日本株でGO! №4
さようならマスク
まずこの記事をご覧ください。
タイトルは
「さようならマスク」本番、「化粧品・美容」関連株が本格復活の狼煙上げる 」
です。
新型コロナウイルスの国内での感染が確認されてから3年が過ぎ、いまやマスクの着用は日常の風景となった。しかし、新型コロナ感染拡大にピークアウト感が広がるなか、政府は13日からマスク着用は任意とする方針を示した。いよいよ「さようならマスク」が本格化する。これに伴い、復活期待が高まるのは何と言っても化粧品株だ。出張や観光など外出の機会も増えるなか、化粧品を多く取り扱う 百貨店や美容関連への リベンジ消費需要の増加にも期待が掛かる。
kabutan
3月13日からマスク着用が個人の判断で、という基準に変わります。
3年間にわたりマスク着用をしてきた生活、僕に言わせればマスクが「顔パンツ」としてしっくり来ていた生活が一変するんです。
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マスクを外す生活が来ればまず思い当たるのは口紅を筆頭とした化粧品。
人の動きも出てきます。百貨店なんかもいいでしょう。
遠出をする旅行も活発になります。陸運・空運・ホテル。
そして中国からを筆頭としたインバウンドにも期待が持てます。
こういった銘柄をひっくるめて「さようならマスク関連株」とでも名付けましょうか。
「さようならマスク関連株」とは
さようならマスク関連株にはどんな株があるんでしょうか。kabutanでも紹介してくれています。
化粧品、カウンセリング化粧品、ヘアケアの3部門で見てみましょう。
化粧品関連ではコーセーに期待
株価の動きはどうでしょう。週足チャートで見ます。
資生堂の株価水準は決して高くはありません。
やや下降気味なので26週線にタッチする5900円くらいになればトライしてもいいかもしれません。
コーセーはどうでしょう。
資生堂よりはいい形のチャートに見えます。
10月5日高値の16390円には届きそうです。
コーセーといえば美白化粧品の雪肌精(せっきせい)。東南アジア、そして中国・台湾で人気の化粧品です。
以前ほどの爆買いはないかもしれませんが、インバウンド解禁でまたドンキでの争奪戦と大行列が見られるかもしれません。
インバウンドと絡めてみると資生堂よりコーセーの方が上がるんじゃないかと思っています。
ファンケルは株価にやや力がありません。ファンケルの場合は栄養補助食品の売上シェアが約4割なのでドストライクの「さよならマスク関連株」ではありませんが、インバウンド消費が伸びれば期待はできるかもしれません。
株主優待廃止のノエビアは下落か
ノエビア化粧品は3月と9月の年2回の株主優待が魅力の企業でした。
100株以上で2000円相当、1000株以上で22000円相当の化粧品が貰えていたのですが、これも今年の3月に廃止されてしまいます。
いつも当社をお引き立ていただき誠にありがとうございます。
ノエビアホールディングスでは株主の皆さまの日頃のご支援に感謝し、年1回の配当と、年2回の株主優待を実施しております。
なお、2023年3月31日時点の当社株主名簿に記載された、100株以上保有する株主の皆さまへの株主優待実施を最後といたしまして、以降の株主優待を廃止させていただきます。
株主優待の廃止はノエビアの政策というよりは物言う株主を中心としたステークホルダーの意志ですが、優待内容が魅力的だっただけに株価にも反映しているかもしれません。
持ち合いを続けていますが3月の配当落ち後は株価が一旦下落するかもしれませんね。
ミルボンは中国の需要回復で上放れるか
ミルボンは上か下かに放れそうな位置に来ているように見えます。
9週線、13週線に下支えられているんで上放れするんじゃないでしょうか。
ミルボンは中国関連株としても知られています。中国の脱コロナでお出かけ需要が回復すれば、染毛剤関連の売上増加が期待できます。日本国内需要より中国需要・東南アジア需要が鍵になるかもしれません。
I-neはもう一段高がありそう
I-ne、東証グロース上場企業です。僕はこの会社のことは良く知りませんでした。
ヘア・ボディケア「ボタニスト」と、美容家電「サロニア」が両軸の会社です。
こちらはミルボンと対照的で日本人の女性のお出かけ需要を取り込む企業のようです。
株価の動きは凄いですね。4倍近く上がっています。
直近ではちょっと足踏みですが、これから先もう一段高がありそうに思います。
ビューティガレージは来週面白そう
ビューティガレージ美容サロン向け関連商品のECサイトです。BtoB企業なので一般的には馴染みがあまりないかもしれません。
当社の公式サイトフロントページにはこのような文言があります。
2003年、ビューティガレージは理美容機器のインターネット販売事業からスタートしました。当時の閉鎖的な美容業界では常識外だった中古機器のリサイクルや新品を含めたオンラインでの販売は「サロン開業における初期コストを劇的に下げられる」と、独立開業を目指す多くのお客様にご支持をいただき、現在では300万超アイテムを扱う日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームに成長しています。
サロンを支援する企業なので「さようならマスク」による新たな需要を創出する関連株です。
週足で見ると綺麗な上昇局面にありますが、直近の3月10日に上下に大きく動いています。
日足で見てみましょう。
3月9日に空を明けて大幅上昇、良く10日も上下に大きく動いて前日同水準に留まりました。
出来高も大きく増えています。
この会社、3月8日が決算発表でした。
翌日の株探ニュースです
「Bガレージが急反騰、11~1月期営業63%増益と急拡大で物色人気化」
ビューティガレージ<3180>が4日ぶりに急反騰、カイ気配で始まる人気となった。同社はサロン向けに美容関連機器や化粧品の販売を行っているが、ネット経由の販売が好調で業績を押し上げている。8日取引終了後に発表した23年4月期第3四半期(22年5月~23年1月)決算は営業利益が前年同期比6%増の8億3400万円と増益を確保した。特に第3四半期単独(22年11月~23年1月)に限ると、同利益は前年同期比63%増と伸びが顕著となっており、これを評価する買いが流入する格好となっている。
翌日の10日は終値で伸びませんでしたが、上値を試す場面がありました。
この3月10日の日本の株式市場は年初来最大の下げ幅、479.18円下落という大荒れの日でした。
この状況の中で踏みとどまったのは一過性ではないという証拠になるでしょう。
ビューティガレージはまだ上がりそうですね。