『華瑞月』の秘密
今回の『薬屋のひとりごと』第36話は『華瑞月』(かずいげつ)。前回の35話「狩り」緊迫の逃避行と必死の人工呼吸と言う展開で窮地に立たされたふたり、36話のスタートは「そこそこの蛙」からの(ある意味衝撃の)スタートです。
前回の35話、「狩り」についてはこちらの解説ブログをご覧ください。
今回のストーリーはそれほど難しい展開ではありませんが、小ネタ的に知っておくともう一度面白くなります。僕の解説を読んでいただいた後でもう一度VODで見直すと新たな発見が沢山出てくると思いますよ。
それでは、ここから36話『華瑞月』解説に入ります。
36話『華瑞月』【公式サイトあらすじ】
飛発を持った刺客の襲撃に遭うも、滝壺の洞窟へと逃げ込んだ猫猫と壬氏。洞窟からの脱出を試みる中で、猫猫は壬氏が隠し続けていたとある秘密に気づいてしまう。意を決して自ら秘密を打ち明けようとする壬氏だったが…。そのころ壬氏たちが姿を消した宴会場では、馬閃のもとに「岩場から主の衣が見つかり、流された可能性がある」と伝令があり、場内は動揺に包まれる。しかしそれは、飛発を持った犯人をあぶり出すための猫猫たちの秘策だった。

『華瑞月』の正体は
「華瑞月(カズイゲツ)」とは、アニメ「薬屋のひとりごと」に登場する主要人物、壬氏(ジンシ)の本名です。彼は実は皇帝の弟という高貴な身分であり、普段は身分を隠して後宮で宦官として働いています。華瑞月は病弱という設定のため、公の場にはあまり姿を現さず、やむを得ず出席する際には顔を隠しています。
後宮に入れる男性は高貴な血筋を持つ者か、去勢された宦官に限られますが、壬氏は前者にあたるため、去勢せずに宦官として後宮にいることができます。壬氏の正体を知る者はごくわずかですが、彼の持つ権力の大きさから、一部の者は気づき始めています。
第36話『華瑞月』のあらすじ
第36話「華瑞月」では、猫猫(マオマオ)と壬氏が飛発(ふぇいふぁ)という武器を持った刺客に襲われ、滝壺の洞窟に逃げ込む場面から始まります. 洞窟からの脱出を試みる中で、猫猫は壬氏が隠し続けていた秘密に気づきます. 壬氏は意を決して、その秘密を猫猫に打ち明けようとします。

一方、壬氏たちが姿を消した宴会場では、馬閃(バセン)が岩場から壬氏の衣が発見されたという知らせを受け、会場は騒然となります. しかし、これは猫猫たちが仕掛けた、犯人をあぶり出すための秘策でした。

そこそこの蛙でなかったらそこそこの何ですか?
36話の見どころは壬氏様と猫猫の「そこそこの蛙」事件でしょうね。冒頭からやらかしてくれたこのエピソードは、ユーモアと緊張感が絶妙に絡み合った名場面でした。
事件の発端は洞窟でのハプニング
物語は、猫猫と壬氏様が刺客に襲われ、滝壺の洞窟へ逃げ込む場面から始まります。これは35話『狩り』で詳細に描かれました。滝壺に落ちて呼吸をしていない猫猫へ壬氏の必死の人呼吸が「#壬氏様キス」とSNSで話題になりました。僕のブログでも詳細に書いています。
👇緊迫の逃避行と必死の人工呼吸
36話はこの続きから始まります。洞窟からの脱出を試みる際、壬氏様が猫猫を肩車しますが、その時、バランスを壊て転倒した猫猫の手が偶然壬氏の股間に触れてしまいます。


