ホンダヴェゼル購入記№88
今回の引用元は「日本トレンドリサーチとグーネット定額乗りによる調査」です。
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事( https://trend-research.jp/16492/)
・グーネット定額乗り( https://carlease.goo-net.com/)
をご覧ください。
調査結果より
「車の購入は現金かローンかに関するアンケート」調査概要
調査期間:2022年12月24日 ~12月31日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
集計対象:現在車を所有している全国の男女
有効回答:1242サンプル
調査方法:インターネット調査
支払方法
車を所有する際の支払方法について、74.0%が「現金」という回答でした。
続いてディーラーローンが19.1%、銀行ローンがは3.6%、カーリースが1.5%、その他が1.8%でした。
4人のうち3人は「現金」という結果ですが、本当にこんなに現金で支払う人が多いんだろうかと疑問に思います。
購入する車の値段によって現金比率は変わると思いますが、一般的には車の購入のうち新車比率は6割程度です。
しかし、調査を行ったの2022年末は半導体不足等で新車の供給が大幅に停滞している時期です。
自動車販売の業界団体が発表した2022年の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、21年比6%減の420万1321台でした。前年割れは4年連続で、1977年以来45年ぶりの低水準です。
比較的安い中古車の割合が通常時より高かったため、現金比率が吊り上げられたのではないかと考えています。
現金の次のローンですが、ディーラーローンが19.1%に対して銀行ローンは3.6%しかありません。
ディーラーローンの金利は5%以上する場合が多いのに対して、銀行ローンは2%以下がほとんどです。
金利差からみれば銀行ローンのほうが人気になるはずなのですが、実際の利用率は非常に低くなっています。
これには銀行ローンの「審査」による受かりにくさの問題があります。
銀行ローンとディーラーローンについてお話しします。
銀行ローンについて
銀行の自動車ローンは無担保ローンで車を担保物件として押さえることはしません。そのため、審査は年収や勤務先の状況、家族構成など本人に支払い能力があるか否かを厳しく見ます。
借入額の倍以上の年収がないと審査に受からないというケースが多く見られます。
また、保証人を要求される場合がありますが、基本的には無担保ローンなので購入する車に質権設定などの担保権の設定はしません。
それは返済が不可能になった場合、車を担保物件として差し押さえても銀行が業務軽減が厳しいのでそれを売却することはできず、コスパの悪い保全方法になるからです。
ディーラーローンについて
銀行ローンに対してディーラーローンは比較的審査に通りやすくなります。
ディーラーローンの特徴は信販会社のローンということ。信販会社のローンは一定のデフォルト率(返済不能者の割合)を金利に織り込んでいるため、銀行ローンより金利は高くなります
ディーラーローンはローンの完済前にそのクルマを売却することはできません。ディーラーローンではローンの返済が終わるまで、車所有権は車検証上自動車ディーラーや信販会社する所有権留保の形を取るからです。
(売却金額でローンを完済することが可能な場合は売却可能です)
銀行ローンより金利が高くなるディーラーローンですが、購入する車を実質担保とするため、審査に通りやすくなります。
ローンの審査に落ちたことは
それでは、自動車ローン(銀行借り入れを含む)の審査に落ちた人はどのくらいいるんでしょうか。
調査結果では落ちたことのあるという人は2.1%、ないという人が48.7%、そもそもローンを申し込んだことがないという人が49.2%という結果でした。
あなたはこの2.1%って多いと思いますか?僕は少ないと思います。
巷では結構「ローンに落ちた」って話を割と聞くんですが、僕の感覚では1割くらいの人は落ちて、受かった人も2割くらいは保証人付きという気がしているのですが。
ローンの審査に落ちたあと、どうしたか
ローンの審査に落ちてしまったあと、車をどのように購入したかについては「現金」と「購入する車の金額を低くした」が23.1%、次いで「家族・知人からお金を借りた」が19.2%でした。
「購入することをあきらめた」という回答も11.5%あります。
僕はここで2つの疑問を覚えました。
「残価設定ローンとサブスク(カーリース)が出てこない」と。
カーリースを利用したことは?
