73.ドラレコは前後2カメラ2万円がおすすめ~求められる6つの機能とは

ホンダヴェゼル購入記№73

今回のお話

今回はヴェゼルの社外ドラレコを捜します。

前後2カメラ2万円前後がおススメ。

あまり安いドラレコには注意も必要。

今回はドライブレコーダーに求められる6つの機能を解説します。

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ドラレコはコンパクトな前後2カメラ式が主流

ドラレコはコンパクトな一体型が79%

ドライブレコーダーは大きく分けて一体型、ミラー型、分離型の3つがあります。

価格.comでは415製品のドラレコを取り扱っています。そのうち326製品、79%が一体型のドラレコです。

ミラー型は67製品(16%)、分離型は22製品(5%)となっています。

前回10月の調査では一体型79%は変わりませんが、ミラー型15%、分離型6%でした。

ミラー型の割合が少しだけど増えています。

価格.com掲載の415製品内訳

一体型はカメラやストレージを1つのボディにまとめたものでコンパクトに収まります。

現在がこれが主流のドラレコです。ケーブルの引き回しが少なく、手軽に設置できます。

ミラー型はカメラをルームミラーの裏側に隠すことで、前方の視界を遮ることなくドライブ状況を録画できるタイプです。設置後に目立ってしまう確認用のモニターも鏡面部分に映し出すタイプのものが多く、面倒な配線などを行わずにルームミラーに組み付けるだけで使えるのが特長です。

分離型はカメラ部分と本体部分を分けたタイプです。カメラ部分を小さくできるので、運転中視界に入ってもあまり気になりません。カメラをどこでも設置可能で、リアに付けて後方を写すこともできます。

カメラの数は前後2カメラ式が45%でトップ

引き続き価格.comで比較しているデータからカメラの数についてまとめました。

カメラの数はトップの前後2カメラ式が186製品(45%)、前のみが157製品(38%)です。

この2つで8割以上を占めます。

最近増えているのが360度カメラですが、割合的にはまだ9%(40製品)というところ。

前回10月の調査ではトップの前後2カメラ式が177製品(43%)、前のみが164製品(40%)360度カメラは9%(37製品)でした。前後2カメラ式が9製品増えています。

価格.com掲載の415製品内訳

後方カメラは付けたい

パイオニア調べだと1カメラタイプ所有者の77.2%が後方を記録しないことに不満なんだそうです。

まあ、そりゃそうですよね。交通事故は後方からの追突が怖いし、煽り運転なんていうのも昨今問題になっています。

やっぱ後方カメラは付けたいですよね。

日本製の1万5千円から2万5千円の価格帯がおすすめ

価格帯は1万円台が37%でトップ

価格帯で見るとどうでしょう。一番多い(157製品)のが1万円台で37%です。

続いて2万円台が24%、1万円未満が18%と続き、ここまでで全体の79%を占めます。

1万円台のドラレコの多くははカメラが前のみの形式です。

やはり前後にカメラは付けたいので、1万円台でも後半からの価格の製品を考えた方がいいでしょう。

3万円以上の人も約2割いますが、360度カメラや3カメラなどの高機能製品を購入しているようです。

前回10月の調査ではトップは1万円が41%でした。今回4%比率が下がっています。

逆に2万円台は前回は20%ですが今回は24%に上昇。やや高額化の傾向がみられます。

価格.com掲載の415製品内訳

前後2カメラ式は1万5千円~2万5千円台がおすすめ

価格.comで扱う前後カメラ式ドラレコは186台です。

価格帯別では1万5千円から2万5千円の価格帯がが29%と多い価格帯です。

この価格帯のドラレコは日本製のオーソドックスな一体型の物がほとんどです。

それ以外の価格帯はおおよそこのような製品になります。

  • 2万5千円~3万5千円:中華製のミラー型ドラレコ
  • 3万5千円以上   :ミラー型ドラレコに日本製が交る
  • 1万5千円未満   :日本製以外の一体型ドラレコ
価格.com掲載の前後2カメラ式186台の内訳

