完璧聖女10話感想「守りたいもの」立ち向かう姉妹の絆と迫り来る黒幕の影…

皆さん、こんにちは!びわおちゃんブログ、そしてアニオタWorld!へようこそ。

アニメ『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる』(完璧聖女)、物語はついにクライマックスに向けて大きく動き出しましたね。第9話の衝撃的なラストシーン、ミアの渾身の反撃とユリウスの断罪には、スカッとした方も多いのではないでしょうか。あの怒涛の展開から一転、第10話「守りたいもの」では、フィリアとミア、二人の聖女の運命、そして彼女たちを取り巻く人々の想いがより深く、そして切なく描かれ、胸が熱くなるエピソードでした。

今回は、そんな第10話のあらすじを振り返りながら、特に心揺さぶられた見どころや、今後の物語の鍵となりそうなポイントを深掘り考察していきます。これまでの物語も少し振り返りつつ、皆さんと一緒にこの感動を分かち合えたら嬉しいです。どうぞ最後までお付き合いくださいね。※解説中でネタバレがあります。

目次

  1. 『完璧聖女』第10話「守りたいもの」登場人物紹介
  2. 第10話「守りたいもの」激動のあらすじプレイバック!
  3. 第10話の見どころ徹底解説!胸が熱くなるポイントはここ!
  4. 深掘り考察!物語の核心に迫る謎と今後の展開
  5. 【ネタバレあり】WEB小説から今後の展開を大胆予想!
  6. まとめと次回への期待
  7. 『完璧聖女』をもっと楽しむ!関連商品のご紹介
  8. このアニメを見れるVODは

『完璧聖女』第10話「守りたいもの」登場人物紹介

ここでは、アニメ『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる』の第10話「守りたいもの」に関連する主要な登場人物と、前話である第9話「運命の分かれ道」で彼らがどのような役割を果たしたかをご紹介します。

フィリア・アデナウアー (CV: 石川由依)

フィリア・アデナウアー

本作の主人公で、ジルトニア王国の元聖女。第9話では、パルナコルタ王国にいるフィリアが、忍者ヒマリを通じて妹ミアへ薬の処方箋を記した手紙を届け、ジルトニア国王の回復に大きく貢献しました。この手紙が、ユリウス第二王子のクーデター計画を阻止する重要な一手となりました。また、パルナコルタ王国では大陸全体を守るための「大破邪魔法陣」の準備を進めており、その中心人物として活躍が期待されていました。

ミア・アデナウアー (CV: 本渡楓)

ミア・アデナウアー

フィリアの妹で、ジルトニア王国の聖女。第9話では、姉フィリアから届いた手紙の薬によって回復した国王のもと、ユリウスの陰謀に立ち向かい、魔物の脅威からジルトニア王国を守るために必死に戦いました。姉を深く尊敬し、その教えを胸に困難な状況に立ち向かう健気な姿が描かれました。

オスヴァルト・パルナコルタ (CV: 佐藤拓也)

オスヴァルト・パルナコルタ

パルナコルタ王国の第二王子。第9話では、ジルトニア王国の危機に際し、フィリアの傍らで彼女を支える存在として描かれました。フィリアがジルトニアへ向かう決意をする上で、彼の言葉や行動が重要な後押しとなることが示唆されました。

ユリウス・ジルトニア (CV: 天﨑滉平)

ユリウス・ジルトニア

ジルトニア王国の第二王子で、フィリアの元婚約者。第9話では、国王と第一王子フェルナンドの暗殺を企て、王国の実権を握ろうとするクーデター計画の中心人物として暗躍しました。しかし、フィリアが送った薬によって国王が回復したことで、その計画は失敗に終わりました。

ライハルト・パルナコルタ (CV: 立花慎之介)

ライハルト・パルナコルタ

パルナコルタ王国の第一王子で、オスヴァルトの兄。第9話の時点では、主にパルナコルタ王国の安定を願う立場として描かれていました。第10話では、フィリアがジルトニアの危機に介入することに対して、自国の聖女としての立場から反対する姿勢を見せます。

エルザ・ノーティス (CV: 大谷育江)

