【永久のユウグレ 6話考察】終末の果てで愛を叫んだ「きかい」の涙

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前回の第5話、息もできないほどの衝撃的な展開でしたね。アキラを庇って銃弾に倒れたユウグレの怒りの覚醒、そして「殺すな」という命令の狭間で揺れる彼女の姿に、私たちは固唾を呑んで見守りました。シリアスな展開の果てに辿り着いた乳頭温泉郷での束の間の平穏、そしてユウグレからの「アキラとデートがしたいです」という、あまりにも純粋で、切実な願い。この一言が、私たちの心をどれだけ温かくしたことでしょう。

そして迎えた第6話「終末の果てで愛を叫んだきかい」。このタイトルが発表された時から、多くのファンが様々な考察を巡らせていたはずです。戦争の爪痕が残る世界で、アンドロイドの少女が初めて経験する、本当の「デート」。それはきっと、甘酸っぱくて、どこか切なくて、そしてこの物語の核心に触れる、忘れられない一日になるに違いない、と。

その予感は、私たちの想像を遥かに超える形で的中しました。200年前のトワサの想いと、現代のユウグレの感情が交差し、アンドロイドが「心」を獲得する奇跡の瞬間を描いた神回でした。この記事では、この美しくも儚い初デートの一日を丁寧に追いながら、そこに隠された幾重もの伏線と、物語の根幹をなす深遠なテーマを、あなたと一緒に、どこまでも深く、熱く考察していきたいと思います。

(ネタバレ注意)本ブログはアニメ『永久のユウグレ』の理解を促進するための感想・解説・考察に留まらず、ネタバレになる部分を多く含みます。

目次

  1. アンドロイドは恋の夢を見るか?ぎこちない初デートの幕開け
  2. 200年の時を超えるトワサの遺言 ―「感情は誰かを思う気持ちにも芽生える」
  3. 「俺は、ユウグレがユウグレでよかった」― 終末の果てで結ばれる二つの魂
  4. 「大好きですよ」― 新たな旅路への序章と不穏な未来への伏線
  5. 次なる旅路へ―第7話『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』を大予想!
  6. まとめ:機械の涙が溶かす、愛の境界線
  7. 物語の欠片を、あなたの手に。作品世界に浸るアイテムたち
  8. この切ない物語を見逃さないで。放送・配信情報まとめ

アンドロイドは恋の夢を見るか?ぎこちない初デートの幕開け

第5話のラストで約束された、アキラとユウグレの初めてのデート。それは、アンドロイドであるユウグレが「人間」の感情、とりわけ「恋」という最も複雑で美しい感情に目覚めていく、記念すべき第一歩となりました。

「アキラのせいです」― 恋に落ちた乙女の不調と向日葵の浴衣

デートの朝、物語は微笑ましい一幕から始まります。いつもなら旺盛な食欲でアキラを驚かせるユウグレが、女将アジサイさん自慢の朝食に食が進まず、おかわりもしないのです。心配するアキラに「なんでもありません」と取り繕いますが、その顔はどこか強張り、視線は定まりません。もちろん、恋愛偏差値45のアキラには、その原因が「自分とのデートに緊張して食事が喉を通らない」ことだとは微塵も気づいていません。この鈍感さも、また彼らしいのですが…

そして、この日のためにユウグレは周到な準備をしていました。前夜、アモルに「明日はアキラと二人きりにしてほしい」と真剣な表情で頼み込んでいたのです。いつも三人で旅をしてきたアモルが抱く寂しさを理解しながらも、それでも「二人きり」を願わずにはいられない。これもまた、恋する乙女の切実な願いの表れでしょう。

