しゅわキュン！ハニーレモンソーダ～爽やかな風が吹き抜ける特別なひととき

アニオタWorld！139号

作品の概要
キャラクター
ストーリー
このアニメを見れるVODは
1. おすすめVOD３選（無料期間あり）

作品の概要

テレビアニメ「ハニーレモンソーダ」は、青春ラブストーリーを描いた作品で、原作は村田真優の人気漫画です。このアニメは、内気で自信がない女子高生、石森羽花が主人公で、彼女が自分を変えるために自由な校風の八美津高校に進学するところから物語が始まります。

羽花は中学時代に「石」と呼ばれていじめられていた過去を持ち、そんな彼女が高校で出会ったのが、レモン色の髪をしたクールで自由奔放な男子、三浦界です。界はクラスの人気者で、羽花にとっては遠い存在のように感じられますが、彼が羽花を気にかけ、少しずつ彼女の世界が変わっていく様子が描かれています。

アニメは2025年1月8日からフジテレビで放送が始まり、毎週水曜日に新エピソードが楽しめます。ストーリーは、羽花が界の存在によって成長していく過程や、彼女の新しい友達との関係を通じて描かれ、視聴者に共感を呼ぶ内容となっています。主題歌は&TEAMが担当しており、オープニングとエンディングの楽曲も作品の雰囲気を盛り上げています。

この作品は、甘酸っぱい青春の瞬間や、恋愛のドキドキ感を楽しむことができる、心温まるストーリーです。

原作は1400万部突破の超人気作品

「ハニーレモンソーダ」の原作は、村田真優による少女漫画で、集英社の「りぼん」で連載されています。この作品は、内向的な女子高生・石森羽花が、自由な校風の高校に進学し、クラスの人気者である三浦界と出会うことで成長していく青春ラブストーリーです。

累計発行部数は1400万部を突破しています。漫画でこれだけの発行部数を記録したというのは、非常に素晴らしい成果です。これは、作品が多くの読者に支持されている証拠であり、特に少女漫画のジャンルではこれほどの部数を達成することは稀です。この成功により、実写映画化、朗読劇化など、メディアミックス展開にもつながっています。

現在、コミックスは27巻まで刊行されており、2024年12月24日に最新刊が発売されました。次巻の28巻は2025年4月26日頃の発売が予定されています。作品はまだ連載中で、今後の展開にも期待が寄せられています。

コミックスはこちら

リンク

実写版はまずまずの成功

「ハニーレモンソーダ」は実写映画としても制作され、2021年7月に公開されました。この映画は、原作の人気を受けて多くの期待が寄せられましたが、興行的には約10億円の興行収入を記録し、まずまずの成功を収めました。公開初週には約13万5000人を動員し、4位でスタートしたことからも、その人気の高さが伺えます。

ヒロインの石森羽花を演じた吉川愛の評価は非常に高く、彼女の演技力が特に称賛されています。多くの観客が彼女の表現力に感動し、キャラクターの内面を見事に表現したと評価しています。吉川は、羽花の内気さや成長をリアルに描き出し、観客に共感を呼ぶ存在感を示しました。映画を観たファンからは、「吉川愛の演技が素晴らしかった」との声が多く、彼女の演技が映画の魅力を引き立てたとされています。

映画自体は、原作のエピソードをうまく取捨選択し、キャラクターの成長を描くことに成功しているとの意見も多く、特にラウールが演じる三浦界との関係性が深く描かれています。観客は、二人の成長や恋愛模様に引き込まれ、青春映画としての魅力を感じたようです。全体として、実写版「ハニーレモンソーダ」は、原作ファンからも新たなファンを生む作品として評価されていると言えるでしょう。

なお、実写版「ハニーレモンソーダ」はU-NEXTとAmazonプライムで見ることができますよ。

アニメ版への期待の高まり

「ハニーレモンソーダ」は原作が累計1400万部突破、実写版映画もまずまずの評価でした。2025年1月からスタートするアニメ版にも期待が高まります。アニメ版の具体的な見どころを挙げていきます。

キャラクターの成長と人間関係

アニメは、主人公の石森羽花が新しい高校での生活を通じて成長していく姿を描いています。彼女は、自由な校風の八美津高校に進学し、クラスの人気者である三浦界と出会います。この二人の関係性が物語の中心となり、羽花が自分を変えようと奮闘する様子が描かれることが期待されています。特に、彼女の内面的な成長や、周囲との関係の変化がどのように描かれるかが注目されます。

美しいビジュアルとアニメーション

制作を手掛けるJ.C.STAFFは、過去に多くの人気作品を制作しており、そのビジュアルの美しさが期待されています。特に、色彩豊かな背景やキャラクターデザインが、原作の魅力を引き立てる要素となるでしょう。アニメーションのクオリティが高いことで、視聴者は物語により引き込まれることが期待されます。

