115.文春砲からわずか5日でネクステージ浜脇社長辞任、創業者の広田会長が社長復帰

アイキャッチ画像はNHKニュースサイトより

ホンダヴェゼル購入記№115

今回のお話

世間を騒がせているネクステージの浜脇社長が9月11日に辞任しました。

9月6日の文春砲からわずか5日。週末を挟んだ月曜日にです。

本日も株価は下げ止まらず先週末▲6.12%とさらに下落。

浜脇社長の後任には創業者の広田会長が会長兼社長として社長業に復帰します。

ビッグモーター出身社長の退任と創業家社長の復活。

会社は「新たな経営体制のもと、経営をしていく」とコメント。

これがトカゲの尻尾切りに終わらないことを願うばかりです。

文春砲に端を発した今回の騒動、情報を整理します。

クルマ関連のお得情報をお届けしています

カーナビ・ドラレコ満足できるタイヤ交換車のサブスクとカーリース

ブログのブックマーク、そして次回も「びわおちゃんブログ」で検索お願いします。

ネクステージ浜脇社長辞任

発端はビッグモーターの保険金不正請求問題

この話は業界ナンバーワンのビッグモーターの保険金不正請求問題に端を発しています。

ビッグモーターは損保ジャパンといわゆるグルになって保険金不正請求事件を起こしました。

ビッグモーターの社長、そして息子の副社長は7月26日に辞任、この時の責任を部下に押し付けたかのような記者会見が話題になりました。

☞NHKの報道内容

ビッグモーター問題で損保ジャパンも社長辞任

ビッグモーターの問題では街路樹に除草剤をかけて枯らすなど公序良俗に反する事件も見られましたが、本筋は自動車保険の保険金不正請求です。

保険金を不正に請求するためにネットに入れたゴルフボールで板金をわざと損傷させたり、タイヤに穴を空けたりと次々と悪さが明るみに出ました。

保険金を支払った側の損保ジャパンの社長も辞任に追い込まれました。

つい先日、9月8日の出来事です。

☞NHKの報道内容

そしてネクステージ浜脇社長も辞任

そして本日9月11日、ネクステージ浜脇社長も辞任しました。

9月11日の19時にリリースされた発表で、記者会見は今の時点ではまだありません。

NHKの報道内容

【NHKニュースより】

名古屋市に本社がある中古車販売会社「ネクステージ」は11日付けで社長が辞任したと発表しました。会社では、友人などの名義で自動車の保険契約をねつ造するなどの事案が相次いでいて、辞任はこれを踏まえた対応だと説明しています。

発表によりますと、「ネクステージ」の浜脇浩次社長は取締役会に辞任を届け出て受理され、11日付けで社長を辞任したということです。

「ネクステージ」は、従業員が友人の名義を使って自動車の保険契約をねつ造していたことが確認され、社内調査の結果、同じようなケースが見つかったことから、あわせて8人を懲戒処分したと今月、明らかにしていました。

なぜ辞任に追い込まれたのか

浜脇社長の辞任理由

浜脇社長の辞任理由ですが、NHKのニュースのタイトルでは「保険契約ねつ造」と書かれていますが、これはちょっとNHKの悪意を感じます。

ネクステージが出したニュースリリースでは一切「ねつ造」などとは書いていません。

ネクステージが発表した浜脇社長の辞任理由は次のとおりです。

昨今指摘がなされておりますように、当社においても過去に不適切と評価される事象は存在しております(詳細につきましては、当社IRサイトに掲載しております、2023 年9月 1 日付の「報道機関様からのご質問状につきまして」に記載しております)。当社としましては、把握した事象について適正な対応を行い、再発防止に努めてまいりました。あわせて、それらの事象を隠蔽等することなく、関係各所に正しく報告してまいりました。
しかしながら、近時の社会情勢に鑑みますと、当社がこれまで行ってきた対策が十分なものであったとはいえ、より踏み込んだ対策が必要であると認識するに至っており、発生する要因や環境そのものを排除する必要があると痛感いたしました。
営業会社としてインセンティブは存在いたしますが、どれだけ仕組みを構築し、プロセスを重視した評価体制を用いたとしても、結果としてのインセンティブを優先してしまう考えを、すべての従業員から完全に取り去ることは実現できておりませんでした。これまでの至らぬ点を真摯に反省し、この度、すべてのインセンティブの廃止とともに、新たな経営体制のもと、経営をしていくべきだと判断し、今回の届出を受理することといたしました。なお、同氏は当社グループ各社のすべての役職から離れる予定です。
今後の経営体制においては、今まで以上にお客様目線で事業を運営し、当社の経営理念である「お客様に最も愛される企業」の実現に取り組んでいく所存です。