すると最後の質問でカーリースが出てきました。
設問は「あなたは『カーリース』を利用したことがありますか?」
「ある」が5.9%でした。
これも非常に少ないなと感じています。
この調査はカーリース大手のMOTAがリリースしたニュースです。
当然カーリースの更なる利用を促したいという目的があるはずです。
調査の最後に「まとめ」として次のように記述されています。
今回は、車の購入は現金かローンかについての調査を実施し、その結果について紹介しました。
74%の方が、車購入時の支払い方法は「現金」と回答し、もっとも多い結果になりました。
その理由としては、「自動車ローンを組んだ場合の金利が負担になる」や「一度で支払ったほうが気分的にも良い」などがあるようです。
今回の調査では「現金」が圧倒的に多い結果になりましたが、現金とローンだけではなく、初期費用や車検の費用も抑えられて比較的気軽に利用しやすい、「カーリース」を選択肢に入れてみるのも良いかもしれません。
上の「まとめ」では
金利負担と気分的負担という「2つの負担」
がローンのデメリットとされていますが、果たして本当にそうでしょか。
車を現金で買うべきなのか
クルマは現金で買わない
僕のブログのなかで「車のサブスクとカーリース」というカテゴリーがあり、次のような記事を書いています。
画像を貼っただけなのでアイコンをクリックしても記事には飛びません。
読みたい方はここから見にいってください。☟
僕が一貫して言い続けているのは
「クルマは現金で買わない・中古車には乗らない・初回車検までに乗り換える」
です。理由を知りたい方は一番下の記事、№1を読んでください。
ここから先は
金利負担と気分負担の2つの負担がローンのデメリットなのか
ということを言及します。
ローンの金利負担について
ローンの金利負担についてこの記事で投資信託運用益と比較しています。
以下の記載をしています。
投資信託の運用益は134,536円
当時毎月2万円払いの投資信託をしていました。この2万円をやめて残価設定ローンに加えたら期間3年の残価設定ローンも可能でしたが、そのまま継続しました。
6月末現在のところ利回り5.16%、運用益134,536円です。
投資信託は全世界の株式50%、債券50%のバランス運用型なので利回りを期待するよりは安全な運用を目指すファンドを選択しています。この期間アメリカ株は好調だったんで、アクティブ運用であれば10%近い運用益を得られているかもしれませんね。
- 投資信託の運用益 :134,536円
- 残価設定ローン金利 :123,137円
- 差引損益 :11,399円のプラス!
残価設定ローンの支払利息額を投資信託の運用益が上回っています。
つまり、ローン金利は実質タダになり、1万円のお釣りも来たということです。
「クルマは現金で買わない」は正しかった!
お判りの通り残価設定ローンと投資信託運用を並行して行った結果、差引損益11,399円となりました。
投資信託をやめて残価設定ローン支払額を2万円増やせば期間3年の残価設定ローンも組めます。
その時の金利は大体10万円になります。5年払いの148,955円より5万円近く安くなりますが、10万円を支払うことになります。
- ❶投資信託をやめてローン3年にした場合・・・10万円の利息支払
- ❷投資信託とローン5年を並行・・・実質1万円のプラス
- つまり❶と❷の差額は11万円!
投資信託運用益でローン金利を相殺、さらに11,399円のプラスが発生したんです。
☆☆☆
ローン支払いを償却額と考えると
また、ローン借り入れによる心理負担については下の記事で逆に「クルマは現金で買わない」と書きました。
❶現金で買わない
300万円のクルマを買うとします。現金一括で支払う、銀行やディーラーでローンを組む、残価設定ローンを組む、リースにする・・・と、一般的にはこのくらいの選択肢がありますが、あなたなら支払いはどうしますか?
僕は「現金一括で支払う」以外の方法、ローンやリースを使います。
それは300万円という大金はそうそう持っていないことと、あったとしてもそれは別に使うほうがいいと考えているからです。300万円を投資信託で運用すればローン金利以上の利回りが期待できます。また、現金はいざという時の準備にもとっておきたいです。
僕にとってのクルマは償却資産なんで、300万円のクルマなら毎月5万円ずつ5年で償却していくイメージです。
僕はローンの支払いを減価償却負担と考え、現金はいざという時の準備に取っておきたいという考えです。
車を現金以外で買う方法
ここから先は僕が今まで書いてきた記事の中から「クルマを現金以外で買う(入手)する方法」をお話します。
僕の記事の紹介みたいにもなりますが、参考にしてくれたら嬉しいです。
残価設定ローン
残価設定ローンはディーラーでローンを組む場合、最終回の金額を多くし、毎回の返済負担を減らす方法です。
「残クレ」という言葉も定着しているんで皆さんご存じだとは思います。
この残価設定ローンで意外と誤解されているのが次の2点です。
- 残クレの最終回は車を返却しなければならない。
- 残クレは途中で車を売却できない。
詳しくは記事で説明していますが、まず、❶については途中いつでも返却できます。ローンの繰り上げ返済をすればOKです。
でも、そのお金がないよって言われると思いますが、要はその車をディーラーに買い取ってもらえばいいだけです。
ディーラーは損しないように残クレの残高は再調達価額(その時点の想定売却価格)より必ず少なくしています。
ユーザーは理論価格より多くのローン元利金を支払っているわけです。
だって余計にローン元利金として会社の懐に入れたいですからね。
そして買い取った車を整備して中古車として販売すればダブルで儲かります。
下の流れを見ると自動車ディーラーがいかに儲けているかが判りますよ。
- ローン残高100万円の時点でユーザーと引取交渉
- 再調達価額は120万円(実はこの価格で売れる)
- 110万円で引き取り(ユーザーは10万儲かった!と思う)
- ちょっと整備・メンテナンスをしておく
- 「特選中古車」として160万円で売却!