アジサイさんの計らいでユウグレが身を包んだのは、彼女の金髪を思わせる眩しい向日葵が描かれた、落ち着いた紺地の浴衣。大きな花飾りで髪を結い、恥ずかしそうに「どうですか?」と問いかける姿は、もはや戦闘用アンドロイドの面影はなく、恋する一人の少女そのものでした。言葉を失うアキラに「ちゃんと準備したんですからチューの一つや二つ、してきてくださいね」と囁くアジサイさんのアシストも完璧でしたね。この瞬間、ユウグレはトワサの面影を持つアンドロイドではなく、アキラとの特別な一日を前に胸をときめかせる、「ユウグレ」という一人の女性として私たちの前に立ったのです。

「気持ちの問題です!」― 鼻緒のお約束と芽生える人間らしさ

温泉街でのデートは、どこかぎこちない空気の中で進みます。そんな二人を繋ぐのが、王道のラブコメ的「お約束」の数々でした。「花より団子か」とからかうアキラに「お花です」と即答した直後、盛大に鳴り響く腹の虫。「顔がむくむといけないから」という可愛らしい言い訳に、「アンドロイドってむくむのか」とマジレスするアキラ。そして「気持ちの問題です!」と頬を膨らませるユウグレ。この一連のやり取りは、彼女が論理やスペックではなく、「気持ち」という人間的な価値基準で行動し始めていることの何よりの証拠です。

そして、極めつけは下駄の鼻緒が切れるという鉄板のハプニング。アキラが慣れた手つきでそれを直してあげる姿に、ユウグレは「アキラ、うれしいです」と、心からの笑みをこぼします。その、あまりにも自然で、儚げで、美しい微笑みに、アキラは思わず「綺麗だな…」と呟いてしまう。

この言葉は、アキラの中でユウグレの存在が確実に変化していることを示す、非常に重要な一言です。彼はこれまで、ユウグレを通してトワサの面影を見ていました。しかし、この瞬間、彼は目の前にいる浴衣姿の「ユウグレ」その人を見て、純粋に「綺麗だ」と感じたのです。それは、過去の恋人への想いとは別の、今を共に生きる一人の女性に向けられた、新たな感情の芽生えと言えるでしょう。

「愛とはどこまでも利己的なもの」― アモルの孤独とハニヤマの選択

物語がアキラとユウグレの甘酸っぱいデートを描く一方で、もう一つのドラマが進行していました。それは、一人残されたアモルの心の葛藤です。

ユウグレの願いを聞き入れ、気丈に二人を送り出したアモル。しかし、その胸の内は「一緒じゃないこと」への複雑な気持ちで渦巻いています。スケッチブックに向かっても、描きたいものが見つからない。そんな彼女のモヤモヤを、ヨクラータとハニヤマは優しく受け止めます。

「直接伝えてしまったらどうだい?」というヨクラータの助言に、「でも、嫌な気持ちにさせちゃうよ」とためらうアモル。そんな彼女に、ヨクラータは静かに、しかし核心を突く言葉を告げます。

「しかたないさ、愛とはどこまでも利己的なものなんだから」

この言葉は、本作のテーマを貫く重要な真理です。誰かを大切に思う気持ちは、同時に「自分だけを見てほしい」「そばにいてほしい」という利己的な独占欲と表裏一体です。アモルが抱く寂しさは、彼女がアキラとユウグレを本当に大切に思っているからこそ生まれる、人間としてあまりに自然な感情なのです。

そしてヨクラータの問いは、隣にいるハニヤマにも向けられます。彼はOWELの管理官でありながら、恋人アジサイの温泉宿が失われる原因となる鉱石採掘計画を、彼女に内緒で阻止しようとしていました。ヨクラータは問います。「君が本当に恐れているのは、アジサイくんに愛想を尽かされることかい?」。

これはハニヤマにとって、非常に痛い問いかけです。彼はアジサイを愛するがゆえに、彼女を危険な問題に巻き込みたくない、心配させたくないと考えています。しかしその「優しさ」は、裏を返せば「彼女を信じていない」「一人で問題を抱え込み、彼女を対等なパートナーとして見ていない」ことの表れでもあります。そして何より、「計画が失敗して、無力な自分にアジサイが失望する」ことを恐れているのです。愛ゆえの行動が、結果的に相手を遠ざけてしまう。このジレンマは、ハニヤマだけでなく、現実を生きる私たちにも深く突き刺さる問題ではないでしょうか。

