ホンダヴェゼル購入記№17
今回の見積書はハイブリッドのe:HEV Zです。
僕が楽まるで申し込んだのに近い設定を選びました。
- 色はプラチナホワイトパール
- コネクトディスプレー(メーカーオプションナビ220,000円)
- マルチビューカメラ+プレミアムオーディオ(127,600円)
- ディーラーオプションはフロアマットのみ(30,470円)
- ちなみにメンテナンスパックは入れていない という設定です。
乗り出し価格は3,407,330円で、全額残価設定ローンという条件にしました。
新型ヴェゼルの残価設定ローンの金利は標準金利の3.5%です。
昨年の予約販売時はキャンペーン金利1.9%だったので、金利負担は増えています。
ちなみに僕の今乗ってるヴェゼルの金利は1.8%です。
キャンペーン金利+ホンダお得意様優遇金利-0.1%というのを使っています。
別に自慢でも何でもないんですが、金利が安いとどうなるかってことは、次回の機会にお話ししますね。
【金利についての記事はこちらだよ】
さて、本題に入ります。
手数料総額は期間3年の270,963円と5年404,855円では、133,892円5年払いが多くなります。
期間3年:総額270,963円
期間5年:総額404,855円・・・期間5年が133,892円多い
一方、毎月の支払額は3年払いの方が10,800円多くなり、支払負担は大きくなります。
期間3年:毎月55,600円・・・期間3年が10,800円多い
期間5年:毎月44,800円
今回、見積書を飛び込みでもらいに行ったセールスさんはやる気満々の方で、期間3年ローン押しでした。
理由は「ヴェゼルは人気車だからリセールバリューが高い。」
「下取価格が設定残価高ければお客さんの利益になりますよ! 約束はできませんけど・・・」です。
このセールスさんのおっしゃる通りです。
でも毎月1万円の支払い増って結構辛いものがありますよね。
手数料総額は3年の方が安いことは分かってるけど、なかなか3年返済は難しいと思います。
133,892円支払額が多い5年払いのローンって本当に損なんでしょうか。
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残価設定設定ローンの説明で一生懸命に期間3年をおススメしてくれる熱血セールスさん(飛び込みで行ったんで当然初対面です)のハナシを聞きました。
熱血セールスさんの熱血主張?は以下のとおりです。
- ヴェゼルはリセールバリューが高いけど売却の際はやっぱり新しい方が有利
- 期間5年ではその間1回車検を受けるので費用がもったいない
- 車は3年程度でマイナーチェンジするから3年後ならモデルチェンジ車にすぐ乗れる
言ってることはもっともに聞こえるんだけどなんか腹落ちしません。引っかかる感じがあります。
なんでだろう?とぼんやり考えながら聞いていたんですが、セールスさんが資料を取りに離席したとき、やっと気づきました。
僕が今のヴェゼルを残価設定ローン5年にしている理由を思い出したんです。
簡単に言えば期間5年にしといて毎月の支払い負担を減らし、途中で車を売却して乗り換えるんです。
3年後に途中売却すれば期間3年とおんなじリセールバリューの車になるってことです。
僕がヴェゼルのセールスマンならやっぱり期間3年で車を引き取りたいですね。
つまりこういうこと。
- 売るんなら5年落ちより3年落ちの方が高く売れるんで早く下取したい
- 3年落ち車検切れの中古車に車検をつけて「あと2年乗れる」として高く売りたい
- 5年落ちは車検の際に整備費用が余計にかかるんで利幅が少なくなりそう
- 3年落ちならマイナーチェンジ直後なんで売却価格はそれほど落ちないはず
- 5年落ちだと中古車市場にマイナーチェンジ後の車が出たら価値が下がりそう
さて、ここからは再度数字の分析に入ります。
表の赤字で表示した「残価率」は期間3年で53%、5年で35%です。
これはホンダが決めた数値です。
これに対して、ネットで飛び交っているヴェゼルの残価率はどうなんでしょうか。
「平均残価率」と赤字で表示したのはCPLUS Webというサイトと株式会社SABというサイトの数値です。
2社の平均を「平均残価率」とすると期間3年が64%、5年が54%になりました。
なんとホンダの残価率より期間3年で11%、5年では19%も高くなっています。
平均残価率で残価を試算すると期間3年で2,102,144円、5年で1,773,684円(表の試算残価…②)です。
ホンダの残存価格との差(残存差額…B)は期間3年で370,264円、5年で609,144円になります。
ホンダに返却するより3年後は370,264円、5年後なら609,144円も高く売れるってことです。
ローンの手数料(金利)控除の「期待収益」は期間3年が99,301円、5年が204,289円です。
上に書いたことをまとめます。
- ローン期間3年の場合⇒99,301円の期待収益
- ローン期間5年の場合⇒204,289円の期待収益・・・104,988円お得
この差はヴェゼルの残価率の違いが生み出しています。
ホンダが設定しているローン期間3年の残価率が53%、それに対して5年は35%です。
市場価格で想定される残価率は3年で64%、5年で54%。
5年後の残価率は10%落ちますが、ホンダの設定では18%も落ちることになります。
一般のクルマはそうかもしれません。でも人気車のヴェゼルでは5年後、市場価格で想定される残価率となることは想像に難くありません。
つまり、ヴェゼルが人気車である限り、期間5年にして乗り換えても十分なお釣りがくるという予想ができます。
ローン期間3年より5年のほうが104,988円お得になるという試算のカラクリは、市場水準より低く設定されたヴェゼルの「残価率」にあったということです。
このリセールバリューは新型ヴェゼルではなく(当然ですよね)、一世代前のハイブリッドZのリセールバリューです。試算しているCPLUS Webさんも株式会社SABさんも2022年の今の水準で試算しているはずです。
今後の景気動向や中古車相場によっては当然ブレが生じるものと思います。
今日のハナシはあくまでも今のリセールバリューがそのまま続いたらという前提でお願いしますね。
信じる信じないはアナタ次第です!
でも、ホンダの残価率って低すぎじゃないですか?
人気集中でいま1年待ちのヴェゼルが3年後には半値近くになるかな💦
前回の記事はこちらです。
ホンダヴェゼル購入記一覧はこちらです。