の敵に立ち向かう姿が描かれました。それは単なる恋愛感情を超えた、魂レベルで結ばれた”バディ”の完成形。その尊さとケレン味溢れるバトルの融合は、他のどんな作品にも真似できない『ダンダダン』だけの領域でした。批評・レビューサイトでは満点に近いスコアが続出し、放送終了後も「ダンダダンロス」の声が鳴り止みません。文句なし、満場一致の覇権アニメです。

【管理人のひとこと】
完敗です。いや、完敗という言葉すらおこがましい。ただひれ伏すしかありません。最終回の戦闘シーン、私は3回観ました。3回とも口を開けてポカンとしてました(笑)。サイエンスSARUは我々に「TVアニメの限界はまだ先にある」ということを示してくれたのです。原作の魅力を最大限に引き出し、アニメならではの表現でそれを超えていく。この奇跡をリアルタイムで追えたことに、ただただ感謝。3期、いや劇場版、何でもいいから早く続きを…!

🥈第2位:光が死んだ夏 (静かなる傑作、心に刻まれた夏の傷跡)

総合点:97点 | 批評: 39/40 | 話題性: 38/40 | ポテンシャル: 20/20

もし『ダンダダン』という規格外の怪物が存在しなければ、間違いなく今期の覇権を獲っていたであろう作品。それが、この『光が死んだ夏』です。日本の田舎の夏特有の湿り気と閉塞感、日常に静かに忍び寄る恐怖、そして”ナニカ”に成り代わられた親友への歪で純粋な愛情。そのすべてが芸術的な映像と演出で描かれ、多くのアニメファンの心に忘れられない傷跡を残しました。

最終回は、衝撃的でありながら、どこか美しさすら感じる結末でした。よしきが下した決断、そして”ヒカル”が示した想い。それは単純なハッピーエンドでもバッドエンドでもない、「よしきとヒカル」だけの物語の着地点でした。放送後、SNSは結末に対する様々な解釈や考察で溢れかえり、物語が終わってもなお、その世界から抜け出せないファンが続出。視聴者の心に深く問いかけ、考えさせる力を持った、文学作品のような傑作です。

【管理人のひとこと】
終わってしまった…。見届けたい、でも終わってほしくない。そんな矛盾した気持ちで最終回を観ました。そして、見事に心を抉られましたね…。蝉の声を聞くたび、夏の夕暮れを見るたび、きっとこの物語を思い出すでしょう。よしきと”ヒカル”の関係性を「ブロマンス」や「BL」といった既存の言葉で片付けるのは、あまりにも野暮。これは、もっと根源的な「魂の繋がり」の物語だったのだと、私は思います。生涯忘れられない一作になりました。

🥉第3位:その着せ替え人形は恋をする Season2 (奇跡の大逆転!伝説の神回が全てを塗り替えた)

総合点:95点 | 批評: 38/40 | 話題性: 39/40 | ポテンシャル: 18/20

事件です。これは2025年夏アニメ最大の事件と言っていいでしょう。9月9日時点では6位と、「安定しているが爆発力に欠ける」とまで私が評してしまった『その着せ替え人形は恋をする Season2』が、終盤のたった数話でごぼう抜き!トップ3に堂々のランクインです! なぜこんな奇跡が起きたのか?答えは単純明快。アニメ史に永遠に刻まれるであろう、伝説の”神回”が投下されたからです。

中盤までの「ホラーゲーム『棺』合わせ」に向けた丁寧な助走は、すべてこの瞬間のためでした。終電を逃し、新菜(ごじょう)が海夢(まりん)の家に泊まることになるという、ラブコメの王道にして最終兵器。その破壊力は、我々の想像を遥かに超えていました。CloverWorksの変態的(褒め言葉)な作画と演出が、海夢の恋する乙女の表情、仕草、心の声を完璧に描き切り、日本中のオタクの心を焼き尽くしたのです。この爆発力は、批評・レビュー評価を一気に押し上げ、何より「話題性」では『ダンダダン』すら凌駕するほどのムーブメントを巻き起こしました。まさに、”好き”の力が起こした大逆転劇です。

【管理人のひとこと】
前回の記事を書いた自分を殴りたいッ…!「嵐の前の静けさ」なんて悠長なことを言っていた自分が恥ずかしい!

