ホンダヴェゼル購入記№57
中古車だけじゃない、廃車の引取価格も高騰
『廃車』は引き取る業者にとってはありがたい『中古車』
『廃車』ってどんなイメージですか?
僕はナンバープレートを取り外して田舎なら納屋の片隅に放置、あるいは公園の駐車場とか大きな橋の下とかに捨てているヤツなんかを思い浮かべます。
ナンバープレートが付いていても10年落ち10万㎞以上走行で買替の時下取が3千円とか値付けされたものも「廃車になるんだろうな・・・」と思ってしまします。
でも、それは車を持っている人、手放す人の廃車のイメージです。
車を受け取る側から考えたらどうでしょうか。
大体ディーラーや中古車販売店にほぼタダで引き取ってもらうのが廃車ですが、廃車は引き取る業者にとってはありがたい「中古車」なんです。
『廃車』でも動くクルマは海外に輸出
ロシアが日本からの中古車輸出先のお客であったことはよく知られています。ウクライナ戦争でロシアへの輸出が禁止されたので一時中古車価格が値下がりしましたが、輸出中古車の価格はまた上がり始めています。
半導体不足・部品不足は全世界で起こっているため、新車が手に入りにくいのはどこでも同じ。
アジア・アフリカなど他の地域で日本の低年式高走行の中古車が大人気になり、価格も上昇しています。これらの地域ではクルマを40万㎞(地球10周分)くらい走らせることも珍しくはありません。
日本の中古車は海外の発展途上の国々にとっては高年式低走行のお買い得車なんです。
『廃車』の部品は高値で売れる
廃車のなかには当然動かないクルマもあります。動かなくても現地で修理する(人件費が安いから)として海外に輸出するケースも多いのですが、輸出しなくても国内で分解して『部品』として販売すれば買い手がつきます。
特にバンパーやサイドミラーが人気です。販売後、年数を重ねると部品の入手が困難になってきます。バンパーやサイドミラーはこすったりぶつけたりで傷が付きやすいパーツです。部品の製造が終了したパーツだと廃車から取り外すしかありません。
新品の部品がまだあるにしても交換すると平気で5万円とか10万円とか取られますよね。それを中古品なら新品パーツの3分の1以下の値段で手に入れることができます。利用者にとっては大きなメリットです。
今、『廃車』の部品が高値で売れています。
スクラップの価格も高騰中
部品を取り終えた鉄くずもスクラップで販売できます。
鉄の価格も上がり続けています。また、ひとくくりにスクラップといっても鉄だけではありません。
クルマにはニッケルやチタンなどのレアメタルも多く使われています。これらも回収すればかなりの高値になります。
現在は分類回収できる業者は限られていますが、今後、クルマのスクラップ価格は間違いなく高騰するでしょう。
廃車手続きってどうやるの?
廃車はクルマの名義(車籍)を抹消する手続き
クルマの廃車の本来の意味は物理的に車をなくすことではありません。事務的な手続きのことを指します。
廃車とは、クルマの名義(車籍)を抹消することです。名義を消した車は公道を走れなくなりますが、その代わり自動車税の支払い義務はなくなります。
廃車手続きは現住所(車検証上の使用の本拠)を管轄する運輸支局で行います。
実は廃車手続きには一時的にクルマの使用を中止する「一時抹消登録」とクルマを解体した後に行う「永久抹消登録」の2種類があります。一時抹消登録は転勤とかで一時的にクルマを使わなくなったし、自動車税を払うのがもったいないというような場合に行います。
今回は二度とそのクルマを使わない「永久抹消登録」(一般的に言われる廃車ですね)の手続きを簡単に説明します。
廃車にすると還付金が戻って来る
廃車にすると自動車税と自動車重量税が還付されます。また、自賠責保険も返戻金として戻ってきます。
これらは年払いしていため、月割りでの還付があるんです。
下の図は2022年12月に車検を迎えるプリウスを9月に廃車にする場合の還付金です。
(9年目の車検前に乗換えるパターンとかの場合ですね)
還付金見込み合計金額は20,470円となっています。
上記のシミュレーションは後で紹介する廃車ひきとり110番の公式サイトにあります。
あなたも試してみて下さい。
もちろん業者に依頼する場合でも、この還付金はあなたの元に帰ってきますよ。
☛【廃車ひきとり110番はこちらから】自分で廃車手続きをする流れ
自分で廃車手続きをすることもできます。でも、この手続が結構手間です。
簡単に流れをご説明しますね。
- 解体業者を探してクルマを解体してしてもらう。
- 解体業者から「解体報告記録日」の報告と「使用済自動車引取証明書」をもらう。
- 必要書類を役所で揃える(印鑑証明書、住民票、戸籍謄本など)
- 現住所(使用の本拠)を管轄する運輸支局に行く
- ナンバープレートを返却する
- 必要書類一式を提出する
- 自動車税・重量税の還付金手続きを行う(別途自賠責保険還付手続きもある)
どうですか?普通の人はやりたくないと思うのではないかな?
