東急ハンズが買収される!

今日、このニュースが出た。皆さんはどのように感じましたか?

2021年12月22日 日経電子版

ホームセンター最大手のカインズは22日、東急不動産ホールディングス(HD)子会社で雑貨店を展開する東急ハンズ(東京・新宿)を買収すると発表した。ホームセンター業界は新型コロナウイルス下の巣ごもりで一時的に活況に沸いたが、少子化で市場の縮小が続いてきた。自粛の緩和で都心の消費が戻るとみて、東急ハンズの店舗網を取り込んで郊外主体からの脱却を狙う

東急ハンズが厳しい状態なんだろうということは、薄々気付いていた。僕の住む街でも東急ハンズはあり、そこそこ若い男女で賑わっている。でもその割にレジに並ぶ人数は少ない。つまり時間つぶしに商品を手に取っているが、買わないという消費行動が見れていたから。

今の若者、25歳以下のいわゆるZ世代の消費行動の特徴はインフルエンサーの動向、口コミ(Twitter、Instagram)、そしてシェアリングとネット購買だ。僕が知ってる大学生の子は、インフルエンサーや口コミに刺激されて欲しいものができると実店舗でじっくり品定めをし、アマゾンや楽天で購入している。それが洋服でもそうだと言う。実店舗では試着しただけで買わないのだ。何故かっていうと包装してもらい、レジで支払う時間が無駄、買った商品を持って帰るなんであり得ないとのこと。

僕も家電店で商品を見るときはスマホを用意し、価格コムのサイトで表示された価格を店員さんに見せたりしてるけど、それは価格交渉のためであり、そのあとアマゾンでポチることなど気が引けてできない(いきなり価格コムサイトをドヤ顔で店員さんに見せる時点でどうかという意見もあろうが・・・)

僕のことはともかく、現在の東急ハンズは若者たちの消費行動の変化で、流行発信のアンテナショップの地位から陥落し、売れない業態の代表選手に転落しているのだと思う。

ところで皆さんは東急ハンズが買収されたことがこのニュースの肝だと思うだろうか?・・。ああ、やっぱりなという反応と、あの東急ハンズが⁉、という両面の反応はありそうだが、僕はこのことがニュースの肝ではなく、「ホームセンター最大手のカインズが郊外主体からの脱却を狙う」と書かれている点だと思う。

1900年代のホームセンターはモータリゼーションの進展で郊外立地を展開してきた。そのホームセンターの一番手が郊外主体からの脱却を狙わざるを得ないところに、消費の大きな曲がり角が来ていると感じる

東急ハンズの商品は公式サイトから購入できるよ。

東急ハンズの通販サイト「東急ハンズ ネットストア」

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