満足できるタイヤ交換 №3
(ホンダヴェゼル購入記№86)
価格重視なら安価なアジアンタイヤ
アジアンタイヤは2種類ある
「若い=お金がない」というのはステレオタイプの偏見でしょうが、一般的に言えば若い人は僕のような中高年よりはタイヤにかけるお金が相対的に少ないかもしれませんね。
特に車を持つ若い男性の場合、ガソリン代や駐車場代、税金や保険料など車の維持費は大きな負担になるでしょう。
常陽銀行の調査では、1年間の車の維持費は軽自動車が380,693円、コンパクトカーで433,393円なんだそうです。
これに加えてタイヤの購入負担が発生するなら、なるべく安く抑えたいですよね。
そういうあなたにおすすめなのがアジアンタイヤ。いわゆる中国・韓国・インドネシアなどで製造しているタイヤです。
アジアンタイヤにはブランド自体がアジアブランドの場合とブランドは欧州や米国だけどアジア(主に中国)で製造しているタイヤの2種類があります。
有名ブランドと言っても製造国を見たら中国だったということもありますよ。
アジアンタイヤの魅力は圧倒的な安さ
僕が2022年6月にヴェゼルのタイヤ(225/50/R18)を交換するとき、ディーラーに聞いたらタイヤ4本で18万円と言われました。(ちなみにホンダの楽まるは期間5年でタイヤ4本交換がメニューに入っていますが、この価格なんだそう)
大手カー用品店で検索したのが下の結果です。取付料金込みで164,824円。ディーラーとあんまり変わりません。
ところがタイヤ通販専門店で調べたらタイヤ1本で1万円前後でした。そしてこれらのタイヤはすべてアジアンタイヤです。
【タイヤ通販4社のヴェゼル適合タイヤの価格(タイヤ1本の場合)】
- タイヤフッド 9,460円(GISLAVED ULTRA * SPEED)スウェーデンメーカー・中国製造
- オートウェイ 6,850円(MAXTREK SIERRA S6)中国
- フジ・コーポレーション 10,840円(GF Goodrich 専売品)米国メーカー・中国製造
- タイヤワールド館ベスト 11,840円(ルッチーニ ヴォーノスポーツ)台湾
タイヤ通販の取付工賃込みのタイヤ4本での価格は下の表を見てください。37,080円~55,000円。大手カー用品店の3分の1以下の価格で取り換えができます。
アジアンタイヤの品質は日欧米と肩を並べる水準に
アジアンタイヤの魅力は何といっても圧倒的な価格の安さです。
もちろんブリヂストンやミシュランでないと嫌という人にはアジアンタイヤはおすすめしませんが、アジアンタイヤが「安かろう悪かろう」というのは5年以上前の話です。
要は人件費が安いところで大量生産するからタイヤの値段を安く抑えられるというだけです。アジアンタイヤの価格の安さに特にカラクリはありません。
日本や欧米から技術や資本を取り入れ、今やアジアンタイヤの品質は日欧米と肩を並べる水準に到達しつつあります。
【タイヤサイズについて】
先ほどヴェゼルのタイヤが225/50/R18と言いましたが、ご存じない方、下の図を見てください。
タイヤ幅と扁平率、リム径のことです。詳しい説明はここでは割愛しますが、これらの数値が大きくなるほど価格は高くなります。特にR17から急に高くなる印象です。
タイヤを交換する際に今のタイヤのこれらの数値を確認しようね。
タイパ重視なら店舗販売よりネットで
タイパ重視には実店舗よりネット通販の方がマッチ
タイパ重視の購入スタイルは必要以上の時間をかけないという点に尽きます。
168円の牛乳を隣町のスーパーに買いに行くよりで238円でコンビニで購入するというイメージです。
タイヤの場合は実店舗よりネット通販の方がタイパ重視にはマッチしています。
店舗まで行く時間、別の店舗への移動時間はほぼゼロだし、価格や機能、人気度などの情報が整理されているので比較検討が容易にできます。
このように購入は実店舗でするという人でも事前にネットで下調べをする場合は多いでしょう。実店舗では指名買いをするだけで終わればタイパは大きく向上します。
タイパが購入のインセンティブに
この逆もありますよね。実店舗で試してネットで購入するケースです。
衣類や化粧品や逆の場合さえあります。百貨店でコスメをお試ししたり、ブティックでファッションコーデを試して、実際の購入はアットコスメだったりZOZOTOWNなんてこと、ないでしょうか。女性の方には一定数そんな方、いますよね。
