『薬屋のひとりごと』2期第1クールを振り返る~子翠との出会いからそこそこの蛙まで

目次

  1. はじめに:『薬屋のひとりごと』2期第1クールの魅力
  2. 前半(25話~29話)振り返り:新たな出会いと後宮の謎
  3. 後半(30話~36話)各話解説:深まる謎と核心へ
  4. まとめ:第1クールの総括と第2クールへの期待
  5. 2種類のコミックスシリーズ
  6. 『薬屋のひとりごと』原作小説について
  7. Blu-ray(ネット通販割引中)
  8. 「薬屋のひとりごと」を見れるVODは

はじめに:『薬屋のひとりごと』2期第1クールの魅力

2期第1クールの概要と見どころ

待望のテレビアニメ「薬屋のひとりごと」第2期が2025年1月10日から放送開始され、前半の12話(第25話~第36話)が終了しました。第1期で多くのファンを魅了した本作ですが、第2期ではさらに複雑な謎と深まる人間関係が描かれ、私たちを再び後宮の奥深くへと誘いましたね。

特に注目すべきは、新キャラクターたちの登場と、既存キャラクターたちの知られざる過去や秘密が明かされていく点です。猫猫の鋭い観察眼と薬学の知識が、後宮に渦巻く謎をどのように解き明かしていくのか、そして壬氏との関係性がどう変化していくのか、目が離せない展開が続きました。

このブログ記事では、そんな魅力あふれる「薬屋のひとりごと」2期第1クールの物語を、前半(25話~29話)と後半(30話~36話)に分けて、各話のあらすじや見どころを振り返っていきます。

キャラクターとキャスト

猫猫(マオマオ): 声 – 悠木碧

毒と薬に異常なまでの執着を持つ、花街育ちの薬師。
玉葉妃の娘の命を毒から救ったことで、壬氏にその才を見抜かれ、毒見役となる。
一度は後宮を解雇されるも、壬氏付きの侍女として再び宮中に戻り、
玉葉妃の妊娠判明後は再び翡翠宮で毒見役として仕えている。
好奇心と知識欲、そしてほんの少しの正義感から、事件に巻き込まれることもしばしば。

壬氏(ジンシ): 声 – 大塚剛央

後宮を管理している宦官。その美貌は、もし女性だったら傾国と言われるほど。
後宮で起きるやっかいごと・問題を猫猫に持ち込んでは解決させている。
その立場や出生には謎が多く、壬氏の命を狙った事件では、
猫猫の機転で一命をとりとめた。
最初は猫猫のことを都合のいい駒と考えていたが…?