自分で廃車する場合は3万円~5万円必要
次は廃車にかかる費用です。3つあります。
- リサイクル費用(1万円~3万円)
- スクラップ費用(1万円程度)
- レッカー費用(1万円程度)
❶のリサイクル費用は平成17年以降のクルマには購入時の支払いが義務付けられています。しかし廃車にするんですからそれ以前のクルマですよね。目安ですが1万円~3万円程度かかります。
❷のスクラップ費用は大体2万円くらい。レッカー費用は使った場合は1万円くらいです。
自分で廃車する場合は合計で3万円~5万円程度必要になります。
結構負担になりますね。
価格が上がっている今だから廃車業者へ見積依頼を
廃車業者にお任せするなら費用はかからない
廃車手続きのため解体業者を探してクルマを廃車にしてもらい、必要書類を受け取って、なおかつ平日仕事の休みを取って市役所や陸運局(休日はあいていません)に丸一日かけて廃車手続きに行く。
丸まる2日廃車のために駆けずり回った挙句自腹で3万円負担。
還付金はあっても戻ってくるのは月割りなんで自腹で支払った負担額を取り戻すことはできないでしょう。
こんな悩みを解決できるのが「廃車業者」です。
廃車手続きは完全無料、しかも程度がいいクルマなら数十万円戻ってくるケースもあります。
事故車・故障車・長期放置車でも引き取りOK
廃車業者は動くクルマだけでなく動かないクルマ、事故車・故障車・長期放置車でも引き取ってくれます。
もちろんこれらのクルマも引取は無料です。
手元に置くとしたら「超粗大ごみ」となるこれらのクルマでも引き取ってくれます。
引取価格上昇中・廃車にするなら今がチャンス
半導体・部品不足⇒新車価格上昇⇒中古車価格上昇⇒廃車引取価格高騰
この流れは今まで読んでいただいたらお判りと思います。
また、自分で廃車手続きをするのがどれだけ大変か、そしてお金もかかるということもお話しました。
廃車業者に任せるなら費用は掛かりません。
でもそれだけじゃない。廃車相場が上がっている現在、廃車にするなら今がチャンスです。
おすすめ『廃車業者』5選
廃車について僕がおすすめする廃車業者は下の5社です。
メールや電話で簡単に見積依頼できるので「廃車候補」のクルマがあれば問い合わせましょう。
ひょっとしたら思わぬお小遣いができるかもですよ。
- 廃車本舗
- カーネクスト
- 廃車ラボ
- 廃車ひきとり110番
- ハイシャル
廃車本舗
廃車本舗には次の特長があります。
☛【廃車本舗はこちらから】- 自社の自動車解体工場工場を持っているので、「高値買取」が可能
- 海外への販売ネットワークがあるので、古いクルマでも高価買取可能
- 創業22年で業界の老舗企業としての高い信頼度
- ネット申し込み⇒電話連絡
自社の自動車解体工場を持っている点について公式サイトでこのように記載しています。
多くの廃車買取サービスを提供しているウェブサイトは、サイトの運営会社が各地域の専門業者と提携している場合がほとんどです。その場合、サイト運営会社の費用もお客さまが負担していることになり、買取価格から差し引かれているのと同じことになります。 廃車本舗は、国内3箇所に自社の自動車解体工場をもっており、中間業者を通さず、直接買取するので高値で廃車買取することができます。(※地域により協力会社のお引き取り、解体となる場合がございます)
海外への販売ネットワークについては次のように書かれています。
海外での日本車の信頼性は高く、年式が古い車でもまだまだ活躍できる場が世界に広がっています。廃車本舗は、アジア圏を中心に、独自の海外ネットワークによって輸出ルートを構築しており、中古車はもちろん、製造中止になった車の部品需要にも対応したリサイクルパーツ輸出もおこなっています。だから廃車や古い中古車でも高値で買取することが可能なのです。
申し込みは公式サイトでメーカー、車種名、状態(可動車、事故車など)を記載し、電話番号を氏名と電話番号を入力したら電話がかかってきます。
電話で詳細の話をしたら翌日までに査定金額の回答があり、その金額にあなたが了承できたら契約成立です。もちろん了承できない金額なら断って構いません。