これは嵐じゃない、超巨大ハリケーンでした!「今は全部ですけど!?」のシーン、私はリアルに声を出して床を転がりました。あの海夢の表情、声、間の取り方、全てが国宝。新菜の誠実さが生んだ奇跡の一夜。ラブコメというジャンルが到達できる、一つの究極を見た気がします。きせ恋、舐めてて本当にごめんなさい。そして、最高の感動をありがとう!

4位:薫る花は凛と咲く (口コミが生んだ奇跡、最後まで輝き続けた誠実の物語)

総合点:94点 | 批評: 38/40 | 話題性: 37/40 | ポテンシャル: 19/20

『きせ恋』の驚異的な追い上げに一歩及ばず、最終順位は4位。しかし、この作品が今期最大のシンデレラストーリーであったことに、一点の曇りもありません。放送前はほぼノーマークだった本作が、口コミの力だけでここまで駆け上がったのです。底辺校の凛太郎とお嬢様校の薫子。二人のピュアで、どこまでも誠実な恋愛模様は、刺激の強い作品が多い中で、多くの視聴者の心を癒し、浄化してくれました。

最終回では、二人の関係が周囲に認められ、温かい祝福に包まれるという、これ以上ないほど幸福なカタルシスが描かれました。派手な事件やドラマチックな展開ではなく、キャラクターの心情を丁寧に、ひたすら丁寧に積み重ねることで、これほどの感動を生み出せる。アニメという表現の持つ、物語の力を改めて証明してくれた作品です。各種満足度調査で常にトップクラスだったことが、そのクオリティを物語っています。

【管理人のひとこと】
もうね、結婚おめでとう!って感じです(笑)。最終回の凛太郎と薫子さんの笑顔を見て、自分のことのように嬉しくなりました。そして、二人を支えた昴くんや、千鳥高校・桔梗女子の友人たち、みんな最高だった!昨今のアニメはどんでん返しや考察要素が重視されがちですが、こんなにも真っ直ぐで、優しい物語が多くの人の心を掴んだという事実が、何より嬉しいです。私の荒んだ心は、毎週この作品によって浄化されていました。本当にありがとう。

5位:タコピーの原罪 (放送終了後もなお語り継がれる、伝説の衝撃作)

総合点:90点 | 批評: 37/40 | 話題性: 35/40 | ポテンシャル: 18/20

順位こそ序盤の2位から5位へと落としましたが、その評価は決して色褪せていません。全6話という短い構成で、テレビ放送も無いにも関わらず、アニメ界に社会現象を巻き起こした『タコピーの原罪』。放送はとっくに終了しているのに、最終ランキングでこの位置にいること自体が異常事態であり、本作が「伝説」となった証左です。

可愛らしいタコピーの見た目とは裏腹に、現代社会の闇(いじめ、ネグレクト、毒親)を容赦なく描き出すストーリーは、多くのアニメファンの心に深い爪痕を残しました。ニコニコ動画などでの「コメント弾幕がないと見れない」という独特の視聴文化を生み出し、良くも悪くも今期を象徴する一作となったことは間違いありません。物語の衝撃が強すぎるためリアルタイムの話題性は落ち着きましたが、作品の完成度と後世への影響力は計り知れません。

【管理人のひとこと】
もう一度見返す勇気は、まだ出ません…。それくらいの衝撃でした。でも、この物語から目を背けてはいけない、とも強く感じています。ハッピーを届けに来たタコピーが、人間の業に触れて絶望していく姿は、本当に見ていて辛かった。「わ、わんないっピ…」は、2025年のアニメ流行語大賞候補でしょう。タコピーのおかげで私のブログのPVも伸びました、ありがとうタコピー(欲望丸出し)。

6位:怪獣8号 第2期 (王道を行く面白さ!クライマックスはこれからだ!)

総合点:89点 | 批評: 36/40 | 話題性: 35/40 | ポテンシャル: 18/20

序盤から安定して上位をキープし続けた『怪獣8号 第2期』が6位でフィニッシュ(暫定)。Production I.Gとスタジオカラーのタッグによる規格外の映像クオリティは、最後まで圧巻の一言でした。第2期では、カフカの正体が露見し、防衛隊から追われるというシリアスな展開に突入。仲間との絆が試される、より深みのある群像劇へと進化しました。特に、保科副隊長と怪獣10号の死闘は、今期屈指の名バトルとして語り継がれるでしょう。

そして重要なのは、この作品はまだ最終話を残しているということ。最大の敵との決戦、そしてカフカが「人類の希望」であることを証明する最後の戦いがこれから描かれます。最終回の出来次第では、この順位はまだ変動する可能性を秘めています。

【管理人のひとこと】
毎週の楽しみです、これは。難しいこと考えずに「うおおお!カッケェェ!」ってなれる。こういうのでいいんだよ、こういうので! 保科副隊長の戦闘シーンはマジで痺れました。最終回、一体どんな作画を見せてくれるのか…今から楽しみで仕方ありません。カフカ、お前の力を世界に見せつけてやれ!最終回の熱量次第では、タコピーを抜いて5位に食い込む可能性も十分あると見ています!

