【シンデレラグレイ10話】「最強」~解説&感想|最強タマモクロスと高松杯での圧勝

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『日本ダービー』への出走が叶わなかったオグリキャップ。トレーナーの六平は、彼女に新たな目標を見つけさせるため、GⅠ『宝塚記念』の観戦へと連れ出します。そこでオグリが目撃したのは、圧倒的な強さを誇る「最強」のウマ娘、タマモクロスでした。

アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』第10話「最強」は、まさにターニングポイントとなる回。挫折を経験したオグリキャップが、新たなライバルとの出会いを通じて再び闘志を燃やし、日本一を目指す決意を固めるまでを描いています。

この記事では、第10話のあらすじを追いながら、レース展開の解説、史実との比較、そして競馬初心者の方にも楽しんでいただけるように関連知識などを詳しくご紹介します。オグリキャップの熱い走り、そして時折見せる天然な一面に、今回も目が離せません!今回もネタバレ満載です。

👇前回9話はこちら!

シンデレラグレイ9話感想:オグリキャップ、幻のダービー激走!皇帝の目に涙

第10話「最強」あらすじと見どころ

新たな目標を探して…六平の苦悩とオグリの決意

物語は、日本ダービーから2週間後のトレセン学園から始まります。

「ダービーが終わって2週間、オグリの様子にこれと言った変わりはない。とはいえ、やはり少し気がかりだ。東海ダービーに日本ダービー、立て続けに二度も目標を絶たれた。今は大丈夫でも今後が心配だ。何か新しい目標を与えてやれれば」

六平トレーナーのモノローグには、愛ウマ娘の今後を案じる親心が滲み出ています。クラシック登録のないオグリキャップは、同世代のウマ娘たちが目標とする秋の菊花賞には出走できません。そのため、これからは年上のウマ娘たちとも戦っていかなければならないのです。

しかし、当のオグリキャップは「大丈夫、私、怪物だから」とケロリとしたもの。どうやら「怪物」というフレーズがすっかりお気に入りの様子。この底抜けの明るさと強靭な精神力こそ、オグリキャップの魅力の一つですね。

「大丈夫、私、怪物だから」

GⅠ「宝塚記念」観戦、そして「最強」タマモクロスとの出会い

六平はオグリとベルノライトを伴い、GⅠレース「宝塚記念」が開催される阪神レース場へ。「気を引き締めておけ、最強を、見ることになる」という六平の言葉通り、このレースには現役最強と名高いタマモクロスが出走するのでした 。

阪神レース場、GⅠ宝塚記念

一方、トレセン学園の生徒会室では、マルゼンスキーたちがテレビ観戦。そこへオグリのクラスメイトでもあるメジロアルダンが登場。オグリがレース観戦に行っていることを伝えると同時に、差し入れの瓦煎餅を差し出します。その数、なんと500枚!1人100枚計算という、オグリキャップ基準の豪快な差し入れに思わず笑ってしまいます。

テレビでレースを見守る

レースが始まると、GⅠ3勝を誇る「マイルの帝王」アキツテイオーが注目を集めます。しかし、オグリの視線はただ一人、芦毛の小柄なウマ娘、タマモクロスに釘付けになっていました。

「マイルの帝王」アキツテイオー

宝塚記念レース展開:白い稲妻、炸裂!

ゲートが開くと、アキツテイオーが好スタートを切り、レースを引っ張ります。他のウマ娘たちも食らいつき、激しい先頭争いが繰り広げられます。アキツテイオーはマイル戦で無類の強さを誇る実力者。そのスピードは中距離でも健在で、レース中盤まで軽快な走りで後続を引き離しにかかります。

しかし、第4コーナーを回り、最後の直線に入ったところでアキツテイオーが満を持して加速しようとしたその瞬間、外から一気に抜き去る影が。白い稲妻と称されるタマモクロスです!小柄な体からは想像もつかない爆発的な末脚で、あっという間にアキツテイオーを捉え、そのままゴール板を駆け抜けました 。

白い稲妻」タマモクロス

まさに圧巻の走り。これでタマモクロスは怒涛の7連勝を達成。天皇賞ウマ娘としての貫禄をまざまざと見せつけました 。

【史実解説】1988年 宝塚記念

アニメで描かれた宝塚記念は、1988年6月12日に阪神競馬場で行われた第29回宝塚記念がモデルです 。

  • 優勝馬: タマモクロス(アニメでのタマモクロス)
  • 2着馬: ニッポーテイオー(アニメでのアキツテイオーに相当)
  • 天候・馬場: 晴・稍重
  • タイム: 2:13.2

