紹介した画像はアニメサマータイムレンダ公式サイトからお借りしました。
STORY&&CHARACTER
サマータイムレンダのストーリー展開をちょっと追ってみましょう。このアニメは2話で大体の展開が見えてくるので公式サイトのあらすじを追います。
1話 さよなら夏の日
幼馴染・小舟潮の訃報を聞き、和歌山市『日都ヶ島』へ2年ぶりに帰郷した網代慎平。
葬儀に参列した慎平は、親友の菱形窓から「潮には他殺の可能性がある」と打ち明けられる。
さらには潮の妹・澪までも潮は殺されたと訴える。
日都ヶ島には、自分と同じ姿の「影」を見たものは死ぬという伝承があった。
生前、澪は潮の「影」を見たという――。
2話 影
澪の「影」に頭を撃ち抜かれたはずの慎平だったが、意識が戻ると日都ヶ島へ向かうフェリーの中にいた。
その後も「撃たれる前と同じ」出来事が繰り返される。
一人思案する慎平は、島の駐在・凸村が澪に包丁で刺し殺される現場を目撃。
さらには殺された凸村から、凸村の「影」が生成される様を目の当たりにする。
眼前で起こる出来事にショックを受ける慎平の前には、包丁を持つ澪の姿が――。
この物語は主人公の17歳の少年、網代慎平(あじろしんぺい)が幼馴染である小舟潮(こふねうしお)の葬儀に参列するため、2年ぶりに故郷の日都ヶ島へ戻ってきたところから始まります。
慎平は幼い頃に両親を失い小舟家で育ったため、潮や澪とは家族同然の付き合いでした。
そして彼には自身の状況を客観的に”俯瞰”しようとする癖があります。
潮はフランス人である父譲りの金髪が印象的な、日都ヶ島に住む17歳の少女。海で溺れた少女を助けようとして、海難事故で命を落としました。幼馴染である慎平のことが好きだが、想いは伝えられていません。
小舟澪(こふねみお)は潮の妹で、高校1年生。運動が得意で水泳部に所属しており、褐色に日焼けしています。
姉が亡くなったにも関わらず、帰ってきた慎平に対して明るく振る舞う健気な一面を持つ彼女も慎平に恋心を抱いています。
この物語では主人公の慎平のタイムリープが鍵になります。帰郷した7月22日に何度も戻り、失った未来(自分が死んだ時点)を取り戻します。
このタイムリープもので有名なのが東京リベンジャーズですが、僕はこのアニメではタイムリープにかなり違和感を感じていました。
「それ、タイムリープで今までを無しにしたら元も子もないじゃん」ってストーリー全体をひっくり返すような場面をいくつか見てきたからです。
でも、サマータイムレンダでは全く違和感を感じません。絶妙なタイムリープを見せてくれます。
これ以上はネタバレになるんで是非本編を見てくださいね。
別の意味で違和感を感じたのが主人公の網代慎平のルックスです。
金田一少年じゃないですか?
髪を伸ばした(というか切ってない)ため、ワンレンを後ろで束ねた感じになっているからでしょうか。
ストーリーも怪奇・探偵ものみたいな感じで始まります。
僕の勝手な連想ですみません。
慎平と潮の他にこの物語で重要な人物は潮の妹、澪の存在です。姉の潮とは実の姉妹なんですが全く似ていません。
二人の父親はフランス人のアランなんですが、潮はアラン似という設定です(ちょっと無理ある?)。
僕はこの妹キャラの澪に萌えます(キモっ!)。
で、澪は慎平に想いを寄せています(慎ちゃんうらやま!)
この澪、実は影と本体が同時に成立するというドッペルゲンガー現象を引き起こしています。
序盤は影とは何か、そしてそのドッペルゲンガーを突き止める探偵もののようなゆっくりとしたストーリー展開ですが、中盤にヒルコ様ことハイネが登場してからは怒涛の戦闘シーンの連続です。
ストーリーは一気に走り出します。しかし、要所で慎平がタイムリープを発生させるので僕らが置いてけぼりになることはありません。
ちゃんと予習復習してストーリー展開を楽しむことができるんです。
『サマータイムレンダ』って言葉の意味、知ってますか?
この点についてのインタービューで作者の田中靖規氏が次のように語っています。
──タイトルも英語の『サマータイムレンダ』ですし。このタイトルにした理由はどうしてでしょうか?
