アニオタWorld!137号

『悪役令嬢転生おじさん』の概要
【優雅変換】
テレビアニメ「悪役令嬢転生おじさん」は、異世界転生をテーマにしたユニークな作品です。このアニメは、52歳の公務員である屯田林憲三郎が、交通事故をきっかけに乙女ゲームの悪役令嬢、グレイス・オーヴェルヌとして生まれ変わるというストーリーから始まります。彼は、ゲームの中で悪役としての役割を果たそうと奮闘しますが、彼の持ち前の人の良さや親心が影響して、周囲からの評価がどんどん上がっていくんです。
この作品の魅力は、憲三郎が異世界での生活に適応しながら、悪役令嬢としての役割を果たそうとする姿にあります。彼は、ゲームの主人公や攻略対象のキャラクターたちと関わりながら、意図せずに彼らとの絆を深めていきます。特に、彼の「エレガントチート」【優雅変換】と呼ばれる能力が、彼の言動を優雅に変換することで、コミカルな展開を生み出します。
アニメ化に至るまで
「悪役令嬢転生おじさん」の原作者は上山道郎で、彼はこの作品以外にもいくつかの漫画を手掛けています。特に「機獣新世紀ゾイド」や「ツマヌダ格闘街」などが有名です。この作品は「小説家になろう」ではなく、漫画としてスタートしましたが、異世界転生や悪役令嬢ものの流行に乗って、非常に人気を博しました。
「悪役令嬢転生おじさん」は、2020年5月号から「月刊ヤングキングアワーズGH」で連載が始まり、2024年8月5日現在で既刊7巻が出版されています。出版社は少年画報社で、シリーズは累計発行部数が200万部を超えるなど、大きな成功を収めています。
原作コミックはこちら!
アニメ化の経緯については、2025年1月から放送が開始されることが決定しました。アニメ化にあたっては、原作の人気やキャラクターの魅力が評価され、視聴者に新たな楽しみを提供することが期待されています。アニメ制作には亜細亜堂が関わり、声優陣も豪華で、作品の魅力をさらに引き立てることが期待されています。
このように、「悪役令嬢転生おじさん」は、上山道郎の独自の視点とユーモアが詰まった作品であり、異世界転生ものの中でも特に注目される存在となっています。
ブルーレイも予約受付中
「悪役令嬢転生おじさん」のブルーレイは、2025年5月9日に第1巻が発売される予定です。このブルーレイには、第1話から第4話までが収録されており、特典としてキャラクターデザインの松苗はる香による描き下ろしスリーブや特製ブックレット、エンドカードイラストポストカードセットが付属します。
さらに、続巻も予定されており、以下のように発売日が設定されています:
- Vol.2: 2025年6月4日
- Vol.3: 2025年7月2日。
これらの情報から、ブルーレイのリリースは確定しており、ファンにとって楽しみな内容となっています。
エンディングは何と【マツケンサンバⅡ】
アニメ「悪役令嬢転生おじさん」のエンディングテーマがなんと「マツケンサンバⅡ」だなんて、もう笑いが止まりません!この52歳のおじさんが乙女ゲームの悪役令嬢に転生して、エンディングで「マツケンサンバ」を歌うなんて、想像するだけで抱腹絶倒です!
しかも、歌っているのは声優の井上和彦さんとM・A・Oさん。彼らがこの名曲をカバーするなんて、まさに異世界転生コメディの真骨頂!エンディング映像は公開からわずか8日間で100万回再生を突破し、視聴者の心を掴んで離さない魅力が満載です。
おじさんが「マツケンサンバ」を優雅に歌い上げる姿を想像すると、もう笑いがこみ上げてきますね。異世界での冒険と共に、ぜひこのユニークなエンディングを楽しんでください!
登場人物
屯田林健三郎

いかにもおじさんらしい外見の52歳男性。
温厚な性格。アニメや特撮ヒーローが好き。
妻子と共に平凡な生活を送っていたが、交通事故をきっかけに
乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』のキャラクター、
グレイス・オーヴェルヌに転生。
長年社会で培った‟おじさん”スキルを駆使しながら、貴族令嬢として異世界生活を送ることに。
グレイス・オーヴェルヌ