エルザ・ノーティス

クラムー教会本部に所属する退魔師で、教皇の命によりフィリアを護衛するためにパルナコルタ王国へ派遣されました。第9話では目立った動きはありませんでしたが、冷静沈着な実力者としてフィリアの動向を見守っていました。第10話では、大破邪魔法陣の展開やアスモデウスに関する重要な情報をもたらします。

グレイス・マーティラス (CV: 内田秀)

グレイス・マーティラス

ボルメルン王国の聖女で、マーティラス家の四女。第9話では、フィリアから破邪術を学ぶためにパルナコルタ王国を訪れており、フィリアの教えを自身の姉たちに伝えた後、魔石に聖女の魔力を収束させてパルナコルタ王国へ戻ってきました。大破邪魔法陣の完成に不可欠な協力者です。

フェルナンド・ジルトニア (CV: 興津和幸)

フェルナンド・ジルトニア

ジルトニア王国の第一王子で、ユリウスの兄。第9話では、弟ユリウスのクーデター計画における暗殺のターゲットの一人でした。フィリアが送った薬による国王の回復が、間接的に彼の命を救うことにも繋がりました。

ヒマリ (CV: 中村カンナ)

ヒマリ

大陸の北東にある島国・ムラサメ王国の出身で、隠密や諜報に長けた忍者。第9話では、フィリアの依頼を受け、ジルトニア王国にいるミアへ薬の処方箋が書かれた重要な手紙を届けました。この行動がユリウスの計画を阻止する大きなきっかけとなりました。

ジルトニア国王

ジルトニア王国の国王で、フェルナンドとユリウスの父親。第9話では、次男ユリウスの策略により命の危機に瀕していましたが、フィリアがミアに託した薬によって奇跡的に回復し、ユリウスのクーデター計画を阻止するに至りました。

ピルツ公爵

ユリウスに「伝説の聖女フィアナの魔力を封じた指輪」という不気味な情報を提供し、彼のクーデター計画に加担していた貴族。第9話の終盤で、ユリウスの陰謀が露見したことにより逮捕されました。

アデナウアー伯爵夫妻(ゲオルグ・アデナウアー CV: 伊藤健太郎、コルネリア・アデナウアー CV: 大原さやか)

フィリアとミアの両親。第9話において、ユリウスのクーデター計画に加担していたことが明らかになり、屋敷から計画に使用された毒物が検出されたことで逮捕されました。

👇前回はこちら!

完璧聖女 9話感想:「運命の分かれ道」ユリウスの狂気とミアの怒りの反撃!

第10話「守りたいもの」激動のあらすじプレイバック!

まずは、第10話で描かれた息もつかせぬ展開を振り返ってみましょう。第9話でユリウスの悪事が暴かれ、ジルトニア王国がようやく反撃の体制を整えたところから物語は始まります。

ジルトニア王国、反撃の狼煙とフィリアの新たな試練

この4人の聖女たちの魔力を収束

第9話のラスト、ユリウス第二王子による国王とフェルナンド第一王子暗殺計画は、フィリアが託し、忍者ヒマリが届けた手紙に記された聖女の処方箋によって国王が奇跡的に回復したことで阻止されました。アデナウアー家の屋敷からは毒物も発見され、ユリウスに加担していたフィリアとミアの両親もついに捕らえられたのです。これでようやく、ジルトニア王国は国王のもと、一丸となって魔物との戦いに臨む体制が整いました。しかし、それはジルトニアの存亡を賭けた、あまりにも過酷な戦いの始まりでもありました。

魔力収束術発動!

一方、フィリアがいるパルナコルタ王国。ボルメルン王国から聖女グレイスが帰還します。彼女はフィリアから託された魔石に、3人の姉たちと共に聖女の魔力を収束させていました。「魔力収束術」によって5人分の聖女の力が集まれば、大陸全土を覆う「大破邪魔法陣」を完成させ、魔族から世界を守ることができるのです。早速、フィリアはその大事業に取り組みますが、無情にも魔法陣は完成しません。

五本の光の柱が

クラムー教会からの派遣退魔師エルザは冷静に「失敗ね」と告げます。西に位置するジルトニア王国があまりにも魔境と近いため、そこから魔力が漏れ出し、結界が安定しないのです。魔法陣を完成させるには、フィリア自らがジルトニアへ赴き、「光の柱」を立てる必要がある…。しかし、大破邪魔法陣の中心となる者はその場を動けないという制約がフィリアを苦しめます。

