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IT企業に勤める26歳の独身サラリーマン吉田は年上で巨乳好き、入社以来5年間想い続けてきたIカップで2歳年上の後藤さんに告白したものの、あっさり断られてしまいます。
職場の友人とやけ酒をあおり、酔っぱらってアパートに戻る途中、電柱の陰でうずくまっている制服姿の女子高生沙優(さゆ)と出会います。
吉田が声をかけると、沙優はお金がないからと言い、「ヤらせてあげるから泊めて」と衝撃の提案をしてきます。吉田は「そういうことを冗談でも言うんじゃねえよ、ガキ臭ぇ女を抱けるか!」と拒否しましたが、「じゃあ、只で泊めて」と沙優に返され、自宅に連れ帰ってしまいます。
家に帰っても「ねえ、やらなくていいの?」と沙優に挑発される吉田ですが、そのまま酔っぱらって眠ってしまいます。
翌朝吉田は沙優の作った味噌汁の香りで目覚めます。昨夜、後藤先輩にフラれたことを寝言で沙優に訴え、味噌汁が飲みたい告げていたのです。
酔っぱらって寝てしまったことで、沙優を連れ帰った記憶が全くなかった吉田ですが、「冷めないうちにどうぞ」沙優に促された味噌汁の味と、沙優の女子力の高さに驚愕する吉田でした。
沙優を連れ帰った経緯も沙優とのと会話の中で徐々に思い出していきます。
沙優は「本当は後藤さんに作ってもらいたかったんでしょ、昨日フラれたんでしょ、寝言で行ってたよ」と言い、「ねえ、私が慰めてあげようか」畳みかけてて挑発してきます。
しかし、沙優の言動に対して吉田は「平気で襲う男だっているんだぞ」と怒ります。
しかし、沙優に抱き着かれ、「目の前にヤッてもいいって言ってる女子がいるのに、なんで襲わないわけ?今までなんにも要求しないで親切に泊めてくれる人なんて一人もいなかったよ」と言われ、吉田は絶句してしまいます。
その後、吉田から名前を聞かれ、今まで数々の男たちの家を偽名で渡り歩いた沙優でしたが、吉田に見つめられながら名前を聞かれると、思わず「沙優」と本名を告げてしまいました。
倫理観が強い吉田にとって、男たちに体を提供しながら転々とヤドカリ生活を続けるゆがんだ沙優の価値観が許せず、それをを正そうとするのでした。吉田は沙優に対して、体を提供するのではなく、家事労働を提供することで住むことを認めます。
そうして吉田と沙優の距離は近づき、互いに心を惹かれあう関係になっていくのですが、その後も体を繋ぐ関係には発展しません。こうして二人の奇妙な同居生活が始まります。
沙優は北海道から半年前に東京に家出してきたという設定ですが、実は北海道の大企業の令嬢で、母との確執の果てに家出をしたということが徐々に明らかになり、物語の中で沙優の母は悪者として描かれており、いわゆる親ガチャで恵まれなかった沙優というストーリー展開になっています。
沙優の場合親ガチャ失敗の元凶はお金ではなく、愛情です。沙優にかかわった結果、熾烈ないじめにあい自殺した唯一の友達で親友の真坂 結子(まさか ゆうこ)の死に対して苦しむ沙優にたいして「あなたが殺したのでは?」と突き放し、「あなたなんて産むんじゃなかった」と言い放つ極悪非道の母として描かれています。
でも、 僕はこの母に対してはあまり嫌悪感を感じませんでした。自分でもやや意外な感じがしましたが、いわゆるロールプレイングゲームのラスボス的な象徴のように感じたのです。沙優は吉田をはじめ周りの仲間に癒され、促されながら北海道の母親の元に戻ります。このアニメの最後に待つラスボスである母との対峙が一つの大きな見せ場だからです。どうしようもない母親を救うのは、母との葛藤で家を飛び出した沙優その人だったのです。
この物語は主人公の吉田に家出少女の同居人荻原 沙優(おぎわら さゆ)と、吉田が思いを寄せる2歳年上の上司後藤 愛依梨(ごとう あいり)、吉田に思いを寄せる後輩社員の三島 柚葉(みしま ゆずは)が絡む展開でストーリーが進んでいきますが、メインストーリーはあくまでもヒロイン沙優と吉田の関係性を中心として展開していきます。
ストーリーの中で吉田が憧れていた美人上司の後藤さんは実はヴァージンで、吉田のことを以前からずっと好きであったことがのちに本人の口から吉田に告げられています。
また、後輩の柚葉はわざと天然・おバカ的なキャラを演出し、要領よく泳ぐタイプとして描かれていますが、教育係の吉田の正面から向き合う真摯な指導を受け、どんどん吉田が好きになっていきます。
もちろんヒロインの沙優の心には吉田への想いが日に日に高まっていき、女として見て欲しい、抱いて欲しいという想いと行動が端々にみられるようになります。
この物語は第3話の「共同生活」から、大きくストーリー展開します。
どうして吉田さんは私に触らないんだろう・・・自らの存在に不安にかられる沙優の独白から始まります。