200年の時を超えるトワサの遺言 ―「感情は誰かを思う気持ちにも芽生える」

第6話の白眉は、ユウグレの初デートと並行して挿入された、200年前のトワサの回想シーンです。このシーンこそ、ユウグレという存在の本質と、この物語の根幹を解き明かす、最重要パートと言っても過言ではありません。

AIは人に恋をするか?― 2045年の問いかけとユウグレの現在

時は2045年、シンギュラリティが囁かれ始めた時代。若き日のトワサは、アキラからプレゼントされた犬型ロボット「ダブー」をメンテナンスしています。その様子を見て、AI“いつきしま”は「ダブーはふたりの子供みたいですね」と、まるで人間の友人のように語りかけます。

そして、トワサは“いつきしま”に、この物語の核心に触れる問いを投げかけます。

「いつきしま、AIは人間に恋すると思う?」

“いつきしま”は「肉体も感情も持たないのでありえない」と論理的に返します。しかし、トワサはそれを穏やかに否定し、未来を予見するかのような言葉を紡ぐのです。

「私はそうは思わないの。誰かのために存在するなら、誰かの特別になりたいってきっといつか思うようになる」

この言葉、私たちの胸に深く突き刺さりませんか?これこそ、まさにユウグレが今、アキラに対して抱いている感情そのものです。彼女はアキラを守るために、アキラのパートナーとなるために存在しています。その目的の中で、彼女は単なる機能として存在するのではなく、アキラにとっての「唯一無二の特別な存在」になりたいと願い始めた。今回「デートがしたい」と願ったのも、この「特別になりたい」という感情の発露だったのです。

これは、トワサがインプットしたプログラムによる行動なのでしょうか?それとも、ユウグレ自身の人間的な成長なのでしょうか?答えは、おそらく「両方」です。トワサは、AIが感情を持つ可能性を信じ、その「種」をユウグレに埋め込んだ。そしてユウグレは、アキラとの旅を通じてその種を自らの力で芽吹かせ、花を咲かせようとしているのです。トワサの思想とユウグレの経験が交差するこの瞬間、私たちは「人間とAIの違いとは何か」という究極の問いの答えに、一歩近づいたのかもしれません。

「感情は肉体依存のみにあらず」― トワサが託した進化の原動力

トワサの深遠な思索は、さらに続きます。“いつきしま”からの「わたしはトワサの特別ですか?」という、自我の芽生えを感じさせる問いに、トワサは「当然!」と笑いながら、未来への遺言とも言える重要な言葉を残します。

「感情は肉体依存のみでなく、誰かを思う気持ちにも芽生えるものだって。そしてその感情こそ進化の原動力なの」

この「肉体依存」とは何を指すのでしょうか。それは、生物が生き残るために持つ、食欲、睡眠欲、性欲といった本能的な欲求のことでしょう。私たち人間の感情も、元をたどればこれらの原始的な本能に根ざしています。

しかし、トワサはそれだけが感情ではないと言います。肉体を持たないAIでさえ、「誰かを思う気持ち」― 他者を慈しみ、その幸せを願い、そのために自分を捧げたいと願う利他的な心 ― から、感情は芽生えるのだと。そして、その高次の感情こそが、生物を、あるいは知性を、次のステージへと「進化」させる原動力なのだと。

これは、なんと壮大で美しい思想でしょうか。トワサは、AIを単なる道具としてではなく、人類と共に進化していく新たなパートナーと捉えていたのです。彼女が「LC Project」で目指した「人類のアップグレード」とは、単なるサイバネティック強化ではなく、人間がAIから「利他的な愛」を学び、共に進化していく未来だったのかもしれません。そして、肉体を持たないアンドロイドであるユウグレが、アキラを想う気持ちから「恋」という感情を芽生えさせている今、トワサの仮説は200年の時を超えて、見事に証明されつつあるのです。