西のジルトニア王国には大破邪魔法陣は及ばず

立ちはだかる壁と、オスヴァルトの揺るぎない支え

「ここは私に任せて」とグレイスが申し出てくれます。聖女5人分の魔力を共有している今なら、グレイスが中心点の役割を担い、フィリアは動ける、と。オスヴァルト第二王子も「行かない理由はない」とフィリアの背中を押そうとします。

しかし、ここでパルナコルタのライハルト第一王子がフィリアの前に立ちはだかります。「パルナコルタの聖女であるあなたが、他国の危機に首を突っ込み危険に身を晒すことは許されない」。国の指導者として、自国民の安全を優先するのは当然の判断。エルザもそれに同意します。ライハルトの言葉は、フィリアにとって、そしてパルナコルタの聖女としての立場を考えれば、あまりにも正論でした。皆さんも、このライハルトの言葉、どう思われましたか?国を思う王子としての苦渋の決断、フィリアには酷な言葉ですが、理解できる部分もありますよね。

パルナコルタの聖女であるあなたには許されません

エルザはさらに衝撃的な事実を告げます。ジルトニア王国は大悪魔アスモデウスの復活を止められない、そしてアスモデウスの狙いはフィリアの中に眠る「伝説の聖女フィアナの魂」なのだ、と。今フィリアを失えば、大破邪魔法陣は消滅し、世界は魔界の手に落ちてしまう…。あまりにも重い事実に、フィリアは唇を噛みしめます。パルナコルタの聖女として失格かもしれない、でも、愛する妹ミアを見捨てることなんてできない――!これまでのフィリアは、常に「聖女として完璧であること」を求められ、自分の感情を押し殺してきました。しかし、パルナコルタに来て、オスヴァルトや周囲の人々の温かさに触れ、少しずつ人間らしさを取り戻しつつあった彼女にとって、この選択はあまりにも過酷です。

諦める・・・?

そんなフィリアの葛藤を見抜いたオスヴァルトが、優しく、しかし力強く語りかけます。「一人で抱え込まないで周りを見て」「もっと欲張りになるべきだ」「正しいとか正しくないとか、この際どうでもいい。胸に手を当てて、素直な気持ちを言ってみてくれ」。彼の言葉は、いつもフィリアの心の奥底にある本当の想いを引き出してくれますよね。

ひとりで抱え込まないで周りを見て

その言葉に、フィリアの心は決まります。「ミアを…妹を助けたいんです!」
「承知した!俺が送り届けよう!」オスヴァルトの力強い返事に、ライハルトは反対しますが、「兄上、必ず帰って来る」とオスヴァルトはフィリアを連れてジルトニアへと旅立ちます。

「ミアを…妹を助けたいんです!」

ミア、命を賭した選択

その頃、ジルトニア王国では、忍者ヒマリやパルナコルタ騎士団の応援を受けながらも、ミアたちは魔物の猛攻に劣勢を強いられていました。ついに結界が破られ、大量の魔物がなだれ込んできます。ヒマリは、以前フィリアから「もしものことがあったらミアを連れて逃げて」と託された言葉を思い出します。「今がその時…!」ミアを連れて逃げようとするヒマリ。しかし、ミアはヒマリに微笑みかけると、魔物の方へと走り出します。

ミアは一瞬ヒマリに振り向き

「今ここで逃げ出せば、姉さんの下で穏やかで幸せな日々を送れるかもしれない。でも、そんな幸せに、私、どう耐えればいいの…? だって、本当は誰より自分のことが一番許せないのに」

魔物に向かって走り出す

ミアは、敬愛する姉を裏切り、絶望させた全ての人々――そして、その中にいる自分自身――を決して許せなかったのです。「私は今日、ここで死にます」。ミアは自らの命を魔力に変換し、禁忌の魔法「シルバージャッジメント」を放ちます。凄まじい光と共に周囲の魔物は消滅。しかし、ミアもまた、その場に力なく崩れ落ちるのでした。このミアの覚悟、そして自己犠牲の精神には、胸が締め付けられる思いでした。姉を思う純粋な気持ちと、自分自身への不甲斐なさ、その狭間で彼女はずっと苦しんできたのですね。

シルバージャッジメント!