❷については❶の流れでお判りでしょう。
残クレは途中で売却可能です。
しかも売却先は購入したディーラーである必要はありません。
買取店でもOKです。但し、車の所有権留保(車検証がディーラー名義)となっていることもあるため、事前にディーラーには相談しておく必要があります。
残価設定ローンはお得かどうかですが、僕は通常のローンより得だと考えています。
それは残価を残したローンだから。
毎月支払額が全額借入のローンの半分くらいに収まりますし、タイミングのいい時期にクルマを売却できれば売却益も期待できます。
残価設定ローンは元本が減らない「残価」部分にも金利がかかるため、まるで詐欺であるかのような言い方をする方もいますが、残価分も借り入れているので当たり前です。このような見当違いの主張に騙されないようにしましょう。
自動車会社のサブスク
ホンダだと「楽まる」、トヨタだと「kinto」などが当てはまります。
自動車税や車検費用など、ランニングコスト部分も込みで、毎月支払いを平準化した契約です。
サブスクと言っていますが実際は所有権をディーラーとした自動車リースです。
僕は再三「楽まる」の良さをブログで語らせていただいています。
本当にいいシステムだと思います。
理由はオープンエンド方式の契約なので車を売却することができるから。
トヨタのkintoなど多くのサブスクではこれはできません。
気になる方は下の記事を読んでください。
これがもっと認知されてくれば現金で購入するのうぃ馬鹿らしく思う人がもっと増えると考えています。
リース会社の自動車リース
今回の調査ではカーリースを利用したことがある人は5.9%という結果でした。
残念な数値だと思います。もっとカーリースが認知されてほしいと考えています。
いずれにしてもカーリースは今後の自動車利用の手段としてウェイトが上がってくるとは考えています。
カーリースは2つの利用方法があります。
下の記事に詳細を書いています。
期間で言えば短期利用か長期利用か、考え方で言えば車を投資物件と考えるか資産と考えるかです。
話の内容が若干込み入るので説明はここまでで省略します。
興味のある方は記事をご覧ください。
いずれにしてもリースの利用は車を購入するよりは今後のライフスタイルの変化に柔軟に対応できるはずです。
中古車リースの登場
昨今の半導体不足を契機とした新車の納車遅延で中古車リースも注目されています。
この中古車リースはかなり成長する市場だと考えています。
少なくとも中古車を「購入」するよりはリスクが少ない車の利用方法です。
短期ならリースナブル、長期なら定額カルモくんをお勧めします。
内容については省略するので興味のある方は記事を参照願います。
自動車メーカーの中古車サブスク
今後の市場の成長についてはまだ未知数ですが自動車メーカーによる中古車サブスクも開始されています。
ホンダのマンスリーオーナーやトヨタのキントワン中古車などがあります。
当面は台数が限られてくるので大都市圏中心のサービスになりそうです。
現段階ではリースナブルや定額カルモ君には劣るサービスです。
MOTAについて
今回の報告を引用させていただいたMOTAは4つの事業を幅広く実施しています。
最後にMOTAについてご紹介します。
MOTA新車見積もり
専用フォームで申込むとディーラーから見積が届き、直接交渉するというシステムです。
無料で実施できるのでとりあえず見積が欲しい場合は便利ですね。
見積をもらうために出向く手間が省けます。
ただし、実施していない地域もあるようです。
試しにやってみましたが
「お見積もり可能な店舗が見つかりませんでした」
と出ました。
MOTA車買取
MOTA車買取は有名な一括査定サービスなのでご存じの方も多いと思います。
- 簡単入力で最大10社の査定額がわかる
- 高額3社のみが選ばれるからたくさんの会社からの電話ラッシュなし
というのが特長の一括査定サービスです。
≫【MOTA車買取】はこちらからMOTAカーリース(新車)
MOTAカーリースは「最後に必ずもらえる」という新車カーリースです。
走行距離制限なし、修理費用請求なし、カスタムOKなのでローン感覚で利用できます。
ローン審査が不安な方は検討するといいでしょう。
年式5年以内、走行5万㎞以内、修復歴無しの車の中古車リースです。
大手のMOTAが運営しているので車種が豊富というのが特長です。
今回は、ここまで。またね👋