【永久のユウグレ 7話考察】禁書と鞭と選択、炎が照らす二つの真実

こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタworld!へようこそ。

息を呑むような美しい初デートと、「大好きですよ」というユウグレからのストレートな告白で、私たちの心を極上の幸福感で満たしてくれた第6話。あの甘酸っぱい余韻に浸っていたのも束の間、『永久のユウグレ』はそんな甘い夢だけでは終わらせてくれない!

第7話のタイトルは「芽吹きたる霊長類の書への賛歌」。なんとも荘厳で哲学的な響き…一体どんな深遠な物語が展開されるのかと固唾を飲んで見守っていたら、待っていたのは予想の斜め上をいく、ツッコミと混乱と爆笑(?)がジェットコースターのように押し寄せる、シリーズ随一のカオス回でした!

しかし、この一見破茶滅茶な展開の中にこそ、物語の核心に迫る重要な「書」と、キャラクターの魂を揺さぶる「選択」が隠されています。今回は、シリアスとギャグの狭間で揺れ動いた衝撃の第7話を、皆さんの感想も交えながら、深く鋭く、そして愛を込めて考察していきたいと思います!
(ネタバレ注意)本ブログはアニメ『永久のユウグレ』の理解を促進するための感想・解説・考察に留まらず、ネタバレになる部分を多く含みます。

目次

  1. 離れ離れの三人、それぞれの戦いと芽生える想い
  2. 禁書が眠る図書館、そこはガバガバセキュリティの魔窟だった
  3. 炎に揺れる二つの真実 ― 究極の選択とアモルの涙
  4. 【考察】炎の中、アキラが取った本は?― 3つの可能性と最も有力な行動の徹底考察
  5. サブタイトル『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』の真の意味とは
  6. まとめ:狂気の炎が照らし出した、一つの決意と二つの真実
  7. 物語の欠片を、あなたの手に。作品世界に浸るアイテムたち
  8. この切ない物語を見逃さないで。放送・配信情報まとめ

離れ離れの三人、それぞれの戦いと芽生える想い

穏やかな乳頭温泉郷での湯治を終え、一行が次に向かったのは学術都市・センダイ。目的は、歴史学者ヨクラータが示した「AI戦争とトワサの真実が記された禁書」を手に入れるため。しかし、希望に満ちた旅路は、街に到着した瞬間から不穏な空気に包まれます。

「くれぐれも変な気を…」― 陽動作戦に託されたユウグレの覚悟と恋心

センダイの街に到着するやいなや、ユウグレが感知したのは、彼女を執拗に追う姉妹機、ヨイヤミとハクボの存在でした。「あちこちで暴れて、南下してるのがバレたんでしょう」と冷静に分析するユウグレですが、「そりゃそうやろ…」とツッコム場面です。これまであれだけ派手に立ち回っていれば、先回りされても仕方ありません。

ヨイヤミとハクボ

ここでユウグレは、アキラとアモルを守るため、自ら囮になることを決意します。「私がおとりになります」。第5話でアキラを庇って撃たれた時とは違い、これは彼女が自らの意志で、仲間を守るために選択した「戦い」です。愛を知り、守りたいものができた彼女の、確かな成長が感じられます。

しかし、ただカッコいいだけでは終わらないのがユウグレ。アキラとアモルを二人きりにすることに、一抹の不安を隠せません。「宿は最低でも、ベッドが二つある部屋を」「くれぐれも変な気を…」と釘を刺す姿は、まさに恋する乙女そのもの。この可愛らしい嫉妬心こそ、彼女の人間性の証です。そして、「無賃乗車は主義ではないので」と切符代を頼んでおきながら、直後に街中で大爆発を起こして陽動を開始する破天荒っぷり。彼女の倫理観、一体どうなっているのでしょうか…?でも、そんな完璧じゃないところも、彼女の魅力の一つですよね。

「アキラはユウグレのこと、好き?」― アモルと過ごす束の間のデートと核心の問い

ユウグレが命がけで戦っている一方、残されたアキラとアモルは、どこか気の抜けた二人旅を始めます。センダイの街並みは、日本の東北地方とは思えない、まるで地中海のような美しい景観。AI戦争後、世界中から人々が日本に移住してきた結果なのでしょうか。石畳の道を歩き、見たこともない缶詰を「鳥は鳥だし、魚は魚だよー」と言いながら買ってみたり、アモルが普段とは違う露出の少ない服を試着してはしゃいだりと、その光景はさながら兄妹のデートのようです。