涙の再会と、忍び寄る黒い影

薄れゆく意識の中、ミアは姉フィリアの声を聞きます。「ああ、やっと姉さんに会えた…」。それは幻ではありませんでした。間一髪で駆け付けたフィリアが、ジルトニアに光の柱を打ち立て、大破邪魔法陣で王国を覆い、そして、倒れたミアをしっかりと抱きしめていたのです!オスヴァルトも傍らでミアを励まします。フィリアの懸命な「セントヒール」によって、ミアはついに目を開きます。

セントヒール!

「今まで気づけなくてごめんなさい…!」自分も姉を虐げていた一人だと涙ながらに謝罪するミア。フィリアは優しくミアの頭を撫で、「私のために怒ってくれてありがとう。この救国はあなたにしかできなかったことよ。一人前の聖女になったわね」と労います。その言葉に、ミアの感情は堰を切ったように溢れ出し、大声で泣きじゃくるのでした。このシーン、本当に涙なしには見られませんでした。どれほどの想いを抱えて、ミアはこの瞬間を迎えたことでしょう。

感動の再会の裏で、捕らえられていたユリウスが逃亡。「こんなところで終わってたまるか!」と叫びながら、ピルツ公爵から聞いていた「聖女フィアナの魔力を封じた指輪」を指にはめます。その瞬間、「大義であった、ジルトニアの王子よ」という不気味な声と共に、ユリウスは黒い煙に包まれます…。

「大義であった、ジルトニアの王子よ」

ミアに導かれ、ジルトニア城へ向かうフィリアとオスヴァルト。すっかり回復したミアは「あっちで恋人作ってるなんて思ってもみなかった」と軽口を叩き、オスヴァルトを困らせますが、フィリアは「ミア、変なことを言ってはなりません!」と真顔で一蹴。そんな二人のやり取りを、メイドのリーナは微笑ましく見守ります。

しかし、城内に入ると状況は一変。護衛たちは倒れ、国王と第一王子も…。そして玉座には、あの忌まわしい指輪をはめたユリウスが座っていました。「やあ、フィリア。僕の運命の人。また会えたね」――あの不快極まりない声が、静まり返った玉座の間に響き渡るのでした。次回、第11話は「大悪魔アスモデウス」。一体何が起ころうとしているのでしょうか…。

やあ、フィリア。僕の運命の人。また会えたね

第10話の見どころ徹底解説!胸が熱くなるポイントはここ!

息つく暇もない展開だった第10話。特に心に残った見どころを、皆さんと一緒に振り返りたいと思います。

それぞれの「守りたいもの」が交錯する人間ドラマ

第10話のタイトルは「守りたいもの」。まさにこの言葉が、登場人物それぞれの行動理念を象徴していましたね。

大破邪魔法陣失敗!
  • フィリア: ただ純粋に「妹ミアを助けたい」。その一心で、パルナコルタの聖女としての立場や世界の危機という重責を一時的に横に置いても、ジルトニアへ向かう決断をします。彼女の根底にあるのは、やはり家族への深い愛なのですね。完璧な聖女であることを強いられてきた彼女が、初めて自分の「欲」を優先した瞬間とも言えるかもしれません。
  • ミア: 姉フィリアへの贖罪の念、そして「姉が愛した国と人々を守りたい」という想いから、自らの命を犠牲にすることも厭わない覚悟を見せました。姉を裏切った自分自身への罰という意味合いも込められていたのかもしれません。その悲痛なまでの決意には胸が締め付けられました。第6話で描かれたミアの葛藤と決意が、この10話で一つの答えにたどり着いたように感じます。
  • ライハルト: パルナコルタの第一王子として、「自国の民の安全と将来を優先する」という為政者の責任を全うしようとします。フィリアのジルトニア行きを制止したのは、冷徹に見えても、彼の立場では当然の判断。その苦悩も垣間見えました。彼の言葉には、フィリアという稀有な存在を失いたくないという思いも含まれていたのではないでしょうか。
  • オスヴァルト: 「フィリアの本当の気持ちを尊重し、支えたい」。彼の愛は、フィリアが抱える重圧を理解し、彼女が心から望む道を選べるようにと、常にフィリアに寄り添っています。彼の言葉がなければ、フィリアは決断できなかったかもしれません。第4話で「託す想い」として描かれたオスヴァルトのフィリアへの信頼が、ここでも彼女を後押ししましたね。

それぞれの立場での「正しさ」があり、それが時にぶつかり合いながらも、物語をより深く、感動的なものにしていました。皆さんは、誰の「守りたいもの」に一番共感しましたか?