一方、後輩の柚葉は自らの成長と努力のご褒美と吉田を映画に誘い、2人で見に行くことになります。「同僚と映画を見る」とLINEで連絡を受けた沙優は、相手が誰なのか気になり、居ても立ってもいられず、吉田を探しに飛び出してしまいます。
沙優は映画館から出てきた二人の姿を見つけてしまい、「私、嫉妬してるんだ。全く知らないあの人に・・・」と公園のベンチで呆然と涙を流し続けます。そこに吉田と映画を見終わり、「絶対にこの出会いを逃したくないんです」と吉田に抱き着き、暗に告白するも、鈍感な吉田に気付かれず、自分の気持ちを整理しようとする柚葉に「大丈夫?」と声を掛けられ、なんとなく二人での会話が始まります。
この柚葉の言葉が吉田のことを指していることに沙優は気付きます。そして吉田が後藤さんに今でも心を奪われていることを知る沙優は、次の柚葉の言葉で、大好きな吉田に正面からぶつかりたいと心が動きます。
吉田と部屋に帰った沙優は黒の下着姿で吉田の前に立ち、
「私さ、女子高生にしては胸、大きい方だと思うんだけど、どう思う?エッチしたい?」
と言い放ちます。でも、本当は誘惑ではなく、本当は沙優の悲痛な心の叫びでした。
しかし吉田に拒否されると、
「吉田さんはさあ、私と、したくならないの?全く、少しもそういうこと考えないの?私に興奮しない?」
と吉田に抱き着き、さらに挑発します。吉田の
「これだけされて、興奮しない男がいると思うのか!」
という激しい答えに、沙優は自らを取り戻し、恥じらいの表情を見せます。
そして沙優から吉田に何にもあげてないのに、何故居させてくれるのかを吉田に聞きます。
さらに
「吉田さんが嫌じゃないんたったらさ、私のこと抱いてよ、抱いてくれたら少しは・・・」
と沙優が訴えると吉田は沙優を強く抱きしめ、
「いやだね・・・お前は凄く可愛い・・・でもな、俺はお前に恋していない。好きでもない女を抱きたいとは思わない。・・・嫌だ、断る。」
と諭します。
その後、
「お前が来てから俺は変わった。沙優が家にいてくれるだけで、俺の生活はかなり楽しいものになったよ」
と優しく沙優に語り掛けます。この言葉を発したことで吉田もまた沙優を拾って一方的に助けてやっている気になっていた気持ちが全てではないことに気付きます。そして沙優に
「俺は見っともなくて淋しいおっさんだから・・・お前が帰りたいって思えるようになるまででいいからさ、ここにいてくれないか?いてくれるだけでいいよ。」
と告げます。
この吉田に対する沙優の返し
「無欲で可哀そうなおっさんだ。ありがと。可哀そうだから一緒にいてあげる」
この時、真の意味での二人の繋がりができた瞬間でした。
作中で沙優は「吉田さん」とよんでいます。上司の後藤さんは「吉田君」、後輩の柚葉は「吉田先輩」です。
同一人物に対する呼び名ですけど、そこに同一人物感があまりなくなっている気がします。呼び名が変われば同一人物の「吉田」に思いを寄せる3人の女性たちの思念が絡まず、ほどほどの距離感が生まれているように感じます。
この物語は「吉田」を取り巻く3人の女性からの様々なアプローチとも取れますが、沙優を中心とした3人の女性たちが醜く対立する場面はありません。それは沙優の吉田に対する想いが無自覚であることが緩衝材として働いているのかもしれません、しかし、それ以上に「吉田」は無自覚な存在として描かれているのです。
無自覚な吉田は「信じられないくらい優しい」存在であり、本人が気づかないうちに「惜しみなく愛を与える」存在として描かれています。柚葉沙優との会話の中でが見事にそのことを言い当てていました。
この物語のメインテーマは「心が繋がる」ってことだと思います。沙優と吉田、沙優と 後藤先輩 、そして沙優と柚葉。吉田を中心にしても同じ同心円を描くとこができます。 愛依梨 と柚葉にも吉田に惹かれる同志としての繋がりが生まれ、それは沙優を連れ戻しに来た兄荻原 一颯(おぎわら いっさ)にも波及していきます。
吉田は沙優との関係の中で「認めること」「信じること」を徹底して貫いていきます。沙優は当初、不安定な自分を繋ぎ止めるため、吉田に「体を繋げること」を求めていました。
しかし、徐々に吉田の「認めること」「信じること」の力を知った優沙は変わります。
優沙を取り巻く後藤先輩や柚葉も「吉田」と同じ波長で沙優を支えていきます。
特に男女の間で体は繋がっていないけど「心が繋がる」ことは難しいと言われますが、そのジンクスに挑戦したのがこの「ひげひろ」だったのです。
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1981年「セーラー服と機関銃」という映画が薬師丸ひろ子主演でありました。当時、
「セーラー服と痴漢乳💣」
とか
「セーラー服と一晩中❤」
なんていう下世話な下ネタ
僕ら脊髄反射系チンパンジーの間で流行したもんです。
ちなみに主演女優は
「よく締まるひろこ」
さんでしたね。
おしまいっ!
【アニメ関連はこっちから】