史実でも、タマモクロスは当時GI天皇賞(春)を制し、破竹の勢いで連勝を重ねていました 。一方のニッポーテイオーもマイルチャンピオンシップ連覇などGI3勝を挙げていた当代屈指のマイラーであり、この年の安田記念を制して宝塚記念に駒を進めてきました 。

疾走するタマモクロス

レースは、アニメと同様にニッポーテイオーが先行し、タマモクロスが中団からレースを進める展開。そして最後の直線で、タマモクロスがニッポーテイオーを差し切り、2馬身半差をつけて快勝しました 。人気はニッポーテイオーが1番人気(単勝2.1倍)、タマモクロスは2番人気(単勝3.0倍)でしたが、タマモクロスがその実力を証明する形となりました 。

レース後、タマモクロスは観戦に来ていたオグリキャップに気づき、自信に満ちた鋭い視線を送ります。そのただならぬ雰囲気に、生徒会室で観戦していたマルゼンスキーたちも「誰を見ているんだ?」と訝しむのでした。

来とったんやな、オグリキャップ!

【キャラクター深掘り】タマモクロス

小柄な芦毛のウマ娘。関西弁で喋り、普段は明るくお調子者のような一面も見せますが、レースになると一変。内に秘めた闘争心と類まれなる勝負根性を剥き出しにします。「白い稲妻」の異名を持つ通り、その末脚の鋭さは現役最強と謳われるほどです 。

史実のタマモクロスも、小柄な芦毛の馬体ながら、1987年から1988年にかけて天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)とGIレース3連勝を含む8連勝を達成した名馬です 。その小柄な体で大柄な牡馬たちを次々となぎ倒していく姿は、多くの競馬ファンを魅了しました。アニメでもその強さとカリスマ性が存分に描かれています。

カサマツの仲間からのエール、そして新たな目標

タマモクロスの圧倒的な走りを目撃し、「最強、か…」と自室で呟くオグリキャップ。そこへベルノライトが電話だと呼びに来ます。廊下の公衆電話の受話器がウマ娘サイズで異様に長いのは、ちょっとした笑いポイントでしたね。

電話の相手は、カサマツ時代のライバル、フジマサマーチ。東海ダービーでは4着と振るわず、「本当に残酷だよ、少しだけくじけそうだ」と弱音を吐くマーチ。そんな彼女に対し、オグリは不器用ながらも力強い言葉で励まします。

フジマサマーチから電話(受話器デカっ!)

オグリ:「勝負に負けただけだ。お前の走りが色褪せるわけじゃない」

オグリの言葉に勇気づけられたマーチは「また次の山を登ればいい」と気を取り直します。そして、オグリに問いかけます。

マーチ:「オグリは?次の目標は決まったのか?」
オグリ:「解らないんだ。今までは東海ダービーとか日本ダービーとか一番凄いレースがあって、それを目指して頑張れた。けど、次は何を目指せばいいんだ。それが判らないんだ」

目標を見失いかけていたオグリに、マーチは力強く答えます。

マーチ:「簡単なことじゃないか。お前が走るレースを最高のレースにすればいい」

この一言で、オグリの心にあったモヤモヤは一気に吹き飛びます。さらにマーチは続けます。

マーチ:「日本一のウマ娘になれ、オグリキャップ」

その言葉と共に、オグリの脳裏には宝塚記念で見たタマモクロスの姿が浮かび上がります。「日本一…」と呟くオグリ。そこにノルンエース、リディレモーノ、ミニーザレディといったカサマツの仲間たちも電話に割り込んできます。「そっちはどう?元気してる?」と聞かれたオグリは、満面の笑みで「ああ、今もらった!」と答えました。故郷の仲間たちの温かいエールが、オグリに新たな力を与えてくれた瞬間でした 。

「ああ、今もらった!」

怪物復活!GⅡ高松宮杯をレコード勝ち!

場面は変わり、中京レース場。芝2000m、晴天にして良馬場で行われたGⅡ高松宮杯。オグリキャップは、並み居る強豪を相手に、ゴール前でエンドドラゴンを鋭く差し切り1着でゴール!これで重賞5連勝を達成し、しかもそのタイムはコース新記録となるレコードタイムでした。カサマツの仲間からのエールを受け、迷いを振り切ったオグリキャップの完全復活です。

【競馬コラム】「重賞」と馬券の基礎知識「単勝」「複勝」って?