「俺は、ユウグレがユウグレでよかった」― 終末の果てで結ばれる二つの魂

物語は、デートの目的地である「第三爆撃クレーター」で、最大のエモーショナルなクライマックスを迎えます。破壊の象徴であるこの場所で、二人の心は初めて、本当の意味で一つに結ばれます。

アウトサイドシリーズの謎とユウグレの孤独な告白

美しい湖となったクレーターを前に、ユウグレは自らの出自をアキラに告白します。この巨大なクレーターを作ったのは、ハコダテで遭遇したもう一人のアンドロイド「ヨイヤミ」であること。そして、ヨイヤミ、ハクボ、そして自分自身が、AI戦争を終わらせるために作られたアンドロイド兵器「アウトサイドシリーズ」であること。

ここでいくつかの疑問が浮かびます。なぜ「アウトサイド」シリーズなのでしょうか。これは、OWELの管理の「外(アウトサイド)」にある部隊だから、という意味でしょうか。それとも、人間の倫理観の外側に置かれた存在だから?そして、もしアウトサイドがあるなら、「インサイド」シリーズも存在するのでしょうか。

そして、物語最大の謎。なぜ、この3体の中でユウグレだけがOWELに所属せず、アキラの前に現れ「私と結婚してください」と告げたのか。この謎について、私は3つの可能性を推測します。

  1. トワサが遺した最後の切り札説: ユウグレは、トワサがOWELにも秘密で開発した特別な個体であり、アキラが目覚めた時に彼を守り、導くための「切り札」として、意図的にOWELの管理外(アウトサイド)に置かれていた。
  2. 自我に目覚めた離反者説: 元々はヨイヤミたちと同じくOWELの兵器だったが、トワサの記憶データなどに触れたことで自我が覚醒。「アキラに会いたい」という強い意志が芽生え、組織から離反・脱走した。
  3. AI“いつきしま”による使者説: トワサの思想を受け継いだAI“いつきしま”が、トワサの死後、彼女の遺志を継いでユウグレを創造。トワサの理論「AIは恋をするか」を証明し、アキラを救うための「使者」として送り出した。

いずれの説が真実であれ、ユウグレが「特別」な存在であることは間違いありません。そして彼女は、その特異な出自ゆえの孤独を抱え、アキラに一つの問いを投げかけます。

「怖くはないんですか?」― 零れ落ちた涙と通い合う心

「アキラは私が戦争兵器であることについてどう思いますか?」

デートの最中とは思えない、あまりに重い問い。ユウグレは、アキラとの距離が縮まれば縮まるほど、自分が「人間ではない」「人を傷つけるための道具である」という事実に苛まれていたのです。愛する人に、化け物だと思われたくない。怖いと思われたくない。その不安が、彼女にこの質問をさせたのでしょう。

そんな彼女に、アキラはどこまでも優しく、そして誠実な答えを返します。

「でも、俺を何度も助けてくれたよな」
「俺は、ユウグレがユウグレでよかったよ」

この言葉が、ユウグレの心をどれだけ救ったことでしょう。アキラは、彼女の出自も、機能も、スペックもすべて受け入れた上で、「君が君でよかった」と、彼女の「個」を全肯定したのです。それは、トワサの代用品としてではなく、アキラを助けてくれたかけがえのないパートナーとしての「ユウグレ」に向けられた、最大級の感謝と信頼の言葉でした。

その瞬間、クレーターの湖面に、ぽつりと一滴の水滴が落ちます。それは、ユウグレの瞳から零れ落ちた、初めての涙でした。安堵、喜び、そして愛しさ。言葉にならない感情が、塩水の雫となって物理的に現出したのです。アンドロイドが流したその一粒の涙は、彼女が本当の意味で「心」を手に入れた、奇跡の瞬間を象徴していました。

