114.ネクステージに文春砲が炸裂?質問状とその回答の一部始終をお話しします。

アイキャッチ画像はネクステージ公式サイトより浜脇社長

ホンダヴェゼル購入記№114

今回のお話

9月6日、文春オンラインでネクステージに関する記事が出ました。

《ルールや方針が「ビッグモーター化」》

中古車販売業界第2位「ネクステージ」の不正を現役社員、元社員が続々告発!

「BMよりエグい」「わざとタイヤをパンクさせて…」

何とも長いタイトルです。

実はこのタイトル、巧妙な仕掛けが組み込まれています。

ネクステージも保険金不正請求か?という疑念を生む仕掛けです。

週間文春とネクステージのバトルの火ぶたが切られました。

文春砲VS中古車業界の上場企業ネクステージ・・・果たしてバトルの結果は?

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ネクステージにも文春砲が炸裂!!!

不正が蔓延する理由は「ビッグモーター化」?

2023年9月6日(水)の朝、文芸春秋社が次の記事を出しました。

《ルールや方針が「ビッグモーター化」》中古車販売業界第2位「ネクステージ」の不正を現役社員、元社員が続々告発!「BMよりエグい」「わざとタイヤをパンクさせて…」

なんとも長いタイトル。そして判りづらいです。

これ、文春砲ならではの巧妙な情報操作の匂いがします。

記事の冒頭にはこのように書かれています。

 ビッグモーター(BM)による保険金の不正請求問題が明るみに出て、中古車販売業者に注目が集まる中、BMに次ぐ業界第2位「ネクステージ」でも同様の不正が横行している疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。複数の現役社員、元社員が告発した。

☞文春オンライン記事

あたかもネクステージがビッグモーターと同様の不正を行ったように記載されていますが、ビッグモーターの不正は「保険金不正請求」です。

あたかもネクステージでも「同様の不正」、つまり保険金不正請求が組織的に行われていたかのような印象を持ちます。

そして記事内ではネクステージの社長についてこのように記載されています。

不正が蔓延する理由は「ビッグモーター化」?

ネクステージでも不正が蔓延する理由について、10年以上勤める別の社員は「当たり前ですよ」と呆れて笑う。

「今の社長の浜脇浩次さんはBMで常務取締役まで務めた後にウチにヘッドハンティングされた。浜脇さんが入ってきた2016年頃からルールや方針が『ビッグモーター化』していった。そして、数字が全てだというおかしな社風になっていったんです」

ビッグモーター出身の浜脇社長(ネクステージ公式HPより)
ビッグモーター出身の浜脇社長(ネクステージ公式HPより)

 現社長の浜脇氏は1993年にBMに入社。子会社の取締役を歴任した後、2016年に副社長としてネクステージに迎え入れられた。「BM仕込み」の経営手法で同社の右肩上がりの成長を牽引し、2022年には社長に就任している。

浜脇社長が率先し、組織的に保険金の不正請求を行っていたかのような印象を持ちますよね。

もちろん『ビッグモーター化』としか書かれていませんが、僕らは「ビッグモーター=保険金不正請求」という印象を持っているため、印象操作が行われているんじゃないかと勘繰ってしまいます。

さらに9月8日、ビッグモーター事件で損保ジャパンの社長が引責辞任しました。

これではますます「ネクステージもいよいよか・・・」って思いませんか?

文春砲でネクステージの株価が大暴落

週刊文春の記事が発表された9月6日以降、東証プライムに上場しているネクステージの株価は大暴落しました。

9月5日高値の3480円から8日は2398円まで下落、大暴落です。

ネクステージの株がこれからどうなっていくのかは別のブログでお話しするとして、

とにかく大変なことになりました。

348万円が240万円に下がったんだから大損です。3日間で3割も価値が目減りしました。

9月8日の株価下落には国土交通大臣の記者会見が

文春砲が炸裂したのが9月6日。

この日、前日対比700円安、率にして▲20.2%でストップ安を付けました。

これは文春砲炸裂の効果。

この日株探にはこのように記載されています。

ネクステージ<3186>はストップ安。ビッグモーターの保険金不正請求問題が明るみになり、中古車販売業者に注目が集まる中、業界第2位の同社でも同様の不正が横行している疑いがあることがわかったと一部のメディアが伝えている。不信感の高まりによる今後の事業への影響を警戒視する動きが優勢となっているもよう。なお、会社側では9月1日に、報道機関からの質問状についてとして、質問内容やその回答内容をリリースしている。