高順(ガオシュン): 声 – 小西克幸

マメで気が利き、仕事への信頼も厚い壬氏の補佐役兼、お目付け役。

時折幼い言動を見せる壬氏を諫める一方で、特殊な立場にいる壬氏を心配している。

各所からの無茶ぶりに振り回される苦労人。

玉葉妃(ギョクヨウヒ): 声 – 種崎敦美

最も皇帝の寵愛を受けていると言われている上級妃・四夫人の一人「貴妃」

。娘・鈴麗の命を救ってくれた猫猫のことを強く信頼しており、

ふたたび懐妊が分かってからは猫猫を毒見役として呼び戻した。

聡明で思慮深いが、年相応の好奇心を見せることも。

梨花妃(リファヒ): 声 – 石川由依

現帝の妃で上級妃・四夫人の一人「賢妃」。

おしろいに含まれる毒(鉛)による中毒で、東宮を亡くし、

自身も同じ病に侵され衰弱するも、猫猫の必死の看病により回復。

命の恩人の猫猫のことを何かと気にかけている。

自尊心が高く、気品ある女性だが、

猫猫が緑青館から取り寄せた本をこっそり愛読しているという一面も。

里樹妃(リーシュヒ): 声 – 木野日菜

現帝の妃で上級妃・四夫人の一人「徳妃」。
もとは先帝の妃であったが、先帝が亡くなり未亡人となり尼寺に出家。

その後、現帝の妃として再び入内する。

幼い故に後宮の風習やしきたりの知識が浅く、

また感情がすぐに顔に出てしまい、振る舞いも幼いため、

自身の侍女たちから軽んじられてしまっている。

楼蘭妃(ロウランヒ): 声 -石川由依

現帝の妃で上級妃・四夫人の一人「淑妃」。

後宮を去った阿多妃と入れ替わるような形で入内した。

毎日のように髪型や化粧、衣服の雰囲気が変わるため、

「変わり者」と言われ、後宮の噂の的となっている。

父は先帝の時代からの重臣・子昌。

小蘭(シャオラン): 声 – 久野美咲

貧しい農村の出身で、親に売られる形で後宮に入った下女。

猫猫の数少ない友人の一人。

明るく天真爛漫な性格で、噂好き。

甘いものが大好きで、よく猫猫からおやつをもらっている。

小翠(シスイ): 声 – 瀬戸麻沙美

第2期のキーパーソン。

おしゃべりで明るい新入りの下女。虫が大好き。

実は上級妃である楼蘭妃(ロウランヒ)であるという驚くべき正体を持っている。

淵(グエン): 声 – かぬか光明

後宮唯一の医官で宦官。

とても人がいいが、医局の薬の管理が甘く、死体を怖がるなど、

医師としての技量は低いため、猫猫は心の中で“やぶ医者”と呼んでいる。

(リハク): 声 – 赤羽根健治

後鍛え上げられた肉体を持つ、猫猫曰く出世株の若い武官。

気さくでまっすぐな性格。

緑青館の三姫である白鈴に惚れこみ、

いつか自分の力で身請けをしたいという一途な想いを持っている。

羅漢(ラカン): 声 – 桐本拓哉

軍部の高官でまわりから軍師などと呼ばれている。

とても胡散臭く、理解不能な行動もとるため周囲からは迷惑視されているが、

その慧眼・采配は確かなもので、今の地位に上り詰めた実力者。猫猫の実の父。

前半(25話~29話)振り返り:新たな出会いと後宮の謎

第2期の幕開けとなった25話から、特使をもてなす宴が描かれた29話までを振り返ります。新たな日常と、後宮ならではの事件が次々と起こりました。

第25話『猫猫と毛毛』~日常と新たな出会い~

春の園遊会が終わり、猫猫は再び玉葉妃の毒見役としての日常に戻ります。後宮では大衆小説が流行していましたが、これは壬氏が後宮の秩序を保つための一種の策でした。

  • 春画と春本、アルコール精製
    猫猫は、後宮の女性たちの性教育や情報提供のために、やり手婆を通じて大量の春本を持ち込もうと画策します。また、薬師としての知識を活かし、香の材料となるアルコールを精製する場面も描かれました。彼女の行動は、常に目的意識に基づいています。
  • 子猫「毛毛」との出会いと子翠の登場
    玉葉妃の娘・鈴麗(リンリー)公主の散歩中、猫猫は三毛猫の子猫を拾い、「毛毛(マオマオ)」と名付けて世話を始めます。猫好きの猫猫らしい一面が見られました。そして、この回で新キャラクターの下女・子翠(シスイ)が登場。虫好きで明るい彼女は、今後の物語の鍵を握る人物となります。

第26話『隊商』~香油に潜む陰謀~

後宮に大規模な隊商(キャラバン)が訪れ、異国の品々で賑わいます。しかし、その後に流行した香油に、猫猫は不穏なものを感じ取ります。

  • 隊商の到来と香油の流行
    隊商がもたらした品々の中でも、特に香油が後宮で大流行します。華やかな雰囲気の一方で、猫猫はこの香油の匂いに違和感を覚えます。
  • 猫猫の違和感と水晶宮への疑念
    猫猫は、流行の香油が妊婦に悪影響を及ぼす可能性があることに気づき、特に懐妊中の玉葉妃を案じます。さらに、過去の事件との関連性を疑い、香油の流行の裏に陰謀が隠されている可能性を感じ取ります。その違和感は、彼女を梨花妃の住まう水晶宮へと向かわせるのでした。