田中:ゲーム用語で「リアルタイムレンダリング」って使うじゃないですか。コンピューターがCGを描写するレンダリングのように、夏の時間を慎平が見ているという意味で名付けました。
──言われてみると、影の描写がモザイクみたいに入るのもCGっぽいです。
田中:最初はもっとドロドロした有機的な感じでしたけど、モザイクのほうがデジタル感があって、SFチックでいいかなって。「狸が化ける」という感じではなく、スキャンして分子構造を解析、粒子を組み替えているというイメージです。そういうデジタルなイメージと、コンピューター用語の「レンダリング」って単語がマッチしたんです。さらにタイトルで雰囲気が分かるようにしたかったので、「夏」「時間」って単語を入れました。
【インタビュー】『サマータイムレンダ』田中靖規「絶対に面白くなる確信があれば、最初の設定にはこだわらない」
インタビューで2巻の表紙がジャンプ編集社内での評判が高く、2巻の表紙が目を引いたんで重版がかかり始めたと話しています。やはり澪は可愛いです。(特に影の腰のあたりがGOOD)
ネタバレを含みながらストーリー展開をざっと追ってきましたが、このサマータイムレンダ、伏線設定とその回収が素晴らしいとの評価です。
僕は原作を読んでいないし、アニメでもそこまで丁寧にみているわけではないんで言われてみればという感じになることが多いのですが、好きな方は何十回も見返して伏線設定とその回収を楽しんでるみたいですね。
あなたも是非見てね。
サマータイムレンダのインパクト
サマータイムレンダはテレビでは2022年4月から9月まで2クール連続放送されました。人気アニメはオープニングとエンディングテーマ曲は話題になりますが、僕は第2クールエンディング曲が好きです。
りりあ。の「失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。」です。
今、恋をしていないあなたもこれ聞いたらきっと恋したくなるよ。
りりあ。を初めて知ったのは映画「バブル」です。Eveのテーマ曲の中でデュエットの相手に抜擢されました。映画の中でも驚異的な身体能力を持つヒロインウタを演じています(UTAはadoの方が有名だけど)。
りりあ。の好きなとこは「語れる」歌い手さんだから。
決して声を張り上げたり速いラップを回したりはしませんが、聞き手の心象風景に溶け込んできます。
「蛙化現象」って言葉もりりあ。に教えてもらいました。
サマータイムレンダは原作者の田中靖規氏の出身地和歌山を舞台としています。作中のストーリーが繰り広げられる和歌山市・日都ヶ島は「友が島」という実在の無人島です。
和歌山県公式観光サイトでサマータイムレンダの特集も組まれています。
和歌山県公式観光サイトにはこのように記載されています。
友ヶ島は、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の 4 つの無人島の総称。このうち最も大きい沖ノ島へは加太港のフェリー乗り場から約 20 分とアクセスも抜群。
船に乗ったとたん、『サマータイムレンダ』の世界が始まります。島めぐりは約 3 時間の徒歩コース。幻想的な砲台跡や海沿いの松の木など、慎平たちが見た風景がそのまま広がります。
和歌山県公式観光サイト
和歌山市とのコラボで聖地巡礼マップも作成されています。
そういやぁアニメの中でもさりげなく紹介されていました。特にすべての戦いを終えた最終話(25話)に和歌山のいいところ、おいしいものがいろいろと出てきています。グリーンソフトやイカの塩辛が出てました。
「紀州名物はやすし」ってのも出てましたが、サバのなれ寿司を和歌山では「はやすし」と言うみたいですね(びわおちゃんは賢さが1上がった)。
サマータイムレンダはAmazonプライム、ABEMA、U-NEXTで見ることができます。
この3つの動画配信サイトはすべて僕が確認しました。他でも見ることができるところがあるかもしれませんが、これ以外のサイトを使っている方はご自分で確認してください。
それぞれのリンクを貼っておきますね。
Amazonプライムは30日間無料(その後は月500円)
ABEMAは2週間無料(その後は月960円)
U-NEXTは31日間無料(その後は月2,189円)
どれも無料期間中キャンセルすればゼロ円です。
それ以降も見たいという方にはABEMAの最新話配信が一番早いのでおすすめします。
U-NEXTはオトナ向けのコンテンツが多い(600ポイントのポイントバックもある)んで、そっち系統を利用の方だったら実質月1,000円程度の利用料金になるよ。
サマータイムレンダ、おススメです。是非見てね👋
【こっちも見てね】
【アニメ関連はこっちから】