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カレー屋さんのランチセット。運ばれてくるサラダに、必ずあのオレンジ色のドレッシングがかかっていた――名前も知らない、正体も謎。でも確かにおいしくて、家では絶対に再現できないと思っていた、あの味。
その「謎」を商品化した理研ビタミンの「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」が、いまSNSで話題を呼び続けています。累計販売数130万本超。「おうち外食」というトレンドの中心にいる一本です。今回は、この謎ドレッシングを入り口に、食卓を格上げするドレッシングをまとめてご紹介します。
謎ドレッシングとは何か|「正体不明」がヒットした、逆説の話
インドカレー屋さんの謎ドレッシング誕生秘話|「モヤモヤ」を商品にした理研ビタミンの本気
「インドカレー屋さんのサラダにかかっているオレンジ色のドレッシング、あれ何なんだろう」――そのモヤモヤを抱えたことがある方は、私たちの中にきっと少なくないはずです。
理研ビタミンの開発担当者たちは、そのモヤモヤに正面から向き合いました。実際に店に足を運び、素材を分析し、短時間で殺菌と冷却を実現する製法まで工夫して商品化。そして考え抜いた末につけた商品名が「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」。
……そのまんまかい、と思った方、正解です。でもこの「そのまんま」が、実は戦略的だったのではないか、と考えます。
「謎」という言葉をあえて商品名に入れることで、「気になるけど、一体何なのかわからない」というモヤモヤを持つ人たちの感情に直接刺さった。正体を明かさないまま「謎」と名付けることで、逆に購買意欲を高める――これは、なかなか大胆な一手です。
2023年2月に業務用1Lサイズの販売を開始すると、SNSで拡散され、年間予定販売数を約3カ月で達成。さらに約7カ月で年間予定販売数の10倍も売れ、同年8月に家庭用190mLを発売したところ、約半年で100万本を突破しました。

謎の正体|「カレー風味ゼロ」という意外な事実
少し立ち止まってみましょう。「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」という名前から、カレー風味を想像した方もいるのではないでしょうか。
ところが、原材料を見てみると――糖類、玉ねぎ、食用植物油脂、醸造酢、にんじん、食塩、トマトケチャップ、オニオンフレーク、香辛料、赤ピーマン。カレー粉もスパイスも、実は入っていません。
「カレー屋さんのドレッシングをイメージしてはいますが、スパイスやカレー粉は含まれていないため、カレーの風味はありません」。
これが、この商品の最大の「謎」かもしれません。カレー風味がないのに、なぜあんなにカレー屋さんの記憶と重なるのか。
答えは、玉ねぎとにんじんの甘み、トマトケチャップの旨味、そして醸造酢のまろやかな酸味の組み合わせにあるのではないか、と考えます。私たちが「カレー屋さんのドレッシング」として記憶しているのは、スパイスの味ではなく、あの独特のまろやかさと甘みだったのかもしれない。そう気づくと、少し感慨深くなりませんか。
実食レポート|「この味です、この味です」という瞬間
実際に食べてみると、しゃりしゃり、じゃりじゃりとしっかり野菜の存在が感じられます。玉ねぎやにんじん、赤ピーマンなどいくつもの野菜が使われていますが、野菜の尖った苦味や辛味はなく、実にマイルド。お酢の酸味とケチャップの旨味が加わることで、まろやかな味わいに仕上がっています。
千切りキャベツにたっぷりかけると、とろみのあるドレッシングがシャキシャキしたキャベツにしっかり絡み――「まさにインドカレー屋さんのあの味。カレーを食べに行くたびにセットについてくるドレッシングが何味か特定できずにいましたが、これです、この味です」という感想が、多くの方の共感を呼んでいます。
謎ドレッシングの使い方|サラダだけじゃない、万能調味料としての底力
定番の使い方|千切りキャベツとの黄金コンビ
開発者のおすすめは「やっぱり千切りキャベツにたっぷりのドレッシングをかける食べ方」。シンプルですが、これが一番「カレー屋さんのあの感じ」を再現できます。
コーンを散らしたり、ミニトマトを添えたりすれば、見た目もぐっとお店らしくなります。週末のランチに、カレーと一緒に出すだけで、食卓の雰囲気が一気に変わるのではないでしょうか。
意外な使い方|豆腐・肉・パスタへの応用
「豆腐にドレッシング?」と思った方、ぜひ試してみてください。白い豆腐にオレンジ色のドレッシングをかけ、粗挽き黒こしょうをひとふり。野菜の甘みとほんのり酸味が、水分の多い豆腐にかけても存在感抜群で、しゃりしゃりとした野菜の食感も心地よいアクセントになります。
また、開発者によれば「サラダチキンやサーモンの刺身などと相性がよく、いつもとは違う異国の味わいを楽しむことができる」とのこと。さらに「ナポリタンのケチャップの代わりにしたり、鶏肉と和えてタンドリーチキン風にしたりといった使い方もできる」そうです。
ここで少し驚きの情報を。理研ビタミンの公式レシピには「謎ドレナポリタン」というメニューまで存在します。謎ドレッシングでナポリタン。想像しただけで、なんだかワクワクしませんか。
チキンサラダレシピ|食卓のメインになる一皿
鶏もも肉を塩でシンプルに焼いて、お好みのサラダ野菜とミニトマトを添え、謎ドレッシングをたっぷりかけるだけ。ひと皿でお肉と野菜をたっぷり摂ることができ、食卓のメインになるサラダです。