代表的な香油を使った美容液を3つご紹介します。

クナイプビオオイルローズ美容液

クナイプビオオイルローズ美容液は、ダマスクローズエッセンシャルオイルを含むオーガニック美容オイルで、肌にハリと弾力を与えるエイジングケアに特化しています。このオイルは、乾燥肌や敏感肌に適しており、軽やかなテクスチャーでべたつかず、全身に使用可能です。ローズヒップオイルが配合されており、シミやほうれい線の改善にも効果的です。使用後は、肌がしっとりと潤い、滑らかな質感に整います。

WELEDA(ヴェレダ) ラベンダー オイル

WELEDA(ヴェレダ)のラベンダーオイルは、リラックス効果のあるボディオイルで、主にラベンダーのエッセンシャルオイルを使用しています。このオイルは、アーモンド油とゴマ油をベースにしており、肌を柔らかくし、保湿効果を提供します。使用方法は、入浴後やシャワー後に適量を肌に塗布し、優しくマッサージすることで、心身をリラックスさせることができます。ラベンダーの香りは、ストレスを和らげ、安らぎをもたらすため、就寝前のケアにも適しています。

PHATOIL エッセンシャルオイル ペパーミント 100ml

PHATOILのエッセンシャルオイルペパーミント100mlは、100%純粋で自然なペパーミントオイルです。このオイルは、リフレッシュ効果やリラックス効果があり、アロマセラピーやマッサージに最適です。特に、鼻づまりの緩和や筋肉疲労の軽減に役立つとされています。

この製品は、ガラススポイトドロッパーが付属しており、使用時に便利です。ペパーミントの香りは、清涼感があり、気分をリフレッシュさせる効果があります。ディフューザーに数滴加えることで、持続的に心地よい香りを楽しむことができます。また、入浴剤やDIY製品(石鹸やキャンドルなど)にも使用可能です。

第27話『冬人夏草』~後宮の闇と奇妙な事件~

年季明けを間近に控えた女官が行方不明になる事件が発生。後宮が依然として様々な思惑が渦巻く場所であることを猫猫は再認識します。

  • 行方不明の女官と毒茸調査
    壬氏から後宮内の毒茸調査を命じられた猫猫は、薬師としての好奇心を刺激され、意気揚々と調査に乗り出します。
  • 「冬人夏草」の謎
    調査から戻った猫猫は、持ち帰った茸から異様な臭いがすることに気づきます。高順と共に臭いの元を探ると、そこには行方不明になった女官の死体が埋められていました。茸が死体から生えていたことから、猫猫はこの状況を、昆虫に寄生する茸「冬虫夏草」になぞらえ、「冬人夏草」と表現します。後宮の闇を垣間見る、不気味な事件でした。

「冬人夏草」これですね。

第28話『鏡』~玻璃の鏡と密室の謎~

異国の特使から、上級妃4人に高価な玻璃(ガラス)製の大きな鏡が献上されます。

  • 献上された鏡と猫猫の懸念
    珍しい高級品に沸き立つ後宮ですが、猫猫はこの献上品に隠された特使の目論見を警戒します。鏡は、使い方によっては情報を盗み見る道具にもなり得るからです。
  • 仙人の子の謎とやり手婆の過去
    高順から「良家の娘が、厳重な監視下で仙人の子を身ごもった」という奇妙な相談を受けた猫猫は、鏡の反射を利用したトリックを見抜き、密室の謎を解き明かします。一方、壬氏は特使から「50年前に祖父が見たという月の精に会いたい」という無理難題を押し付けられます。猫猫は、その「月の精」の正体が、若き日の緑青館のやり手婆ではないかと推測します。そして、特使をもてなす宴で「月の精」を再現するため、ある人物に白羽の矢を立てるのでした。

