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今回のテーマは『推しの子』第28話「盲目」。物語が「復讐」から「狩り」へとシフトする、戦慄のターニングポイントを深掘りします。
「綺麗なままじゃ売れない」と叫び、清廉潔白を捨てて「怪物」へと覚醒したルビー。その瞳に宿る黒い星は、希望の光か、それとも業火でしょうか。
一方で、復讐完了という「甘い夢」にすがりつき、決定的な矛盾からあえて目を背けるアクア。彼の「論理の死角」を、今回は特製の図解で徹底的に暴きます。
そして最大の見どころはアクアを愛する天才・黒川あかねだけが覗いてしまった深淵です。アクアが捨てたパズルを彼女が拾い上げた瞬間、美しい「白い薔薇」は残酷な「死の宣告」へと変貌します。
見たくない真実に蓋をして、私たちはまた愛という嘘をつく。その痛みを、一緒に分かち合いましょう。
(ネタバレ注意)本ブログは「推しの子」が好きすぎオタクの独自考察ブログです。感想・解説に留まらず、ネタバレ有りなので未視聴の方はご注意ください。
プロローグ|「盲目」とは、見えないことではなく「見たくない」こと
アニメ『推しの子』第28話のサブタイトル「盲目」。
画面にこの文字が浮かび上がった瞬間、少し胸が苦しくなりませんでしたか?
私たちは普段、「盲目」という言葉を「何も見えていない状態」として使いがちです。「恋に盲目」なんて、少し揶揄するような響きで。
でも、今回のエピソードが突きつけてきたのは、もっと残酷で、私たち自身の日常にも潜んでいる「見えているのに、見ないふりをすること」という罪でした。
嘘で塗り固めた成功と、
手段を選ばない復讐の完遂
自分を心配する周囲の声と、
兄が抱える本当の痛み
「復讐は終わった」という
自分に都合の良いシナリオ
真犯人が生存している可能性と、
あかねが掴んだ真実
カミキヒカルの存在と、
アクアも知らない真相
深淵を覗き込みすぎた者が
支払うべき代償
サブタイトルが指すのは誰? 絡み合う3つの視線
この23分間、画面の中では誰もが何かを必死に見つめ、同時に何かから必死に目を逸らしていました。
まず、ルビー。
彼女の瞳には今、「復讐」と「成功」という強烈な光しか映っていません。眩しすぎる光は、周囲にある大切な人たちの心配や、自分自身が壊れていく音を覆い隠してしまいます。彼女は「見えていない」のではありません。前に進むために、あえて横にある優しさを「視界から消去」しているのです。
次に、アクア。
彼は一見、冷静に状況を分析しているように見えます。しかし、彼こそが最も深い「盲目」の中にいるのではないでしょうか。「復讐は終わった」という、自分に都合の良いシナリオ。そのシナリオを守るために、論理的な矛盾や、消えない違和感といった「不都合な真実」に蓋をしている。それはまるで、終わってしまった恋がまだ続いていると信じ込もうとする、痛々しい執着にも似ています。
そして、黒川あかね。
彼女だけが、皮肉にも「見えすぎて」しまいました。愛する人を守りたいという純粋な想いが、彼女の探偵としての瞳を研ぎ澄ませ、誰も触れてはいけない深淵(カミキヒカル)を捉えてしまった。見たくなかったはずの怪物の正体を直視してしまった彼女は、果たして「盲目」だったのでしょうか? それとも、真実を知ってしまったからこそ、引き返せない道への「盲目的な愛」を選んだのでしょうか。
私たちはなぜ、痛みを伴う真実よりも甘い嘘を選ぶのか
少し立ち止まって、自分たちのことに置き換えてみましょう。
仕事での小さな違和感、パートナーとの会話のズレ、鏡に映る自分の疲れ。
「気づかなかったことにしよう」
そうやって心のシャッターを下ろした経験は、誰にでもあるはずです。
なぜなら、真実を見ることは痛いから。
現状維持というぬるま湯に浸かっている方が、変化の寒風に晒されるよりずっと楽だからです。
第28話で描かれた彼らの姿は、そんな私たちの弱さを極端な形で映し出す鏡です。
アクアが「普通の幸せ」に逃げ込もうとする姿を、誰が笑えるでしょうか?
ルビーが「綺麗事じゃ売れない」と嘘で武装する姿を、誰が否定できるでしょうか?
私たちは皆、自分の心を守るために、適度な「盲目」を手に入れて大人になりました。
けれど、この物語は容赦なく問いかけてきます。
「その目を閉じている間に、あなたの大切なものが壊れていませんか?」と。
さあ、ここからは痛みを伴う解剖の時間です。
まずは、最も激しく、最も美しく壊れていく少女、ルビーの瞳の奥を覗きに行きましょう。
ルビーの覚醒|その瞳の星は「希望」か「業火」か
「綺麗なままじゃ売れない」と叫んだ少女の決別

