ホンダヴェゼル購入記№61
東京駅で実車を見てきた
先週の大阪と違うことを期待したけど
ホンダの新型SUV、ZR-Vは8月の週末大阪、東京、名古屋で実車を展示しました。
8月20日は東京駅での展示です。先週の大阪と別のグレードとカラーを期待しましたが一緒でしたね。
2リッター直4エンジン+2モーター内蔵電気式CVTの「スポーツe:HEV」でした。1.5リッター直4ターボのガソリン車もあるんだけど、まあ、外観はそんなに変わらないかもしれませんね。
そこはシビックも同様だったので、グレートごとに明確に外観の違いが判るようにホンダさんにはしてもらいたいです。
YouTubeでは好意的な意見が多いけど
で、東京駅で実車を見てきましたが、僕の感想の前に一夜明けたYouTube界隈のレビューですが、違和感を感じました。
僕とおんなじ感想を述べてくれた小沢コージさんのレビューはありましたが、
他の人たちのサムネの「爆売れ確定」とか「カッコ良すぎた」とか「ホンダの本気が凄すぎた!」とかいう踊った言葉に違和感しか感じませんでしたね。
まあ、再生回数を上げたいがための「釣りタイトル」の部分は見え見えですが、本音でもそう思ったの?と聞きたいくらいです。
ホンダは本気を全然見せていない
今回ホンダは本気を全然見せていない展示でした。
いやむしろそれをベールに隠して、『ベールの内側を想像してご覧?』
といった謎かけを感じましたね。
展示スペースに立っていたのは2人の方。
「9月何日から先行予約か、価格はいつ発表か?」とか聞いてみましたが「僕たちも知らされていないんですよ」とはぐらかされました。
ただ、「先行予約前には価格を発表しますよ。でないとお客様も困るでしょ」とは悪戯っぽく答えてくれました。
若い人はいませんでしたね
僕が見に行った時刻は13時半頃。
YouTuberは動画編集に精を出す時間に行ったので、クルマの周りには10~15人程度の人で、こんな感じの人たち
- 白髪アタマで一人で見に来た人
- 70代くらいの夫婦らしき人
- 40代くらいの男性ペア(単なるクルマ好きでしょうが・・・)
- 単なる野次馬的な?
僕と奥さんもその中に紛れて見たのですが、YouTuberのサムネみたいな感想を口に出している人はいませんでしたね。
どちらかというと顎に指を押し当ててやや首を捻っている人が数名いたのが「ご同慶では?」と親近感が湧きました。
中高年、というか高年齢層が見に来ていた感じです。そのへんはヴェゼルの顧客層と全然違うかもしれませんね。
セダンからの乗り換えの人たちがターゲットになりそうです。
多分価格帯もヴェゼルよりは上がるんで、シニアのラグジュアリーカー的なニーズが強いのかもしれません。
「異彩解放」は感じられなかった。
ホンダがZR-Vグランドコンセプトとしている「異彩解放」を感じることはできませんでした。
そもそもポジショニングライトは点灯してるけどインパネ電源はOFFだからダッシュボード周りがどうなっているかわからない。
外装も写真でみるのとあまり変わらない(ヴェゼルの場合は写真で見たらCXハリヤーだったけど、実車は超カッコ良かった)。
「グラマラス&エレガント」というほどエレガントには感じない。
むしろサイドはのっぺりした印象だし、前から見たら旧型ヴェゼルの初期モデルに似た(色が白だとカマクラに見える)感じでした。
唯一お尻はマフラー2本出しでダミーでもないのでいいかなと。
ヴェゼルは自動でロックがかからないのでこれ、便利だよ!
誌上レビュー
プラチナホワイトパール
先ほど「カマクラ」なんて失礼なこと、言いましたけど。
上質といえばそのとおりの外装ですが、僕は「なんか足りないな」という気がしました。
ホンダアクセスや無限のアクセサリーパーツを付けてドレスアップしたら「ばえる」クルマにはなりそうですが、ひょっとしてホンダさん、それが狙いなんじゃないでしょうか?
そうなると50万円は出さないと駄目ですね。
商売が上手いというべきかどうか・・・
バーチカルグリル。
ディザー画像ではこのクルマに似ていると思ったけど。
これも必要かな?
☆☆☆☆☆
ホンダさん、言いたい放題ですみません・・・
決して揶揄しようとかZR-Vを悪く言おうとか思っていません。一応ホンダ車には5台乗ってきた「ホンダ愛」ゆえの発言です。
でも、「なんか思ってたのとは違う」ということははっきりと言いたいのです。
コクピット周りはインパネ電源が入っていないのが本当に残念!
インパネの電装を見たかったファンはたくさんいると思いますが。
いろんな制約はあるだろうけど、なぜ、しないのかに「本気度」なし、を感じます。
シートはスムースレザーかな?と思いました。本革ではないなと。
アームレストがヴェゼルみたいになで肩ではないのはいい点。
スーパープラチナグレーメタリックグレーメタリック
白よりもグレーが断然カッコいいと感じました。
おじさん色ではあるけど、こっちは白に比べてはるかに上質感を感じます。
バーチカルグリルも「マンボウ」には見えません。
も少しシャープな印象(ジンベイザメ?)。
リアも引き締まって見えます。
白よりも売却するときは安くなる色だけど、このクルマは僕みたいに3年後に高値売却を狙う投資的な買い方をする人は少ないかもです。
「愛車」として長くラグジュアリーに乗っていくというユーザーが多そうな気がします。
内装はブラックよりマルーンの方が質感を高く感じられます。
オレンジ色のステッチのアクセントも効いています。
ヴェゼルにこの内装があればいいのに。
そういやあ、ヴェゼルも近々内装を選べるようになるとか。
納車を1年も待ってりゃその間に新バリエーションの追加もあるわな。
後部座席もブラック内装に比べたら上質感を感じます。
ティザーと違うと思ったのは外装カラーのマジックかな
今回、期待を込めてはるばる九州から東京駅の展示場までたどり着いたんですが、期待外れでした。
一夜明けて思ったのは「色」が違ったからかな?ということ。
ディザーでは鮮やかな深い赤の外装でした。あまり見たことのない色です。
立体的にも見えます。
それに比べて展示車は白とグレー。
よく見る色です。照明もないので特に白はのっぺりとして見えました。
色の印象の違いは大きいかなとは感じます。
今回の狙いは何だったのか
僕が思うZR-Vは「思いのままに走りを楽しむクルマ」。
今回は1ミリも動かない状態で、しかも電源が入っていない「仮死状態」のZR-Vです。
動かない状態でこのクルマの正当な評価はできないでしょう。
それでもあえて展示をしたのは何故か。
僕らに積極的に会話を仕掛けることもしないホンダの人たちは何を見ているのか。
その辺が気になる展示会でした。
いずれ『ベールの内側』も明らかになるでしょうから、その時を楽しみにしましょう。
試乗ができるようになったら是非乗ってみたいクルマです。
☆☆☆☆☆
それでは、またね👋
こっちも見てね!!