しかし、楽しい時間の最中、アモルはふと核心に触れる問いをアキラに投げかけます。「アキラは、ユウグレのこと好き?」。そして、自分の気持ちをこう吐露します。「やっぱり3人がいい」「アキラが望むならトワサをくわえた4人でエルシーでもいい」「アキラもユウグレも同じくらい好き」。

これは、彼女の複雑な心境を如実に表しています。彼女はアキラもユウグレも、家族のように、あるいはそれ以上に大切に想っている。だからこそ、二人が特別な関係になることに喜びを感じつつも、自分が仲間外れになってしまうような寂しさを感じているのです。温泉でユウグレにアキラを取られたように感じたからこそ、この二人きりの時間が余計に嬉しかったのかもしれません。彼女の言う「エルシー」は、単なるパートナー制度ではなく、「大切な人たちとずっと一緒にいたい」という純粋な願いの表れなのでしょう。この切ない想いが、後の彼女の大きな決断に繋がっていきます。

「君たちの探し物に僕も興味がある」― 暗躍する怪しすぎる男たち、ヨクラータとオボロ

この7話、物語の鍵を握りながらも、その行動すべてが「怪しすぎる」と視聴者をザワつかせた男が二人います。そう、歴史学者ヨクラータと、神出鬼没の元運転手オボロです。

物語の冒頭、ヨクラータは「司書のセシャトさんから盗んだ」という鍵をアキラに平然と渡します。夜は彼女とデートだから好都合だ、と。この時点で胡散臭さMAXですが、彼はアキラたちの「探し物」に興味があると言い、古書闇市へ行くよう促します。

妙に胡散臭いヨクラータ

そして、その古書闇市で一行を待っていたのは、なんと古本屋に転職したオボロでした。タクシー運転手から古本屋へ、あまりにも都合の良い再登場に「もう怪しいとかじゃなくて追跡してるだろ!」と誰もが思ったはず。彼らはOWELの手先なのか?いや、ヨイヤミたちに情報を流している様子はありません。むしろ、オボロの助言によって、一行は「禁書は図書館の閉架室にある」という核心情報へと導かれます。

まるで、アキラの旅を裏で操り、サポートしているかのような二人。彼らの真の目的は何なのか?もしかすると、彼らこそがトワサの意志を継ぎ、アキラを「LC計画」の真実へと導くために派遣された協力者なのかもしれません。しかし、今のところはただただ怪しい…今後の動向から目が離せません。

禁書が眠る図書館、そこはガバガバセキュリティの魔窟だった

古書闇市で情報を得たアキラとアモルは、いよいよ物語のメインステージ、センダイ図書館への深夜潜入を決行します。しかし、そこは「知の聖域」などではなく、ツッコミが追いつかないほどのガバガバ展開が待ち受ける魔窟でした。

「禁書!?」「声がデカい!」― 古書闇市と”本”が持つ意味

図書館潜入の前に、少しだけ古書闇市のシーンを振り返りましょう。アキラが「禁書を探してる」と口にした途端、ゾロゾロと集まってくる本の虫たち。彼らは、OWELの管理に反発し、命がけで「紙の本」を守り続けていました。

ここで、この世界の「禁書」の定義が少し明らかになります。それは「電気工学」や「コンピュータ技術」といった、かつての高度な科学技術に関する書物。OWELは、AI戦争の再発を防ぐため、人類から過ぎた力を奪おうとしているのです。これは理解できます。しかし、そうなると新たな謎が生まれます。なぜ、アモルの両親が描いた『とくべつな血』のような「絵本」が禁書に指定されているのか? あの絵本には、ただの物語以上の、OWELが隠したい世界の真実…例えば、トワサの計画によって人類が既にAIと融合している、といった秘密が隠喩的に描かれているのかもしれません。