ここで、競馬にあまり馴染みのない方のために、作中にも出てくる「重賞」や基本的な馬券の種類について少し解説します。

  • 重賞(じゅうしょう)
    競馬のレースは、格付けによっていくつかのクラスに分けられています 。その中でも特に賞金が高く、歴史と伝統があり、強いウマ娘(競走馬)たちが集まる重要なレースのことを「重賞レース」と呼びます 。
    重賞レースはさらに格付けがあり、GⅠ(ジーワン)、GⅡ(ジーツー)、GⅢ(ジースリー)の順に格が高くなります 。GⅠは世代や距離のチャンピオンを決める最高峰のレースで、宝塚記念や天皇賞などがこれにあたります 。高松宮杯は当時はGⅡレースでした(現在はGⅠに昇格しています)。重賞レースに勝つことは、ウマ娘(競走馬)や関係者にとって大変な名誉となります。
  • 単勝(たんしょう)
    最もシンプルな馬券で、1着になるウマ娘(競走馬)を当てるものです 。選んだウマ娘が1着になれば当たりです。
  • 複勝(ふくしょう)
    選んだウマ娘が3着以内(出走頭数が7頭以下の場合は2着以内)に入れば当たりとなる馬券です 。単勝より当たりやすいですが、その分配当は低めになることが多いです 。
オグリキャップの完全復活

アニメのレースシーンでは、オグリキャップやライバルたちの「単勝オッズ(人気)」が表示されることがあります。これは、そのウマ娘が1着になった場合に、賭け金に対して何倍の払い戻しがあるかを示す数字で、人気の指標にもなります。数字が低いほど人気が高い(勝つと予想している人が多い)ことを意味します。

【史実解説】オグリキャップの高松宮杯(1988年)

史実のオグリキャップも、1988年7月10日の中京競馬場で行われた第18回高松宮杯(当時はGII・芝2000m)に出走し、2着に2馬身半差をつける圧勝で、当時の芝2000m日本レコードとなる1分58秒1を記録して優勝しています。アニメの描写は、この圧倒的な強さを見事に再現していますね。

打倒タマモクロスへ!秋の天皇賞を見据えて

オグリキャップのGⅡ高松宮杯レコード勝ちのニュースは、当然タマモクロス陣営にも届いていました。タマモクロスのトレーナーである小宮山勝美は、タブレットでオグリの戦績を確認し、「オグリキャップ、要注意かも」と警戒を強めます。しかし、当のタマモクロスは「うちが負けるとでも思うとるんか?」と意に介さず、凄まじい筋肉を見せつけながらトレーニングに励みます。

凄まじい筋肉のタマモクロス

小宮山トレーナーの手帳のカレンダーには、10月30日の欄に「天皇賞」と赤字で記されていました。そう、秋の最大目標は天皇賞(秋)。そこでオグリキャップと激突する可能性が高いと読んでいたのです。タマモクロスも「ええなあ。うずうずしてきた。勝つんはうちや!」と闘志を燃やします。

勝つんはうちや!

束の間の休息?オグリキャップ、原宿へ行く!

高松宮杯の激走から一夜明け、トレーニングのために六平の部屋を訪れたオグリキャップとベルノライト。やる気満々のオグリに対し、六平は意外な言葉を告げます。

六平:「練習はしない。今日から夏休みだ」

連戦の疲れを考慮し、オグリキャップに休養を命じたのです。「『最強』に勝ちたいんだったらなおさら休むのも大事だ」という六平の言葉、そしてベルノの「コンディショニングが大事」という助言(オグリは「コントショーが大事」と聞き間違えていましたが…)を受け、オグリは休養を受け入れます。

「練習はしない。今日から夏休みだ」

そこで、カサマツの仲間ノルンエースが憧れていたという理由で、原宿へ行くことに。オグリキャップのことですから、「腹熟(はらじゅく)」と勘違いして食べ放題を期待していたのかもしれません(笑)。

【珍道中解説】オグリキャップ、原宿で食べ歩き!

ノルンエースにメガネと帽子で変装してもらい、いざ原宿竹下通りへ!到着するやいなや、お腹を鳴らすオグリ。ベルノに「何食べる?」と聞かれ、「全部」と即答、しかも2回も繰り返します。やはり「腹熟」と勘違いしているようです。

クレープ、レインボーわたあめ、電球ソーダ、トルネードポテト、チーズハットグ…当時の流行グルメと思われるものを次々と平らげていくオグリキャップ。その食べっぷりはまさに圧巻!タピオカドリンクはストローで吸いきれず、容器ごと丸呑みしようとする始末。ベルノライトも最初は楽しんでいましたが、途中からはオグリの食欲についていけずグロッキー状態に。