忙しい平日の夜に、これ一皿で「なんかちょっとお店みたいだね」と言ってもらえたら――それだけで、今日一日が少し報われる気がしませんか。
おうち外食トレンド|「節約」と「豊かさ」を同時に叶える食卓の話
おうち外食とは何か|「内と外の境界線」が溶けていく時代
日経新聞の記事「カレー屋の謎ドレッシング、味の正体をつかめ!」(2026年4月23日)の中で、食品メーカーの間で「おうち外食」という言葉が話題になっていると紹介されています。外食のメニューを自宅で作り、楽しむ行動のこと。
物価高騰が続く中で、外食の回数を減らしながらも「家ごはんで妥協したくない」という気持ちは、私たちの中に確かにあります。そのジレンマを解決してくれるのが、一本のドレッシングという存在ではないか、と考えます。
数百円で、いつものサラダが「あのお店の味」に変わる。コスパという言葉では少し味気ないけれど、確かに賢い選択です。
味の記憶は、感情の記憶である|ドレッシングが呼び起こすもの
なぜ私たちは「あのお店の味」を家で再現したいのでしょうか。単純においしいから、というだけではないはずです。
あのカレー屋さんで食べた、友人との他愛もない会話。洋食屋さんで家族と囲んだ誕生日のランチ。エスニック料理屋さんで、初めて食べたガパオライスの衝撃――。
味の記憶は、感情の記憶と深く結びついています。「あの味」を家で再現することは、単なる節約行動ではなく、大切な記憶を日常に呼び戻す行為ではないか、と考えます。一本のドレッシングが、そんな役割を担っているとしたら。食卓というのは、それくらい豊かな場所だと、私は思っています。
「インドに逆輸入される日」という夢のある話
ここで少し、ユニークな視点をひとつ。
本場・インドでは野菜を加熱して食べるのが一般的で、生野菜を食べる習慣はあまりないそうです。そのため、インド料理店で提供されているドレッシングは、実は日本独自のものだと言われています。
つまり「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」は、インドにルーツを持ちながら、日本で生まれた完全オリジナルの味。将来的にインドで生野菜を食べる習慣が広まれば、この謎ドレッシングがインドに逆輸入される日が来るかもしれない――という話、なんだかロマンがありませんか。
謎は謎のまま、世界へ羽ばたく。そういう未来も、あながち夢ではないかもしれません。
理研ビタミン「おうち外食」シリーズ全紹介|謎ドレだけじゃない、食卓革命の仲間たち
洋食屋さんのただただおいしいドレッシング|「ただドレ」という潔さに惚れる
「ただただおいしい」という商品名、最初に見たとき思わず笑ってしまいませんでしたか。でもこの潔さ、実は戦略的です。
洋食屋さんのあの、なんとも言えないコクのあるドレッシング。オニオンベースのまろやかさと、ほんのり甘い後味。家庭のドレッシングとは一線を画す「お店感」が、この一本に詰まっています。
ハンバーグやオムライスの横に添えるサラダに使えば、一気に洋食屋さんの雰囲気が食卓に漂います。週末のちょっと特別なランチに、ぜひ。
かけちゃえエスニック|「今夜はタイ料理気分」を叶える魔法の一本
エスニック料理って、スパイスを揃えるのが大変で、なかなか家では作れないイメージがありますよね。でもこの「かけちゃえエスニック」は、その壁をあっさり越えてくれます。
蒸し鶏にかけるだけでガパオ風、豆腐にかけるだけでアジアンサラダ。ナンプラーとレモンの香りが、瞬時に食卓をバンコクへ連れて行ってくれます(少し大げさかもしれませんが、それくらい気分が変わります)。
おうち外食をさらに格上げ|一緒に揃えたい定番ドレッシング3選
謎ドレッシングと並べて揃えておきたい、おうち外食派の定番ドレッシングもご紹介します。
ピエトロドレッシング|レストランの味を家庭へ届けた先駆者
「レストランの味を楽しみたいなら」という文脈で必ず名前が挙がるのがピエトロです。玉ねぎの甘みとコクが特徴で、サラダはもちろん、パスタや肉のマリネにも使える万能選手。おうち外食の文脈で、謎ドレッシングと並べて持っておきたい一本です。
リケンのノンオイルドレッシング|ベストバイ1位の実力派
ドレッシングの比較記事でベストバイ1位に選ばれた「リケンのノンオイル 野菜をモリモリ食べられる リンゴ酢仕立てのさっぱりごま」。謎ドレッシングとは対照的な、さっぱり系の一本。こってり系と並べて使い分けることで、食卓のバリエーションが一気に広がります。
キューピー シーザーサラダドレッシング|クリーミーで濃厚、外食感の王道
シーザーサラダといえば、外食の定番メニューのひとつ。キューピーのシーザーサラダドレッシングは、そのクリーミーで濃厚な味わいを家庭で手軽に再現できる一本です。ロメインレタスとクルトンを用意するだけで、一気にカフェランチの雰囲気になります。
まとめ|謎は謎のまま、今夜の食卓へ
「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」が教えてくれたのは、外食の味は「謎」のままでいい、ということかもしれません。正体がわからないから、おいしい。再現できないと思っていたから、商品化されたとき感動する。
累計130万本という数字は、私たちの「あの味をもう一度」という気持ちの、積み重なった証ではないでしょうか。
節約しながら、でも妥協しない。外食の記憶を、家族との食卓に重ねる。そんな「おうち外食」の楽しさを、ぜひ一本のドレッシングから始めてみてください。
今夜のサラダが、少しだけ特別になりますように――。
びわお
びわおちゃんブログ&アニオタWorld 編集長
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