「今夜は私のページをめくってみないかい?」― エロメガネ司書セシャトの衝撃的な生態

一方その頃、ヨクラータは図書館の「エロメガネ司書」ことセシャトとのデート(という名の攻略)の真っ最中。イチジクを官能的に食べさせ、「今夜は私のページをめくってみないかい?」という一生使わないであろう口説き文句で迫るヨクラータ。そして、まんざらでもないセシャト…。もう何を見せられているんだ、と視聴者が思ったであろうこのシーン。しかし、これは単なる悪ふざけではありませんでした。この後のセシャトの暴走を予感させる、重要なキャラクター紹介だったのです。

「引くんじゃなくて押すのか」― ツッコミが追いつかない怒涛の潜入劇

夜になり、いよいよ図書館へ潜入するアキラとアモル。ユウグレの「最低でもベッドは二つ」という願いも虚しく、宿はベッド一つの部屋。アキラはアモルを起こさず一人で行こうとしますが、即バレします。

ここからの潜入パートは、まさにツッコミの嵐でした。

  • 古書闇市でなぜか手に入る図書館の見取り図。
  • 大事な閉架室なのに、警備はたった一人。
  • 電子ロックのカードキーが、植木鉢の下に隠してある(!?)。
  • 警報が鳴って焦る中、扉が開かないと思ったら「引くんじゃなくて押すのか」。
  • 警備員に見つかり、アモルが謎の特攻。押し倒されたかと思えば、警備員は「ほ〜これはなかなか」と、この状況で即座にスケベモードに。
  • アキラが柔道の授業で習った(本当か?)という絞め技で警備員を気絶させる。

あまりのガバガバセキュリティとご都合主義の連続に、もはや笑うしかありません。これはギャグとして楽しむべきなのか?それとも、ヨクラータやオボロが裏で手を回し、意図的にアキラたちを「招き入れた」結果だと考えるべきなのでしょうか。あまりにザルすぎる展開は、逆に何か裏があるのではと勘繰ってしまいます。

炎に揺れる二つの真実 ― 究極の選択とアモルの涙

数々のツッコミどころを乗り越え、ついに閉架室の奥にたどり着いた二人。しかし、本当の地獄はここからでした。炎と狂気が渦巻く中で、アキラは究極の選択を迫られます。

「全ての本は私の恋人」― 鞭が舞う!ヤンデレ女王様セシャト、狂気の愛

閉架室の奥で、アキラはついにトワサが遺した『LC計画概要』を、アモルは両親の絵本『とくべつな血』を発見します。しかし、喜びも束の間、そこに現れたのは、ボンデージ風の衣装に身を包み、鞭を構えた司書セシャトでした。昼間の淑女はどこへやら、彼女の正体は「本は私の恋人」と豪語する、ヤンデレ女王様だったのです。

「不埒者に触らせるくらいなら、私の手にかかった方が幸せなのよ!!」
そう叫びながら、彼女は自らの「恋人」であるはずの貴重な本を、鞭で次々と破壊していきます。これはもはや本への愛ではありません。他者に奪われるくらいなら自ら壊してしまいたいという、歪みきった独占欲と支配欲の暴走です。彼女の行動は、OWELという管理社会が生み出した、一つの歪んだ愛の形なのかもしれません。

「ここは火気厳禁って言ってるでしょ!?」― 自ら火を放つ司書と燃え盛る禁書

この常軌を逸した司書に対し、アモルは命がけの交渉にでます。「おばさん!! 本をくれないと、全部燃やすよ!!」。かつて目の前で大切な本を燃やされた彼女が、同じ行為を脅迫の道具に使う。その覚悟は壮絶ですが、相手が悪すぎました。

「ここは火気厳禁って言ってるでしょ!?」
なんとセシャトは、アモルの脅しに逆上し、自ら鞭でランタンを叩き割り、閉架室を火の海にしてしまうのです。自分で火をつけておきながら「いやー!?」と絶叫する姿は、もはや理解不能。狂人としか言いようがありません。このあまりに意味不明な展開は、彼女というキャラクターの「考えの浅さ」と「狂気」を極端に表現した、シュールなギャグシーンと見るべきなのでしょうか。シリアスな場面なはずなのに、笑いがこみ上げてきてしまう、本作屈指の迷場面の誕生です。