僕は日本製のシンプルな一体型ドラレコをおすすめします。

そうなるとおすすめの前後2カメラ式の価格帯は1万5千円から2万5千円の間になります。

シェアはコムテックとケンウッドで過半数

価格.comのメーカー別取扱いのシェアを見るとコムテックが39%、ケンウッドが16%で、この2社で過半数を占めています。いずれも日本製です。購入の際参考にしてみて下さい。

価格.com製品情報

おすすめ前後2カメラ式ドラレコ4機種

☟前後2カメラ式のドラレコ超絶おすすめは下の4つ!

価格.com人気売れ筋ランキング1位

Amazonでもベストセラー1位

コムテックZDR035

価格.com人気売れ筋ランキング7位

ケンウッドDRV-MR450 

価格.com人気売れ筋ランキング4位

パイオニアVREC-DH301D 

価格.com人気売れ筋ランキング4位

Amazonでもベストセラー受賞

コムテックZDR016 

安いドラレコはここに注意

3つの機能があるかチェックを

最近は室内撮影もできるドラレコを使ってドライブ気分を高めたり、景色や風景を撮影してインスタグラムにアップするようなエンタメとしての使い方もあります。

「でもそんな機能は要らないよ。安いが一番」

って思っている人もいるでしょう。

確かに同じ機能なら安いが一番なんですが、

安いドラレコでは次の3つの機能があるかをチェックしましょう

  • スモークシースルー
  • 明るさ補正と夜間対応
  • LED信号対応

スモークシースルー

スモークシースルーはバックカメラでスモークフィルム越しの映像を鮮明に記録する機能です。

たいていのクルマのリアウィンドウは色の濃いガラスに加工していますよね。

スモークシースルー機能の付いたバックカメラは車内に設置できます。

この機能のないナビだったらカメラを社外に取り付ける必要があります。

雨風にカメラが打たれて耐久性が不安になるし、なにより取り付け場所に困ります。

明るさ補正と夜間対応

明るさ補正はトンネルや夜間走行で威力を発揮します。

クルマって100mを数秒で駆け抜けるんで、一瞬のうちに周囲の明るさを補正し、常に見えている状態にしなければいけません。

夜間でも後方車のナンバーを撮影できるくらいの解像度が必要です。

HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載モデル、 WDR(ワイドダイナミックレンジ)搭載モデル、STARVIS(スターヴィス)などの表記があれば明るさ補正や夜間対応の機能が付いています。

明るさ補正の機能は安全と直結する機能なのでドラレコには必須だと思います。

LED信号対応

最近の信号は照度が高く長持ちするLED照明に置き換わっています。

ドラレコのカメラがこのLED信号対応になっていない場合、信号機は点滅していたり真っ暗に見えたりします。

最近のナビはほとんどこのLED信号対応済みですが、もしかしたら(極端に安価な中華製など)対応していないドラレコもあるかもしれません。

この機能もドラレコには必須なので、購入前に一応チェックしましょう。

どんなドラレコを買おうかしら

純正ドラレコはコスパが悪い

ヴェゼルの純正ドラレコはとにかく高い。前後カメラ付なら取付料金込みで8万円くらいします。

価格の割には機能は最新とは言い難く、コスパが悪いです。

まあ、純正ナビのコスパの悪さは自動車メーカー各社共通ですね。

スタイルがすっきりしているのが良い点だけど・・・

まあ、値引きの原資にするために設定しているような価格なんで、純正ドラレコをつける場合は4割引きくらいの値引きを交渉しましょう。

今付けているのはセルスターのCSD-790FHG

僕が今付けているドラレコはセルスターのCSD-790FHGです。

ナイトビジョン搭載と駐車監視機能があるんで付けました。当時は発売直後だったんで4万円しましたね。今はAmazonで15,400円になっています。

(10月時点では16,700円でした。こっちはモデルが古くなった分値下げしてます)