第29話『月精』~幻想的な宴と壬氏の変身~

特使の無理難題に応えるため、猫猫は策を巡らせます。

  • 特使の無理難題と猫猫の策
    猫猫は、緑青館のやり手婆から50年前の「月の精」の話を聞き、特使の祖父が見たという絵を手がかりに、再現方法を考えます。桃園で偶然出会った子翠が持っていた蛾の幼虫から、猫猫はとある秘策を思いつきます。
  • 蛾のフェロモンと壬氏の「月の精」
    猫猫の策は、夜行性の美しい蛾のフェロモンを利用するものでした。羽化したばかりのメスの蛾が放つフェロモンに、無数のオスの蛾が集まる習性を利用し、幻想的な光景を作り出そうというのです。そして、宴の夜、十六夜の月が昇る中、猫猫に女装させられた壬氏が「月の精」として登場。宦官である壬氏は蛾のフェロモンに影響されませんが、その人間離れした美しさと、集まってきた無数の蛾が放つ燐光によって、まさに幻想的な「月の精」を再現してみせました。特使たちもその美しさに魅了され、宴は成功裏に終わります。最後は、壬氏が役になりきって池に飛び込むというコミカルなシーンで締めくくられました。

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男女別でございますのでくれぐれもお間違え無きよう。

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後半(30話~36話)各話解説:深まる謎と核心へ

物語は核心へと迫っていきます。30話以降は、より深く複雑な謎解きと、登場人物たちの過去や秘密が明かされる展開となりました。参照URLの記事内容を元に、各話を詳しく見ていきましょう。

第30話『みたび、水晶宮』~杏の陰謀と猫猫の名推理~

猫猫が医官ではないにも関わらず薬作りに関与していることが、水晶宮の侍女頭・深緑(シェンリュ)に知られてしまいます。しかし、お咎めはなく、逆に深緑から「水晶宮の下女に薬を作ってほしい」と頼まれることに。

  • 水晶宮の不穏な空気と猫猫の潜入
    猫猫は、以前梨花妃を看病した際に感じた水晶宮の侍女たちの妙な空気を思い出します。深緑の依頼を受け、再び水晶宮を訪れた猫猫は、やはりそこに漂う不穏な空気を感じ取ります。下女の小梅(シャオメイ)が半月前から姿を見せない理由を探るうちに、隠された秘密に近づいていきます。
  • 杏と梨花妃の過去、隠された秘密
    猫猫の推理により、侍女頭・杏(シン)が梨花妃に対して抱いていた長年の嫉妬と、それが引き起こした悲劇が明らかになります。杏は、かつて梨花妃と共に美しさを称えられた存在でしたが、梨花妃が妃となったことで歪んだ感情を抱き、流産を引き起こす薬を密かに与えようとしていたのです。しかし、その薬を誤って飲んでしまったのが、行方不明となっていた下女・小梅でした。猫猫は、杏の計画を阻止し、小梅を救い出します。この事件を通して、後宮の女性たちが抱える複雑な感情や立場が描かれました。

第31話『選定の廟』~壬氏の秘密と新たな試練~

このエピソードでは、物語の核心に迫る重要な出来事が起こります。猫猫と壬氏は、皇族ゆかりの「選定の廟」へと赴くことになります。

  • 選定の廟での出来事
    選定の廟は、世継ぎを選ぶ儀式が行われる神聖な場所です。そこで猫猫は、廟の構造や仕掛けに薬師としての知識を活かし、壬氏を助けます。廟の中には、過去の皇族に関する秘密が隠されており、猫猫はその一端に触れることになります。
  • 壬氏の正体に関わるヒント
    この廟での出来事を通じて、壬氏の出生や立場に関する謎がさらに深まります。彼が単なる宦官ではないことを示唆する描写が多く見られ、視聴者は彼の本当の身分について様々な憶測を巡らせることになりました。特に、廟の奥で壬氏が見せた反応や、彼に向けられる周囲の視線は、彼の秘密を解き明かす上で重要なヒントとなりました。

第32話『皇太后』~語られる過去と呪いの真相~

猫猫は皇太后に呼び出され、先帝にまつわる過去の出来事について話を聞くことになります。

  • 皇太后が語る先帝の死の真相
    皇太后は、かつて先帝が寵愛した女性や、自身の過去について語り始めます。そして、先帝が亡くなった際の状況や、巷で噂される「呪い」の真相について、衝撃的な事実を猫猫に明かします。それは、単なる病死や呪いではなく、人間の手による計画的な毒殺であった可能性を示唆するものでした。
  • 不死身の宦官の謎
    皇太后の話の中には、「不死身」と噂される宦官の存在も登場します。この宦官が誰なのか、そして先帝の死にどのように関わっているのか、新たな謎が提示されました。猫猫は、皇太后の話から、後宮の奥深くに隠された陰謀の存在を確信します。