この日の日足は陰の丸坊主です。

でも寄り付いたんだから翌日も再度ストップ安になることはないだろうなと思っていました。

そして翌日の7日長い下ひげを引いた陰線で前日比▲3.2%。

僕はこの時、明日は上がるだろうなと思っていました。

しかし、翌8日はさらに大きく下落。

恐らくですがその理由が損保ジャパン社長の引責辞任辞任ニュースに加え、このニュースが出たから。

国交相が閣議後の記者会見です。

この閣議後の記者会見というのは閣議後に記者が取り囲み、それについて大臣が答えるもの。

この日は15分間で7つの質疑をしています。

そのうちの一つがこちらです。

特に何というほどの情報はないものなのですが、昼休み時間に流れたので午後の株価下落に大きく影響したようです。

中古車大手ネクステージの不正報道について

(記者)

2点目です。
中古車販売業界についてです。
ビッグモーターに次ぐ大手のネクステージ社でも保険契約を巡る不正疑惑が報じられました。
今回整備業の話ではありませんけれど、国土交通省で対応は検討されていますでしょうか。

(大臣)

御指摘の報道及び、9月1日の株式会社ネクステージの発表については、承知しています。
同社の発表には、自動車整備の不正に関するものは確認できませんが、国土交通省としては、道路運送車両法の観点から、事実関係を確認したいと考えています。

(記者)

ビッグモーター社のように聞き取り調査を行われるという考えでしょうか。

(大臣)

方法については、またこれから具体的に考えたいと思います。
ヒアリングを行うというところかと思いますが、具体的な方法については今検討中です。

☞記者会見のすべてはこちら

9月8日の午後、ネクステージの株価はさらに急落しました。

11時20分に2614円でしたが12時50分には2398円。

216円の下落です。

意図せず働いた情報のすり替え

国交省の斉藤鉄夫大臣の記者会見は先ほどの議事録を読む限り、ネクステージに不正があるとか、国交省がその認識を持っているとか一切述べていません。

斉藤大臣は次のように述べています。

御指摘の報道及び、9月1日の株式会社ネクステージの発表については、承知しています。
同社の発表には、自動車整備の不正に関するものは確認できませんが、国土交通省としては、道路運送車両法の観点から、事実関係を確認したいと考えています。

『ご指摘の報道』というのは文春の記事のことですね。

ネクステージが組織的に保険金の不正請求を行っていたのではないかという報道です。

そしてもう一つ『9月1日の株式会社ネクステージの発表』と述べています。

これは何のことでしょうか。

いずれにしても斉藤大臣は「自動車整備の不正に関するものは確認できない」と言っており、「事実関係を確認したい」と述べるにとどまっているのですが、ネクステージの株価には強いマイナスインパクトとなったのです。

ネクステージ=保険金不正受給

意図せず働いた情報のすり替えと言えます。

なお、掲示板ではネクステージのブラック企業的なコメントで暴落を煽煽るネット民がいますが、この類のざわごとで株価が上下することはないと僕は思います。

何故なら彼らはネクステージの株を持っていない(持ってたら暴落を煽ったりしません)し、急落下の株価のネクステージ株を買う勇気もないと想像容易にできるからです。

株をきちんとやっている人、株式投資に関するしっかりした知識のある人はノンホルダーのざわごとに踊れされて売ったり買ったりはしないでしょう。

お金をどぶに捨てるようなもんです。

ネクステージと文春の対決

9月1日の株式会社ネクステージの発表とは

先ほどの斉藤大臣のコメントにあった9月1日の株式会社ネクステージの発表とは何か。

ネクステージの公式サイトに答えがあります。

「報道機関様からのご質問状につきまして」

というニュースリリースです。

「報道機関様」とありますが、実際は文芸春秋社からの質問状に対する回答になっています。

もちろん質問状は9月6日の週刊文春の記事を執筆するために作成した「質問」です。

この文春砲の質問とネクステージの回答のやり取りが面白いのでご披露します。

質疑応答❶:事実は認め対策済みと強調

質問❶

故障していない車を故障しているかのように見せかけ、保険金を請求していたとの証言があります。例えば、2023 年頃に九州地方の店舗にて、社員がタイヤに釘で穴を開けたような写真を撮って保険金を請求していた。関東地方の店舗でもこうした行為が常態化していた。また 2018 年頃には「当店で車を買うと、タイヤがパンクした時に無料で新品に替えられる保険がついています。
タイヤが古くなれば、パンクさせれば無料で新品に交換できます」というセールストークを客に対して行った。営業の現場で行われていたというこれらの証言は事実でしょうか。