涙腺崩壊!フィリアとミア、奇跡の再会と姉妹の絆

やはり第10話最大のハイライトは、フィリアとミアの再会シーンでしょう。シルバージャッジメントを放ち、力尽きたミア。絶望的な状況の中、颯爽と現れるフィリアの姿は、まさにミアにとっての「ヒーロー」そのものでしたね。

姉さんと穏やかで幸せな日々を

フィリアがミアを抱きしめ、必死に回復魔法をかける姿。そして、ゆっくりと目を開けたミアが、涙ながらに姉への想いを口にする場面。フィリアの「私のために怒ってくれてありがとう。この救国はあなたにしかできなかったことよ。一人前の聖女になったわね」という言葉は、ミアのこれまでの苦しみや葛藤を全て包み込み、肯定してくれるような温かさに満ちていました。ミアが子供のように泣きじゃくる姿は、見ているこちらも涙なしにはいられませんでした。

これまでの物語で、完璧すぎるがゆえに孤立し、感情を押し殺してきたフィリア。そして、そんな姉を誰よりも慕い、支えようとしてきたミア。二人の間には、誤解やすれ違いもありましたが、その根底には常に深い愛情と信頼があったのだと、改めて感じさせられる名シーンでした。第1話で離れ離れになってから、ずっと互いを思い合ってきた姉妹の絆の強さを再確認しました。

フィリアを照らす光、オスヴァルトの揺るぎない愛とライハルトの苦悩

フィリアを支える男性キャラクターたちの姿も印象的でした。特にオスヴァルトの献身的なサポートは、回を追うごとに深まっていますね。フィリアが「ミアを助けたい」という本心を口にできたのは、オスヴァルトが彼女の心の壁を優しく取り払い、ありのままの感情を受け止めてくれたからでしょう。「正しいか正しくないかじゃない、君はどうしたいんだ?」という問いかけは、多くの視聴者の心にも響いたのではないでしょうか。彼の存在が、フィリアが「笑わない聖女」から人間らしい感情を取り戻す大きなきっかけになっています。

オスヴァルトとフィリア

一方、ライハルトはフィリアのジルトニア行きを制止するという、ある意味「悪役」のような立場に立たされました。しかし、彼の言葉には一国の王子としての責任と、フィリアの身を案じる気持ちも含まれていたように感じます。彼もまた、フィリアの能力を高く評価し、パルナコルタにとってかけがえのない存在だと認識しているからこその苦渋の決断だったのかもしれません。彼の冷静な判断の裏にある人間的な葛藤にも注目していきたいですね。

ライハルト

ユリウスの狂気と、不気味な指輪の力

感動の姉妹再会の裏で、物語は不穏な方向へと舵を切ります。逃亡したユリウスが手にした謎の指輪。そして「大義であった」と語りかける声…。これは明らかに、大悪魔アスモデウスの復活が近いことを示唆しています。ユリウスがアスモデウスの器、あるいは手駒となってしまうのでしょうか?彼の歪んだプライドと劣等感が、最悪の形で利用されようとしているのかもしれません。第9話で一度は地に落ちたかに見えたユリウスが、より強大な悪意をまとって再登場するとは、本当に恐ろしい展開です。

ユリウス

深掘り考察!物語の核心に迫る謎と今後の展開

さて、ここからは物語の核心に迫る考察と、WEB小説などの情報も踏まえた今後の展開予想をしてみたいと思います。ネタバレを含みますので、アニメ派の方はご注意くださいね。