「トワサさんの本を取って」― アキラに託された選択とアモルの涙

燃え盛る炎の中、奇跡的に『LC計画概要』と『とくべつな血』の二冊だけが、それぞれ離れた場所に落ち、まだ燃えずに残っていました。しかし、セシャトの鞭に弾き飛ばされたアモルは動けない。アキラが今、手にできるのはどちらか一冊だけ。物語の根幹を揺るがす真実か、仲間のかけがえのない想いか。究極のトロッコ問題が、アキラに突きつけられます。

アモルを助け、彼女の両親の本を手に取るか。それとも、この旅の目的であるトワサの本を取るか。アキラが逡巡する中、アモルは涙ながらに叫びます。

「私はもう十分助けてもらったから…トワサさんの本を取って」

ここで彼女は、自分の悲願よりも、アキラの目的を優先する選択をしたのです。アキラもユウグレも同じくらい好きだから、アキラが大切に想っているトワサのことも大切にしたい。3人で、4人で一緒にいたいという彼女の願いは、自分を犠牲にしてでも仲間の願いを叶えたいという、気高く尊い自己犠牲の精神へと昇華しました。この選択こそが、まさに今週のサブタイトル『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』の核心ではないでしょうか。

【考察】炎の中、アキラが取った本は?― 3つの可能性と最も有力な行動の徹底考察

鳴り響く警報、燃え盛る書庫、そしてアモルの悲痛な叫び。物語の目的である『LC計画概要』と、アモルの唯一の希望である『とくべつな血』。第7話のラストは、アキラにあまりにも過酷な選択を突きつけました。アモルの「トワサさんの本を取って」という言葉に、アキラは「わかった」と答え、一歩を踏み出します。

果たして彼はどちらの本を手に取るのか?ここからは、これまでの物語の流れを深く振り返り、アキラが取りうる行動の可能性を3つのパターンに分けて徹底考察します。

可能性1:アモルの言葉通り『LC計画概要』を優先する道

まず考えられるのは、アモルの言葉を額面通りに受け取り、この旅の最大の目的であるトワサの本、『LC計画概要』を手に取るパターンです。

  • 行動の根拠:
    • アキラの「わかった」という返事を、アモルの自己犠牲的な願いを承諾したものと素直に解釈します。
    • これは、200年前の恋人トワサの謎を追い、世界の真実を解き明かすという、この旅の根本的な目的を優先する合理的な判断です。
    • 自分のために涙を流してくれたアモルの「気高い決意」を無駄にしない、というアキラなりの誠意とも言えるでしょう。

しかし、この選択には大きな疑問が残ります。これまでアキラは、論理よりも目の前の仲間を優先する情の厚い人物として描かれてきました。特に、天涯孤独のアモルに対しては、父親代わりのような強い保護意識を見せています。彼女の涙を見て、その本心を無視して目的を優先するとは考えにくいのではないでしょうか。

可能性2:アモルの涙に応え『とくべつな血』を救う道

次に、そして多くの視聴者が予測しているのが、アキラがアモルの本心を汲み取り、彼女の両親が遺した絵本『とくべつな血』を手に取るパターンです。

  • 行動の根拠:
    • アモルの「トワサさんの本を取って」という言葉は、本心からの願いではなく、アキラを気遣っての自己犠牲です。アキラは、その涙の裏にある「本当は自分の本が欲しい」という悲痛な叫びを敏感に察知するはずです。
    • 7話のサブタイトルは『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』。これは、本を諦めることで気高い精神を「芽吹かせた」アモルへの賛歌であり、彼女の物語の象徴である「書」がここで失われるとは考えにくいです。
    • 決定的なのは、アニメのエンディング映像です。そこでは、成長したアモルが『とくべつな血』の絵本を手にしている姿が描かれています。これは未来の姿を示唆している可能性が高く、アキラがこの場面で本を確保することの何よりの伏線と言えるでしょう。

この場合、アキラの「わかった」という言葉は、「君の気持ちは痛いほどわかった。その上で、俺は君を優先する」という、より深いレベルでの理解と決意表明だと解釈できます。

可能性3:『両方取る』という前提を覆す奇跡の道

最後に、この絶望的な二者択一そのものを覆してしまう、主人公らしいトリッキーな行動の可能性です。

  • 行動の根拠:
    • これまでの潜入劇が見せたように、この物語は時にご都合主義的とも言える展開を見せます。SNSなどでは「両方取れよ!」というツッコミも多く見られ、制作陣がその声に応える形で、奇跡的な解決策を用意している可能性もゼロではありません。
    • 例えば、陽動作戦中だったユウグレが絶妙なタイミングで駆けつけ、その超人的な能力で両方の本を回収する。あるいは、怪しさ満点のヨクラータやオボロが実は協力者で、アキラたちを救出する、といった展開です。