今でもおすすめできますよ。

全く不満はないんですが、ドラレコもこの3年間で大きく進化しています。コスパがいいのがどんどん出てきているんで16,700円程度で僕の今付けているドラレコとおんなじ位のものもありそうです。

☞購入経緯はここを見てね

僕のドラレコがこれ(納品時のフィルム貼ったまま・・・)

ミラー型ドラレコには興味が尽きないが

デジタルインナーミラーを使ったことがないので一度デジタルインナーミラー付きのドラレコを付けたいと思いました。

ホンダの営業さんに相談したところ、「ミラー型ドラレコはダメ」と断られました。

理由は以下の3つ。

  • 電波干渉の可能性が高く、車の動作に影響を及ぼす恐れがある
  • 配線が面倒。うまくつけられないかもしれない
  • ミラーが振動することが多く、不快になることが多い

確かに僕が相談した去年の秋(もう1年納車を待ってますからね)時点は、なんか怪しそうな中華製のミラー型ドラレコもAmazonなんかに出品されていました。

でも、このところ日本製のドラレコも出てきています。

価格.comの人気売れ筋ランキング第3位にコムテックのZDR038、第11位にセルスターのCS-1000SMがランクインしています。

どっちも紛れもない日本メーカーのドラレコです。

ミラー型ドラレコのメリットは何といってもデジタルミラーとしての後方視界の良さ。

後方視界の悪いクルマだったら欲しくなります。

ヴェゼルはなかなか後方視界がいいのでミラーという点では純正のものでも十分です。

でもミラー型ドラレコってカッコいいよね。デジタルインナーミラーって高級感あるし。

価格.com人気売れ筋ランキング2位

コムテックZDR038 

価格.com人気売れ筋ランキング11位

セルスターCS-1000SM 

本当は欲しいんだけどちょっと予算オーバーだし「ミラーの振動」はYouTubeで見ると結構あるみたいですね。

カー用品店の営業さんもミラーの振動のことは言っていました。

それから社内の後部座席を見ることができない(映像はリアウインドのカメラからだから)んで、後部座席に子供を乗せる人はやめたほうがいいとも言っていましたね。(モニターをOFFにすればミラーになるタイプもあるけど)

これらの点が気にならない方は是非試してどうだったかを教えてください。

安全運転支援機能はヴェゼルだったら不要

最近のドラレコは安全運転支援機能がついているものが多くあります。

価格の高いものになればなるほどたくさんの機能が付いてきます。

  • 先行車発進お知らせ機能
  • 車線ふらつき警告機能
  • 速度警告機能
  • 前方車・後方車接近警報

これらのお知らせやアラートの機能は一見ありがたいようですが、本当に必要でしょうか。

ヴェゼルだとホンダセンシングで付いている機能です。

先行者発進お知らせ機能なんて車でピンポーンと鳴るわドラレコで「先行車が発信しました」としゃべられるわで結構うるさくなってしまいます。

僕はドラレコの安全運転支援機能は無いほうがいいと思っています。

ちょっと古いクルマやエントリーグレードのクルマだったら無い機能かもしれないんで、そういう場合は有難く使いましょう。

ドライブレコーダーに求められる6つの機能

一般的にドライブレコーダーに求められる機能は次のものです。

  1. フルハイビジョンカメラ(200万画素以上)
  2. 画角が120°以上
  3. SDカードメンテナンスフリー
  4. 明るさ補正のHDR/WDR機能
  5. 夜間対応STARVIS搭載※
  6. 駐車監視機能

フルハイビジョンカメラ(200万画素以上)

