2022年秋スタートのサッカーアニメ「ブルーロック」。
ブルーロック（青い監獄）という極限の環境下でのデスゲームです。
世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。
今までになかったタイプのサッカーアニメで面白い！
魅力は『ゴールの再現性を生み出すための方程式をいかに見つけるか』。
今回は『最もイカれたサッカーアニメ』と言われるブルーロックです。
紹介した画像はTVアニメ『ブルーロック』公式サイトからお借りしました。
SRORY&CHARACTER
「ブルーロック」、『エゴイスト』がテーマです。この点が非常に新しいと評価されています。
アニメのイントロダクションにはこのように記されています。
【世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない】
ブルーロックは『エゴイスト』という点で今までのサッカーアニメと比較されることが多いのですが、ブルーロック（青い監獄）というストーリーの舞台も独特です。
高校生たちが主役ですが、そこに高校サッカーは出てきません。グラウンドで仲間と汗を流し、共に成長いていくようなストーリーとは無縁です。
集められたのは300人のフォワードのみ。この中から敵を蹴落とし、頂点に立つ者だけが日本代表の栄冠を勝ち取るというストーリー構成です。
そこにあるのは徹底的なエゴ。それを『最もイカれたサッカーアニメ』と表現しています。
ブルーロックは公式サイト内にGLOBAL STREAMINGという動画サイトリンクがあります。ここでは15の国と地域の動画配信サイトがリンクされ、日本国内放送と同時にブルーロックを見ることができるようになっています。
これは非常にうまいやり方だな、と思います。今まで集英社のMANGA Plusがアニメと同時配信でマンガをインターネット配信した例はありましたが、今では動画そのものが各国で配信されているんです。
これはサッカーが世界一メジャーなスポーツだということが最大の理由でしょうが、ブルーロックの「エゴイスト」感覚が海外にでウケルという理由もあります。
もしこのアニメが規律とチームプレイを前面に押し出した以前の日本代表チームのサッカーみたいなストーリー展開だったらここまでの人気は出ないでしょう。
ブルーロックはヒロイン不在で展開していきます。比較されることが多いアオアシでは一条 花が葦人を支えるメインヒロインとして描かれていますが、そういう女性は出てきません。そもそも女性は帝襟 アンリが日本フットボール連合のスタッフとして登場するだけです。
スポーツ×恋人というベタな方程式が存在しないのです。これは新しいなと感心しました。
一切恋愛要素のない展開はデスゲームの緊迫感をさらに高めてくれるし、要らんオンナが出てこない点は女性に受けるんじゃないかなって思っています。
僕は原作を読んでいないんでこれ以上のことは言えないんですが、おそらく最後までヒロインは登場しないだろうなと感じているし、このストーリー展開ではヒロインはエゴイストにフォーカスするには邪魔になるだけだと思います。
登場する男の子たちの名前が変わっているのも面白い点です。
潔 世一（いさぎ よいち）
物語の主人公。一難高校では県大会決勝でゴール前の決定機、フリーの味方にパスを出しましたが彼がゴールを外し、敗北しました。ブルーロックではゲームを続ける中で自分の武器は周囲を俯瞰する目とダイレクトシュートだと気づきます。
まさに潔い（いさぎよい）ことを具現化していくのです。高校が一難という名前であることも作者の遊び心でしょう。一難去ってまた一難って言うからね。
蜂楽 廻（ばちら めぐる）
天然で自由奔放な性格という設定です。武器はテクニカルなドリブルで、パスセンスも極めて高い何をやってくるかわかんない意外性を持っています。自分の中に“怪物”がいて、その声に従ってサッカーをしていると言うスピリチュアルなキャラです。
彼の名前は漢字に意味があるのか読みに意味があるのか判んないですけど蜂楽という漢字だとその漢字の饅頭があるくらい（しかも読みは「ほうらく」なんで全く関係なさそう）です。
ならば「ばちら」という読みかなって思いますが、「バチェラー」だとすると英語の”bachelor”があって「独身男子」を意味する単語として使われるのが一般的です。Amazonプライムの同名の恋愛バラエティー番組が人気ですよね。
もともとの語源はフランス語で、「若い騎士」という意味なのだそうです。そういや蜂楽 廻（ばちら めぐる）クン、フランスっぽいかも。
でも、「ばちらめぐる」を漢字で書けって言われたら書けないなぁ・・・
千切 豹馬（ちぎり ひょうま）
武器はトップスピード。50m5秒77。また、限られたスペースからシュートを決めるために必要な威力とコントロールにも優れている。でもスタミナに不安があり長い赤髪のため女性と間違えそうになるほどの顔立ちを持つ美少年という設定。それに加えマイペースな言動が目立つことから周囲から「ワガママお嬢」と呼ばれています。