後宮で宦官として過ごす壬氏様には”あってはならないもの”がある。と気付いた猫猫はとっさに「申し訳ありません。蛙を潰してしまったかもしれません」と言い訳をします。
実はこのシーン、ふたりの会話を正確に追うと、以下のようなやり取りでした。
猫猫:「申し訳ありません。蛙を潰してしまったかもしれません」
壬氏:「誰が蛙だと?」
猫猫:「蛙でなかったら何なんでしょう?」
壬氏:「蛙はもっと小さいだろう!」
猫猫:「この季節、そこそこ大きい蛙など、たくさんいます。」
壬氏:「そこそこ?」
猫猫:「ええ、そこそこです。そこそこの蛙でなかったらそこそこの何ですか?」
(手を衣で拭う動作)
壬氏:「おい!何手を拭っている!」
猫猫:「いや、蛙って気持ち悪いでしょ。粘液を出しますし。」
壬氏:「キモ・・・誰が粘液だっ!」

手を拭うしぐさを見せたり「粘液」って言ってみせたり、これ、子供に見せていいのか?と言う感じになりますよね(なりませんか?)
この猫猫の言葉は、壬氏様が宦官ではないこと、つまり男性であることを示唆しています。壬氏様は「ある意味、説明する手間が省けたということか」と返しますが、内心は穏やかではありません。

しかし、猫猫は「この季節そこそこ大きい蛙などたくさんいます」と、あくまで「蛙」であると言い張ります。壬氏様はまさか自分の大事な部分を蛙に例えられるとは思ってもおらず、ショックを受けます。

猫猫が咄嗟に「蛙」という言葉を使ったのは、壬氏が宦官ではないことを悟ったからです。壬氏が宦官でないことが公になれば、彼の立場が危うくなる可能性があり、猫猫はそれを察知して、あえて知らないふりをしようとしたのです。「そこそこの蛙」という表現は、壬氏のプライベートな部分に踏み込まず、その場を穏便に済ませようとする猫猫なりの配慮だったと言えるでしょう。
最後に読者のあなたへの質問です。
「あなたの周りの蛙の大きさはどうですか?」
襲撃事件の犯人を捕まえる「秘策」とは
アニメ「薬屋のひとりごと」の中でも特に注目を集めた第36話「華瑞月」。この回では、猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)が後宮を舞台にした陰謀に立ち向かう姿が描かれています。謎の刺客による襲撃事件をきっかけに、二人は事件の真相を解き明かすための大胆な秘策を実行します。猫猫の冷静な分析力と大胆な行動力、そして彼女を支える人々の協力が事件解決の鍵となる様子を見ていきましょう。
猫猫たちの秘策の計画
猫猫たちの秘策は、壬氏が襲撃されたという状況を逆手に取り、宴会場に偽の情報を流すことで犯人を炙り出すというものでした。具体的には、壬氏が滝に落ちて失踪したように見せかけ、「岩場から主の衣が見つかり、流された可能性がある」という偽の情報を馬閃を通じて宴会場に伝えました。

この偽情報は、犯人が計画の狂いに焦り、通常では見せない行動や反応を示すことを期待して仕組まれたものです。猫猫は、この犯人の動揺から、その人物を特定できると見込んでいました。この計画は、単に犯人を捕らえるだけでなく、背後にある陰謀を暴き出すための周到な準備の一環でした。
猫猫たちの秘策の実行
秘策の実行は、偽装失踪、偽情報の発信、そして犯人の特定という段階を経て、緻密に進められます。まず、壬氏が刺客に襲われ滝に落ちたように見せかけ、宴会場に混乱を引き起こします。次に、李白が血まみれの布を提示して捜索を開始させ、場を一層緊迫させました。

そして、犬の嗅覚を使い、火薬の匂いを追跡。犬は隠された矢を発見し、最終的には犯人が隠していた飛発(特殊な銃)の場所を特定しました。犬の特殊能力が犯人を特定するための決定的な手がかりとなったのです。一連の動きは、猫猫の指示のもと、迅速かつ効率的に行われました。