しかし、この選択は「仲間への想い」と「世界の真実」という二つのテーマの間で葛藤する、このクライマックスの緊張感を台無しにしてしまう諸刃の剣でもあります。物語のテーマ性を考えると、可能性は低いかもしれません。

結論:アキラが選ぶのは『愛』か『使命』か ― 最も可能性の高い選択はこれだ!

3つの可能性を検討した結果、アキラが選択するのは「可能性2:アモルの涙に応え『とくべつな血』を救う道」だと考察します。

その最大の根拠は、やはりアキラのキャラクター性と、物語全体を貫く「愛と絆」というテーマにあります。

第6話でユウグレへの恋心を自覚し、人間的な愛を育み始めたアキラ。そして第7話では、アモルとの疑似兄妹のようなデートを通して、家族のような絆を再確認しました。彼はもう、200年前の過去の謎だけを追う男ではありません。今、目の前で涙を流す仲間を守り、その未来を繋ぐことこそが、彼の新たな「使命」となっているはずです。

アモルの両親が遺し、OWELが禁書に指定した絵本『とくべつな血』。そこには、トワサの『LC計画概要』とは別の角度から、この世界の真実に迫る重要な秘密が隠されていることは間違いありません。アモルの想いを救う選択は、決して旅の目的を捨てることにはならず、むしろ新たな扉を開く鍵となるでしょう。

アモルの自己犠牲を受け止めた上で、あえて彼女の心を救う。その選択こそ、愛を知ったアキラが示す、最も人間らしく、そして最も気高い答えなのです。炎の先で彼が掴み取るのは、一冊の本に込められた、かけがえのない親子の愛と、未来への希望に違いありません。

サブタイトル『芽吹きたる霊長類の書への賛歌』の真の意味とは

カオスな展開に翻弄された第7話ですが、このサブタイトルを紐解くことで、物語の真のテーマが見えてきます。

まず「芽吹きたる霊長類」。これは文字通り、AI戦争を乗り越え、新たな時代を生きる人間を指しますが、今回は特に、この旅を通じて人間らしい感情や尊い精神を「芽吹かせた」アモルその人を指していると解釈するのが最も美しいでしょう。

そして「書への賛歌」。これは、OWELに禁じられた「書物」への賛歌であると同時に、もっと深い意味が込められています。アモルは、自分の両親が遺した唯一無二の「書」を諦めました。しかし、その行為によって、彼女は「本」という物質的な存在よりも遥かに尊い、自己犠牲という人間性の輝きを示しました。サブタイトルは、アモルが「書」を諦めることで示した、その気高い精神性そのものへの「賛歌」だったのではないでしょうか。皮肉にも、本を守ろうとして狂気に堕ちたセシャトとは対照的に、本を諦めることでアモルは真の人間性を証明したのです。

まとめ:狂気の炎が照らし出した、一つの決意と二つの真実

『永久のユウグレ』第7話。それは、怪しすぎる協力者、ガバガバすぎる潜入劇、そして狂気としか言いようのない敵が織りなす、前代未聞のカオス回でした。しかし、その混沌とした物語の果てに、私たちはアモルという一人の少女が遂げた、尊い精神的成長を目撃することになります。

燃え盛る炎の中、アキラに託された運命の選択。彼はアモルの願いを聞き入れ、トワサの本を取るのか。それとも、彼女の涙を前にして、自分の目的を曲げるのか。彼の選択が、今後の物語の行方を大きく左右することは間違いありません。

そして、命がけの陽動を続けるユウグレは無事なのか?暗躍するヨクラータとオボロの真の目的は?狂気の司書セシャトの運命は?燃え盛る図書館を背景に、物語は一気に加速していきます。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!怒涛の展開だった第7話、あなたの心に響いたシーンやツッコミを入れたくなったシーンは何でしたか?アキラの選択、そして次回への期待など、ぜひコメントで熱く語り合いましょう!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