なんせぶっちぎりだから千切、そして豹も馬も速いよね。くっつけたら千切 豹馬（ちぎり ひょうま）クンになっちゃいました。
絵心 甚八（えご じんぱち）
ブルーロック（青い監獄）プロジェクトで全権を握る毒舌コーチでエゴイストを育てるためのリーダーや役が絵心甚八（えご じんぱち）。その彼が「エゴ」さんなんて、これはもうダジャレの世界。
でも当て字の絵心っていうのもいいですよね。エゴイストをデザインするデザイナーぽいなって。
甚八って名前も何となくエゴイストっぽくていいなと思います。僕は渋い俳優だった根津甚八を連想してしまいます。
ちなみに青井葦人（あおい あしと）は
ここからは余談。
アオアシの青井葦人（あおい あしと）も名前が徴的ですが、こちらは主人公の名前が作品のタイトルになったという例で違う意味で名前に特徴が出ているアニメですね
ちなみにアオアシの葦人は愛媛県出身です。住所は愛媛県伊予市双海町大灘6-19ですが（伊予市という市はないけどね）、青井という苗字は愛媛県に実際に多く、県内におよそ440人いるそうですよ。
ブルーロックの面白さ
ブルーロックの選抜はデスゲームの要素を持っています。これはスポーツアニメの中では個人戦主体ならあるパターンです。大昔のタイガーマスクの”虎の穴”とかね。
でもチームプレイのなかでデスゲームというのは無かった。ここがブルーロックの新しいところなんですが、アニメを見たあなた、「新しいな」って感動しましたか？いや逆に「身につまされる」息苦しい感じがあったんじゃないでしょうか。
僕は気持ち悪くなる感じさえ覚えました。それは僕らサラリーマンが職を得るための就職戦線で否応なく参加させられたゲームと同じ匂いがするからです。
「オニごっこ」と名付けられた入寮テストは就職時の集団面接に似てなかったでしょうか。集団の中で誰かを蹴落として次のステージに進む面接ゲームです。
一次選考の総当たりリーグ戦、潔が属する最下位集団のチームZが何とか勝ち上がる姿は新入社員のオリエンテーションに良く似てましたよね。初めて会った者同士で少人数のチームを組まされ、相手チームを議論で打ち負かすゲームです。
物語の中で毒舌コーチの絵心が次のように語っています。
- 武器を見つけることがストライカーの第一条件
- 世界一のストライカーに必要なのはゴールの再現性
- お前たちに必要なのがゴールを生み出すための方程式
- 世界的ストライカーは己だけのゴールの方程式を持っている
- たまたま勝つな。勝つべくして勝ち取れ
この「ストライカー」の部分は「ビジネスマン」でもいいし「彼氏」でも面白いよね。
ブルーロックはエゴイストを育てるためのプログラムではありますが、かけがえのない何者かになるためのタスクフォースだと捉えることもできます。
実際に潔 世一はブルーロックでの選考に勝ち残るため、チームメイトの蜂楽 廻や敵チームエースの凪 誠士郎とタスクフォースを形成してクリアしていきます。
先ほど『武器』『再現性』『方程式』というキーワードが出てきました。
この中で『再現性』は今の僕らにとって非常に重要なキーワードだと思います。
アニメの中でも第8話「成功（ゴール）の方程式」で世一がキングと呼ばれるチームXのエース馬狼照英に教えを乞う場面があります。
この中で馬狼は何度でも同じところを狙ってゴールを決めます。ゴールの方程式に則ったゴールの再現性。僕らが生きていく中でもこの『再現性』をいかに高めることができるかがあらゆるビジネス、恋愛にもに共通する課題です。
成功の再現性の追求。これこそがブルーロックが僕らに投げかけてくれるテーマです。
これが無意識の中でも受け入れられ、支持されるからブルーロックは面白いんだね。
ブルーロックの公式グッズはここから確認！👇
ブルーロックはAmazonプライム、ABEMA、U-NEXTで見ることができます。
この3つの動画配信サイトはすべて僕が確認しました。他でも見ることができるところがあるかもしれませんが、これ以外のサイトを使っている方はご自分で確認してください。
それぞれのリンクを貼っておきますね。
Amazonプライムは30日間無料（その後は月500円）
ABEMAは2週間無料（その後は月960円）
U-NEXTは31日間無料（その後は月2,189円）
どれも無料期間中キャンセルすればゼロ円です。
それ以降も見たいという方にはABEMAの無料最新話配信が一番早いのでおすすめします。
U-NEXTはオトナ向けのコンテンツが多い（600ポイントのポイントバックもある）んで、そっち系統を利用の方だったら実質月1,000円程度の利用料金になるよ。
ブルーロック、おススメです。是非見てね👋
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