フィリアと伝説の聖女フィアナ – 魂の輪廻と宿命の謎

エルザの口から語られた「伝説の聖女フィアナの魂」。これが今後の物語を読み解く上で非常に重要なキーワードとなりそうです。

伝説の聖女フィアナ
完璧聖女フィリア
  • 初代聖女フィアナの伝説: 約400年前、世界を大厄災から救い、強大な力を持つ大悪魔アスモデウスを封印したとされる初代聖女フィアナ。彼女の功績は伝説として語り継がれています。
  • 魂の継承: そして、フィリアこそが、そのフィアナの魂を受け継いでいる存在だというのです。二人の容姿が酷似していることや、フィリアが「歴代最高」と称されるほどの強大な魔力を持っていることは、この説を裏付けていると言えるでしょう。
  • アスモデウスの真の狙い: アスモデウスがフィリアを執拗に狙うのは、彼女の中に眠るフィアナの魂を我が物にしようとしているか、あるいはかつて自分を封印したフィアナへの復讐を果たそうとしているのかもしれません。第9話でエルザが語ったように、アスモデウスはフィアナに恋をしていたという情報もあり、その歪んだ愛情が400年の時を超えてフィリアに向けられている可能性も考えられます。フィリアの魂が、アスモデウスにとって何らかの重要な意味を持っていることは間違いなさそうです。
  • フィリアの覚醒: 今後、フィリアがフィアナとしての記憶や力を完全に覚醒させる展開が訪れる可能性が高いのではないでしょうか。それは、アスモデウスとの最終決戦において、唯一対抗できる力となるのかもしれません。しかし、それは同時に、フィリア自身が背負うにはあまりにも過酷な運命とも言えるでしょう。

フィリアは、ただ一人の人間として、妹を愛し、オスヴァルトに心を開き始めたばかり。そんな彼女が「伝説の聖女の魂の器」という宿命とどう向き合っていくのか、目が離せません。

ユリウスと大悪魔アスモデウス – 操られる王子と世界の危機

第10話のラストで、ユリウスは謎の指輪の力によって邪悪な何かに取り込まれたかのような描写がありました。

大悪魔アスモデウス
  • アスモデウスの傀儡か、それとも…: ユリウスは、自身の野心やフィリアへの歪んだ執着心、そして劣等感をアスモデウスに利用され、その手先として操られている可能性が濃厚です。あるいは、指輪を介してアスモデウスの魂の一部がユリウスに憑依、もしくは融合し始めているのかもしれません。彼が元々持っていた「世界はすべて僕のためにある」という歪んだ自己愛は、アスモデウスにとって格好の器だったと言えるでしょう。
  • ピルツ公爵の暗躍: ユリウスに指輪の情報をもたらしたピルツ公爵も、アスモデウス側の人間、あるいはその復活を目論む教団の一員だったという線が考えられます。彼の目的は何だったのでしょうか。
  • アスモデウスの復活と世界の危機: アスモデウスが完全に復活すれば、400年前の大厄災が再び世界を襲うことになるでしょう。ジルトニア王国で起ころうとしていることは、まさに世界の終焉の序曲なのかもしれません。フィリアたちがこれにどう立ち向かうのか、壮絶な戦いが予想されます。

ユリウスの小物感が否めなかったこれまでの展開から一転、彼がラスボス級の脅威となる可能性が出てきました。彼の愚かさが招いた悲劇は、一体どこまで拡大してしまうのでしょうか。

大破邪魔法陣は完成するのか?エルザの目的は?

フィリアがジルトニアに光の柱を立てたことで、大破邪魔法陣の完成に一歩近づいたように見えます。

エルザ・ノーティス
  • グレイスの奮闘: パルナコルタに残ったグレイスが、中心点として魔法陣を維持し続けられるかが鍵となります。彼女の負担は相当なものでしょう。
  • 大陸全土への拡大: フィリアの教えを受けたボルメルン王国の聖女姉妹の協力も得て、大陸全土へと魔法陣を拡大する試みは成功するのでしょうか。
  • エルザ・ノーティスの正体: クラムー教会から派遣された退魔師エルザ。彼女はアスモデウスの危険性を警告し、フィリアに助言を与えているように見えますが、その真意はまだ不明です。教会がどのような思惑で動いているのか、彼女は本当にフィリアの味方なのか、それとも別の目的があるのか…。今後の動向に注目です。WEB版の情報によると、彼女は「アスモデウスという非常に力の強い悪魔が大聖女復活のために魔力を集めている」といった情報を持っているようです。

【ネタバレあり】WEB小説から今後の展開を大胆予想!