感情豊かなストーリーテリング

アニメ版では、キャラクターの感情や葛藤を丁寧に描写することが期待されています。羽花が抱える不安や、彼女が成長する過程での喜びや苦悩が、視聴者に共感を呼ぶ要素となるでしょう。特に、彼女がクラスメイトたちとの関係を築いていく中でのエピソードが、感動的な瞬間を生むことが期待されています。

音楽と声優のパフォーマンス

アニメの音楽や声優陣の演技も重要な要素です。特に、キャラクターに命を吹き込む声優のパフォーマンスが、物語の感情をより深く伝えることが期待されています。オープニングとエンディングの楽曲も、作品の雰囲気を盛り上げる要素となるでしょう。

心温まるメッセージ

「ハニーレモンソーダ」は、自己肯定感や友情、恋愛の大切さをテーマにしており、視聴者に感動を与えることが期待されています。特に、若い視聴者にとっては、自己を見つめ直すきっかけとなる内容が魅力的です。

アニメ版「ハニーレモンソーダ」は、原作の魅力を活かしつつ、視聴者に感動や共感を与える作品として期待されています。キャラクターの成長、美しいビジュアル、感情豊かなストーリーテリング、音楽と声優のパフォーマンス、そして心温まるメッセージが、視聴者を惹きつける要素となるでしょう。

ブルーレイは特典映像付き

アニメ版「ハニーレモンソーダ」のBlu-ray BOXが2025年6月25日に発売される予定です。このBlu-ray BOXには、アニメの第1話から第12話までが収録され、特典映像としてオープニングとエンディングのノンクレジット版や、プロモーションビデオが含まれています。

Blu-ray BOXの詳細

発売日: 2025年6月25日
価格: 35,200円（税込）
収録内容:
- 本編（第1話～第12話）
- 特典映像（OP＆EDノンクレジット、第1弾PV、第2弾PV）
初回特典:
- キャラクターデザイン・田中愛美描きおろしジャケット
- 特製ブックレット

ブルーレイBOXはこちら

リンク

また、アニメイトなどの店舗では、特典としてロゴ入りコットン巾着やブックカバーが付くキャンペーンも実施されています。

☞アニメイトハニーレモンソーダ特設サイト

キャラクター

石森羽花：ISHIMORI UKA（CV 市ノ瀬加那）

中学生の頃に「石」と呼ばれ、
泣くことも笑うことも忘れていた引っ込み思案の女の子。
偶然出会った界を追いかけて八美津高校に入学する。

三浦界：MIURA KAI（CV 矢野奨吾）

レモン色の金髪、両耳ピアスの八美津高校でも目立つ
グループの中心的存在。
無口で基本誰にでもそっけなく塩対応だが、
なぜか羽花を気に掛ける。

菅野芹奈：KANNO SERINA（CV 高橋李依）

界の元カノ。
入学式でも有名になるほど、誰もが憧れるスタイル抜群の美少女。
八美津高校の人気者。

遠藤あゆみ：ENDOU AYUMI（CV 根本京里）

羽花の初めての友達。明るくて人懐っこい。
悟に幼稚園の頃から片思い中。

高嶺友哉：TAKAMINE TOMOYA（CV 土岐隼一）

界のよき理解者。女の子好き。
常に笑顔だが、何を考えているかわからない
ミステリアスな側面を持つ。

瀬戸悟：SETO SATORU（CV 八代拓）

界の友人でムードメーカー。
あゆみとは幼馴染で仲良し。
恋愛には超鈍感。

ストーリー

《第1話》「君に出会えたから」

中学時代にいじめられた過去を持つ石森羽花は、自由な校風の八美津高校に進学する。そこには、レモン色の金髪をした“レモンソーダ男子”の三浦界がいた。羽花は、入学前に偶然出会った界を追いかけて、八美津高校を選んだのだった。初めはクラスに馴染めない羽花だが、同じクラスの遠藤あゆみと仲良くなるように。そんな羽花の前に、中学時代の羽花を「石」と罵っていた麗美たちが現れる。

アニメ「ハニーレモンソーダ」の第1話「君に出会えたから」は、主人公の石森羽花が新しい高校生活を始めるところから物語が展開します。彼女は中学時代にいじめを受けた過去を持ち、自由な校風の八美津高校に進学することを決意します。その理由は、入学前に偶然出会った三浦界という男子生徒に強く惹かれたからです。