猫猫たちの秘策の実行の結果
猫猫たちの秘策の実行により、飛発(ふぇいふぁ)を使用した犯人が特定され、無事に逮捕されました。また、このことで飛発が西方の使者と関係している可能性が浮上しました。

しかし、事件の黒幕は依然として特定されておらず、多くの謎が残されています。さらに、猫猫は秘策の過程で壬氏が宦官ではないことを知りましたが、壬氏が自身の正体を明かそうとするのを避け、知らないふりをしています。
猫猫たちの秘策は、事件の真相に迫る上で重要な役割を果たしましたが、同時に多くの謎を残しました。今後の物語の展開によって、事件の全貌が明らかになることが期待されます。
猫猫の生い立ちと人格形成
壬氏襲撃の犯人を確保した夜、壬氏が猫猫の部屋を訪れるシーンがあります。このシーンでは猫猫が自分の生い立ちがを回想するシーンがありました。そして次のように語ります。
「壬氏様は何を考えているんだろう。私は昔から人の心の機微には疎い。育ててくれた姉ちゃんたちは仕事第一の妓女だ。いくら泣こうが仕事が終わるまで放置された。そのうち悟ったのか泣かない赤子になったらしい。だからなのか、人の行為にも悪意にも鈍感だ。」
このシーンが訴えかけるものは何だったんでしょうか?
猫猫の回想シーンは、彼女の人格形成と対人関係における心理的障壁を示す重要な場面です。
このシーンが訴えかけるものは以下の内容だと考えています。

感情的発達の阻害
幼少期に妓女たちから十分な愛情や感情的ケアを受けられなかったことが、猫猫の感情認識能力の欠如につながっています。泣いても放置された経験から、感情表現を抑制することを学び、「泣かない赤子」になりました。幼い頃から「事実であっても、あえて秘しておかねばならない物事もある」と教え込まれており、感情を表に出さないことが処世術となっています。
育ててくれた姉たちは仕事第一の妓女であり、いくら泣こうが仕事が終わるまで放置されたというセリフは、彼女が感情的なつながりを避け、表面的な関係に留まる傾向があることを示唆しています。

自己防衛メカニズム
人の感情や悪意に鈍感であることは、猫猫が後宮という危険な環境で生き抜くための防衛機制となっています。感情を表に出さず、冷静に状況を判断することで身を守っています。猫猫は幼い頃から薬師の家で育ち、その経験と知識を活かして後宮での事件を解決していきますが、その過程で危険な目に遭うことも少なくありません。そのため、感情を抑制し、自己防衛することが不可欠となっています。
壬氏との関係性のギャップ
猫猫が「壬氏様は何を考えているんだろう」と思案することは、彼女が壬氏の感情や意図を理解できないことを示し、二人の関係における根本的なすれ違いを表していま。 壬氏は猫猫に対し、単なる興味以上の感情を抱いていますが、猫猫は彼の気持ちに気づいていないか、気づかないふりをしているようです。
壬氏の粘着質な絡み方が苦手で、彼の容姿についても「無駄に美しい」としか思わず、特にときめかないため、ついぞんざいに扱ってしまう傾向があります。
過去のトラウマの影響
彼女は過去の経験から、他者との深い関わりを避け、自分の感情を抑えることを学びました。羅漢が鳳仙に捨てられたと思った鳳仙は、気が狂ったかのように自身の薬指を切り落として羅漢へ送り、その文に、娘・猫猫の小指も添えたというエピソードは、猫猫の過去がいかに壮絶であったかを物語っています。 猫猫は羅漢に対し、幼少期の恐怖心から嫌悪感を抱いており、羅漢を父親として受け入れることはありません。しかし、「嫌いだけど恨んでいない」と表現することで、複雑な感情を示唆しています。
このシーンは、猫猫というキャラクターの複雑さと内面の脆弱性を視聴者に伝え、彼女の行動や思考パターンの背景を理解させる重要な役割を果たしています。猫猫は、過去の経験から感情を抑制し、他者との間に壁を作ってきましたが、壬氏との出会いを通じて、少しずつ感情を取り戻し、他者との関わりを深めていくことが期待されます。
壬氏との想いのすれ違い
猫猫の部屋を訪れる壬氏
36話の終盤で壬氏が猫猫の部屋を訪ねたのは、牛黄が遅れることへのお詫びの品として牛黄を直接手渡すためでした。
壬氏が牛黄を猫猫に手渡した理由は、以前に事件解決の褒美として約束していた牛黄を届けるためです。牛黄は牛の胆石であり、薬の中でも最高級品として扱われる非常に貴重な薬材です。花街の薬屋ではなかなか手に入らない垂涎の品であるため、壬氏はこれを猫猫への特別な贈り物として選びました。