7位:瑠璃の宝石 (地学の魅力と少女の青春、長く愛される良作)

総合点:82点 | 批評: 33/40 | 話題性: 31/40 | ポテンシャル: 18/20

派手さはないながらも、根強いファンを獲得し続け、7位という定位置を守り抜いた『瑠璃の宝石』。宝石や鉱物に魅せられた少女・瑠璃が、地学部の仲間たちと共に成長していく姿を、どこまでも真摯に描いた作品です。自分の「好き」を中々口に出せなかった主人公が、仲間との出会いを通じて世界を広げていく王道の青春ストーリーは、多くの視聴者の共感を呼びました。

最終回では、瑠璃が自分だけの「宝物」を見つけ、自信を持って未来へ踏み出す姿が描かれ、温かい感動に包まれました。「このアニメを見て鉱物に興味を持った」という声も多く、知的好奇心を刺激する教養アニメとしての一面も高く評価されています。一時のブームではなく、長く愛されるタイプの作品と言えるでしょう。

【管理人のひとこと】
こういう作品がちゃんと評価されるのは嬉しいですね。自分の「好き」を貫くことの素晴らしさを、改めて教えてくれます。瑠璃ちゃんがキラキラした目で石を見つけるシーンは、見ているこっちまで嬉しくなっちゃう。心が洗われるようなアニメでした。そしてやっぱり、瑠璃ちゃんは『おにまい』のまひろちゃんに似ていると思います!誰か共感してください!

8位:SAKAMOTO DAYS 第2クール (怒涛のアクション!最終決戦に期待高まる)

総合点:80点 | 批評: 31/40 | 話題性: 32/40 | ポテンシャル: 17/20

第1クールから続く『SAKAMOTO DAYS』が8位をキープ。第2クールでは「JCC編入試験編」に突入し、物語はさらにヒートアップ!坂本をはじめ、シンや新たなライバルたちが繰り広げる、常識外れのスタイリッシュアクションが炸裂しました。アニメならではのスピード感とケレン味溢れる演出が原作の魅力を増幅させており、特にアクションシーンの評価は非常に高いです。

こちらもまだ最終話を残しており、試験の結末と、坂本を狙う新たな刺客との戦いがどう決着するのか、最後まで目が離せません。クライマックスでどれだけド派手なアクションを見せてくれるかによって、ファンの最終的な満足度は大きく変わってくるでしょう。

【管理人のひとこと】
アクション作画、マジでどうなってんだ…。坂本さんの、あの太った体からは想像もつかない軽やかな動きが、アニメで見事に表現されていて最高! ギャグとシリアスの緩急も絶妙で、飽きさせない構成が見事です。最終回、どんなスタイリッシュな戦いを見せてくれるのか、本当に楽しみです!

9位:鬼人幻燈抄 第二クール (物語は至高、作画に泣いたポテンシャルの塊)

総合点:77点 | 批評: 36/40 | 話題性: 28/40 | ポテンシャル: 13/20

終盤戦でTOP10にランクインした『鬼人幻燈抄』が、一つ順位を上げて9位でフィニッシュ。江戸時代から平成まで、170年以上にわたって鬼と戦い続ける男の壮大な物語。その重厚でダークな世界観と、時に残酷な運命に翻弄されるキャラクターたちの生き様は、じっくりと物語に浸りたい玄人好みのアニメファンから絶大な支持を集めました。

しかし、最後まで足を引っ張ったのが、やはり「作画の不安定さ」でした。物語が最高潮に盛り上がるシーンでさえ、作画が追いついていない場面が散見され、「ストーリーは神なのに…」と嘆く声が絶えませんでした。もし作画が安定していれば、もっと上位に食い込めたはず。ポテンシャルは計り知れないだけに、非常にもったいない作品でした。

【管理人のひとこと】
**頼む…!頼むから万全の体制で3期を…!**と叫びたい。ストーリーとキャラクターの魅力は、間違いなく今期トップクラスでした。甚太の苦悩、鈴音の健気さ、感情移入しすぎて辛くなるレベル。だからこそ、作画が気になってしまうのが、本当に、本当に悔しいんです。

