79.22年上半期 スズキの躍進は目立つが完全復活には程遠い~今、僕らが取るべき対策は

レビュー記事☞スズキ、「半導体少ない車」で日産に肉薄 4~9月世界生産

ホンダヴェゼル購入記№79

今回のお話

2022年度上期(4月から9月)の国内自動車メーカーの実績が発表されました。

半導体不足や部品不足、コロナ禍による生産抑制が続いていますが、前期比では改善です。

数字を見るとスズキの躍進が目立ちます。

理由はどうやら「半導体」のようです。

国内自動車メーカーの2022年度上半期を振り返り、僕らがやるべき対策もお話します。

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国内自動車メーカーの2022年度上期の状況

自動車生産は回復基調に

NIKKEI Mobilityにスズキ、「半導体少ない車」で日産に肉薄 4~9月世界生産(2022.01.7)という記事が出ています。

2022年度上半期(4月から9月)の実績をまとめたものです。

まずは2022年度上半期の生産台数を振り返ります。

2022年度上期の生産台数は国内生産が3.3%、海外生産が9.4%前年同期を上回っています。

回復というほど盛り上がってはいませんが、どうやら半導体不足や部材不足、コロナ禍等による工場の生産抑制も回復基調にあるようです。

スズキが日産に肉薄

記事の本題は「スズキ」の好調です。

冒頭で以下のようにスズキの好調さを伝えています。

スズキの世界生産が日産自動車に肉薄している。4~9月の生産台数は日産にあと1万2千台に迫る160万5千台だった。両社の差は新型コロナウイルス禍前の2019年4~9月の約100万台から急速に縮まった。

スズキは半導体の搭載量が少ない車種の生産を主力のインド市場に加え、中南米やアフリカ向けに増やしたことが功を奏した形だ。

データでみると下の表になります。

国内メーカー8社のうち、スズキが4位に位置しています。

記事では4位のスズキについて「目立つ伸び」と記載しています。スズキの生産は国内外ともに増え、全体では160万5千台と26%増えたからです。

半導体不足やコロナ禍での生産抑制の中、インドが98万8千台と35%増えて伸びをけん引したとしています。

半導体不足を逆手にとって1台あたりの半導体使用量が少ない車の生産をインド国内向けのほか、中南米やアフリカの新興市場向けにも増やす取り組みを進めているそうです。

実際、インド生産は4~9月としては過去最高だったとのこと。

半導体不足の影響が少ない軽自動車販売が好調

ここからはNIKKEI Mobilityの記事から離れ、2022年度上半期の国内販売実績をまとめてみます。

スズキは国内販売実績ではなんと2位です。ホンダや日産をも上回っています。

2位のスズキに続くのはダイハツです。

この理由も半導体で説明できます。

スズキとダイハツ、この2社は軽自動車が主力です。

自動車に使用される半導体は「電動」部分に多数使用されます。

軽自動車はガソリン車主体で半導体を普通車より使用しないため、半導体不足の影響を普通車より受けなかったと考えられます。

納期の遅延や一部の車種の生産中止に追い込まれているホンダや日産を上回る国内販売を実現しています。

ホンダとダイハツは輸出が極めて少ない

データには輸出実績も記載されていました。

ホンダとダイハツの輸出が極めて少なくダイハツにおいては0台です。

ダイハツはインドネシアとマレーシアに海外工場を展開しており、国外販売はすべてこれら2工場で生産した車です。

ダイハツの公式サイトに同社の2021年度の販売台数と内訳を下のように記載しています。

輸出はしていませんが、インドネシアとマレーシアの生産台数は全体の43.1%となっています。

ホンダの場合も海外での販売は現地工場が主体で輸出はあまりしていません。2021年度1年間の輸出実績が78,499台なので2022年度上期が特段落ち込んでいるわけではないんです。