触れ合う指先…だが
牛黄の包を渡す時指が触れ合ったシーンには、二人の関係性の進展や感情の機微を暗示する演出意図があります。第36話は第2期の1クールの最終話という重要な位置づけであり、二人の関係性が進展する様子を強調する意図がありました。直接的な告白や明確な恋愛感情の表現ではないものの、触れ合う指先を通して、微妙な感情の変化が表現されています。

壬氏が思い描く展開にはならず
しかしそこから先はどうやら壬氏が思い描いていた展開とは別の結果になってしまったようです。
それは渡したのが牛黄だったから。

猫猫が飛び上がって喜んだのは、牛黄が非常に貴重な薬材であり、薬師として強く欲していたためです。また、以前に壬氏が事件解決の褒美として約束していたものが実際に手に入ったという喜びもあります。猫猫にとって牛黄は、花街の薬屋では手に入れることが難しい垂涎の品だったのです。

壬氏が告白しようとした重要な瞬間に、猫猫は牛黄に夢中になってしまい、壬氏の言葉を全く聞いていませんでした。

猫猫は幼少期から妓女たちに育てられ、十分な感情的ケアを受けられなかったため、人の感情や意図を理解することが難しく、壬氏の想いに気づくことができないのです。

壬氏の深い想い
壬氏は猫猫に対し、単なる興味以上の感情を抱いています。彼女の才能やユニークな視点に惹かれ、特別な存在として意識するようになりましたが、すでにその思いを通り越してしまいました。
壬氏は猫猫に自分の正体を打ち明けようと決意しますが、そのタイミングは最悪でした。壬氏が真剣な面持ちで話そうとする中、猫猫は目の前に現れた貴重な薬材である牛黄に心を奪われ、壬氏の言葉を全く聞いていませんでした。この場面は、二人の関係におけるすれ違いを象徴的に描いています。壬氏が告白しようとした重要な瞬間に、猫猫は全く別のことに気を取られており、壬氏の想いは空回りしてしまいました。
壬氏は猫猫を「妻にする」という強い意志を持っており、そのために様々なアプローチを試みています。例えば、猫猫を特別扱いしたり、彼女に執拗に絡んだりするなど、好意を示す行動が見られます。しかし、猫猫はこれらの行動に全く気づいていません。
牛黄に飛び上がるキュートな猫猫
最後に36話のワンポイント解説です。壬氏から牛黄を渡された猫猫が飛び上がって喜ぶ姿、皆さんご覧になりましたね!これは単なる贈り物ではなく、猫猫の本質を表す重要なシーンなんです。

牛黄に隠された猫猫の本質
猫猫は幼い頃から薬や毒に異常なほどの興味を持ち、特に珍しい薬材には目がない薬師です。牛黄は牛の胆石から採れる非常に希少で高価な漢方薬材で、千頭の牛から一頭にしか見つからないとも言われ、入手困難なため、猫猫のような薬師にとっては非常に魅力的なものです。
そんな貴重な薬材を手に入れた猫猫が、普段の冷静さを忘れて飛び上がって喜ぶのも当然でしょう。以前、壬氏の執務机に足をかけ詰め寄っていたという描写もありました。
普段の立ち居振る舞いとのギャップ
面白いのは、猫猫の普段の立ち居振る舞いとのギャップです。彼女は通常、感情を表に出さず、壬氏の美貌にも全く動じない冷静さを持っています. どんな状況でも冷静に判断し、自分の意見をしっかり持ち、歯に衣着せぬ物言いで壬氏にも対応します。しかし、薬や毒に関わることになると目の色が変わるんです。 彼女は壬氏に「牛黄をくださいますか?」と尋ねるほどです。また、毒を口に含み、味わうと「これ、毒です」と告げることもあります。