WEB小説やコミカライズでは、アニメの先のエピソードも描かれています。少しだけ触れると…

フィリアとオスヴァルトの恋の行方は?

ジルトニアでの共闘を経て、フィリアとオスヴァルトの絆はさらに深まっていきます。二人の関係が恋愛へと発展していくのか、気になるところですね。原作小説の最終話では、フィリアとオスヴァルトは無事にパルナコルタ王国に帰還し、結婚式の準備をする場面も描かれているようです。これまで感情を表に出すことが少なかったフィリアが、オスヴァルトの前では少しずつ「可愛げ」を見せるようになる描写もあり、二人の甘い展開に期待が高まります。

ミアの成長とジルトニア王国の未来

姉の危機を救い、聖女として大きな成長を遂げたミア。今後、彼女がどのように聖女としての力を発揮し、姉を支えていくのかも楽しみです。彼女の心の傷が完全に癒える日は来るのでしょうか。そして、アスモデウスの脅威に晒されるジルトニア王国、ユリウスの暴走によって混乱する故国の運命も気になります。原作では、フィリアを手放した故郷が破滅の危機に瀕するという展開が示唆されています。

アスモデウスとの最終決戦はいつ?

物語は、アスモデウスとの最終決戦へと向かっていきます。フィリアはフィアナの力を完全に解放し、仲間たちと共にこの強大な敵に立ち向かうことになるでしょう。ユリウスがアスモデウスの力を得て、さらに強大な敵として立ちはだかる可能性も示唆されています。

もちろん、アニメでどこまで描かれるかは分かりませんが、原作を知っている方も、アニメならではの演出や声優さんたちの熱演を楽しみにしたいですね!

まとめと次回への期待

『完璧聖女』第10話「守りたいもの」、いかがでしたでしょうか。フィリアとミアの深い姉妹愛に涙し、オスヴァルトの献身的な愛に胸を打たれ、そしてユリウスの不気味な変化に息を飲んだ、まさに感情がジェットコースターのように揺さぶられる回でした。

特に、ミアが命を賭して国を守ろうとする姿、そしてフィリアが全ての困難を乗り越えて妹を救い出すシーンは、この物語屈指の名場面と言えるでしょう。皆さんは、どのシーンに一番心を動かされましたか?ぜひコメントで教えてくださいね。

さて、次回第11話は「大悪魔アスモデウス」。ついにその姿を現す(かもしれない)強大な敵に、フィリアたちはどう立ち向かうのでしょうか?ユリウスの運命は?そして、フィリアとオスヴァルトの恋の行方は…?物語は最終局面に向けて一気に加速しそうです。一時も見逃せませんね!

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コミックス

「完璧すぎて可愛げがない」――その一言で婚約破棄され、隣国へ売られてしまった聖女フィリア。『歴代最高』と称される能力を持ちながらも、不遇な扱いを受ける彼女を待っていたのは、予想外の温かい歓迎だった!?心を閉ざした聖女が、新たな場所で人々との触れ合いを通じて、少しずつ笑顔を取り戻していく感動の異世界ファンタジー第1巻です。美麗な作画で描かれるフィリアの心の機微は必見。2025年4月からは待望のTVアニメも放送開始!この機会にぜひ原作コミックをチェックしてみてください!

ノベルス

「完璧すぎて可愛げがない」という理由で婚約破棄された聖女フィリア。しかし、隣国に売られた彼女を待っていたのは、まさかの大歓迎だった! 聖女としての力を発揮し、困難を乗り越えながら新たな人生を歩むフィリアの姿に感動すること間違いなし! ざまぁ展開と異世界ファンタジーを楽しめる本作、アニメ化も決定! 今すぐチェックして、フィリアの活躍を見届けよう!

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完璧聖女 9話感想:「運命の分かれ道」ユリウスの狂気とミアの怒りの反撃!

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【完璧聖女】フィリア取扱説明書Ver.1.0~最強聖女の安定稼働マニュアル

【アニメ関連はこっちから】

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