AW.115 ライブ演奏の作画崩壊で一躍有名に～ささやくように恋を唄う

2024年12月29日

アニオタWorld！115号

ライブ演奏の作画崩壊で一躍有名に

テレビアニメ「ささやくように恋を唄う」。

数々のオトナの事情で中断し一躍有名になった作品です。

とにかく7話のライブ演奏の作画崩壊が抱腹絶倒！

長期間の延期を経てめでたく2024年末に最終2話放送して完了。

再開放送の感想はさておき、問題となった作画崩壊、とにかく見て下さい。

サマリー
1. イントロダクション
2. 主要キャラクター
木野ひまりと朝凪依の関係
放送中断と作画崩壊
1. 放送中断の理由
2. 作画崩壊の原因
7話に見る抱腹絶倒の作画崩壊
「ささやくように恋を唄う」を見れるVODは
1. おすすめVOD３選（無料期間あり）

サマリー

イントロダクション

アニメ「ささやくように恋を唄う」は、青春と恋愛をテーマにしたガールズバンドの物語です。この作品は、異なる「ひとめぼれ」の感情を持つ二人の女子高生の関係を中心に展開され、彼女たちの成長や友情、音楽への情熱が描かれています。

物語は、高校入学初日に行われる新入生歓迎会でのバンド「SSGIRLS」の演奏から始まります。新入生の木野ひまりは、ギターボーカルを務める朝凪依に一目惚れし、彼女に憧れを抱きます。ひまりは依に自分の気持ちを伝え、依もまたひまりに対して特別な感情を抱くようになります。しかし、二人の間にはそれぞれの過去や複雑な感情が絡み合い、恋愛だけでなく友情や音楽の絆も試されることになります

主要キャラクター

木野ひまり (きのひまり)

声優: 嶋野花
役割: 主人公で高校1年生。新入生歓迎会で「SSGIRLS」のボーカル、朝凪依に一目惚れします。
恋愛関係: ひまりは依に憧れを抱き、彼女に対して強い好意を持っていますが、最初はそれが単なるファンとしての感情であることに気づいていません。物語が進むにつれて、彼女の感情は恋愛感情へと変わっていきます。

朝凪依 (あさなぎより)

声優: 瀬戸麻沙美
役割: ひまりが憧れる高校3年生のボーカル。彼女はひまりの好意を受け入れつつも、最初はその感情が恋愛感情ではないことを理解しています。
恋愛関係: 依はひまりに惹かれつつも、彼女の気持ちが本物の恋愛に発展することを望んでいます。依はひまりを惚れさせるために努力し、彼女との関係を深めようとします。

水口亜季 (みずぐちあき)

声優: 小松未可子
役割: 「SSGIRLS」のベース担当で、依の親友。彼女は依の恋愛に対して理解を示し、サポートします。
恋愛関係: 亜季自身の恋愛模様はあまり描かれませんが、依とひまりの関係を見守り、時にはからかう役割を果たします。彼女は依の気持ちを理解し、ひまりとの関係を応援しています。

泉志帆 (いずみしほ)

声優: 根本優奈
役割: 元「SSGIRLS」のギター＆ボーカル担当で、依の過去の友人。彼女は新たに「ローレライ」というバンドを結成します。
恋愛関係: 志帆は依との過去の関係に複雑な感情を抱いており、彼女の登場は依とひまりの関係に影響を与えます。志帆は依に対して未練があり、彼女との再会が物語に緊張感をもたらします。

筒井真理 (つついまり)

声優: 小原好美
役割: 「SSGIRLS」のドラム担当で、亜季の親友。彼女は明るく、周囲を楽しませる性格です。
恋愛関係: 真理の恋愛関係はあまり描かれていませんが、彼女は友人たちの恋愛を応援する姿勢を持っています。

橘香織 (たちばなかおり)

声優: 加隈亜衣
役割: 「SSGIRLS」のキーボード担当で、真理の幼馴染。彼女は明るく、真理に対して強い愛情を持っています。
恋愛関係: 香織は真理に対して親密な関係を築いており、彼女の存在が真理の心の支えとなっています。