「宦官にしてやる」の真意
そして「宦官にしてやる」という発言。これは壬氏が実は宦官ではないことに気づいている猫猫が、彼の秘密がばれそうになったら「自分が本物の宦官にしてやる」と冗談めかして言ったものです。

壬氏は猫猫に自分の正体を明かそうとしますが、猫猫は牛黄に夢中で全く聞いていません。

壬氏と猫猫の関係性
猫猫は壬氏のことをあくまで上司という感覚で捉えており、恋愛感情には発展しにくい状況です。壬氏の気持ちに気づいていない、または気づかないふりをしているため、壬氏のアプローチを上手くかわしている節が見受けられま。
猫猫のこの二面性こそが彼女の魅力であり、壬氏が彼女に惹かれる理由の一つでもあるのです。普段は感情を隠す処世術に長けた猫猫が、薬材の前では子どものように無邪気に喜ぶ姿は、見ていて本当に愛らしいですよね。
第36話は第2期の1クール目の最終話であり、次回の第37話から物語は新たな展開を迎えます。第2期第2クールは4月4日からスタートし、後宮に巣食っていた悪意の正体が明らかになると予告されています。また、壬氏と猫猫の関係がどのように進展するのかも注目されるポイントです。猫猫が壬氏の気持ちに気づき、二人の関係が新たな段階に進むのか、今後の展開から目が離せません。

今後も「薬屋のひとりごと」の最新情報と詳細な解説をお届けしていきますね。
原作小説はヒーロー文庫から刊行中で、コミカライズは「ビッグガンガン」と「サンデーGX」の2種類があります。ガンガン版はねこクラゲ氏の美麗な作画と原作に忠実なストーリー展開が特徴で、サンデーGX版はテンポの良い展開とミステリー要素が強調されています。どちらも魅力的なので、ぜひ両方チェックしてみてください。シリーズ累計発行部数は3800万部を超える大人気作品です。
前回35話『狩り』の解説はこちら👇
前半のまとめです👇
2種類のコミックスシリーズ
「薬屋のひとりごと」には2種類のコミックスシリーズがあります。それぞれの最新刊情報は以下の通りです。
ビッグガンガン版(スクウェア・エニックス)
- タイトル: 薬屋のひとりごと
- 出版社: スクウェア・エニックス
- レーベル: ビッグガンガンコミックス
- 作者: 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス)、作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺、キャラクター原案:しのとうこ
- 最新刊: 15巻(2025年3月25日発売予定)
- 特徴: より「恋愛コメディ」的な要素が強く、かわいらしい作画で明るい印象の作品です。
2. サンデーGX版(小学館)
- タイトル: 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~
- 出版社: 小学館
- レーベル: サンデーGXコミックス
- 作者: 原作:日向夏、作画:倉田三ノ路、キャラクター原案:しのとうこ
- 最新刊: 19巻(2024年12月19日発売)
- 特徴: よりクールな作画スタイルで、ミステリー要素を重視した作品です。
どちらも同じ原作小説をコミカライズしたものですが、作画や構成が異なり、それぞれ独自の魅力を持っています。原作小説は現在15巻まで刊行されており、シリーズ累計3,800万部を突破する大人気作品となっています。
アニメはどちらをベースにしているの?
アニメ『薬屋のひとりごと』は、2種類のコミカライズ版のどちらかをベースにしているわけではなく、原作小説を直接アニメ化しています。
アニメ版の原作は、漫画版のどちらでもなく、現在第15巻まで刊行されている小説版の「薬屋のひとりごと」です。アニメと漫画の内容はほぼ同じですが、これはどちらの漫画も原作小説を忠実に漫画化しているからであり、どちらかの漫画のストーリーを採用しているわけではありません。
アニメのキャラクターデザインについても、漫画版のビジュアルが使われているのではなく、小説版のイラストをベースとしたデザインとなっています。アニメのクレジットには、「キャラクター原案」として小説版のイラストを手掛けたしのとうこ氏、「キャラクターデザイン」として中谷友紀子氏の名前が記載されています。
プロデューサーの菱山光輝氏は、本作の制作にあたり「原作小説に誠実にあること」を重要なテーマとして掲げました。原作はコミカライズやドラマCD化など、さまざまに展開して多くのファンを獲得してきた作品であり、ファンの一人一人にそれぞれの解釈が生まれているため、チーム全体としてあくまでベースは原作小説であるという意識を持つことを重要視したとのことです。
ただし、アニメのコメディ描写や衣装、髪型などの要素は、スクウェア・エニックス版(ねこクラゲ氏作画)のコミカライズの影響を受けている部分もあるという意見もあります。しかし、これは公式に明言されたものではなく、視聴者の印象によるものです。
結論として、アニメ『薬屋のひとりごと』は2種類のコミカライズ版のどちらかをベースにしているのではなく、原作小説を直接アニメ化した作品です。
『薬屋のひとりごと』原作小説について
作品概要
『薬屋のひとりごと』は、日向夏氏によるライトノベル作品で、架空の中華風帝国「茘(リー)」を舞台に、後宮に勤める官女「猫猫(マオマオ)」が王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリー、ファンタジー、ラブコメディ小説です。
この作品は2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始され、人気を博したことから2012年9月に主婦の友社のRay Booksから単行本として発売されました。その後、2014年8月にヒーロー文庫(主婦の友社→イマジカインフォス)から新装刊され、現在も継続して刊行されています。
現在、原作小説は文庫版で15巻まで刊行されています(2024年3月現在)。最新刊の15巻は2024年3月29日に発売されました。
作者・日向夏について
日向夏氏は福岡県在住の作家で、本名や年齢などの詳細なプロフィールは非公開となっています。大学卒業後は会社員として勤めていましたが、東日本大震災後に自宅にいる時間が増えたことをきっかけに、「小説家になろう」で『薬屋のひとりごと』の連載を開始しました。
日向夏氏の得意ジャンルはファンタジーや謎解きで、『薬屋のひとりごと』以外にも『トネリコの王』『緋凰仙華』『路地裏の精霊姫』『繰り巫女あやかし夜噺』など多数の作品を執筆しています。
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2025年4月16日(水)発売初回生産限定版
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収録分数:約136分(第25話~第30話収録)+映像特典/DISC枚数:1枚
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【初回生産限定特典】
《封入特典》
◆特製三方背
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◆スペシャルブックレット(42P)
◆原作小説着せ替えブックカバー
【初回・通常共通特典】
《音声特典》
◆第29話オーディオコメンタリー(猫猫役:悠木碧/壬氏役:大塚剛央/子翠役:瀬戸麻沙美)
《映像特典》
◆第2期ティザーPV 第2弾
◆第2期本PV
◆第2期ファイナルPV
◆ノンクレジットOP
◆ノンクレジットED
「薬屋のひとりごと」を見れるVODは
今回紹介した「薬屋のひとりごと」を見ることができるVODを紹介します。
「薬屋のひとりごと」を視聴できるVODサービス一覧
配信サービス | 月額料金(税込) | 無料期間 | 特徴 |
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☆☆☆☆☆今回はここまで。
※使用した写真および文章の一部はアニメ公式サイトより転載しました。

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