男でも腕時計なんかだったらこういうケースはあるみたいです。
もちろんネットのほうが安いっていう理由もあるんでしょうが、選択に必要以上の時間をかけないという点ではこのような消費行動もタイパ重視の消費スタイルだと思います。
タイヤに大きな期待を持たない、こだわりを持たないユーザーにとってはタイムパフォーマンスは大きな購入のインセンティブになります。
サブスク利用で短期転がしもあり
サブスクは車を購入しないという選択肢
クルマを大学時代とか独身時代に単なる「移動の道具」として使うというライフスタイルの場合、あえて購入する必要はないという考え方もあります。
その場合タイヤはおろか車そのものを購入しないという選択肢もあります。
定額課金サービスのサブスク利用です。サブスクリプション(サブスク)は2010年年代後半から社会に認知され、様々な分野で広がっています。
動画配信(U-NEXTやAmazonプライム)、音楽配信(SpotifyやApple Music)、電子書籍(楽天マガジンやdブック)がよく知られていますが、もちろん車についてもあります。
短期転がしなら中古車サブスク
車のサブスクという場合、トヨタのKINTO、ホンダの楽まるなどもサブスクと呼ばれていますが、これらは厳密にいえば新車リースです。期間も5年や7年と長期間です。
ライフスタイルの一つのシーンとしてクルマを使いたいという若い人にとってはこの期間は長すぎます。
そこで僕がお勧めするのが中古車サブスクです。
別記事で書いているので興味があれば読んでみてください。
タイヤにもサブスクがある
実はタイヤにもサブスクがあります。
ブリヂストンのMobox(モボックス)です。期間は2年と3年を選ぶことができます。
タイヤパンク保証と定期メンテナンス付きの月額払いサービスで全国のタイヤ館、COCKPIT、ミスタータイヤマンで取り扱っています。一部取り扱いをしないお店もあるので利用する場合は事前に公式サイトで対応店を調べてね。
支払総額は購入より絶対高くなりますが、高級タイヤ、さらに言えば最高級タイヤを手軽に履きたいあなたには便利なシステムです
例えば僕のヴェゼルのサイズ225/50R18ではALENZA LX100 225/50R18を月額5,555円×36回というプランがあります。このタイヤはSUV専用設計で言うまでもなくブリヂストンの最高級サマータイヤです。
支払総額199,980円です。
ちなみに僕がおすすめするタイヤのネット通販では高級品も扱うタイヤフッドで販売していました。
取付料込みで152,680円です。パンク保証は6か月付いています。Moboxより47,300円安くなります。
一括購入が安くはなりますが、Moboxは3年間のメンテナンスとタイヤパンク保証付き。クルマ好きだったらこっちを選ぶ人も多いんじゃないでしょうか。
高級タイヤを定額料金で履いてみたい人にはおすすめです。
車を道具と割り切るならカーシェアリングも
車を常時確保する必要はない、必要な時に使えればいい、車種にもこだわらないという場合はカーシェアリングを利用するという手もあります。
大手のコインパーキングやリース会社でやっています。タイムズカーやオリックスカーシェアなどです。これら大手はそれなりの台数も揃っており、若い人を中心に利用者が増加しています。
【ひと言余談】
飲み会の帰りに部屋に帰らずにシェアした車をホテル代わりに使うという人がいるそうですね。
(1泊大体3千円以下なので)
その場合走行距離が伸びないので、一定以上の走行をしない場合は追加料金を取るところが出てきたとか。
理由は車を止めたまま冷暖房をかけるからです。車にも環境にも良くないですよね。
最近ホンダもHonda EveryGoというカーシェアリングを始めましたが、まだまだ利用地域や台数に制限があります。限定された地域でのサービスですね。
カーシェアリングの話になるともはやタイヤの話ではなくなるのでこの辺にしときます。
いずれにしても若い男性でこだわりのない人ならコスパとタイパのいいタイヤ選択が好まれるはずです。
あなたはどうですか?
次回は心配性の女性のこだわりと不安心理を解消します。
前回記事「タイヤ交換のタイミング」も見てね。
タイヤ通販選びに悩んだらこの記事読んでね