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』に登場する悪役令嬢。
現在は異世界転生した憲三郎が肉体を主導している。
本来はプライドが高くキツい性格だが、グレイス=憲三郎になってからは一変して優しい性格に。
アンナをはじめ周囲の人間に親目線の優しい言葉やアドバイスを送るたびに、期せずして彼女たちからの好感度を上げ続けている。
自身の言動を優雅なものに自動変換する能力【優雅変換】が使える。

アンナ・ドール

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の主人公。平民出身。貴族しか入学できないと言われる王立魔法学園に猛勉強の末、首席合格するほどの努力家。しっかり者に見えるが時折、ドジっ娘な一面を見せることも。ゲーム本来のシナリオでは、グレイスに恋路や学園生活を邪魔されており彼女との関係は最悪。だが、グレイス=憲三郎とは良好な関係を築き、彼女に心酔している。
ヴィルジール・ヴィエルジ

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の舞台となる王国の第一王子にして、ゲーム攻略対象の1人。グレイスの婚約者。王立魔法学園では生徒会長を務めている。誰にでも分け隔てなく接する優しい心の持ち主。それと同時に他人の価値を国にとって有益な存在であるか否かで判断する非情な思想を持つ。
オーギュスト・リオン

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の攻略対象の1人。王立魔法学園生徒会のメンバーでもあり保安部長を務めている。得意な戦術は魔法で身体を強化した格闘術。リシャールと並ぶほどの戦闘力を持つ。
リシャール・ヴェルソー

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の攻略対象の1人。王立魔法学園生徒会の副生徒会長を務めている。無口なことで知られているが、実はダジャレを話すことが大好きで、話すたびに周囲を困惑させる。剣術を得意としており、生徒会内で上位の戦闘力を誇る。
ピエール・ジェモー

黒髪の好青年。真面目な性格。乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の攻略対象の1人であり、王立魔法学園生徒会の書記を務めている。さらに、ヴィルジールの従者としての顔もあり日々、主人の学園生活を支えている。
ランベール・バランス

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の攻略対象の1人。王立魔法学園生徒会の会計を務めている。高い知性を持つ。没落貴族の出身のため、名家の養子となることで学園への入学を果たした。似た境遇のアンナにライバル心を燃やしている。
リュカ・ヴィエルジ

ヴィルジールの弟にして王国の第二王子。乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の攻略対象の1人でもあり、生徒会では書記を務めている。性格は明るく、いつも笑顔を絶やさない皆の人気者。その一方でトラブルメーカーとしての一面を持ち、よく騒動を起こしては近しい人たちを振り回している。
あらすじ
第1話 おじさん、悪役令嬢になる
52歳の真面目な公務員、屯田林憲三郎。彼は交通事故で死んだ……。はずだったのだが、なぜか乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の世界に転生し、ゲームに登場する悪役令嬢、グレイス・オーヴェルヌとして生きていくことに。公爵令嬢という前世と大きなギャップがある“転生先”に持ち前の社会人スキルで早々に順応していくグレイス=憲三郎。そして転生したからには、本来のグレイスと同じように悪役令嬢としての役目を果たそうと決意する。そんな矢先、ついつい親目線の優しい発言をしてしまい……。
「悪役令嬢転生おじさん」の第1話「おじさん、悪役令嬢になる」では、主人公の屯田林憲三郎が悪役令嬢グレイス・オーヴェルヌとして異世界に転生する様子が描かれています。この設定自体がまず笑えるポイントですが、特に「優雅変換(エレガントチート)」という能力がコミカルな展開を生み出しています。


例えば、憲三郎が庶民的な言葉を使うと、それが自動的に貴族らしい優雅な表現に変換されるんです。具体的には、彼が「この料理、ちょっと塩辛いな」と言った瞬間、周囲の人々には「この料理は、まさに絶妙な塩加減でございます」と聞こえるようになるんです。これには周囲のキャラクターたちも驚き、憲三郎自身も「え、今なんて言った?」と戸惑う場面がとても面白いです。

また、彼が「このドレス、動きにくいな」と言うと、周りの人には「このドレスは、まるで優雅な舞踏会のためにデザインされたかのようです」と変換される。憲三郎は自分の言葉がどう変わっているのか理解できず、ただただ困惑する様子が笑いを誘います。