「無理なんだよ。綺麗に真っ直ぐこの世界で売れるなんて」
第28話でルビーが放ったこのセリフ。これは単なる芸能界への諦めではありません。かつて病室で純粋にアイドルを夢見ていた自分自身への「殺害予告」です。
これまで私たちは、ルビーを「天真爛漫な光」として見てきました。しかし、彼女は気づいてしまったのです。兄・アクアが裏で手を汚して道を作ってくれていたことに。そして、その兄ですら「復讐」という目的のために自分を演じていたことに。
「お兄ちゃんが守ってくれてた世界は、優しくて、でも偽物だった」
そう悟った瞬間、彼女は「守られる側」から「奪う側」へと変貌しました。ADを色仕掛けで取り込み、番組ディレクターすら掌の上で転がすその手腕。ホラー映画のような冷たさを感じつつも、どこか痛快に感じてしまうのは、彼女が「アイの嘘」を本当の意味で継承し始めたからではないでしょうか。
成長か、堕落か? 黒い星が示す二律背反
ルビーの瞳に宿る星が、黒く染まっていく描写。
一般的には「闇堕ち」としてネガティブに捉えられがちですが、芸能界という戦場においては、これは「最強の武器」を手に入れた瞬間でもあります。
- Before: 誰からも愛される、無垢なアイドル(でも売れない)
- After: 人を利用し、嘘を操る、計算高い怪物(圧倒的に売れる)
彼女は「清廉潔白な敗者」になることを拒否し、「汚れを知った勝者」になる道を選びました。
それを「堕落」と呼ぶのは簡単です。でも、アイが死に際に遺した「愛してる」という言葉さえ嘘か真実かわからないこの世界で、ルビーの選択を誰が責められるでしょうか?
彼女は今、自らの魂を薪にして、芸能界という地獄で最も明るく輝く「業火」になろうとしているのです。
- 行動原理:嘘を武器に頂点へ
- 手段:感情を利用・媚び・計算
- 代償:純粋な心の喪失
復讐と野心の炎が、愛を塗りつぶす
- 行動原理:平穏への執着
- 手段:拒絶による他者の保護
- 代償:論理的思考力の低下
見たくない真実から目を逸らしている
姫川の父 = アクアの父
上原清十郎(心中自殺)
- カミキヒカル生存の可能性(共犯者説)
- アイが殺された時期との年齢の違和感
- 「俺はもう苦しみたくない」という感情バイアス
アクアの逃避|天才が見落とした「論理の穴」
なぜ彼は「復讐終了」という甘い夢に逃げ込んだのか

一方、兄のアクアはどうでしょう。
IQの高い彼が、なぜ「父親=上原清十郎(故人)」という、状況証拠だけで構成された仮説に飛びついたのか。
答えはシンプルです。疲れてしまったから。
復讐のために青春を捨て、あかねを利用し、かなを遠ざけ、心をすり減らす日々。
「もう終わったことにして、楽になりたい」
そんな潜在意識が、彼の鋭い理性に霧をかけました。車内でのパニック発作は、彼の本能が「まだ終わっていないぞ」と叫んでいる証拠です。それなのに、彼はその叫び声を「過去のトラウマ」というラベルを貼って処理しようとしました。
これは「論理的な結論」ではなく、「感情的な敗北」です。
有馬かなへの拒絶は、不器用すぎる「愛」の形
そして、最も胸が痛むのが有馬かなへの態度です。
「俺に関わるな」と突き放す冷徹さ。
表面だけ見れば、復讐を終えて彼女に興味を失ったかのように見えます。

でも、本当にそうでしょうか?
もし復讐が本当に終わったなら、彼は彼女の元へ戻れるはずです。
彼が彼女を遠ざける本当の理由。それは、無意識下で「復讐はまだ終わっていない」と知っているからではないでしょうか。
「これ以上、俺の闇にこいつを巻き込みたくない」
「光の中にいるお前は、俺のような汚れた人間と関わっちゃいけない」
その拒絶は、彼なりの最大限の「聖域防衛」なのです。
有馬かなという「推し」を、自分という「害悪」から守るために、彼は嫌われる役を演じている。
皮肉なことに、嘘を嫌っていたはずのアクアが、今や誰よりも悲しい嘘つきになってしまいました。
👇有馬かなの「絶望」はここから始まる
黒川あかねの眼差し|天才が見てしまった「白い薔薇」の深淵
アクアが捨てたパズルを、彼女だけが拾い上げた
アクアが「復讐終了」を宣言して思考を停止させたその裏で、黒川あかねの脳内プロファイリングは止まりませんでした。

彼女の凄まじいところは、「違和感を見逃さない執念」です。
アクアはDNA鑑定という「科学」に頼り、上原清十郎死亡という「事実」に安堵しました。しかし、あかねは「演技者」としての勘を働かせます。
「アイが恋をした相手は、本当にそんな大人だった?」
劇団ララライのワークショップ、当時のアイの年齢、そして生存している関係者の証言。散らばったピースを彼女が組み上げた時、浮かび上がったのは「当時15歳の中学生だった少年(カミキヒカル)」という、あまりに異質な存在でした。
アクアが「見たくない」と蓋をしたパンドラの箱を、あかねは「彼を守るため」に開けてしまったのです。
「もう終わったんだ」
「まだ終わっていない」
「白い薔薇」が告げる死の宣告
そして、物語はホラーへと転じます。
新人俳優賞を受賞したあかねの元に届いた、白い薔薇の花束。