ドラレコは事故や煽り運転の状況を記録するための機器です。相手の顔や車のナンバープレートが判別できるレベルで撮影できないと意味がありません。

この点で問題ないレベルが200万画素以上のフルハイビジョンカメラです。

ここ数年、カメラ画像の精緻さ、そして価格の低下は顕著に進んでいます。

1万円程度でもフルハイビジョン録画ができるカメラが多数販売されています。

画角が120°以上

画角はカメラが捉える映像範囲です。左右に120°の画角は必要と言われています。

交差点での事故では画角が狭いドラレコでは撮影されていない場合があります。

この画角も大抵のドラレコは120°以上を確保しています。

それでも側面からの衝突の場合はどうしても死角になります。

そこが気になる方は最近では死角のない360°カメラも発売されているんで検討してみるといいでしょう。

SDカードメンテナンスフリー

ドラレコはSDカードを記録媒体として画像を保存します。

保存するデータは動画ではありません。ドラレコのディスプレイには動画が映し出されていますが、データ量が膨大になるんで保存の際はコマ送りの画像を保存します。

データ容量が多くなると古いデータを消して上書きする形で保存していきます。

昔のパソコンもそうでしたが、上書き保存を重ねていくと保存領域に空きができたり極端に詰まった部分ができたりするので定期的にフォーマット(初期化)する必要があります。(ちなみにフォーマットしても保存データが消えたりはしません)

フォーマットしないSDカードはデータが飛んだりするので肝心の部分が保存されていないなんてことが起こり得ます。

「SDカードメンテナンスフリー機能」は、SDカードのエラーを未然に防止することを目的に搭載されたもので、SDカードの録画領域をあらかじめ確保して断片化を未然に防止する独自の記録システムを採用したものです。

明るさ補正のHDR/WDR機能

運転中にトンネルを抜けた瞬間、視界が真っ白になることがありますよね。「逆光」(というAdoさんの歌がありましたね)によるものです。

ドラレコでも一緒です。この現象を「白飛び」と呼び、反対に真っ黒くなる現象を「黒つぶれ」と呼びます。

HDRとWDRはどちらもこの補正機能です。トンネルなど明暗の激しい場所で起こる白飛びや、黒つぶれを抑えてくれます。

HDRは「ハイダイナミックレンジ」の略で、画面に映っている最も明るい部分と暗い部分に露出を合わせた画像を撮影し、それぞれの見やすい部分を合成する技術です。

WDRは「ワイドダイナミックレンジ」の略で、レンズやCMOSイメージセンサーなどの機能で制御する技術です。

明るさ補正はドライブレコーダーには必須の機能と言えます。

夜間対応STARVIS搭載

STARVIS(スターヴィス)はSONYが開発したCMOSイメージセンサー用裏面照射型画素という夜間撮影技術です。SONYのデジタルカメラに搭載されており、夜間や暗い場所でも鮮明な撮影ができます。

夜間走行中に明るさ補正のHDR/WDR機能を補完してくれますが、それ以上にこのあとお話する駐車監視機能に必須の技術です。

夜間の車上荒らしや車へのいたずらは辺りが暗ければ暗いほどやりやすくなります。HDRやWDRは明るさ補正機能なので真っ暗な場合はあまり役には立ちません。

その点STARVISはSONY独自の高感度撮影なので暗い場所でも鮮明な映像がを撮ることができます。

SONYはこの技術を一般向けに開放しているのでドラレコ各社でSTARVIS機能搭載の機器を販売しています。

駐車監視機能

最後は駐車監視機能です。STARVIS搭載のドラレコなら対応可能です。

『読んで字のごとし』の機能ですが、対応可能のほとんどのドラレコでは3千円くらいの別売の配線コードを購入する必要があります。

いわゆるオプション扱いです。デフォルトとして必要な人が少ないんでしょうか。

僕はこの機能はあるなら使いたい派です。

今まで実際に作動したことは無いんですけどね。

駐車監視機能の利用には注意点があります。バッテリーとの兼ね合いです。

夜間の8時間とか、場合によっては24時間とか電源を繋いでおくのでバッテリーが消耗します。

僕みたいに毎日数十キロ走行する人なら問題ありませんが、休日のみ使用というような方はバッテリーにダメージがあるので使用は慎重にした方がいいですね。

☆☆☆☆☆

ドラレコのお話をしてたら長くなったのでここで一旦おしまいにします。

次回は「前後2カメラタイプドラレコ」のおすすめ機種をご紹介します。

また見てね👋

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