このエピソードの冒頭で、羽花が路上でしゃがみ込んでいると、レモンソーダを持った界が現れます。この瞬間、二人の間に静かな沈黙が流れ、羽花は無自覚ながらも恋に落ちてしまいます。このシーンは、彼女の心の中に新たな感情が芽生える重要な瞬間であり、とっても印象的です。羽花は成績優秀でありながら、あえて八美津高校を選んだのは、彼女が求める界がいるからという強い思いがあったからです。

高校での2人の出会いも印象的でした。

羽花は中学時代の悪友に絡まれた界が手に持っていたレモンソーダをぶちまける場面で、よけた悪友たちの後ろを歩いていた羽花にかかり、制服がずぶ濡れになってしまいます。

この出来事は、羽花にとって恥ずかしい瞬間であると同時に、彼女が界と運命的なつながりを持つことを示しています。

入学初日の教室で、羽花は仕方なくジャージに着替えますが、何故か界も同じ服装で席に着いています。

このシーンは、羽花がクラスで唯一ジャージを着ているという疎外感を感じさせないように、界が自ら教師に「ジュース被ったんで」と嘘の申告をすることで、彼女を気遣う優しさを示しています。

第1話の後半では、羽花が中学時代にいじめていたグループの男女に再会し、彼らから靴をゴミ箱に捨てられるという辛いシーンが描かれます。羽花はその光景をぼんやりと眺めながら、「何とも思わないよ、思うと余計辛くなるから。石みたいに固まってたほうが…」と心の中でつぶやきます。この言葉には、彼女が過去のトラウマに対処するために自分を守ろうとする姿勢が表れています。

その時、羽花は逃げ出そうとしますが、界が彼女に声をかけます。

「リアクションしろよ！誰かに言えよ。助けてって」と。

彼は羽花に対して自分の気持ちを伝え、彼女が抱える苦しみを理解しようとします。この瞬間、界の優しさと彼女を思う気持ちが強く伝わってきます。

第1話の冒頭シーンは、物語の中盤以降にフラッシュバックとして再登場し、重要な伏線回収の役割を果たします。

羽花が路上に座り込んでいると、彼女の前に落ちている進学校の真聖学園高校と私立の八美津高校の2つのパンフレットが目に入ります。その時、三浦界が八美津高校のパンフレットを羽花に差し出し、「こっちの方が似合うんじゃねえの？俺もここ行くんだけど」と語りかける場面が展開されます。

まさに運命の時計の針が動き始めた瞬間です。羽花にとって、界の言葉はただの提案ではなく、彼女の新しい人生の扉を開く鍵となります。彼女は過去のいじめから解放され、新たな自分を見つけるための一歩を踏み出す勇気を与えられたのです。

界が去った後、羽花は「初めて会う、とても綺麗な男の子…」と呟きその場で号泣します。

長年押し殺していた彼女の感情が爆発した瞬間でした。

彼女はその後、真聖学園高校の入試試験で白紙で回答を提出し、不合格になります。

自らの手で選択すべきでない運命を断ち切ったのでした。

この物語は、運命的な出会いを通じて、過去の傷を癒し、新たな希望を見出す青春の物語です。羽花の心の変化を見守りながら、彼女がどのように自分を取り戻していくのか、そして界との関係がどのように発展していくのか、私たちも一緒に期待を抱いて見守りたいと思います。

《第2話》「宝物に変わってく」

羽花を麗美たちから助けた界。そのことをきっかけに、羽花は界、あゆみ、悟、友哉たちの輪に入っていく。体育の授業中、ふいにあゆみからバスケットボールをパスされ、華麗にシュートを決める羽花。界があゆみにパスを促したのだった。本人含め誰もが体育が苦手と思っていた状況を、界が変えた。やりたいことがやっていけそうな予感に満ちた羽花だったが、父・堅実の監視の目が学校にも届いていることに、界が気づいて……。

テレビアニメ「ハニーレモンソーダ」の第2話「宝物に変わってく」では、主人公の羽花が新しい環境に少しずつ馴染んでいく様子が描かれています。

物語は、羽花が同級生たちから助けられたことをきっかけに始まります。彼女は、三浦界や遠藤あゆみ、瀬戸悟、高嶺友哉といった新しい友人たちの輪に入っていくのです。この瞬間、羽花は自分が孤独ではないことを実感し、心の中に温かい感情が芽生え始めます。彼女が新しい友人たちと過ごすことで、少しずつ自信を持てるようになっていく様子がとても印象的でした。

見どころは、体育の授業中にあゆみからバスケットボールをパスされ、羽花が華麗にシュートを決めるシーンです。これまで自分に自信が持てなかった羽花が、仲間のサポートを受けながら自分の力を発揮する姿はとっても感動的です。界があゆみにパスを促すことで、羽花が活躍するチャンスを与えられるという展開は、彼女の成長を象徴しています。