ホンダは海外23か国に工場を持ち、国内生産は全体の15%に過ぎません。

基本的に海外販売する車は現地の海外拠点で生産しています。

完全回復には程遠い自動車生産

人気車の受注の積み上がり

国内自動車メーカーの生産は回復基調にありますが、まだまだ軌道に乗ったとは言い難いのが現実です。

それを裏付けるのが人気車の納期の遅延や生産中止です。

ホンダではヴェゼルが未だに納期半年以上。僕は昨年11月に申し込んだのに納車は2023年1月以降です。

つまり14か月以上待つ羽目になっています。

トヨタのカローラクロスはガソリン車で半年以上、ハイブリッドは現在受注停止とのこと(2022年11月1日現在情報)。

これらの膨大な受注残をこなすためには前年対比150%以上の生産でないと追いつかないでしょう。

人気車の納期遅延や生産中止を引き起こす受注の積み上がりは解消できていません。

国内メーカーの前年同期比対比1.3%の増加率では、人気車の納期遅延は回復するとは言い難い状況です。

新車不足は中古車価格の上昇が証明

新車が手に入りにくいため、新卒や転勤、また車検の到来などで今すぐ車が欲しいという人が中古車に流れています。その証拠に中古車価格は大きく上昇し続けています。

【この記事を参考にして下さい】

https://biwaochan-blog.com/vezel68-used-car-leasing/

中古車の需要は国内だけでなく、海外からも旺盛です。

海外でも新車が手に入りにくい状況は同じです。

加えて海外の特別な要因に「関税」と「為替レート」があります。

関税については金額の高いものほど税率が高くなる傾向にあります。

例えばインドネシアの輸入関税の基本輸入税率は「最必需品」「必需品」「一般品」「贅沢品」の4つに分類されます。それぞれの税率の目安は下記のとおりです。

・最必需品…0~10%
・必需品…10~40%
・一般品…50~70%
・贅沢品…上限200%

海外のユーザーにとって新車を輸入で購入するより、中古車を購入する方が一般的には関税が少なくなります。

また「為替レート」についてはあなたもご存じのとおり、円安の進行で日本車を海外のユーザーが購入する場合、1月より今の方が4割安く買えるのです。

下のドル円レートのグラフを見れば一目瞭然でしょう。1月に115円程度だったレートが今では150円近くまで円安が進行しています。

楽天証券 ドル/円レートグラフ

鋼材価格の上昇で今後の値上げも

鋼材価格を始めとした部材の値上げで今後の新車価格が上昇するのは確実視されています。

鋼材値上げでは今年の9月に新日鉄とトヨタの間で1トン当たり4万円の値上げに合意が成立したというのは記憶に新しい話しです。2割から3割の値上げとなるそうです。

実際、今年の秋にマイナーチェンジしたいくつかの車で既に値上げは始まっています。

輸入車の値上げはさらにドラスティックに進んでいます。

僕のお気に入り、ルノーキャプチャーのインテンステックパックは今年の1月は319万円でしたが、今では342万円です。23万円も値上がりしています。

新車を今買わないと値上がりしてしまう。

でも、買いたい車は1年以上先でないと手に入らない。

1年先は値上がりしているかもしれない。

僕らはこのようなジレンマに悩まされています。

新車の納車遅延に対する対策

新車のリースを探す

新車の納期遅延に対して新車のリースを探すという手があります。

大手のリース会社では自動車メーカーから新車を仕入れ、リース車両として準備しているため、人気の車種でも意外と早く手に入るというメリットがあるからです。

僕がおすすめするのは「リースナブル」「定額カルモくん」です。

車のサブスクとカーリースについては今まで何度もお話しているので、興味があるなら下のリンクから覗いてみて下さい。

☞「車のサブスクとカーリース」の記事一覧

リースナブルと定額カルモくんの企業サイトも貼っておきます。

お目当ての車が決まっているなら是非探してみて下さい。

ネットで中古車の相場を調べる

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今のクルマを高く売る

新車のリースを利用するにしても中古車を購入するにしても、忘れてはいけないのは「今の車をどう売るか」です。

中古車価格が高騰している追い風の中、クルマを高く売る環境は整ってきています。

僕が3年半前に前のヴェゼルを売却するときは今ほど環境は整っていませんでした。

この点では今は幸せです。

下のブログで以下の4つの手段を詳しく記載しています。

  1. ディーラーでの下取
  2. 中古車買取店への売却
  3. オークションへの出品
  4. 一括買取査定の利用

この中で「オークションへの出品」と「一括買取査定の利用」を複合的に同時進行させるのが最も高く売る手段じゃないかなって思っています。

記事では「楽天オークション」と一括買取査定の「MOTA」を紹介しています。

一応企業サイトを貼っておきます。

電話が沢山鳴ってもストレスにならないって人だったら「ナビクル」でもいいと思います。

中古車サブスクの利用

意外と知られていないのが中古車サブスクの利用です。

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もちろん7年とか長期で利用するのもOKです。

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気になる方は下の記事を読んでみて下さい。

7年から11年のリース契約で支払い、

最後に車をもらうという利用がBest Choice

☞定額カルモくんでクルマを探す

売れる車を持っていないか

最後に「売れる車を持っていないか?」を再度確認しましょう。

特に田舎に住んでいる方、納屋にほったらかしの「廃車」はありませんか?

今、廃車の買取価格も高騰しています。

部品を売ることができるからです。

下の記事にまとめています。

記事の中では下の5つの企業を紹介しています。

❶一番のおすすめはここです

【廃車本舗】

❷有名な中古車買取店も経営してます

【カーネクスト】

❸廃車のほかに買取もやっています

【廃車ラボ】

❹申し込みはLINEでもできるよ

【廃車ひきとり110番】

❺最短20秒のスピード査定

【ハイシャル】

環境に上手く乗ることが大切

今、かつてないほどの新車の納車遅延、中古車価格の高騰に見舞われています。

この大きな環境変化を目の当たりにして、おろおろしても始まりません。

車が必要なら入手する手立てを考え、今すぐ実行すべきです。

遅ければ遅くなるほど問題は解決から遠ざかります。

環境に上手く乗り、欲しい車を入手し、今の車を有利に売却してくださいね。

それでは、またね👋

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