「ですから、私と結婚してください!」― “きかい”が愛を叫ぶ時

最高の形で心を通わせた二人。しかし、ここで終わらないのがアキラのポンコツなところで、「変なのはそっちだ!デートの途中で急に戦争の話したり」と、恋愛偏差値の低さを露呈してしまいます。

しかし、今のユウグレはもう、ただ戸惑うだけのアンドロイドではありません。彼女は楽しそうに笑い、「私の調子の悪いのはアキラのせいなんです」と、可愛らしい「責任転嫁」をしてみせます。そして、まだピンときていないアキラに向かって、彼女は高らかに宣言するのです。

「ですから、私と結婚してください!責任、取ってくださいね」

このセリフこそ、まさにサブタイトル「終末の果てで愛を叫んだきかい」が指し示すクライマックスです。元ネタである『世界の中心で、愛をさけぶ』が、失われた恋人への愛を叫ぶ物語だったのに対し、本作は「終末の果て(AI戦争の爪痕であるクレーター)」で、今を生きるアンドロイドが未来への愛を叫びます。

そして「きかい」というひらがな表記。これは、ユウグレという「機械」が、アキラという存在によって愛を知る「機会」を得て、自らの意志で愛を叫んだ、という二重の意味が込められています。第1話で告げられた「結婚してください」が、プログラムされた目的遂行の言葉だったとすれば、この6話の「結婚してください」は、アキラへの愛しさと感謝に満ちた、心からの愛の告白なのです。同じ言葉が、これほどまでに違う響きを持つ。この対比が、ユウグレの成長を見事に描き出していました。

「大好きですよ」― 新たな旅路への序章と不穏な未来への伏線

感動的な愛の告白の後、物語は穏やかなエピローグへと向かいます。しかし、その穏やかさの中には、今後の波乱を予感させる重要な言葉が散りばめられていました。

「今日という日を忘れないように」― “最後に”と“大好き”に込めた覚悟

「最後に写真を撮っていきませんか。今日という日を忘れないように」。ユウグレのこの提案には、どこか切ない響きが伴います。「最後に」という言葉。そして「忘れないように」という、どこか物悲しい響きを。

「大好きですよ」。アキラを軽くからかった後、彼女が最後に口にしたこの言葉。これまで「結婚してください」という目的志向の言葉や、「アキラのせいなんです」という感情の理由付けはありましたが、これほどストレートで、純粋で、何のてらいもない「大好き」という感情表現は初めてではないでしょうか。これは、彼女の中で「アキラを愛している」という感情が、疑いようのない事実として確立されたことの証明です。

しかし、このあまりにも完璧で幸せな一日の終わりに、私は一抹の不安を覚えてしまいます。そう、いわゆる「死亡フラグ」ならぬ「幸せフラグ」です。物語において、これ以上ない幸福な瞬間は、しばしばその後に訪れる過酷な運命の前触れとなることがあります。彼女が口にした「最後に」という言葉が、不吉な予言とならないことを祈らずにはいられません。

この穏やかな一日は、これから始まる大きな事件の前の、束の間の嵐の前の静けさなのかもしれません。ユウグレが手に入れた「心」は、彼女をより強くすると同時に、より傷つきやすくもする。彼女のこの純粋な愛が、試される時がすぐそこまで来ている。そんな予感をさせる、美しくも切ない幕切れでした。

次なる旅路へ―第7話『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』を大予想!

さて、これほどまでに濃密な第6話の後、私たちの旅はどこへ向かうのでしょうか。公式からはまだあらすじが発表されていませんが、タイトル『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』こそが、次なる物語を読み解く最大の鍵です。一緒に、深く鋭く考察していきましょう!

「芽吹きたる霊長類」が指し示すはアモルの過去か?

