ホンダヴェゼル購入記№89
分析データについて
分析対象はヴェゼルを含む6社7モデル
今回東洋経済オンラインに2023年1月17日に掲載された三浦太郎さんのコラムから表を2枚お借りして僕の意見をお話します。
人気の高いコンパクトSUVについて実際に購入した人へアンケートした結果をまとめたものです。
分析対象のSUVはヴェゼルを含む6社7モデル。いずれも人気のSUVです。
参考コラムはこちら⇒購入者分析で見えた「コンパクトSUV」本当の素質
繰り返しますが、今回の記事は僕の意見でありコラムの内容とは全く異なるものです。
<分析対象7モデル>
■トヨタ「ヤリスクロス」(189~293万円)
■トヨタ「カローラクロス」(199~319万円)
■ホンダ「ヴェゼル」(227~329万円)
■マツダ「CX-30」(245~391万円)
■スバル「XV」(220~295万円)
■日産「キックス」(279~344万円)
■ダイハツ「ロッキー」(167~235万円)
※()内は税込み車両価格。千円以下は切り捨て表記
分析対象数が多く信憑性の高い結果に期待
<分析対象数>
■トヨタ「ヤリスクロス」:1803名
■トヨタ「カローラクロス」:890名
■ホンダ「ヴェゼル」:1162名
■マツダ「CX-30」:553名
■スバル「XV」:406名
■日産「キックス」:631名
■ダイハツ「ロッキー」:372名
かなり規模の大きい調査なので結果に信憑性がありそうです。
なお、分析対象者はすべて2020年1月以降の新車購入者です。データは市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める自動車に関する調査「Car-kit®」からのものだそうです。
購入者の性別と年代
ヤリスクロスは女性に人気
購入者を性別・年代別に分類したのが下表です。
ヤリスクロスは他車と比較して女性の購入比率が高くなっています。男性は60代以上は他車と同程度の比率ですが、それより若い年齢層には人気がありません。
車格の小さなヤリスクロスの取り回しは優れているが多人数での居住性に難がある点が影響していると考えられます。
カローラクロスはすべての階層で平均的な評価
カローラクロスは性別・年代別に関わらず最も評価のばらつきが少ない結果になりました。
「ちょうどいい!」ってCMがありましたが、まさにユーザーの反応もこの通りですね。
ヴェゼルは比較的若い年齢層に人気
ヴェゼルもカローラクロス同様に評価のばらつきが少なかったですが、20代で男女とも3位でした。30代男性でも3位です。比較的若い年齢層の人気が高いようです。
CX-30は幅広い年齢の男性からの圧倒的支持
性別・年代別で最も特徴的な結果が出たのがCX-30です。男性30代、40代、50代でトップでした。
トヨタやホンダ、日産を押しのけての快挙と言っていいと思います。
僕も今回購入するヴェゼルと比較して最後まで迷い、奥さんに『却下!』されました。。。。
間違いなくいいクルマです。
XVは若い男性と高齢女性に人気
XVも面白い結果になりまし。20代男性が14.9%でトップ。それと60代女性が12.4%で2位です。
若い男性はXVの動力性能を、高齢女性はアイサイトの安心を評価したのだと考えています。
XVも本当にいい車でしたね。
女性からの人気が高いキックス
キックスは男性65.1%、女性34.9%の支持率です。女性だけで見るとカローラクロスは26.4%、ヴェゼルは28.8%、CX-30は25.8%なので車格が同じ車の中で最も女性受けしています。
外観の美しいシルエットと内装の明るいデザインが評価されたのでしょう。
ロッキーは20代女性から圧倒的支持
ロッキーは20代女性が10.3%。2位のキックス(6.4%)を大きく引き離しての堂々1位です。
30代女性でも7.2%でトップ。
この7車種の中では取り回しが良く、価格も安く、最もキュートな車なので若い女性の人気を集めるのは当然の結果でしょうね。
購入時重視する項目
コラムからもう一点表をお借りしてコメントします。
購入時に重視した項目です。メーカー、安全性、燃費の良さ、内装デザイン、走る楽しさ、走破性、メーター、小回り、環境配慮の項目の中から該当するものをチェックする方式です。