さらに、彼の「親目線」発言も笑える要素の一つです。憲三郎は、悪役令嬢としての立場を保ちながらも、娘のことを思い出し、つい「アンナ、頑張りなさい!」と親のように応援してしまうんです。この親目線の発言が、周囲のキャラクターたちには「さすがグレイス様、優しいお言葉です」と受け取られ、彼の評価がどんどん上がっていく様子がまた面白い。

このように、憲三郎の庶民的な感覚と貴族社会のギャップ、そして彼の親目線の発言が絶妙に絡み合い、笑いを生み出しています。彼の「おじさん」としての視点が、異世界の華やかさと対比されることで、視聴者は思わず笑ってしまうのです。これが「悪役令嬢転生おじさん」の魅力の一つですね。
第2話 おじさん、魔法使いになる
王立魔法学園入学後、本来のゲームの主人公、アンナ・ドールに悪役令嬢として高圧的な態度で接しようとあれこれと考えを巡らせるグレイス=憲三郎。ある日、学園の生徒会メンバーと対面したグレイス=憲三郎は、彼らこそがアンナと結ばれる乙女ゲームの攻略対象であることを思い出す。そこでアンナの恋路を邪魔するため、彼女の格を下げようとするグレイス=憲三郎。だが、前世からのクセでつい客観的な評価を口にしてしまう。その結果……?
「悪役令嬢転生おじさん」の第2話「おじさん、魔法使いになる」では、笑えるシーンが満載です。特に冒頭の学園長への挨拶の場面が印象的です。悪役令嬢グレイスとして初めて学園長に会った時、彼女は「ご機嫌麗しゅう、学園長先生」と上品に深々とお辞儀をします。しかし、内心の健三郎は「こんな私に、どうしろと・・・」とたじろぎ、まるで自分が場違いな存在であるかのように困惑する姿が爆笑を誘います。



その後、物語は乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の主人公、アンナと一緒に生徒会に勧誘される展開に進みます。ここで、憲三郎は悪役令嬢として恋路の邪魔をするつもりで高圧的な態度を取るイメージトレーニングをしますが、実際に出てきた言葉は「優雅変換(エレガントチート)」によって、全く逆の結果に。

彼が「アンナ、あなたは本当に素晴らしい生徒会の一員になれると思います」と言うと、周囲の人々には「このような素晴らしい才能を持つあなたが、私たちの生徒会に加わることを心より願っております」

と聞こえるのです。この変換に憲三郎自身も驚き、「え、今なんて言った?」と困惑する様子がまた笑いを誘います。
さらに、授業の魔法陣を書く場面では、憲三郎が古代文字を知らないために、漢字で「炎」を書いてみます。「これで合ってるのかな?」と不安になりながらも、彼が書いた漢字が実は効果抜群で、周囲の生徒たちが驚くなか、火炎柱を召喚してしまいます。彼の「これが魔法陣になるのか?」という疑問が、観ている僕らも笑いのツボにハマります。


第2話では憲三郎の庶民的な感覚と貴族社会のギャップが引き起こす勘違いや、彼の内心の葛藤が絶妙に絡み合っています。彼の「おじさん」としての視点が、異世界の華やかさと対比されることで、さらにユーモアが増しているのです。
第3話 おじさん、ダジャレを言う!
ある日、生徒会の予算チェックをするグレイス=憲三郎とアンナ。その最中、何度やっても計算が合わないアンナはグレイス=憲三郎に助けを求める。するとグレイス=憲三郎は、密かに制作を依頼していたそろばんを使い、アンナのピンチを解決しようとする。すると一連の出来事を見ていた生徒会長、ヴィルジール・ヴィエルジは、有能でありながら謙虚な彼女に胸の高鳴りを覚えて……。さらに、前世の経験を活かしたグレイス=憲三郎の言動は、他の生徒会メンバーの心も掴んでいく。
第3話「おじさん、ダジャレを言う!」では、屯田林憲三郎が悪役令嬢グレイスとしての新たな冒険を繰り広げます。このエピソードでは、彼の「優雅変換(エレガントチート)」とオヤジギャグが絶妙に絡み合い、思わぬ「要らぬフラグ」が立ってしまう様子が描かれています。