一見、美しい祝福に見えます。しかし、過去にアイの殺害現場や墓前に手向けられたのも白い薔薇でした。
この花言葉の一つに「私はあなたにふさわしい」という意味があります。
これをカミキヒカルというシリアルキラーの視点で翻訳すると、こうなります。
「君は僕が手を下す価値があるほど、美しく輝いているよ」
これは祝福ではなく、「殺害予告(マーキング)」です。
あかねは気づいてしまいました。自分が真犯人のターゲットになりうる位置にいること、そしてアクアがまだ本当の犯人に気づいていないことを。
だからこそ、彼女はアクアに真実を告げません。「復讐は終わった」と信じて安らぎを得ている彼を、再び地獄へ引き戻さないために。彼女はたった一人で、見えない殺人鬼と対峙する道を選んだのです。
ここから先は、アニメ未放送の原作エピソード(カミキヒカルの過去・アイの真意)を含みます。
『推しの子』という物語の根底を覆す情報ですので、アニメ派の方は絶対に閲覧しないでください。
【深淵】15歳の少年と少女、
その「愛」の顛末
黒川あかねが辿り着いた真実は、単なる「犯人の名前」ではありません。
それは、あまりにも幼く、あまりにも切実だった
二人の子供の、悲劇的な恋の物語でした。
物語の歯車が回り始めたのは、劇団ララライのワークショップ。
当時、アイは16歳。そして彼女が出会った少年・カミキヒカルは、まだ15歳の中学生でした。
親の顔を知らず、施設で育ったアイ。同じく複雑な家庭環境にあり、どこか冷めた目をした天才少年カミキ。
「愛し方がわからない」という致命的な欠落を抱えた二人が惹かれ合うのは、必然だったのかもしれません。
それは大人の恋愛ではなく、傷ついた子供同士が傷を舐め合うような、危うい共依存の始まりでした。
16歳のアイドルが妊娠する。それは芸能界において「社会的な死」と同義です。
事務所も周囲も、当然のように堕胎を考えたでしょう。それでもアイは、頑なに「産む」ことを選びました。
なぜか?
私はどっちも欲しい。星野アイは欲張りなんだ」
彼女にとってお腹の子は、リスクではありませんでした。
施設育ちの彼女が人生で初めて手にする「自分と血の繋がった、本当の家族」だったのです。
そしてもう一つ、そこには彼女なりの「賭け」があったはずです。
「人を愛したことがない私でも、自分の子供なら愛せるかもしれない」
彼女の出産はスキャンダルなどではなく、嘘つきな少女が「本当の愛」を知るための、人生を懸けた実験であり、切実な祈りでした。
しかし、その祈りは最悪の形で裏切られます。
アイは出産を決意すると同時に、カミキとの別れを選びました。
これはおそらく、「まだ中学生である彼の未来を、妊娠スキャンダルで潰さないため」の、アイなりの最大の愛情表現でした。
彼女はあえて「君を愛せない」と突き放すことで、彼を守ろうとしたのでしょう。
ですが、愛を知らない15歳の少年に、その複雑な「嘘」が見抜けたでしょうか?
彼に残ったのは、「利用され、捨てられた」という絶望感だけ。
その絶望が、彼を「愛するものを自らの手で永遠にする(殺す)」という歪んだ怪物へと変貌させてしまったのだとしたら……。
アイのついた「愛を守るための嘘」が、
結果として彼女自身の命を奪う刃を研いでしまった。
これこそが、あかねが覗き込んでしまった深淵の正体です。
エピローグ|私たちは「共犯者」として物語を見届ける
第28話のサブタイトル「盲目」。
それは、登場人物全員に突き刺さる言葉でした。
- ルビーは、光を求めて道徳に対して「盲目」になり、
- アクアは、平穏を求めて論理に対して「盲目」になり、
- あかねは、愛ゆえに自らの危険に対して「盲目」になりました。
誰もが何かを強く愛し、何かを強く願った結果、視界が歪んでいく。
この歪みこそが、来るべき悲劇の助走期間なのだとしたら、私たちはただ画面の前で祈ることしかできません。
でも、忘れないでください。
「嘘は愛」だとアイは言いました。
今の彼らがついている嘘も、自分や誰かを守るための必死の愛なのかもしれません。
ルビーの黒い星がどこへ行き着くのか、アクアがいつ目を覚ますのか、そしてあかねは白い薔薇の呪いから逃げ切れるのか。
次週、物語はさらに加速します。覚悟して、その時を待ちましょう。
ルビーの「絶望」に、安い広告(ノイズ)はいらない。
ルビーが魂を削るような叫び声を上げた瞬間。アクアが過呼吸で喘ぐ、あの車内の窒息しそうな静寂。
その「神回」の余韻を、突然の大音量のCMに断ち切られる。
それはただの邪魔ではありません。作品への「裏切り」です。
彼女たちの絶望も、息遣いも、1秒たりとも逃したくない。
だから私は、ノイズを金で消す「プレミアム」を選びます。
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👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。

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