このアニメは、恋愛の甘さや友情の大切さ、音楽を通じた絆を描くことで、多くの視聴者に共感を呼ぶ作品となっています。

木野ひまりと朝凪依の関係

「ささやくように恋を唄う」は木野ひまりと朝凪依の関係がストーリーの柱として綴られて行きます。

時系列で追っていきましょう。

出会いと一目惚れ

物語は、高校入学初日に行われた新入生歓迎会でのバンド「SSGIRLS」の演奏から始まります。新入生の木野ひまりは、ボーカルを務める先輩・朝凪依に一目惚れします。ひまりはその気持ちを素直に依に伝え、「一目ボレしました」と告白しますが、依はそれを恋愛感情と勘違いしてしまいます。

すれ違いと成長

依もまたひまりに惹かれ、彼女の可愛らしさに心を奪われますが、ひまりの「一目ボレ」がファンとしての憧れであることを知り、初恋の気持ちに戸惑います。それでも依は、ひまりを振り向かせるために努力し、バンドを再結成することを決意します。二人の関係は、憧れから始まり、互いの気持ちを理解し合う過程で深まっていきます。

好きから先の感情へ

ひまりは依との時間を通じて、恋愛の「好き」という感情を徐々に理解していきます。依もまた、ひまりとの関係を大切にしながら、彼女を惹きつけるために音楽を通じて自分を表現していきます。彼女たちの関係は、友情と恋愛の境界を行き来しながら、成長していく様子が描かれています。

放送中断と作画崩壊

テレビアニメ「ささやくように恋を唄う」は、2024年4月13日に放送を開始しましたが、制作上の都合により放送が中断されました。特に第11話と第12話の放送が延期され、最終的には2024年12月28日に2話連続で放送されることが決定しました。

放送中断の理由

制作上の都合: アニメの制作が遅れたことが主な理由です。制作チームは、特に第9話以降の放送スケジュールを変更する必要があると発表しました。この遅延は、アニメ制作における一般的な問題である「万策尽きた」状態に起因しているとされています。
作画崩壊の問題: 放送中、作画の質が低下し、「作画崩壊」と呼ばれる状態が発生しました。視聴者からは、特に第3話以降に作画の不具合が目立つようになり、これが制作遅延の一因と考えられています。制作会社「クラウドハーツ」は、他の作品でも同様の問題が報告されており、アニメ業界全体の過酷な労働環境が影響しているとの指摘もあります。
スタッフの離脱: 制作過程で、監督やアニメーターの交代があり、これが制作の遅延をさらに悪化させた可能性があります。特に、監督が健康上の理由で交代したことが、制作チームの安定性に影響を与えたとされています。

作画崩壊の原因

制作体制の不安定さ:
- アニメの制作は、当初の監督が健康上の理由で降板し、新たに監督が交代しました。この交代により、制作チームの一貫性が失われ、作画の質が低下する要因となりました。
スタッフの離脱:
- 制作過程で多くのアニメーターがプロジェクトから離脱したことが報告されています。特に第3話以降、作画の質が著しく低下し、視聴者からは「作画崩壊」と呼ばれる状態が見受けられました。このような状況は、過酷な労働環境や待遇の悪さが影響していると考えられています。
制作会社の問題:
- アニメは「Cloud Hearts」と「Yokohama Animation Laboratory」によって制作されていますが、これらのスタジオは過去に良好な評価を得ていないことが多く、特に「Cloud Hearts」は新しいスタジオであり、経験不足が影響している可能性があります。制作の質が低下する中で、外注が多くなり、作画の一貫性が失われました。
過密なスケジュール:
- 制作スケジュールが厳しく、アニメーターたちが「ブラック労働」と呼ばれる過酷な労働条件で働かざるを得ない状況が続いています。このような環境では、作画のクオリティを維持することが難しくなります。
視聴者の反応:
- 視聴者からは、特に演奏シーンやキャラクターの動きにおいて不自然さが目立つとの指摘があり、これが作画崩壊の一因として挙げられています。具体的には、キャラクターの表情や動きが不自然であったり、背景が手抜きで描かれているといった問題が報告されています。