☛【廃車本舗はこちらから】カーネクスト
カーネクストには次の特長があります。
☛【カーネクストはこちらから】- 13,000社以上の自動車関連事業者と提携
- 独自の海外販売網やリサイクル販売網を持つ
- 廃車買取専門スタッフが年中無休でしっかりとサポート
- メールで申込、回答はメールまたは電話
カーネクストといえば中古車買い取り専門店のイメージがありますが廃車も買取をしています。
13,000社以上の自動車関連事業者と提携し、独自の海外販売網やリサイクル販売網を持っています。
社員数も多いので年中無休で営業しています。
大手の安心感を求めるならカーネクストがおすすめです。
☛【カーネクストはこちらから】廃車ラボ
廃車ラボには次の特長があります。
☛【廃車ラボはこちらから】- 「廃車」のほかに「買取」も実施している
- 鍵なし車の引取も可能
- 申込みはネットでも電話でも可能
- ネットの場合は申し込みフォームに必要事項(走行距離・形式など)を記載
廃車ラボ最大の特徴は廃車と買取の両方での提案をする点です。
廃車の際は重量税、自動車税、自賠責保険金の還付があります。一方で買取の場合はそれらは買取価格に含まれますが、車両本体価格の買取価格が高ければ買取が有利になる場合があります。
買取と廃車の両方での価格を提案してくれる点が親切ですね。
☛【廃車ラボはこちらから】廃車ひきとり110番
廃車ひきとり110番には次の特長があります。
☛【廃車ひきとり110番はこちらから】- 買取査定額10%UPキャンペーン実施中(2022.10.7現在)
- 申込みは電話・パソコン・LINEの選択が可能
フェイスブックからキャンペーンにエントリーすると買取査定額が10%アップ(最大10,000円)となります(2022.10.7現在)。
申し込みはLINEでもできるというのが他社にない特長ですね。
☛【廃車ひきとり110番はこちらから】ハイシャル
ハイシャルには次の特長があります。
☛【ハイシャルはこちらから】- 累計相談件数25万件の実績
- 専門スタッフが365日年中無休で対応
- 最短20秒のスピード査定
- メールで申込、回答は電話またはメール
ハイシャルは専門スタッフによる365日無休対応と最短20秒のスピード査定が売りです。
公式サイトの作りも分かりやすくできています。
廃車にしたらいくらになるかちょっと気になるときはすぐ結果が判りますね。
☛【ハイシャルはこちらから】業者選択はあなたのクルマの状態で決まる
今まで5社の廃車業者をご紹介しましたが、どこに出せば高く買い取ってくれるのでしょう。
廃車業者選択の鍵は実はあなたのクルマの状態によって決まります。
まだ走ることが可能なクルマであれば国内外の中古車市場に流通させることが可能になります。
それなら海外販路を持っている廃車本舗と国内中古車買取店も経営しているカーネクストを選択するといいでしょう。
年式は古いけど人気車種のクルマなら部品としてのニーズがあります。それなら国内3か所に自社の自動車解体工場を持つ廃車本舗が高く買い取ってくれる可能性があります。
僕が1番に「廃車本舗」を、2番に「カーネクスト」をおすすめする理由は以上です。
それ以外のスクラップとしての価値しか残っていない廃車なら上記2社以外がいいでしょう。
確実な流通ルートを持っていないだろうにも関わらず廃車業者をしているのですからスクラップ業者として他社に負けない何かがあるはずです。
また、取扱件数が2社より少ないと考えられるため、親身な対応をしてくれる可能性もあります。
いずれにしても各社で見積を取ればすぐに判ることです。
廃車引取価格が高い今だからこそ、廃車見積はおすすめですよ。
【見積はすべて無料。価格に納得できなければお断りすればいいよ。】
今回おすすめした廃車業者の公式サイトです
❶一番のおすすめはここです
【廃車本舗】❷有名な中古車買取店も経営してます
【カーネクスト】❸廃車のほかに買取もやっています
【廃車ラボ】❹申し込みはLINEでもできるよ
【廃車ひきとり110番】❺最短20秒のスピード査定
【ハイシャル】