第33話『先帝』~絵に隠された秘密と雄黄の真実~

前話に引き続き、猫猫は先帝の遺体が腐敗しない謎を追います。

  • 雄黄と先帝の死の真相
  • 調査を進める中で、猫猫は壬氏の部屋で発見した不思議な色の小石「雄黄(ゆうおう)」が手がかりとなります。先帝は生前、絵を描くことを趣味としており、その絵の具に含まれていた雄黄には毒性があり、同時に物質の腐敗を遅らせる効果がありました。先帝は雄黄による中毒で亡くなり、体内に蓄積された雄黄の効果で遺体の腐敗が抑えられていた、というのが真相でした。これにより、皇太后が長年信じていた「呪い」は科学的に解明されました。
  • 肖像画に隠された謎
  • また、先帝が描いた女性の肖像画を巡り、それが皇太后・安氏なのか、それとも先帝の母である女帝なのかという謎が浮上します。この絵を通じて、先帝の複雑な内面や、彼と安氏の歪んだ関係性が明らかになっていきました。

第34話『怪談』~後宮に響く不気味な噂~

後宮で「12人しかいないはずの場所に13人目が現れる」という怪談が広まります。

  • 12人が13人になる怪談
    夜な夜な起こるというこの奇妙な現象に、後宮の女官たちは怯えます。猫猫はこの怪談に興味を持ち、調査を開始します。
  • 怪談の真相と楼蘭妃の関与
    猫猫は、持ち前の観察力と推理力で、怪談の真相を突き止めます。それは、超常現象などではなく、ある人物による巧妙な仕掛けでした。そして、その仕掛けに関与していたのが、普段から奇妙な行動が目立つ楼蘭妃(ロウランヒ)とその侍女たちであることが判明します。楼蘭妃がなぜこのような騒ぎを起こしたのか、その目的はまだ謎に包まれていますが、彼女が後宮で何かを企んでいることが示唆されました。

第35話『狩り』~壬氏と猫猫、急接近の予感~

壬氏主催の狩りに、猫猫も参加することになります。

  • 狩りの場面での出来事
    狩りの最中、様々な出来事が起こります。猫猫は薬草を探したり、他の参加者たちの様子を観察したりする中で、新たな発見や気づきを得ます。また、狩りという非日常的な空間が、登場人物たちの意外な一面を引き出します。
  • 壬氏と猫猫の関係性の変化
    このエピソードでは、特に壬氏と猫猫の関係性に変化が見られました。狩りの場で起こったアクシデントなどを通じて、二人の距離が縮まるような描写があり、お互いを意識する様子がより明確に描かれました。壬氏が猫猫に向ける感情や、それに対する猫猫の反応は、今後の二人の関係を期待させるものでした。

第36話『華瑞月』~明かされる真実と「そこそこの蛙」~

第1クールの最終話となるこのエピソードで、ついにいくつかの大きな謎が明かされます。

  • 楼蘭妃(子翠)の正体と目的
    これまで猫猫と親しく接してきた下女・子翠の正体が、実は楼蘭妃であったことが明かされます。彼女が身分を偽って後宮内を探っていた目的は、父・子昌の指示によるものであり、後宮、ひいては国全体に関わる大きな陰謀の一部であったことが示唆されます。
  • 壬氏の正体と「そこそこの蛙」の意味
    そして、壬氏の正体もついに明かされます。彼が皇帝の弟、すなわち皇弟・華瑞月(カズイゲツ)であることが確定しました。猫猫が以前、壬氏の容姿を「そこそこの蛙(顔が良いだけの凡人、という意味合い)」と評したことがありましたが、彼の本当の身分を知った今、その言葉は皮肉な意味を持つことになります。壬氏(華瑞月)が背負う重責と、猫猫との身分違いの恋の行方が、今後の大きな焦点となるでしょう。第1クールは、衝撃的な事実が次々と明らかになり、第2クールへの期待を最高潮に高める形で幕を閉じました。

