あえてお酒を飲まない生き方”ソバ―キュリアス”面白そう。やってみようかな?

「飲まない生き方 ソバ―キュリアス Sober Curious」とは

方丈社という出版社から出ている「飲まない生き方 ソバ―キュリアス Sober Curious」という本が売れているそうです。

「ソバーキュリアス」は、「sober」(シラフ)、「curious」(好奇心)で、「シラフへの好奇心」「シラフでいたがる」というニュアンスが語源となった言葉なんだそうです。お酒を飲める人があえて飲まないこと、あるいは少量しか飲まないことを言います。

また、コロナ禍の「お酒禁止」ムードも後押しし、もともとは飲酒歴がある人で、お酒をやめることを前向きにとらえ、健康的で有望な選択肢として自ら禁酒を選択をする人が増えており、そういった人たちのことを「ソバキュリアン」と呼んだりもするそうです。

作者は英国生まれで記者、編集者として20年以上のキャリアをもち、英『タイムズ』紙の日曜版で別冊を担当したとのこと。

禁酒や断酒、節酒の本は総じて医師が書いたものが多いのですが、全く違う分野の著者です。

方丈社の書籍目次をみて「面白そうだな」と直感したんで早速今日、Amazonで購入しました。

書籍が来るまでは内容については判らないのですが、この目次、面白くないですか?

方丈社のサイトから目次をコピーさせていただきました。

目次

はじめに――酒をやめればラクになれるのか

第1章 魔物の正体
誰もが多少なりとも「依存」している
飲みぐせはこうして身につく
“ほどほど”は通用しない
習慣を変えるのは何よりも難しい
リラプス(再飲酒)はリマインダー

第2章 アルコールが恋しくなったら
“アル恋”の引き金を知る
一滴も飲まずに人とつきあうには?
酒と同調圧力
飲まない人生に「退屈」の文字はない

第3章 酒とセックスと男と女
「デートでも飲んだらダメですか? 」
セックスはしらふに限る!
アルコールと出会い系
ソバキュリアンは自分に恋する

第4章 スピリットをもってスピリッツを制す
自分と再会するためのスピリチュアルな旅
心のグラスを満たすもの
飲まない自分は何者なのか?

第5章 健康ブームと赤ワイン
体はもともとソバキュリアン
雑念依存には瞑想が効果的
オーガズムな眠り
#ウェルネスと#地球の未来

第6章 酒で心はごまかせない
幸せは心の初期設定
違和感を味方にしよう
心の知性を磨く
アルコールと自信のパラドックス

第7章 しらふでハイになる
歌う、踊る、語る、静かなひとときを堪能する
価値あるハイには努力の価値あり
リラックスするには
解放感を味わうには
親睦を深めるには
陽気になるには
非日常に酔いしれるには

第8章 酒の席につきあう
××とアルコールは使いよう
酒好きに囲まれるのも悪くない

第9章 二日酔いのない社会へ
二日酔いがなくなったら、何を始めよう?
自分の問題が片づくと、人の役に立ちたくなる
ドラゴン退治と心のゆとり
飲まない社会は人にやさしい
すべては小さな意識変革から

第10章 ソバキュリを貫くための12ステップ

目次が伝えてくること

病気のリスクからの脅しが導入ではない

この本の見出しは飲酒の習慣についてから語られています。ここは他の本にもあるパターンですが、その次はアルコールが恋しくなったらどうするか、そしてセックスはしらふに限る!と、飲酒そのものを否定してはいない点が面白いと思いました。

普通は飲酒による睡眠の浅さや肌の不調、高血圧、高脂質、肥満、依存症など、矢継ぎ早にと飲酒が悪の根源だと指摘し、病気のリスクの脅しによる禁酒や断酒への方向転換を主張する本が多い中、この本は違う感じがします。

特に第3章の「セックスはしらふに限る!」は興味津々です。そりゃあしらふの方が感覚が正常だからいいのかもしれませんが、しらふでなかなか誘えないから、誘いに乗れないから飲むんじゃないですか、ねぇ。

お酒を飲まない選択肢の提示が新しい

もうひとつ面白いと思ったのは、お酒を飲むことはできるけど、あえて飲まないというライフスタイルのハナシだということです。

今までの禁酒ものはアルコール依存症からの脱却、または依存症手前の人間の救済といった匂いがする本がほとんどです。そこでは選択としてお酒を飲まないという考え方はなかったと思います。

しかし、ソバ―キュリアスはお酒を飲まない生き方の選択肢を示したものであり、そこに強制感は感じません。

とにかく早く本を手に取って読んでみたいと思います。

方丈社という出版社 面白い

方丈社の公式サイトに以下の会社説明文があります。

凄く興味の湧く説明文です。

まずは「飲まない生き方 ソバ―キュリアス Sober Curious」を読ませてもらい、僕も次から何かやってみたいと考えています。

次回、読後に次を展開いたします。

方丈社について

神保町の魚料理の老舗「魚玉」の二階に、小さな出版社をつくりました。
名前を、方丈社(ほうじょうしゃ)といいます。
名前のとおり、面積そのものはまことに小さなところですが、深くて、豊かで、明るい会社をこしらえました。

縮小しつつある出版業界のなかで、無謀ともいえる船出かもしれません。
けれど、「出版の原点とは何か。本をつくるというのはどういうことか」を、ずっと考えています。
答えは、簡単には出せないけれど、思っていることはあります。

「深くて、豊かで、明るい本をつくる」

その一念のみで、本づくりに精進するつもりです。
おおげさなことをいうつもりはありません。
ただ、本を手に取ってくれた人の、生活や、人生を、ほんのちょっとだけでも幸せにする。
そんな心映えの一冊を、ていねいにつくっていきたい。
「サバ塩定食」が名物の店の二階で、毎日そんなことを考えています。

方丈社はいま、海原にこぎ出た小舟にすぎません。
けれど、その可能性と志は、どこの出版社よりも高くありたいと思います。
宮沢賢治は「下ノ畑ニ居リマス」と黒板に記し、毎日畑で汗をかいてました。
私たちは「サバ塩ノ上」から、人を幸せにする本のことを、来る日も来る日も、考えていきます。汗をかきながら。

どうぞこれから、方丈社をよろしくお願いいたします。

鬼滅の刃聖地巡礼(別府編) こちらも好評いただいています!

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