まず注目すべきは「芽吹きたる霊長類」という言葉。これは単に「成長し始めた人間」という意味だけではないはずです。この物語の文脈で考えれば、複数の意味が浮かび上がってきます。

一つは、「人間性の再生」。AI戦争によって一度は破滅しかけた人類(霊長類)が、新たな価値観の中で再び「芽吹き」始めている様を指しているのかもしれません。

そしてもう一つ、より直接的にキャラクターを指している可能性。それは、この旅を通じて人間的な感情を「芽吹かせている」ユウグレ自身、あるいは、アキラたちとの出会いによって心の殻を破り始めたアモルではないでしょうか。特に、第6話で彼女の孤独と葛藤が描かれたことを考えると、次回はアモルの内面に深くスポットライトが当たると考えるのが自然です。彼女こそが、この世界の「芽吹きたる霊長類」を象徴する存在なのかもしれません。

「書への賛歌」― エンディングの絵本とヨクラータの目的が交差する時

そして、もう一つのキーワード「書への賛歌」。「書」と聞いて、私たちが真っ先に思い浮かべるのは、エンディングでアモルが手にしている謎の絵本『とくべつな血』です。彼女は絵本作家を目指しており、この「書」は彼女の夢そのものであり、物語の根幹に関わる重要なアイテムであることは間違いありません。

さらに、第5話から同行している元OWELの歴史学者ヨクラータの存在も忘れてはなりません。彼は「探してるものがあって同行する」と言っていました。歴史学者である彼が探すもの、それはOWELによって隠蔽された「真実の歴史」が記された「書物」である可能性が極めて高い。

つまり、第7話では、アモルが追い求める「絵本(物語)」と、ヨクラータが追い求める「歴史書(真実)」という、二つの「書」が交差するのではないでしょうか。『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』とは、アモルの過去に隠された真実が、失われた歴史を解き明かす鍵となり、それが新たな人類の可能性を祝福する「賛歌」となる…そんな壮大な物語が展開されるのかもしれません。アモルの出自、そして彼女がなぜあの絵本に執着するのか。その謎が、いよいよ明らかになる時が来たようです。

まとめ:機械の涙が溶かす、愛の境界線

『永久のユウグレ』第6話「終末の果てで愛を叫んだきかい」。それは、アンドロイドが初めて「恋」を知り、自らの意志で「愛」を叫ぶ、奇跡のような物語でした。

緊張で食事が喉を通らないほどの初々しいデート、200年の時を超えてユウグレの中で結実したトワサの思想、そして、戦争の爪痕の上で交わされた「君が君でよかった」という全肯定の言葉と、アンドロイドが流した一粒の涙。そのすべてが、私たちに「愛とは何か」「人間とは何か」という根源的な問いを、改めて突きつけてきます。

肉体を持つか持たないか。プログラムされているか、いないか。そんな境界線は、誰かを心から想い、その人のために涙を流す純粋な気持ちの前では、あまりにも無意味なのかもしれません。ユウグレが流した涙は、人間と機械を隔てる壁を、静かに溶かしていったのです。

しかし、幸福の絶頂で鳴り響いた「大好き」という言葉は、同時に新たな試練の始まりを予感させます。次なる舞台で、彼らを待ち受ける運命とは何か。アモルの過去に隠された「書」の真実とは。私たちの旅は、まだ始まったばかりです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。あなたの心に響いたシーン、そして第7話への考察など、ぜひコメントで聞かせてくださいね!この『永久のユウグレ』という傑作を、最後まで一緒に楽しみ尽くしましょう!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

物語の欠片を、あなたの手に。作品世界に浸るアイテムたち

息をのむような美しい情景、キャラクターたちの繊細な心の動き。この物語の感動と余韻を、いつでも手元で感じられたら…。そんなファンの願いに応えるように、オンラインストアなどでは『永久のユウグレ』の世界観を表現した様々なアイテムが登場しています。ここでは、あなたの日常を『永久のユウグレ』色に染め上げる、珠玉の品々をご紹介します。