物語の中で、グレイスは生徒会の予算チェックを行う際、第一王子のヴィエールの心を惹きつけることに成功します。彼の「優雅変換」によって、普段の庶民的な発言が貴族らしい上品な言葉に変わり、周囲の評価が急上昇します。しかし、彼の本来の性格が顔を出すと、オヤジギャグが炸裂するのです。


大爆笑の場面は、生徒会副会長のリシャールとのオヤジギャグバトルです。グレイスは「悪党どもを一斉検(剣)挙するまでは後には引けん(剣)」という高等な二重ギャグを発動し、これがリシャールを完全に陥落させました。この瞬間、リシャールはグレイスのもとにひざまずきます。
この出来事の後、「生徒会最強はグレイスらしい」という噂が学園内に流布していきました。

本来、攻略対象であるヒロインのアンナに魅かれるはずの王子たちが、いつの間にか憲三郎自身に惹きつけられてしまうという「要らぬフラグ」が立ちまくる展開が、視聴者にとっては非常にコミカルです。憲三郎の庶民的な感覚と貴族社会のギャップが生み出す笑いは、彼のキャラクターをさらに魅力的にしています。
第4話 おじさん、ビーストを召喚する
憲三郎がグレイス=憲三郎に転生してから時が流れ、1か月……。この日、王立魔法学園の新入生たちは、入学時に貰っていた卵から使い魔、従魔(ビースト)を孵化させる“召喚の儀”を行うことに。どんな従魔を孵化させるのか、周囲の注目を集めるグレイス=憲三郎。そんな中、卵からデフォルメサイズのグレイスと憲三郎が誕生し、さらに謎の魔法陣が出現。何が起きているのか分からず一同が困惑する中、グレイス=憲三郎の耳に謎の声が聞こえる。それは現実世界の娘・屯田林日菜子の声で……。

デフォルメサイズのグレイスと憲三郎を合体させてビーストを誕生させた神の手は何と娘の日菜子。


彼女がゲームの世界に干渉し、憲三郎のソウルとグレイスのソウルを融合させる「神の手」として登場します。この神の手によって、憲三郎とグレイスの合体が実現し、最終的には「エンシェントドラゴン」という強力なビーストが誕生します。

このエンシェントドラゴンは、ただのビーストではなく、憲三郎の社会人スキルとグレイスの悪役令嬢としての特性を兼ね備えた、まさに最強の存在。さてさて、次回どうなるんでしょうか!
今回のストーリーとは直接関係ないけど、今回の第4話のVODのサムネイル。
これですよ!ぶっ飛びました!!
これがわかるのは僕ら昭和世代の特権。
グレイスが仮面ライダー1号。
そして憲三郎は仮面ライダー2号。
力のグレイス、技の憲三郎。
グレイスはその優雅さと強さを象徴し、仮面ライダー1号の力強さを体現しています。
一方で、憲三郎はその技術や知恵を駆使して戦う姿が仮面ライダー2号に重なります。
こんな小技が至る所にちりばめられているこの作品、奥が深いんだよね。

第5話 おじさん、二刀流でいく
従魔(ビースト)として古代龍(エンシェントドラゴン)を召喚したグレイス=憲三郎。オリオンと名付けられ、炎と水、2つの属性を持つ特殊な従魔は一躍注目の的に。学園長もオリオンに興味を示し、グレイス=憲三郎に学期末に行われる魔法模範演習、通称、マジックエキシビションへオリオンと共に出場するよう提案する……。一方、現実世界。部分的であれば乙女ゲームの世界に干渉し、父親の手助けができることに気が付いた日菜子たちは、引き続きゲームを進めることにする。
第5話「おじさん、二刀流でいく」は、異世界と現実世界が絶妙にリンクしながら進む展開が本当に面白かったですね!特に、現実世界での娘・日菜子と母・美津子の活躍が、物語に新たな風を吹き込んでいて、笑いと感動が絶妙に絡み合っていました。