まとめ:第1クールの総括と第2クールへの期待

第1クールで描かれた謎と人間ドラマ

「薬屋のひとりごと」2期第1クール(25話~36話)は、新たなキャラクターの登場、複雑化する後宮の謎、そして主人公・猫猫と壬氏の関係性の深化が描かれた、非常に密度の濃い12話でした。

子翠(楼蘭妃)の登場から始まり、香油事件、冬人夏草、玻璃の鏡、月の精の再現、水晶宮の秘密、選定の廟、皇太后の告白、肖像画の謎、後宮の怪談、そして狩りを経て、最終話で楼蘭妃と壬氏(華瑞月)の正体が明かされるという、息もつかせぬ展開でした。

猫猫の薬学知識と鋭い洞察力は今回も健在で、次々と起こる難事件を解決に導きましたが、同時に後宮に渦巻く人間の業や悲しみにも触れることになりました。特に、杏の梨花妃への嫉妬や、楼蘭妃の背負う宿命などは、後宮という特殊な環境で生きる女性たちの苦悩を浮き彫りにしています。

また、壬氏が猫猫に向ける好意はより明確になり、猫猫も少しずつ彼を意識し始めているような描写が見られました。しかし、最終話で明かされた壬氏の本当の身分は、二人の間に大きな壁として立ちはだかることを予感させます。

4月からスタートしている第2クールへの期待

2025年4月からは、いよいよ第2期後半クールがスタートしています。第1クールで提示された多くの謎や伏線が、今後どのように回収されていくのか、非常に楽しみです。

  • 壬氏(華瑞月)と猫猫の関係はどうなるのか? 皇弟という正体を知った上で、二人の関係はどのように変化していくのでしょうか。身分違いの恋の行方に注目です。
  • 楼蘭妃(子翠)とその父・子昌の陰謀の全貌は? 彼らが何を企んでいるのか、そして後宮や国にどのような影響を与えるのか、物語の核心に迫る展開が予想されます。
  • 羅漢と猫猫の関係は? 猫猫の実の父である羅漢が、今後どのように物語に関わってくるのかも見逃せません。
  • 先帝の死の真相は? 皇太后が語った毒殺説の真相は解明されるのでしょうか。

魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマと、緻密に練られたミステリーから、ますます目が離せません。「薬屋のひとりごと」第2期後半クールも、引き続き楽しみに追いかけていきましょう!

今後も「薬屋のひとりごと」の最新情報と詳細な解説をお届けしていきますね。

原作小説はヒーロー文庫から刊行中で、コミカライズは「ビッグガンガン」と「サンデーGX」の2種類があります。ガンガン版はねこクラゲ氏の美麗な作画と原作に忠実なストーリー展開が特徴で、サンデーGX版はテンポの良い展開とミステリー要素が強調されています。どちらも魅力的なので、ぜひ両方チェックしてみてください。シリーズ累計発行部数は3800万部を超える大人気作品です。

2種類のコミックスシリーズ

「薬屋のひとりごと」には2種類のコミックスシリーズがあります。それぞれの最新刊情報は以下の通りです。

ビッグガンガン版(スクウェア・エニックス)

  • タイトル: 薬屋のひとりごと
  • 出版社: スクウェア・エニックス
  • レーベル: ビッグガンガンコミックス
  • 作者: 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス)、作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺、キャラクター原案:しのとうこ
  • 最新刊: 15巻(2025年3月25日発売予定)
  • 特徴: より「恋愛コメディ」的な要素が強く、かわいらしい作画で明るい印象の作品です。

2. サンデーGX版(小学館)

  • タイトル: 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~
  • 出版社: 小学館
  • レーベル: サンデーGXコミックス
  • 作者: 原作:日向夏、作画:倉田三ノ路、キャラクター原案:しのとうこ
  • 最新刊: 19巻(2024年12月19日発売)
  • 特徴: よりクールな作画スタイルで、ミステリー要素を重視した作品です。

どちらも同じ原作小説をコミカライズしたものですが、作画や構成が異なり、それぞれ独自の魅力を持っています。原作小説は現在15巻まで刊行されており、シリーズ累計3,800万部を突破する大人気作品となっています。

アニメはどちらをベースにしているの?

アニメ『薬屋のひとりごと』は、2種類のコミカライズ版のどちらかをベースにしているわけではなく、原作小説を直接アニメ化しています。

アニメ版の原作は、漫画版のどちらでもなく、現在第15巻まで刊行されている小説版の「薬屋のひとりごと」です。アニメと漫画の内容はほぼ同じですが、これはどちらの漫画も原作小説を忠実に漫画化しているからであり、どちらかの漫画のストーリーを採用しているわけではありません。

アニメのキャラクターデザインについても、漫画版のビジュアルが使われているのではなく、小説版のイラストをベースとしたデザインとなっています。アニメのクレジットには、「キャラクター原案」として小説版のイラストを手掛けたしのとうこ氏、「キャラクターデザイン」として中谷友紀子氏の名前が記載されています。

プロデューサーの菱山光輝氏は、本作の制作にあたり「原作小説に誠実にあること」を重要なテーマとして掲げました。原作はコミカライズやドラマCD化など、さまざまに展開して多くのファンを獲得してきた作品であり、ファンの一人一人にそれぞれの解釈が生まれているため、チーム全体としてあくまでベースは原作小説であるという意識を持つことを重要視したとのことです。

ただし、アニメのコメディ描写や衣装、髪型などの要素は、スクウェア・エニックス版(ねこクラゲ氏作画)のコミカライズの影響を受けている部分もあるという意見もあります。しかし、これは公式に明言されたものではなく、視聴者の印象によるものです。

結論として、アニメ『薬屋のひとりごと』は2種類のコミカライズ版のどちらかをベースにしているのではなく、原作小説を直接アニメ化した作品です。

『薬屋のひとりごと』原作小説について

作品概要

『薬屋のひとりごと』は、日向夏氏によるライトノベル作品で、架空の中華風帝国「茘(リー)」を舞台に、後宮に勤める官女「猫猫(マオマオ)」が王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリー、ファンタジー、ラブコメディ小説です。

この作品は2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始され、人気を博したことから2012年9月に主婦の友社のRay Booksから単行本として発売されました。その後、2014年8月にヒーロー文庫(主婦の友社→イマジカインフォス)から新装刊され、現在も継続して刊行されています。

現在、原作小説は文庫版で15巻まで刊行されています(2024年3月現在)。最新刊の15巻は2024年3月29日に発売されました。

作者・日向夏について

日向夏氏は福岡県在住の作家で、本名や年齢などの詳細なプロフィールは非公開となっています。大学卒業後は会社員として勤めていましたが、東日本大震災後に自宅にいる時間が増えたことをきっかけに、「小説家になろう」で『薬屋のひとりごと』の連載を開始しました。

日向夏氏の得意ジャンルはファンタジーや謎解きで、『薬屋のひとりごと』以外にも『トネリコの王』『緋凰仙華』『路地裏の精霊姫』『繰り巫女あやかし夜噺』など多数の作品を執筆しています。

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2025年4月16日(水)発売初回生産限定版


価格:14,850円(税抜価格 13,500円)

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収録分数:約136分(第25話~第30話収録)+映像特典/DISC枚数:1枚

<特典内容>
【初回生産限定特典】
《封入特典》
◆特製三方背
◆キャラクターデザイン・中谷友紀子描きおろしデジパック



◆スペシャルブックレット(42P)
◆原作小説着せ替えブックカバー

【初回・通常共通特典】
《音声特典》
◆第29話オーディオコメンタリー(猫猫役:悠木碧/壬氏役:大塚剛央/子翠役:瀬戸麻沙美)

《映像特典》
◆第2期ティザーPV 第2弾
◆第2期本PV
◆第2期ファイナルPV
◆ノンクレジットOP
◆ノンクレジットED

「薬屋のひとりごと」を見れるVODは

今回紹介した「薬屋のひとりごと」を見ることができるVODを紹介します。

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