回答❶は長いので前段と後段に分けて記述します。

回答❶

当社で販売しているタイヤ保証という商品は保険とは性質が異なるため、保証商品と保険商品の違いから説明させていただきます。保証商品は売価を当社が決定し、お客様が当該商品の内容と価格に納得された場合、契約される商品となります。また、保険商品のようにお客様がご使用された場合に、以降の保険料が上がるなどお客様自身が不利益を被る商品ではありません。
保証商品の場合、過剰請求などによって不利益を被るのは、当社が保証を委託している取引会社様及び当社自身となります。
それを踏まえたうえで、当社が本件のタイヤに釘を刺すような行為及び本件と同様の事案を過去に認識したことはございません。
仮に同様の事案が発生した場合の対処は以下の通りとなります。対象社員は降格処分、取引会社様には事案報告となります。

回答ではタイヤ保険とタイヤ保証についての違いを説明しています。

質問ではあたかもネクステージが保険金詐欺をしているかのような聞き方をしています。

それに対してタイヤ販売店のタイヤパンク保証は保証商品であり、「過剰請求などによって不利益を被るのは、当社が保証を委託している取引会社様及び当社自身となります。」と回答しています。

そのため、「自らが不利益を被るようなタイヤに釘を刺す行為はない」と主張しています。

タイヤのパンク保証の詳細はこの記事をご覧ください。

回答❶の続き

また、タイヤ保証販売時のセールストークについてですが、当該案件は 2018 年 10 月に当社内で把握しており、当時はこのようなセールストークを想定していなかったため、厳重注意のみで対応致しました。以降は社内文書にて懲罰基準を明記、社内教育ツール※においても【コンプライアンス】項目内で禁止事項として記載、さらにお客様提案用ツールである【AFTER SERVICEMENU】内にも詐欺行為となる旨記載しております。
2018 年 10 月以降、発生した類似事案としては 2020 年3月において、お客様からタイヤ保証の利用について依頼を受けた際に、保証対象とならない可能性のある依頼であったため、横にボルトを置いた写真を撮り申請した件を認識しております。当該案件についての、対象社員は降格処分となっており、保証を委託している取引会社様へは報告済みであり、また当社負担にて対応を行っております。

問題のあるセールストークについては実際にあったことを認めています。

また、「既に再発防止対策を取っている」と述べています。

質疑応答❷:保険契約売買~ネクステージがうまく逃げたか

質問❷

販売件数のノルマを達成するため、店員同士で保険の契約数を売買していたとの証言があります。例えば 2019 年頃に関東地方の店舗にて、成績の良い社員が悪い社員に対して「1 万円で売ってやるよ」と持ちかけていた。

2016 年〜2020 年頃に九州や近畿の店舗でもこうした行為が見られた。これらの証言は事実でしょうか。

回答❷

当社には、保険契約数に関するノルマはありません。KPI としては設定しており、これに対する罰則や罰金もございませんが、昇格基準の一つの目安には含まれております。

それを踏まえたうえで、当社が本件と同様の事案を過去に認識したことはございませんが、考え得る目的としては上記昇格基準を満たす事になり得るかと思いますので、事実であれば昇格基準の検討も含め、議論させていただきます。情報を提供いただきありがとうございます。

この質疑も嚙み合っていませんが、どちらかと言えばネクステージ側にうまく逃げた感があります。

店員同士で保険の契約数を売買していたのではないかという問いに対する回答ですが、ネクステージは正面からの回答は避け、「保険契約数に関するノルマはないがKPIとしては設定している」と答えています。

KPI(Key Performance Indicator)とは「重要業績評価指標」のこと。

目標を達成するプロセスでの達成度合いを計測したり監視したりするために置く定量的な指標を意味します。

つまり何件取らなければいけないという必達ノルマではないが、給料に跳ね返ってくる歩合にはしているということ。

車販売店においては当たり前と言えば当たり前ですよね。

質問の保険契約数の売買が事実かどうかについては「認識したことはない」と逃げています。

質疑応答❸:保険への加入を条件とした値引…実際あるよね?