オリオンの名前の由来にほっこり
まず、グレイス=憲三郎が召喚した従魔「オリオン」の名前の由来が、子供の頃に健三郎が日菜子を膝に乗せて一緒に見ていたワイバーンの名前だというエピソードには、思わずほっこりしました。異世界での壮大な展開の中に、こうした家族の絆を感じさせる要素が入ることで、物語に深みが増していますよね。健三郎の「お父さん」としての一面が垣間見える瞬間で、僕も感情移入せずにはいられませんでした

現実世界での「ゲーム進行」に大爆笑
そして、現実世界で日菜子がゲーム機を操作して異世界の進行を手助けするという展開が、まさにこの作品ならではのユニークさ!特に、代引きの宅配が来て日菜子が席を外している間に「自動ストーリーモード」に切り替わり、オリオンが動かなくなってしまうシーンには大笑いしました。異世界で困惑する「お父さん」の姿が目に浮かびますし、日菜子が戻ってきて「必要なときはこっちが操作してあげないと進めない」と気づく流れが、ゲーム好きな僕も共感せずにはいられないポイントでした。


オリオンの色変更での親子の連携
さらに、日菜子がオリオンの色を赤から青に変えるシーンも最高でした!異世界では「お父さん」が「なぜオリオンが青くなったんだ!?」と驚きつつも、日菜子の操作に助けられているという構図が面白すぎます。現実世界での娘の操作が、異世界での展開に直接影響を与えるという設定が、この作品のユニークさを際立たせていますね。

日菜子を励ます美津子の母親力
そして、日菜子が「私にやり切れるかな……」と一瞬不安になる場面で、美津子が「日菜子は誰の子?」と力強く励ますシーンには、思わず胸が熱くなりました。

母親としての美津子の存在感がここで一気に際立ち、家族の絆がさらに深まる瞬間でしたね。このセリフ、シンプルだけどすごく力強くて、思わずほろりとしてしまう名場面でした。

最後の「かめはめ波」で大爆笑!
そして、最後の母と娘の「かめはめ波」には、もう笑いが止まりませんでした!異世界の壮大な魔法模範演習と、現実世界での親子のノリノリなやり取りが絶妙にリンクしていて、まさにこの作品の真骨頂とも言えるシーンでした。

美津子と日菜子の息の合った「かめはめ波」が、異世界でのオリオンの動きにどう影響したのかは謎ですが(笑)、この親子の掛け合いが物語全体をさらに楽しくしてくれています。

親子かめはめ波の元ネタはセル編のクライマックス?
『ドラゴンボール』のセル編で、悟空と悟飯が親子で力を合わせて放つ「親子かめはめ波」は、シリーズ屈指の感動的なシーンです。この場面では、悟空が亡くなった後も精神的に悟飯を支え、親子の絆が極限まで描かれています。
美津子と日菜子の「かめはめ波」も、この親子の絆を象徴するシーンをオマージュしているんじゃないでしょうか?
第6話 おじさん、感涙する
マジックエキシビションへ向けて、生徒会屈指の実力を誇るリシャール・ヴェルソーとオーギュスト・リオンの模擬演習を見学するグレイス=憲三郎とアンナ。模擬演習後、アンナが試しに放った魔法によって崖が崩れると、中から骨の姿のモンスター、ドラゴンスケルトンが出現する。攻撃を仕掛けてきたドラゴンスケルトンに対して、リシャールとオーギュストが即座に反撃するものの、攻撃が通じず苦戦気味。そこでグレイス=憲三郎は、2人の魔法陣にとある文字を書き込んで……。
第6話「おじさん、感涙する」あらすじ
今回の第6話は、2つの話で構成されています。まずは、マジックエキシビションに向けて、生徒会屈指の実力を誇るリシャール・ヴェルソーとオーギュスト・リオンの模擬演習を見学するグレイス=憲三郎とアンナの様子から始まります。模擬演習後、アンナが試しに放った魔法によって崖が崩れ、そこから骨の姿のモンスター、ドラゴンスケルトンが出現します。攻撃を仕掛けてきたドラゴンスケルトンに対して、リシャールとオーギュストが即座に反撃するものの、攻撃が通じず苦戦気味。そこでグレイス=憲三郎は、2人の魔法陣に「剣」と「盾」という文字を書き込むことで、状況を打開しようとします。このくだりが、彼の「親目線」と「優雅なフラグ立て」の真骨頂を見せる瞬間です。