また、羽花が体育の授業で自分の限界を超えようとする姿勢は、彼女の内面的な変化を表しています。彼女は、過去のトラウマを乗り越え、新しい自分を見つけるために努力しているのです。このような成長の過程は共感を呼び起こし、彼女の応援をしたくなる気持ちを引き起こします。

さらに、羽花の父親が学校にいることに気づいた界が、彼女を気遣う場面も心温まる瞬間です。彼は羽花のことを思い、彼女が安心して学校生活を送れるようにサポートしようとします。この優しさが、二人の関係をより深めていく要素となっているのです。

全体を通して、第2話は羽花の成長と友情の大切さを描いた素晴らしいエピソードでした。これからの物語がどのように展開していくのか、ますます楽しみになりました。羽花の旅路を見守りながら、彼女がどのように自分を変えていくのか、期待が高まりますね。

《第3話》「二人だけの秘密」

あゆみの悟への恋心に気づいた羽花は、席替えで悟の隣の席の交換を申し出る。すると、羽花が交換した最前列の席は、友哉と、界にはさまれた席だった。界のことがもっと知りたいと思った羽花は界を観察することに。昼休み、いなくなった界を探して羽花は、レモンソーダのペットボトルが置いてある物置部屋へと入っていくと、そこには寝ている界がいた。「寝るから起こして」と受け入れる界に、羽花はドキドキが止まらない。

テレビアニメ「ハニーレモンソーダ」の第3話「二人だけの秘密」では、主人公の石森羽花が新たな友情や恋心に目覚める様子が描かれています。このエピソードでは、羽花が友人の遠藤あゆみの瀬戸悟への恋心に気づき、彼女のために席替えを提案するところから物語が始まります。

羽花は、あゆみが好きな瀬戸悟の隣の席に自らの席を交換し、彼女の恋を応援しようとします。

しかし、羽花が交換した席は、何と友哉と界にはさまれた最前列の席で、これが彼女にとって新たな展開をもたらします。

こういう場面で爆笑できるようになった羽花。かつてない成長です。

昼休み、羽花は界のことをもっと知りたいと思い、彼を探しに行きます。

これは以前借りた帽子を返す場面です。

すると、物置部屋で寝ている界を見つけ、「寝るから起こして」と言われるシーンが展開されます。この瞬間、羽花はドキドキしながらも、彼との距離が一気に縮まる感覚を味わいます。

物置部屋という密室の中で生まれる小さな秘密が、物語の中心となるのです。

このタイトル「二人だけの秘密」は、羽花と界の間に芽生え始めた特別な感情を象徴しています。彼らはまだお互いの気持ちを完全には理解していないものの、少しずつ心の距離を縮めていく過程が描かれています。特に、羽花が界を観察し、彼のことをもっと知りたいと思う瞬間は、彼女の心の中に秘めた想いを強く感じさせます。

「二人だけの秘密」。このタイトルには作者の狙いがしっかりと込められていると思います。羽花と界の関係は、ただの友人以上のものに発展しつつあり、彼らの間にある秘密は、互いの心の中で育まれる感情を示唆しています。秘密という言葉には、特別なものを共有することで生まれる親密さや、他の人には理解されない感情の深さが含まれているのです。

また、羽花が界のことを知りたいと願う姿勢は、彼女自身の成長をも表しています。彼女は過去のトラウマを乗り越え、新しい自分を見つけようと努力しているのです。このように、タイトルは物語のテーマである成長や友情、そして恋愛の芽生えを巧みに表現していると感じます。

このエピソードを通じて、羽花は自分の気持ちに向き合い、界との関係を深めていくことになります。彼女が抱える秘密は、彼女自身の成長を促し、同時に界との絆を強める重要な要素となるでしょう。青春の甘酸っぱさと、心の奥に秘めた思いが交錯するこの物語は見る者の心に残る印象を与えてくれます。

《第4話》「どんなに離れていても」

遠足で山道に迷った1年B組。羽花は道を探してくると言って、雨の中を飛び出していく。後を追いかけ、自分を責める羽花を抱きしめる界。何が起きたか理解できない羽花だったが、偶然地図に載っている橋を見つける。合流したクラスメイトたちに、ペットボトルやタオルを渡す羽花。羽花の大きなリュックには、クラスメイトの分も入っていたのだった。クラスメイトたちの、羽花を見る目が少しずつ変わっていく。

4話は、まさに青春の甘酸っぱさが詰まったエピソードです！物語は遠足からスタート。遠足の日、道に迷って雨が降り出す中、みんなが困っているときに、羽花が大活躍します！彼女はタオルやペットボトルをみんなに差し出して、他の人の分もたくさん持ってきていたんです。実は、不格好に大きなリュックを背負っていたのは、そのためだったんですね。