ベルノライトはグロッキー状態に

一通り食べ終えたオグリは「なんか変な形のものばかりだったけど美味しかった」と満足げ。インスタ映えするオシャレな食べ物も、オグリにとっては「変な形」に見えてしまうのが彼女らしいですね。この原宿での食べ歩きシーンは、シリアスなレースシーンとのギャップがあり、オグリキャップの可愛らしさと天然っぷりが存分に楽しめる名場面でした。

「なんか変な形のものばかりだったけど美味しかった」

記者との遭遇、そして次なる戦場「毎日王冠」

原宿のデッキでソフトクリームを堪能するオグリと、食べ過ぎでダウンしているベルノ。すると、周囲に人だかりが。どうやら変装も虚しく、オグリキャップだと気づかれてしまったようです。

そこへ、女性を連れたゴシップ記者の藤井泉助が通りかかり、オグリに気づいて駆け寄ってきます。藤井はオグリの次走がGⅡ「毎日王冠」であること、そしてその先のローテーションがGⅠ「天皇賞(秋)」であり、そこでタマモクロスと激突するであろうことを見抜いていました。

初のGⅠは秋の天皇賞やろ!

藤井:「高松宮杯からの毎日王冠ちゅうことは、初のGⅠは秋の天皇賞やろ六平のおっちゃん、わっかりやすいわ」

【ローテーション解説】高松宮杯→毎日王冠→天皇賞(秋)の意図

ここで藤井が指摘したローテーションについて解説します。

  • 高松宮杯(GⅡ): 夏のGⅡレース。ここをステップに秋の大レースへ向かう有力馬もいます。
  • 毎日王冠(GⅡ): 秋の東京競馬場で行われる重要なGⅡレース。天皇賞(秋)の最重要前哨戦(トライアルレース)の一つと位置づけられています 。ここで好走した馬は、天皇賞(秋)でも有力視されます。
  • 天皇賞(秋)(GⅠ): 秋の古馬中距離路線のチャンピオンを決める最高峰のGⅠレースの一つです。

六平トレーナーは、オグリキャップに夏場の高松宮杯で勢いをつけさせ、秋の天皇賞(秋)でタマモクロスと戦うために、前哨戦として毎日王冠を選んだと考えられます。これは王道とも言えるローテーションです。

藤井は、タマモクロスを意識しているオグリの反応を見て、「毎日王冠でしょっぱいレースしよったらタマモクロス、鼻で笑うやろうな」と煽ります。しかし、オグリは「しょっぱい?塩加減が大事ということか(キリッ!)」と天然ボケを炸裂させ、藤井の煽りは不発に終わりました。

「しょっぱい?塩加減が大事ということか(キリッ!)」

ここで藤井は、毎日王冠にはシリウスシンボリ、ダイナムヒロインといったGⅠクラスの実力馬も出走するという貴重な情報をオグリに伝えます。そして、「なんかあったら連絡しいや」とベルノライトに名刺を渡して去っていきました。(ちなみに、藤井と一緒にいた女性「あいちゃん」からは「二度と連絡するなこの色ボケ」という厳しいメッセージが届いていたようで、デート中だったならご愁傷様です…笑)

【キャラクター深掘り】シリウスシンボリとダイナムヒロイン

シリウスシンボリ
  • シリウスシンボリ
    アニメではクールで孤高な雰囲気を漂わせるウマ娘。史実のシリウスシンボリは、1985年の日本ダービーを制した実力馬です 。その後、長期のヨーロッパ遠征を敢行しましたが、気性の激しさなどから海外では思うような成績を残せませんでした 。アニメでは、海外遠征の経験が彼女にどのような影響を与えているのか、今後の描写が注目されます。オグリキャップとの毎日王冠での対決は、史実では1988年の毎日王冠(GII)で実現しており、オグリキャップが1着、シリウスシンボリが2着でした 。
  • ダイナムヒロイン
    「舞台上のお嬢様」と呼ばれる、気品あふれるウマ娘 。史実のダイナムヒロインのモデルは、1980年代後半に活躍した名牝ダイナアクトレスと言われています 。ダイナアクトレスは、牝馬ながら牡馬混合のGⅠレースでも度々好走し、「女傑」と呼ばれました。主な勝ち鞍には毎日王冠(1987年)、京王杯スプリングカップ(1988年)などがあり、GⅠの安田記念でも2着に入っています 。アニメでは、オグリキャップの強力なライバルの一人として描かれそうです。

宿舎に戻ったオグリは、「ベルノのおかげで今日は楽しかった。帰ったら練習付き合ってくれるか」と、すっかりリフレッシュできた様子でした。

ダイナムヒロイン

決戦の舞台、GⅡ「毎日王冠」へ

場面は変わり、GⅡ「毎日王冠」のレース当日。

【レース解説】GⅡ「毎日王冠」とは?