ヤリスクロス:残念な内装がウィークポイント
ヤリスクロスは全方面において高評価なのですが、他社がすべて20%以上ある内装デザインが17.1%で最下位です。
僕も実際乗ってみましたが、内装はコストカットがありありと感じられるプラスチッキーなものでした。
走る楽しさも15.5%で下から2番目。力強さは感じますが、余力があるとは言えない点がマイナス評価されたのでしょうか。
しかし、安全性や燃費の良さはトップクラス。実用性の面では1番といっていいでしょう。
カローラクロス:走る楽しさと走破性以外は”ちょうどいい”車
カローラクロスは走る楽しさが最下位、走破性が下から2番目の評価です。
これだけだとカローラクロスが”ボロ車”みたいですが、実際はバランスが取れた”ちょうどいい”感じが支持されて良く売れています。今ではいつ納車できるかわからい車となっています。
いわゆるクルマニアは見向かない車でしょうが、まず誰もが最初に検討する車と言っていいでしょう。
ヴェゼル:メーターの見やすさと小回りが✖
ヴェゼルは僕はこの中で一番お気に入りで購入予定なので上位にいてほしい車ですが、メーターの見やすさ(6.5%)と小回り(4.4%)が下から2番目の評価でした。
ヴェゼルユーザーとして辛口評価すると、メーターは各種のデータを見ることができますが、見ることができるようになるまでの操作回数が多く、判りにくいです。複数データを同時表示する機能も劣ると思います。
最小回転半径の5.5mも車格から考えると大きいのは事実。
でも内装評価は3位(32.1%)と高め評価。
総じてもう少し高い評価を与えて欲しいというのが「ホンダヴェゼル購入記」執筆者の意見です。
CX-30:内装デザインと走る楽しさが抜群
内装デザインが54.0%と驚異的な高さの支持でトップだったのがCX-30。
走る楽しさ、メーターの見やすさもトップで、「Zoom-Zoom」のマツダの面目躍如です。
とにかくいい車です。僕は大好き。
でもメーカーを理由としてこの車を購入したという人は29.3%しかいません。
いかにもCX-30、いや、マツダらしいと言えばそうだと思います。
XV:安全性と走破性は最高評価、燃費は最低評価
XV。この車ほど評価にデコボコがあるのは他にないので笑っちゃいました。
安全性は唯一40%台に手が届いた40.2%、走破性の評価はさらに凄くて唯一2ケタ評価の26.5%を獲得した断トツのトップです。
それに対して燃費は5.3%で唯一ひとケタの圧倒的最下位。
これこそがXVですっ手皆さんの評価に拍手喝采です👏👏👏
キックス:燃費とデザインgood👍 走破性はbad👎
キックスも性格が良く表れた結果になりました。燃費の良さは39.6%でトップ。内装デザインも36.8%で2位にランクインしました。
内装デザインはオシャだと思いますが、実燃費はカローラクロスのほうが良いという話を良く聞きます。
e-POWERのイメージ戦略で燃費1位を獲得しているのかもしれませんね。
走破性は3.0%で最下位。僕はこの車に乗ったことがないので想像ですが、EV車はアクセル開度を弱めると回生ブレーキが働くため、ガソリン車と違ってコースティングまたはセーリングと呼ばれるような空走状態がありません。
この感覚を理由として走破性が悪いと評価されたんでしょうか。
ロッキー:小回りが利くバランスの取れた実用車
ロッキーはエントリーした車の中で唯一全長4mを切るコンパクトSUVです。最小回転半径も唯一5mを切る4.9mなので圧倒的トップの20.1%の高評価を得ました。
その他の項目は大体中位にいますが、評価が低かったのがメーカー(17.9%)と安全性(22.1%)で、いずれも最下位です。
メーカーが”最下位”といっても、ロッキーをダイハツ車だから選んだという人が少ないという意味であり、別にダイハツが悪印象を持たれているわけではありません。軽自動車メーカーから普通車を買ったんで低かったというだけでしょう。
安全性は他のエントリー車より価格の安い車だから仕方ありませんね。安全運転支援機能がついてなくても車は走れます。
❄❄❄❄
今回はここまで。また見てね👋