親目線のグレイス、出撃!
さて、まずはこの模擬演習のシーンから。グレイス=憲三郎は、まるで自分の子供を見守るかのように、アンナの成長を見つめています。彼の「親目線」は、まさにこの瞬間に発揮されていて、アンナが魔法を試す姿を見て「頑張れ、アンナ!」と心の中で応援しているのが伝わってきます。まるで自分の娘のように、彼女の成功を願う姿がとても微笑ましいですね。

ドラゴンスケルトンとの戦い、笑いと感動の渦!
そして、ドラゴンスケルトンが出現した瞬間、周囲は一気に緊張感に包まれます。しかし、グレイス=憲三郎はその状況を冷静に見守りつつ、心の中では「これは大変だ!」と焦りを感じています。リシャールとオーギュストが苦戦する様子を見て、彼は「このままではいけない!」と考え、魔法陣に「剣」と「盾」の文字を書き込むことを決意します。この瞬間、彼の「優雅にフラグを立てる」能力が発揮され、周囲の人々には「さすがグレイス様、素晴らしい判断です!」と称賛されるのです。

親バカ全開!グレイスの優雅なフラグ立て
グレイス=憲三郎が「剣」と「盾」を書き込むことで、リシャールとオーギュストの攻撃が強化され、ドラゴンスケルトンに対抗する力を得るのですが、ここでの彼の行動はまさに「親バカ」そのもの。彼は自分の子供のように、周囲の仲間たちを助けることで、彼らの成長を促すのです。この「親目線」の発言が、周囲の人々に感動を与え、彼の評価がさらに上がっていく様子がとてもコミカルで、視聴者も思わず笑ってしまいます。

結末に向けて、感涙の瞬間!
最後に、ドラゴンスケルトンとの戦いが終わり、無事に勝利を収めたグレイス=憲三郎と仲間たち。彼は「やったね、アンナ!君の成長を見られて本当に嬉しいよ!」と、まるで親のように感涙する姿が印象的です。この瞬間、彼の「親目線」がさらに強調され、視聴者も思わず感動してしまいます。彼の成長を見守る姿勢が、まさにこの作品の魅力の一つですね。
このように、第6話ではグレイス=憲三郎の「親目線」と「優雅にフラグを立てる」姿が際立ち、笑いと感動が詰まったエピソードとなっています。次回も楽しみですね!

第7話 おじさん、模範演習する
仕事で家を留守にしていたグレイス=憲三郎の父親、レオポルド・オーヴェルヌが2か月ぶりに帰宅する。お土産として小さな木馬をグレイス=憲三郎に渡すレオポルド。しかしそれは、15歳となった娘に渡すにしては幼稚なものだったため、屋敷は微妙な空気になってしまう……。後日、マジックエキシビションへ出場するグレイス=憲三郎とアンナ、オーギュストとリシャール。まずはオーギュストとリシャールが高度な魔法を披露し、客席は大盛り上がり。そんな中、ついにグレイス=憲三郎とアンナの出番がやって来る。
1. 父の「木馬事件」で微妙な空気に…
レオポルドが持ち帰った木馬に対するグレイス=憲三郎の心の声が最高でした。「いやいや、これを15歳の娘に渡すのはどうなんだ?」と、元おじさんの冷静なツッコミが炸裂!この微妙な空気感が、家族のリアルな一面を垣間見せてくれます。


2. マジックエキシビションでの華麗な魔法バトル
オーギュストとリシャールの魔法は、まさに「これぞ貴族のエンターテイメント!」という感じで、観客を圧倒。特にリシャールの剣術と魔法の融合技は、観客席から「おおーっ!」という歓声が上がるほどの迫力でした。

3. グレイス=憲三郎とアンナの出番

ついに訪れた2人の出番!グレイス=憲三郎の「親目線」が炸裂し、アンナを優しく励ます姿が印象的でした。彼の「エレガントチート」による優雅な言葉が、観客だけでなくアンナの緊張もほぐしていく様子が微笑ましかったですね。