毎日王冠は、毎年10月に東京競馬場の芝1800メートルで行われるGⅡレースです 。秋のGⅠ戦線、特に天皇賞(秋)へ向かう実力馬たちが集う重要な前哨戦として知られています 。過去にも数々の名勝負が繰り広げられており、競馬ファンの注目度が高いレースの一つです。1989年にはオグリキャップとイナリワンの歴史的な叩き合いがあり、語り草となっています 。

レースを前に、六平トレーナーはオグリキャップに厳しい言葉をかけます。

六平:「今回のレースは秋の天皇賞、タマモクロス戦を見据えてのレースだが、はっきり言おう。勝つことが最低条件。そこで負けたら天皇賞には出せん」

そこで負けたら天皇賞には出せん

この言葉の真意とは?

【重要解説】オグリキャップと天皇賞(秋)出走資格

競馬ファンでない視聴者の中には、「オグリキャップはクラシック登録がないから、そもそも天皇賞に出られないのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

確かに、クラシック三冠レース(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)は、所定の時期にクラシック登録を済ませた馬しか原則として出走できません。しかし、天皇賞(秋)のような古馬GⅠレースは、クラシック登録の有無とは直接関係ありません。

ただし、当時のルールでは、外国産馬やクラシック未登録だった馬がGⅠレースに出走するには、いくつかの条件がありました。その一つが、指定されたトライアルレースで優先出走権を獲得することでした。

毎日王冠は、天皇賞(秋)の指定トライアルレースの一つです。ここで上位に入着(通常は3着以内、状況により変動)すれば、天皇賞(秋)への優先出走権が与えられます。

六平トレーナーの「勝つことが最低条件。そこで負けたら天皇賞には出せん」という言葉は、オグリキャップが地方出身でクラシック登録がないというハンデを乗り越え、最強のライバル・タマモクロスが待つ天皇賞(秋)の舞台に立つためには、この毎日王冠で圧倒的な力を見せつけて勝利し、文句なしに出走権を獲得する必要がある、という強い決意の表れだったのです。

いよいよ、最強タマモクロスへの挑戦権をかけた、負けられない戦いが始まろうとしています。

絶対に負けられない毎日王冠

次回第11話「カサマツの星」予想

第10話の最後は、毎日王冠のゲート入り直前で締めくくられました。次回第11話のタイトルは「カサマツの星」。

このタイトルから予想されるのは、やはり毎日王冠でのオグリキャップの激走でしょう。シリウスシンボリ、ダイナムヒロインといった強豪たちを相手に、オグリキャップがどのようなレースを見せてくれるのか。そして、カサマツ時代の仲間たちの想いを背負い、中央の舞台で輝く「カサマツの星」としての姿が描かれるのではないでしょうか。

また、毎日王冠の結果が、タマモクロスとの天皇賞(秋)での対決にどう繋がっていくのかも見どころです。史実では、オグリキャップはこの毎日王冠を勝利し、天皇賞(秋)へと駒を進めます。アニメではどのようなドラマが待っているのか、期待が高まります。

まとめ:最強への道、オグリキャップの新たな挑戦が始まる!

アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』第10話「最強」は、オグリキャップにとって大きな転換期となるエピソードでした。

  • 最強のライバル、タマモクロスとの出会い
  • フジマサマーチらカサマツの仲間からのエールと「日本一」という新たな目標
  • 高松宮杯でのレコード勝ちによる完全復活
  • 束の間の休息と原宿でのコミカルな一面
  • 天皇賞(秋)へのステップとなる毎日王冠への挑戦

目標を見失いかけていたオグリキャップが、タマモクロスという絶対的な「最強」の存在を知り、そして故郷の仲間たちの言葉に背中を押され、「日本一のウマ娘になる」という新たな夢を抱きました。そのための最初の関門となる毎日王冠。六平トレーナーの厳しい言葉は、オグリキャップへの信頼と期待の裏返しでしょう。

原宿での食べ歩きシーンでは、オグリキャップの底知れぬ胃袋と天然っぷりが炸裂し、シリアスな展開の中での良いアクセントになっていましたね。ベルノライトのツッコミも冴えわたり、二人の微笑ましい関係性も垣間見えました。

いよいよ始まる毎日王冠、そしてその先に待つタマモクロスとの頂上決戦。オグリキャップの「怪物」としての伝説は、まだ始まったばかりです。次回の放送も楽しみに待ちましょう!

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