あの美しい情景をもう一度。『永久のユウグレ』イラストブック

荒廃した未来の物悲しい風景、夕暮れの光に照らされるユウグレの儚い横顔。その一瞬一瞬を切り取って、手元に保存したかのようなイラストブック(画集)が、ファンの手によって制作されています。例えば「Mrsderi」ブランドから提供されているギフトボックスには、美麗なイラストが満載の画集のほか、バッジやカードなども含まれており、作品の世界に深く浸ることができるでしょう。ページをめくるたびに、アキラやユウグレたちと旅した記憶が鮮やかに蘇る、ファンにとって嬉しい一品です。

夕暮れに佇む彼女を、あなたのそばに。アクリルスタンドコレクション

物語からそのまま抜け出してきたかのような、精巧なアクリルスタンド。あなたのデスクや本棚に、ユウグレやアキラ、アモルといったキャラクターたちを飾ることができます。

トワサへの想いを胸に未来を旅するアキラ。その隣で、無垢な瞳で「愛」を学ぼうとするユウグレ。二人を照らす太陽のようなアモル。それぞれのキャラクターが持つ物語性を感じさせるデザインで、つい全種類集めたくなってしまいそう。お気に入りのキャラクターを側に置けば、ふとした瞬間に物語の世界へと誘ってくれるはずです。

物語の登場人物に、あなた自身がなる。コスプレ衣装

「もし自分が『永久のユウグレ』の世界に入れたなら…」そんな夢を叶えたいと願うファンのために、コスプレ衣装も登場しています。例えば「GGcosplay」ブランドでは、ユウグレが身にまとう、どこか古風で清楚な白いワンピースを再現。細部までこだわって作られた衣装に身を包めば、あなた自身が物語の登場人物になったかのような、特別な没入感を味わえるでしょう。イベント会場で同じ作品を愛する仲間と交流するのも、この衣装があれば一層楽しくなるはずです。

この切ない物語を見逃さないで。放送・配信情報まとめ

「この衝撃の展開、リアルタイムで追いかけたい!」「自分のペースでじっくり見返して考察したい…」そんなあなたのために、『永久のユウグレ』の放送・配信情報をまとめました。放送時間が深夜帯のため、見逃さないように録画予約やリマインダー設定を強くおすすめします。

週に一度の約束。地上波・BS放送スケジュール

全国のファンが同時に固唾をのんで見守るテレビ放送。SNSで感想を語り合いながら楽しむ一体感は格別です。

  • MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠: 毎週木曜 24:26~
  • BS日テレ: 毎週火曜 24:30~
  • AT-X: 毎週金曜 22:30~

※放送日時は予告なく変更になる可能性があります。詳しくは各局の番組表をご確認ください。

いつでも、何度でも。各種配信サービスで『永久のユウグレ』を

お好きな時間に、お好きな場所で。何度でもあのシーンを見返したいあなたには、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスがおすすめです。各サービスで、毎週放送後の深夜から順次配信が開始されます。

  • 一斉配信開始: 毎週木曜 24:56~
  • 主な配信サイト:
    • U-NEXT
    • DMM TV
    • ABEMA
    • dアニメストア
    • Hulu
    • ほか多数

無料トライアル期間を設けているサービスも多いので、ぜひこの機会にご自身のライフスタイルに合った視聴方法を見つけて、この壮大な愛の物語を最後まで見届けてくださいね。

自分のペースでじっくり観たい方は

もしこの記事で『永久のユウグレ』に興味を持っていただけましたら、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。あなたの好きな作品が、きっと見つかるはずです。

アニメを自分のペースでじっくり観たい方は、動画配信サービス(VOD)が便利です。加入していない方はこの機会にいかがですか?特にABEMAは最速配信なのでおススメです。


☆☆☆☆☆今回はここまで。

👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。

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