日本株でGO! №9
日経平均が再度急上昇
4.11バフェット砲の効果は続くか
日経平均株価は3月9日までの急上昇を猛追する形で先週、高値28515.51円まで急上昇しました。
特に4月11日以降、急伸しています。
最大の要因は「バフェット砲」
4月11日にバークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株の買い推奨発言をしました。
しかも日本に来訪してです。
バフェットは皆さんご存じでしょうが、一応略歴を紹介します。
ウォーレン・バフェット氏(Warren Buffett)
1930年、米中西部ネブラスカ州のオマハに生まれる。6歳からガムを売り歩き、11歳で株式投資を始めた。「割安株投資の父」ベンジャミン・グレアム氏に感化されて投資家の道を志す。
1965年に繊維会社だったバークシャー・ハザウェイの経営権を握り、同社を母体に投資や事業投資を展開して財を築いた。
優良銘柄を本質的価値より低い価格で買う投資スタイルで知られ、「オマハの賢人」との異名を持つ。大富豪ながら質素な生活で知られ、コーラとハンバーガーを好む。
バフェット氏の主な発言を日経新聞から転載します。
バフェット氏は日本の5大商社株の保有比率を高めると言っており、実際商社株は上昇していますね。
今週以降、このバフェット砲効果は継続するか。ひとつの見どころです。
4月14日はファーストリテイリングの押し上げ効果
先週の日経平均株価、4月14日(金)大引けの日経平均は前日比336.50円高の28493.47円でした。
大きな上昇と言えますが、その8割方はファーストリテイリングによるもの。
当日値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり、1銘柄で日経平均を約261円押し上げました。
通気の最終利益の見通しを2300億円から2400億円(前期比12.2%減)に引き上げ、今期の年間配当の予想(株式分割考慮後ベース)を230円から250円に増額修正したことに市場が反応したものです。
4月14日の日経平均の急騰はファストリ効果そのもの。いわば熱狂無き急騰です。
これは終わりの始まりになるんでしょうか?
ファーストリテイリングについては株式分割後にきっと上がるだろうと思っていましたが、やっぱ、凄いですね。
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4月17日週の日本株はどうなる
5月決算の先取り
【杉村富生の短期相場観測】 ─主軸株のPBR1倍割れ銘柄を狙う!
僕が比較的よく参考にしているアナリストです。今週の日本株についてこんなふうに言っています。
日経平均株価は3月16日の2万6632円が安値だ。直近高値は4月14日の2万8515円である。年初以来のボックスゾーンの上限に到達している。目先のフシ目は3月9日の2万8734円、昨年8月17日の2万9222円などだが、今回はここを上抜けるのではないか。
外部環境ではインバウンドの復活、自動車業界の増産、中国景気の回復、製造業の国内回帰、新工場の建設ラッシュ、半導体業界の底入れ、超金融緩和の継続など株価支援材料が相次いでいる。景気は日米ともに後退局面にある。企業業績は厳しいが、株価は“未来”を予測するものだ。気にする必要はないだろう。
僕も概ね賛成、そして個別株の選別がよりなされると思います。5月決算を踏まえ、業績修正も今から出てきます。
今週は業績修正の先回り狙いの動きが出るでしょうね。
4月決算でもホームセンターなど、内需関連銘柄にとんでもない動きをするものが出ています。
今後も内需型企業、インバウンド関連企業には特に急騰を演じるものが出て来ると思います。
5月はどんな企業の決算が見ものになるんでしょうか。
日経平均28,750円越えがあるか
日経平均の直近高値は3月9日の28,734円。これを超えることができるのがが今週の見どころです。
28,750円超えになると一段高もありそうです。
でもそこから先はそうそう上手く行くかは不安要素もあります。
アメリカの景気減速が目に見える形になってきました。
FRBの利上げが5月にストップするのか、それが株価にどう影響するのか。
5月のゴールデンウィーク前の来週、24日からの週に一波乱あるというのが僕の見立てです。
今回はここまで、また見てね👋