爆笑ポイント:「昔取った杵柄」でコマ回し対決!
本題とは違うんだけど、久しぶりに帰ってきたお父様とグレイスとのコマ回し対決をご紹介!
「お父さま、あなたは誰よりも立派ですわ!」と言いながら「私は、お父様を尊敬しておりますわ」コマを投げ勝ってしまったグレイス憲三郎。
でも『昔取った杵柄』で勝っちゃったんだよね。




第7話は、異世界の華やかなマジックエキシビションと、現実世界の家族のやり取りが絶妙に絡み合った回でした。特に、父親の木馬事件や現実世界からの干渉が、物語にユーモアと温かみを加えていましたね。次回もどんな親子の絆が描かれるのか、楽しみです!
第8話 おじさん、メイドになる
ある日、アンナや生徒会メンバーと共にお茶会を楽しむグレイス=憲三郎。その最中、アンナが貴族の生活やテーブルマナーにまだまだ不慣れなことが判明する。そこで夏休みの間、アンナをオーヴェルヌ家に招き、貴族の生活を教えることになる。そんな夏休みのある日、グレイス=憲三郎は夢の中で謎の光球に遭遇する。光球に導かれるように歩いていくとその先にいたのはなんと……。翌朝、グレイス=憲三郎が目を覚ますとメイド姿のアンナがいて!?
アンナを何とか王族のだれかとくっ付けようとするグレイス=憲三郎。今日はランベールがターゲット。いきなりアンナとランベールの模擬戦からスタートします。


風属性のアンナに対してランベールは正反対の土属性。性質が真逆の2人だからこそ互いを補い合って上手く行くのでは?と親目線で観察します。

勝負は互角。まあ、ランベールはアンナと一緒にいるグレイス=憲三郎の作ってくれたワンドブックが欲しかっただけなんですけどね。
ワンドブックとは「ワンド(杖)」と「ブック(書物)」が一体化したハイブリッド兵器で、杖先から魔法を発動すると同時に、書物部分に記された術式で効果を増幅する仕組み。グレイスがいつも持っている杖を仕込んだ扇とおんなじ仕組みのものです。これをランベールは欲しくてほしくてたまんなかったわけですね。

グレイス=憲三郎がグレイス家の鍛冶屋の棟梁に造ってもらった逸品です。
まあ、なんだかんだでアンナとランベールはいい感じにはなっていきます。

実は上の写真のアンナ、ランベールとお茶をしてるんだけどお菓子に手を付けない。これはマナーを知らないから失敗したら恥ずかしいと彼女が言っているシーンなんですね。
で、公式サイトの8話の画像にはメイド服のアンナが出て来るんだけど、これは夏休み、グレイス家で貴族の生活を学んでいる光景。

お茶のマナーがわからないと正直に言うアンナをグレイス=憲三郎が自宅に招いて「貴族の生活」を体験させようとするんですが、すっかりグレイスのお供になろうと心に誓っているアンナ。「貴族のお供の生活」の体験を始めてしまいました。
仕方がないので最後にグレイス=憲三郎は自らメイド服を着て見せます。

グレイス=憲三郎は本来の乙女ゲーではアンナが王女になり、グレイスがその使用人に転落するというケースのあるのではと予想。自分がメイド服でもまぁ、いいかって感じです。

メイド服を着たグレイス=憲三郎。
アンナに今日一日の(貴族の生活の部分の)感想を尋ねます。「アンナ、今日はいかがでしたか?」と。

ところがアンナ、初めての貴族の家でのメイドの仕事に感動。最後に登場したグレイス=憲三郎のメイド服の神々しさ(エレガントチートが掛かってるからね)にさらに感動して胸が一杯になります。