質問❸

保険への加入を条件に、客に車の値引きを提案していたとの証言があります。例えば 2019 年頃に関東地方・近畿地方の店舗にて、そうした提案をした。また 2020 年頃に九州地方の店舗では店長が店員にこうした行為を薦めていた。これらの証言は事実でしょうか。

回答❸

当社が認識している同様の事案で、2019 年のものはございませんでしたが、2020 年9月において類似の事案がございます。
当該案件については、対象社員にヒアリングを行った際に、事案を認めたため懲戒処分の対象となったが、退職したいとの意向を確認したため、処分前に自主退職となっております。また、保険会社様には報告済みであります。

質問❸に対しては「ない」とは回答できませんよね。

「ある」はずだから。

絶対あると思いますよ。

この質問は「保険への加入を条件に」ですが、言い換えれば「保険に加入してくれたあなたへの特別値引」です。

ありますよね。これ。

でも、これ別にネクステージに限ったことではないでしょ。

新車ディーラーでも「暗に」「匂わす」ことありませんか?

普通逆に僕らから言いますよね。

「保険入るからその分値引いてよ」とか「フロアマットタダにして💛」とかね。

この質問に対してネクステージの回答も「事実があるが処分前に自主退職」と結論をうやむやにしたものでした。

質疑応答❹:文春の質問「保険の架空請求」は意味不明

質問❹

販売件数のノルマを達成するため、保険の架空請求をおこなっていた。例えば 2019 年頃に近畿地方の店舗で、存在しない原付のナンバーをでっちあげて保険を契約していた。また同時期に中部地方の店舗でも、保険の架空契約が多数見られた。これらの証言は事実でしょうか。

回答❹

保険の「架空請求」でなく「架空計上」のご質問という認識で回答させていただきます。ご質問のような事案は当社としては認識しておりません。❷の回答と重複しますが、当社としては、保険契約数に関するノルマはありません。

また、本事案のように車両でない保険契約(原動機付自転車等)は❷の昇格基準にも含まれないため、発生する目的が不明であるかと存じます。

❹の質問は意味不明ですね。

原動機付自転車の販売件数のノルマを達成するための保険の架空請求を行っていたと言っています。

ネクステージって中古車販売店です。

原動機付自転車をどれほど売っているんでしょうか。

ネクステージの中古車検索サイトで調べても「見つかりません」と出てきます。

文春の「質問」は明らかに誘導尋問

ここまで見て来て思うことはひとつ。

文春の「質問」は明らかに誘導尋問だということ。

そして誘導先は「保険の不正請求」です。

別に文春を責めるわけではありません。

メディアってそんなもんでしょ。

これに対して僕の印象は「文春の負け」ですね。

ネクステージは核心部分について何一つ回答していません。

明らかにズレた答えで逃げています。

第2ラウンドに突入!

文春の「質問」には続きがあった

何と文春の「質問」には続きがありました。

ネクステージが

『株式会社文藝春秋様からのご質問状につきまして』

という声明を出していました。

9月8日に文春から来た質問への回答をしたとのこと。

(質疑の内容は上をクリックしてください。実のない話しなのでここでは省略)

やはり文春はどうしても「保険の不正請求」に結び付けたいようです。

ネクステージからの「警告」

文春からの「質問」に対する別の声明がネクステージから出ていました。

当社に対する報道等につきまして

というものです。

声明ではネクステージがビッグモーターと同じ企業風土と言及するものが見られる。

と批判しています。

名指しことしていませんが明らかに文春を指しています。

2023 年9月6日以降、当社に関して、不正事案が横行しているとの報道、インターネット・SNS 上での書込みが見られます。当社のお客様ならびに関係者の皆様には、ご心配をおかけして大変申し訳ございません。

当社において過去に数件の不適切事案はございましたが、それらは全て当社が把握した時点で、該当社員の処罰や再発防止策を取るとともに、関係各所への報告を実施しております。その詳細な内容は、2023 年9月1日付「報道機関様からのご質問状につきまして」と題するリリースにおいても公表しております。

それにもかかわらず、本年9月6日以降の報道等では、当社が公表済みの事案について、時期や件数を考慮せずにその一部を切り取り、又は、それらの原因に当社の組織性、とりわけ当社の役職員に株式会社ビッグモーター様での勤務歴がある者がいることをとらえて、同社と同じ企業風土であるからと言及するものが見られます。

そして声明は文芸春秋社に対する「警告」へと続きます。

文春だけでなく「騒ぎ立てるネット民もターゲットにするぞ」という気迫を感じますね。

しかし、当社で発生した不適切事案は、当社がその都度該当社員の処罰などの処置をとっていることから分かるとおり、組織的なものではございません。ましてや、当社の企業風土とは無関係でございます。

あたかも組織ぐるみで不正事案を生じさせていたかのような印象操作を行う報道等に対しては、今後然るべき法的措置をとることを検討しております。

さて、このバトル第2ラウンド、どうなるんでしょうか。

今回はここまで、それではまたね👋

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