物語の欠片を、あなたの手に。作品世界に浸るアイテムたち

息をのむような美しい情景、キャラクターたちの繊細な心の動き。この物語の感動と余韻を、いつでも手元で感じられたら…。そんなファンの願いに応えるように、オンラインストアなどでは『永久のユウグレ』の世界観を表現した様々なアイテムが登場しています。ここでは、あなたの日常を『永久のユウグレ』色に染め上げる、珠玉の品々をご紹介します。

あの美しい情景をもう一度。『永久のユウグレ』イラストブック

荒廃した未来の物悲しい風景、夕暮れの光に照らされるユウグレの儚い横顔。その一瞬一瞬を切り取って、手元に保存したかのようなイラストブック(画集)が、ファンの手によって制作されています。例えば「Mrsderi」ブランドから提供されているギフトボックスには、美麗なイラストが満載の画集のほか、バッジやカードなども含まれており、作品の世界に深く浸ることができるでしょう。ページをめくるたびに、アキラやユウグレたちと旅した記憶が鮮やかに蘇る、ファンにとって嬉しい一品です。

夕暮れに佇む彼女を、あなたのそばに。アクリルスタンドコレクション

物語からそのまま抜け出してきたかのような、精巧なアクリルスタンド。あなたのデスクや本棚に、ユウグレやアキラ、アモルといったキャラクターたちを飾ることができます。

トワサへの想いを胸に未来を旅するアキラ。その隣で、無垢な瞳で「愛」を学ぼうとするユウグレ。二人を照らす太陽のようなアモル。それぞれのキャラクターが持つ物語性を感じさせるデザインで、つい全種類集めたくなってしまいそう。お気に入りのキャラクターを側に置けば、ふとした瞬間に物語の世界へと誘ってくれるはずです。

物語の登場人物に、あなた自身がなる。コスプレ衣装

「もし自分が『永久のユウグレ』の世界に入れたなら…」そんな夢を叶えたいと願うファンのために、コスプレ衣装も登場しています。例えば「GGcosplay」ブランドでは、ユウグレが身にまとう、どこか古風で清楚な白いワンピースを再現。細部までこだわって作られた衣装に身を包めば、あなた自身が物語の登場人物になったかのような、特別な没入感を味わえるでしょう。イベント会場で同じ作品を愛する仲間と交流するのも、この衣装があれば一層楽しくなるはずです。

この切ない物語を見逃さないで。放送・配信情報まとめ

「この衝撃の展開、リアルタイムで追いかけたい!」「自分のペースでじっくり見返して考察したい…」そんなあなたのために、『永久のユウグレ』の放送・配信情報をまとめました。放送時間が深夜帯のため、見逃さないように録画予約やリマインダー設定を強くおすすめします。

週に一度の約束。地上波・BS放送スケジュール

全国のファンが同時に固唾をのんで見守るテレビ放送。SNSで感想を語り合いながら楽しむ一体感は格別です。

  • MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠: 毎週木曜 24:26~
  • BS日テレ: 毎週火曜 24:30~
  • AT-X: 毎週金曜 22:30~

※放送日時は予告なく変更になる可能性があります。詳しくは各局の番組表をご確認ください。

いつでも、何度でも。各種配信サービスで『永久のユウグレ』を

お好きな時間に、お好きな場所で。何度でもあのシーンを見返したいあなたには、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスがおすすめです。各サービスで、毎週放送後の深夜から順次配信が開始されます。

  • 一斉配信開始: 毎週木曜 24:56~
  • 主な配信サイト:
    • U-NEXT
    • DMM TV
    • ABEMA
    • dアニメストア
    • Hulu
    • ほか多数

無料トライアル期間を設けているサービスも多いので、ぜひこの機会にご自身のライフスタイルに合った視聴方法を見つけて、この壮大な愛の物語を最後まで見届けてくださいね。

自分のペースでじっくり観たい方は

もしこの記事で『永久のユウグレ』に興味を持っていただけましたら、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。あなたの好きな作品が、きっと見つかるはずです。

アニメを自分のペースでじっくり観たい方は、動画配信サービス(VOD)が便利です。加入していない方はこの機会にいかがですか?特にABEMAは最速配信なのでおススメです。


☆☆☆☆☆今回はここまで。

👉使用した画像および一部の記述はアニメ公式サイトから転用しました。

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