そして今日のひとこと。「齟齬」。全くかみ合ってないですね。


第9話 おじさん、閉じ込められる
夏休み中、グレイス=憲三郎や生徒会メンバーたちは、王立魔法学園の宝物庫を守る結界の点検と整備のために登校する。宝物庫に集まった一同は、さっそく点検を始めようとするのだがその矢先、キューブパズル型の魔道具、“試練の迷宮”が発動。グレイス=憲三郎とアンナ以外が魔道具の中へ吸い込まれてしまう。助けを呼びに行こうとするグレイス=憲三郎たちだったが、宝物庫の周りには無数の扉や壁が浮いている不思議な空間が広がっていて……。
🎮 ルービックキューブの魔法!おじさん、閉じ込められる?
テレビアニメ『悪役令嬢転生おじさん』第9話「おじさん、閉じ込められる」は、夏休み中の魔法学園を舞台にした楽しいエピソードでした!グレイス=憲三郎とアンナが生徒会メンバーと共に宝物庫の結界点検に訪れたところ、思わぬ事態が発生します。
🧩 キューブパズルが引き起こした大騒動
夏休み中、グレイス=憲三郎とアンナは生徒会メンバーたちと共に王立魔法学園の宝物庫を守る結界の点検のために登校します。しかし、リュカ王子がいじっていたキューブパズル型の魔道具「試練の迷宮」が突然発動!グレイスとアンナ以外の全員が魔道具の中に吸い込まれてしまいました。


助けを呼びに行こうとした二人ですが、宝物庫の周りには無数の扉や壁が浮かぶ不思議な空間が広がっていて…。実は彼らこそが「コズミックキューブ」という空間に閉じ込められていたのです!
😅 なぞなぞで仲間を救出せよ!
この世界には「なぞなぞ」という文化がないらしく、グレイス=憲三郎の知識が大活躍します。キューブの一面を揃えるごとに仲間が一人ずつ呼び出され、なぞなぞの試練が出題されるのです。
「上は大水、下は大火事…これな〜んだ?」
「朝は4本足、昼は2本足、夕方は3本足…これな〜んだ?」

本来はアンナと各生徒会メンバーが力を合わせて試練を克服し、アンナの好感度を上げるイベントだったはず。しかし、グレイスはさりげなくアンナにヒントを与え、彼女に解かせる作戦を取ります。
🚂 突然の銀河鉄道999!?

試練の中で最も驚きだったのは、太鼓の達人のようなリズムゲームで突然グレイスが「銀河鉄道999」を熱唱するシーン! 井上和彦さんとM・A・Oさんのデュエットによる名曲!
さらに特別エンディングまで挿入され、昭和アニメ風の演出に「たまげた…とんだ不意打ちだった」という感想も。C62型機関車のデザインまでリアルに再現されていて、制作陣の本気度が伝わってきます!
🏆 ランベールの株が急上昇!
今回の試練では、ランベールの騎士道精神が光りました。「朝は四本足…」のなぞなぞでは、自ら四つん這いになって答えを示すという体を張った行動に、「ガチの床ペロスタイル、尊敬せざるを得ない」と称賛の声が。

「毎週ランベールが好きになる」「こいつがアンナの相手になってほしい」という声も多く、おじさんも同じ気持ちかもしれませんね。

💖 閉じ込められたのは誰?
実はこの「閉じ込められる」というタイトルには二重の意味がありました。表面上はグレイスとアンナが空間に閉じ込められる話ですが、実際には生徒会メンバーたちがキューブの中に閉じ込められていたのです。
最終的にはアンナがルービックキューブを見事に解き、全員を救出。

グレイスはアンナの活躍を持ち上げますが、それによってグレイス自身の好感度も爆上がり!ついには建物全体が光り輝くという前代未聞の好感度アップエフェクトが発生しました。
次回は「おじさん、男装する」というタイトル。また新たな展開が待っています!
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VODを見るために加入という方は少ないと思います。あくまでもAmazonのサービスの一環としての位置づけです。
しかし侮ることはできません。結構独占配信があったりタイムリーな話題のVODを見られたりしてお得感が高いです。
Amazonを利用している人なら加入しているでしょうから説明はこのくらいにしておきます。

ABAMAプレミアムは使い勝手のいいVODというのが第一印象です。
地上波放送中の作品はABAMAプレミアムの放送予定日時を簡単に確認できます。
ABEMAには30,000作品以上の見放題作品があり、月額料金内で視聴できます。
あとは恋愛番組のオリジナルコンテンツが充実していることかな。
ABEMAは月額料金960円。
無料放送も多く、コンテンツも充実しています。VODだけじゃなくテレビ番組やニュースも豊富なんでおススメです。
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☆☆☆☆☆今回はここまで。
※使用した写真および文章の一部はアニメ公式サイトより転載しました。

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