まとめると以下のようになります。

  • これまで行ってきた対策が十分なものでなく、より踏み込んだ対策が必要
  • 発生する要因や環境そのものを排除する必要がある
  • この度、すべてのインセンティブの廃止する
  • 新たな経営体制のもと、経営をしていく

「発生する要因や環境そのものを排除」というのは浜脇社長の出自がビッグモーターであるため、社長交代でその印象を消し去りたいということなんでしょうか。

トカゲの尻尾切りみたいでちょっと嫌な表現です。

しかし、新たな経営体制に刷新すくことを文春砲からわずか5日で発表したのはある意味英断だと思います。

創業家の会長の力がやはり強いのでしょう。

そういう意味では悪いイメージからの脱却は早期に達成できるかもしれません。

社長辞任を表明せざるを得ない事情は?

そこで気になるのが何故これほど速く社長辞任を発表したのかです。

現段階ではネクステージにビッグモーターのような組織的な不正が行われているとの報道はありません。

もちろん週刊文春が記事にしたような過大なノルマや一部の社員の不祥事はあったようです。

しかし達成すればノルマに見合う給料を払っていたようですし、どこの世界にも一部の不届き者はいます。

代表取締役が辞任しなければならない程の問題ではありません。

組織的な不正がないのであれば、です。

ここで「組織的な不正があったのかなかったのか」が大きな問題となります。

社長が辞任するくらいだからあるだろうと多くの人が考えますよね、きっと。

「組織的な不正があるのだ」と。

社長は排除・削除されたのか

僕はネクステージには「組織的な不正はない」と思いたいという立場です。

そう考えるこの会社が9月8日に出した「当社に対する報道等につきまして」というリリースの文面にあります。

ここで「企業風土」という言葉と「印象操作」という言葉を用いています。

該当部分を【】でくくります。

本年9月6日以降の報道等では、当社が公表済みの事案について、時期や件数を考慮せずにその一部を切り取り、又は、それらの原因に当社の組織性、とりわけ当社の役職員に株式会社ビッグモーター様での勤務歴がある者がいることをとらえて、同社と同じ【企業風土】であるからと言及するものが見られます。

当社は、過去に数件の不適切事案が生じたことを真摯に受け止め、反省しておりますが、あたかも組織ぐるみで不正事案を生じさせていたかのよう【印象操作】を行う報道等に対しては、今後然るべき法的措置をとることを検討しております。

これらの文章、結構挑戦的で反省しているようには読めません。

むしろ苛立ちや怒りを表明しているかのようにも感じてしまいます。

文春砲以来、ブログやYouTubeでかなり叩かれつつあるにもかかわらず、このような文面で反論できるでしょうか。

普通はなかなかできないことだと思います。

僕はこの点にネクステージとしての矜持を感じるのです。

「当社はシロだ」と。

今回の社長の辞任もネクステージとしては次のように考えたのではないでしょうか。

ビッグモーターと同じ【企業風土】があるように見えるならそれを排除しよう。

【印象操作】に対してはその印象のもとになるアイコンを削除しよう。

なんかネクステージっていう会社、底知れぬ恐ろしさを感じます。

「組織的な不正はない」と思いたい

もし僕が思っていることが間違っていないのなら、ネクステージに組織的な不正はないと思いたいところ。

こんな気骨のある会社だったら素敵だと思います。

まあ、これから真実が明らかになって来るでしょうが。

それにしても株価はどうなっちゃうんでしょうね。

ネクステージの株価については別シリーズの「日本株でGO!」でまたお話しますね。

今回はここまで、それではまたね👋

ヴェゼル関係、アニメ関係中心に不定期月間10記事以上を目標に頑張ってます。是非ともブックマーク登録して定期的に遊びに来てね!

【アニメ関連はこっちから】

アニオタWorld!の記事一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA