こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタWorld!へようこそ。
『終末ツーリング』のアニメ第10話と第11話、ご覧になりましたか?
見終わった後、SNSやレビューサイトを見ると「なんか急に盛り上がらなくなった」「失速した?」なんて声がちらほら聞こえてきます。
正直に言うと、僕も初見の時は心のどこかで「あれ? 今までのあの“圧倒的肯定感”はどこへ行ったの?」と戸惑いました。
でも、録画を見返して、原作の空気感をもう一度噛み締めて、やっと確信しました。
これ、「失速」なんかじゃありません。
これは物語のキーを転調させるための、計算され尽くした「意図的な違和感」なんです。
今日は、なぜこの2話が「失速」に見えてしまうのか、そして作品がこの2話を使って何をしようとしているのか。僕なりの視点で、たっぷりと語らせてください。
(※本記事はネタバレを多分に含みます。未視聴の方はご注意ください!)
なぜ10話・11話は「面白くなくなった」ように錯覚するのか?
まず最初に、多くの人が感じた「面白くなくなった」「失速した」という感覚の正体を解明しておきましょう。これは脚本が悪くなったわけではなく、僕たちが受け取っていた「快感の種類」がすり替えられたからなんです。👇
9話までの快感は「積み上げる幸福」だった
9話までの『終末ツーリング』を思い出してみてください。
あの時間は、基本的に「プラスの感情」を積み上げていく作業でした。
- 自分たちで地図を見て行き先を決める自由。
- 自分たちの足で美しい景色に到達する達成感。
- 美味しいものを食べ、温泉に入り、ふたりの絆が深まる安らぎ。
終末世界という寂しい背景がありながらも、そこに乗っかる感情は常に「獲得」や「前進」だったんですよね。だから僕たちは安心して、癒やされることができたんです。
10話・11話の快感は「剥ぎ取られる不安」へ変わった
ところが、この10話と11話では、そのルールが反転します。
旅は続いているのに、積み上がるはずのものが手からこぼれ落ちていく感覚。
- 到達したのに、心が満たされない(10話)。
- 自分たちで決めたはずなのに、何かに誘導されている(11話)。
つまり、これまで僕たちに与えられていた「安心感」や「主導権」が、一枚ずつ剥ぎ取られているんです。
これを「いつもの味がしない=美味しくない」と感じるのは当然の反応です。でも、これは料理人の腕が落ちたのではなく、「メインディッシュ(癒やし)」から「デザート(不穏なスパイス)」へコースが変わった合図だと捉えるべきなんです。
第10話「大洗・日光」:観光回の顔をした“喪失の確認”
第10話は、大洗から日光へ至るルート。観光地としては超一流の場所ばかりなのに、なぜあんなに画面から寂しさが漂っていたのか。
それは、この回が「行ける場所」を描いたのではなく、「もう行けない未来」を描いた回だったからです。

フェリーが突きつける「閉ざされた未来」の残酷さ
何と言っても象徴的だったのが、大洗港のフェリーです。
通常、旅もののアニメにおいて「船」は、世界を広げてくれる希望の乗り物です。「これに乗れば北海道へ行ける」「まだ見ぬ大地が待っている」。本来ならワクワクする装置のはずなんです。

けれど、終末世界では意味が逆転します。
動かないフェリー。無人の港。それは「北海道へ行くルートは永遠に絶たれた」という事実を突きつける墓標のようなものです。
ふたりが船内で一夜を明かし、まだ見ぬ北の大地に思いを馳せれば馳せるほど、「でも、もう行けないんだ」という現実が浮き彫りになる。あのシーンの静かな痛みこそが、10話の正体です。
「到達したのに満たされない」という意図的な演出
そして日光東照宮や大谷資料館。
あんなに荘厳で、画になる場所を訪れているのに、9話までのような「やったー!着いたー!」というカタルシスが薄かったと思いませんか?

僕はこれ、あえて「空虚さ」を残す演出だったと思っています。
どんなに素晴らしい遺産があっても、それを受け継ぐ人間がいなければ、それはただの「巨大な抜け殻」でしかない。
10話は、美しい景色を見せれば見せるほど、その裏にある「人の不在」や「文明の終わった後の静けさ」が際立つように作られていました。
だからこそ、視聴後の感想が「楽しかった!」ではなく、「なんか寂しい……」という薄味なものになった。それは、作品が僕たちに「終末のリアル」を味あわせようとした結果なのです。

第11話「吉見百穴」:旅の主導権が“外部”へ移る恐怖
そして問題の11話。ここで物語のジャンルは「女子旅」から「SFホラー」へと、音もなく、しかし確実にシフトしました。
「アイリにだけ聞こえる音」は世界のUIが変わった合図
11話の最大の転換点は、アイリにだけ聞こえる「謎の音」です。
僕はこれを「旅のUI(操作盤)が書き換わった瞬間」だと解釈しています。
今までは、ハンドルを握るのはヨーコとアイリでした。「あっちへ行こう」「ここで休もう」。旅のコントロール権は彼女たちにあった。
でも、あの音が鳴った瞬間から、旅の主導権は「音(外部)」に奪われます。
- 自分で行く旅(Active)→ 何かに呼ばれる旅(Passive)
この変化、ゲーマーの方ならわかりますよね? 自由探索パートだと思っていたら、急に強制イベントが発生して操作不能になるあの感覚。
旅の主体性が奪われることの不安。これが11話の「怖さ」の根源です。
「三県境」から「穴」へ至る、完璧な境界のグラデーション
僕が11話で「うわ、構成うまいな!」と膝を打ったのが、地理的な移動の描写です。
目的地である「吉見百穴」へ向かう前に、「三県境」に立ち寄りましたよね。あれ、ただの寄り道じゃありません。

- 日光東照宮:人間が作り上げた、整然とした歴史の象徴。
- 三県境:地図上の「境界線」を、物理的にまたぐ場所。
- 吉見百穴:地面にぽっかりと口を開けた、異界への「入口」。
わかりますか?
「整った世界」から「境界線」を越えて、最後には「穴(異界)」へ至る。
セリフで説明するのではなく、バイクで走るルートそのもので「境界を越える」というプロセスを描いているんです。
三県境で「境界」を意識させた直後に、無数の穴を見せる。このグラデーションがあるからこそ、吉見百穴の不気味さが際立つんです。
「景色」ではなく「入口」としての吉見百穴
これまでの旅先は、橋や展望台など「開けた景色」が多かった。
でも吉見百穴は違います。あれは景色ではなく、圧倒的な「内部への入口」です。

穴というのは、人間の本能的な恐怖を刺激します。「中ニナニカイルカモシレナイ」「吸イ込マレルカモシレナイ」。
あの無数の穴を前にした時、作品の空気は完全に変わりました。
「きれいだね」と愛でる対象から、「何かが潜んでいる」と警戒する対象へ。
11話は、僕たち視聴者を、旅の心地よい風の中から、湿った土の匂いがする境界線の向こう側へと引きずり込むためのエピソードだったのです。

結論:10話の“薄さ”も11話の“怖さ”も、すべては最終回への布石
こうして構造(h2)を分解してみると、この2話が決して「失速」ではないことが見えてきませんか?
- 10話で、旅の幸福感をあえて薄くし、終末の寂しさを際立たせる(助走)。
- 11話で、旅の主導権を奪い、境界の向こう側へと誘導する(跳躍)。
いわば、この2話はセットで「転調(モジュレーション)」の役割を果たしています。
今までと同じ「癒やし」を期待していた僕たちの舌には、少し苦く感じたかもしれません。でも、この苦味があるからこそ、物語に深みが出るのです。

次回、最終回となる12話。
この「音」の正体が何なのか。そして吉見百穴という「入口」が、ふたりをどこへ繋げようとしているのか。
ただの日常系旅アニメで終わるのか、それとも世界の謎に触れるSFとして着地するのか。
10話・11話で感じた「モヤモヤ」が、最後には「なるほど!」という快感に変わると信じて。
僕は正座して最終回を待ちたいと思います!
旅の思い出を、あなたの手元に。『終末ツーリング』の世界を深く味わうアイテムたち
物語の世界にどっぷりと浸かった後は、その余韻をもっと長く、深く楽しみたくなりませんか?ここでは、ヨーコとアイリの旅をいつでも追体験できる、珠玉の関連アイテムをご紹介します。アニメだけでは味わいきれない魅力を、ぜひあなたのコレクションに加えてください。
物語の原点へ―活字と絵で旅する、もうひとつの『終末ツーリング』
アニメで描かれた旅の続きや、あのシーンの裏側が気になっているあなたへ。さいとー栄先生による原作コミックスは、まさに旅の原点です。アニメでは省略された細やかな風景描写や、ヨーコとアイリの心の機微が、静かで美しい筆致で丁寧に綴られています。ページをめくるたびに、乾いた風の匂いや、セローのエンジン音が聞こえてくるかのよう。アニメで感動したあの場面も、原作で読むと新たな発見があるはずです。現在、最新8巻まで発売されており、物語はさらに奥深く、世界の謎へと迫っていきます。二人の旅の始まりから最新の展開まで、あなたのペースでじっくりと追体験してみませんか?活字と絵が織りなす、もうひとつの終末世界があなたを待っています。
ヨーコとアイリが、いつもあなたのそばに。旅の風景を切り取るアクリルスタンド
「あの旅の風景を、いつでも眺めていたい」。そんな願いを叶えてくれるのが、ヨーコとアイリをかたどったアクリルスタンドです。ゲーマーズの記念ストアなどで販売されているアイテムには、二人が仲良く並んだ描き下ろしイラストを使用した大型のものから、旅のワンシーンをSNS風に切り取ったユニークなキーホルダーまで、様々な種類があります。机の上や本棚に飾れば、そこがたちまち終末世界の絶景スポットに。ふとした瞬間に彼女たちの姿が目に入るたび、旅の思い出が蘇り、日々の生活に彩りを与えてくれるでしょう。また、Blu-ray&DVDの完全生産限定版には、原作者・さいとー栄先生描き下ろしのアクリルスタンドが特典として付属するものも。ここでしか手に入らない特別な二人を、ぜひお迎えしてください。
旅の瞬間を、一枚のアートに。集める楽しみが広がる特典イラストカード
一枚一枚に、旅の記憶が凝縮されたイラストカードは、ファンにとって見逃せないコレクションアイテムです。これらの多くは、コミックスの店舗別購入特典や、ポップアップストアなどのイベント限定で配布される非売品。つまり、その時に、その場所でしか手に入らない、非常に希少価値の高い逸品なのです。描き下ろしの美麗なイラストは、ヨーコとアイリの何気ない日常や、旅の途中で見せた特別な表情を切り取っており、見るたびに胸が熱くなります。コンプリートを目指して各店舗を巡るのも、コレクターとしての醍醐味。ファイルに収めて自分だけの画集を作るもよし、お気に入りの一枚を額に入れて飾るもよし。旅の断片を集めるように、あなただけの『終末ツーリング』の思い出を集めてみてはいかがでしょうか。
あの感動を、何度でも。旅情を彩る珠玉のサウンドトラック
『終末ツーリング』の静謐で美しい世界観を語る上で欠かせないのが、心に深く染み渡る劇伴音楽です。音楽を担当するのは、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『キングダム』など数々の大ヒット作を手掛けてきた末廣健一郎氏。彼の作り出す音楽は、世界の終わりがもたらす寂寥感と、それでも旅を続けるヨーコとアイリの温かい心の交流を見事に表現しています。2025年12月3日に発売されるオリジナル・サウンドトラックは、その珠玉の劇伴全43曲を収録した豪華CD2枚組。これを聴けば、アニメの名シーンが鮮やかに蘇ります。ドライブのお供にすれば、いつもの道が終末世界のツーリングコースに変わるかもしれません。読書や作業用のBGMとしても最適。耳から旅する『終末ツーリング』を、ぜひ体験してください。
最高の画質と音響で旅を追体験!永久保存版Blu-ray&DVD
アニメ『終末ツーリング』の美しい映像と音楽を最高のクオリティで永久に保存したいなら、Blu-ray&DVDは必須アイテムです。高精細な映像は、廃墟と化した街並みのディテールや、雄大な自然の色彩を余すことなく描き出し、まるで自分がその場にいるかのような没入感を与えてくれます。特に、全4巻で発売される完全生産限定版はファン垂涎の豪華仕様。原作者・さいとー栄先生描き下ろしの全巻収納BOXやアクリルスタンド、さらにはヨーコとアイリが歌うツーリングソングカバーを収録した特典CDなど、ここでしか手に入らないお宝が満載です。お気に入りのシーンを何度でも繰り返し観たり、一時停止して細部をチェックしたりと、配信では味わえない楽しみ方ができます。ヨーコとアイリの旅の記録を、ぜひあなたのライブラリの特等席に加えてください。
作品情報
最後に、放送・配信情報をまとめておきます。お住まいの地域や利用しているサービスに合わせて、視聴計画を立ててくださいね!
テレビ放送日程
2025年10月4日(土)より、順次放送しています。
- TOKYO MX: 10月4日(土)より 毎週土曜23:30~
- とちぎテレビ: 10月4日(土)より 毎週土曜23:30~
- BS11: 10月4日(土)より 毎週土曜23:30~
- 群馬テレビ: 10月4日(土)より 毎週土曜23:30~
- メ~テレ: 10月4日(土)より 毎週土曜26:30~
- 読売テレビ: 10月6日(月)より 毎週月曜25:59~
- AT-X: 10月6日(月)より 毎週月曜23:00~
- ※リピート放送:毎週水曜11:00~、毎週金曜17:00~
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございますので、視聴の際は各局の番組表をご確認ください。
VOD配信日程
地上波放送を見逃してしまっても安心です。本作は各種動画配信サービスでの配信も非常に充実しています。特に一部サービスでは地上波と同時に最速配信が行われるため、いち早く物語を追いたい方には見逃せません。
- 地上波同時・最速配信(10月4日(土) 23:30~)
- ABEMA
- dアニメストア
- 10月7日(火) 23:30より順次配信開始
- niconico
- U-NEXT
- アニメ放題
- Lemino
- DMM TV
- FOD
- バンダイチャンネル
- Hulu
- TELASA(見放題プラン)
- J STREAM
- milplus 見放題パックプライム
- Prime Video
- アニメフェスタ
- TVer
- ytv MyDo!
- HAPPY!動画
- RAKUTEN TV
これだけ多くのプラットフォームで配信されれば、ご自身のライフスタイルに合わせて視聴しやすいですね。見放題サービスに加入している方は、ぜひマイリスト登録をお忘れなく!
※配信日時も変更になる場合がございますので、詳細は各配信サービスの公式サイトにてご確認ください。
自分のペースでじっくり観たい方は
👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。
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