特に「二人静」のエピソードのように、魂を揺さぶられる文学的な名場面があるからこそ、クライマックスで「あなた誰ですか?」と言いたくなるレベルの作画崩壊が起きると、物語への没入感を一気に削がれてしまう。もし万全の作画だったら、『光が死んだ夏』と並ぶ芸術的作品として、もっと上位で語られていたはず。それだけのポテンシャルがあっただけに、非常にもったいない作品でした。それでも、この重厚な物語を見届けられたことには感謝しています。

10位:サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (静かなる実力者の着地)

総合点:75点 | 批評: 30/40 | 話題性: 29/40 | ポテンシャル: 16/20

最終盤で一つ順位を落としたものの、見事にTOP10に踏みとどまった『サイレント・ウィッチ』。最強の魔女でありながら極度の人見知りという主人公モニカのギャップが、シーズンを通して安定したファンを獲得し続けました。派手な覇権争いには加わらなかったものの、その独特な魅力は特定のファン層に深く刺さり、一部の満足度調査ではなんと1位を獲得するという大金星も挙げています。

最終回では、モニカが自身の力と向き合い、大切な王子を守り抜くという、王道ながらも胸が熱くなる展開を見せてくれました。最強なのに自己肯定感が低く、常に内心パニックになっている彼女が、勇気を振り絞る姿を応援し続けた視聴者は多かったはずです。シーズンを通して大きな失速なく、堅実に物語を描き切ったことが、この最終順位に繋がりました。

【管理人のひとこと】
以前、「面白い回とつまらない回の差が激しい」なんて偉そうなことを言ってしまいましたが、終わってみれば「毎週モニカちゃんに癒されていたな…」という感想です(笑)。彼女の内心の焦りっぷりと、それを知らない周囲との温度差が、やっぱりこの作品の一番の魅力でしたね。最後まで見届けた今なら言えます。これは間違いなく良作です。ただ…やっぱりギャグ顔はもうちょっとマイルドでも良かったかな、とは思ってます!

2025年夏アニメ総括:覇権の行方と忘れられない物語たち

長かったようで短かった2025年夏アニメシーズンも、これでほぼすべての作品が走り切りました。改めて、今期を振り返ってみたいと思います。

最終話を残す刺客たち、王座を覆せるか?

まず、今回の記事のテーマであった**「最終話を残した作品は、放送終了組を追い越せるか?」**について。

ランキング6位の『怪獣8号 第2期』と8位の『SAKAMOTO DAYS 第2クール』は、まだ最後の戦いを残しています。どちらも最終回で超絶作画のバトルが期待されており、SNSを大いに沸かせることは間違いないでしょう。しかし、上位3作品、特に『ダンダダン』と『光が死んだ夏』が築き上げた牙城は、あまりにも高く、厚い。最終回の盛り上がりだけでこの点差を覆すのは、正直に言って至難の業でしょう。

彼らは最後までTOP10に残り続けるでしょうが、トップ3の序列を覆すまでには至らない、というのが私の最終的な見解です。

「きせ恋」の奇跡と「薫る花」の誠実さが示したもの

今期最大のドラマは、やはり**『その着せ替え人形は恋をする Season2』の奇跡の追い上げでした。アニメは終盤に「神回」を用意することで、これほどまでに評価を覆せるのだと、改めて証明してくれました。そして、ノーマークから口コミだけで4位にまで駆け上がった『薫る花は凛と咲く』**。この2作品は、制作陣の作品への「愛」と「誠実さ」が、必ず視聴者に届くことを教えてくれました。

最後に:最高の夏をありがとう

2025年夏アニメは、前評判通りの強力な続編がシーンを牽引する一方で、『光が死んだ夏』のような芸術的傑作や、『薫る花は凛と咲く』のような口コミが生んだシンデレラストーリー、そして『タコピーの原罪』のような社会現象級の衝撃作まで登場する、まさに「史上最大級」の名にふさわしい、豊作のクールでした。

8月4日のスタートダッシュランキングから始まり、約2ヶ月にわたってこのランキング企画にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。皆様からの反響が、この記事を最後まで書き上げる大きな力となりました。

来たる2025年秋アニメも、また素晴らしい作品たちとの出会いが待っているはずです。少しだけ休息を挟んで、また新たなアニメの世界でお会いしましょう!

それでは、皆さん、最高の夏をありがとうございました!


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