日本株でGO! №13
目次
アドバンテストの株価推移
アドバンテスト目覚めるか?
まずは9月25日のみんかぶのこの記事。
アドバンテストに買戻しが誘発され、反発の兆しがあるという内容。
023年09月25日09時09分
アドテスト、ディスコなど頑強、米エヌビディア下げ止まり目先自律反発狙いの買い
アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など生成AI関連に位置付けられる半導体製造装置関連は頑強な値動き。ここ半導体セクターは調整色の強い展開で、特にアドテストは前週末時点で26週移動平均線を下回るなど軟調さを際立たせていた。米国株市場では生成AI関連のシンボルストックとして買われていた画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が値を崩し半導体関連全般の見送りムードを助長、東京市場にもこの流れが波及していた。しかし、直近は売り飽き気分も台頭、前週末はエヌビディアが4日ぶりに反発したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も小幅ながら切り返しに転じた。アドテストなどエヌビディアと株価連動性の高い銘柄にも買い戻しを誘発している。
株に興味があって僕の「日本株でGO!」を見に来てくれている方なら全く説明不要ですが、僕のブログの主力は「ホンダヴェゼル購入記」と「アニオタWorld!」。
株のこと全く知らないって人もいるでしょうね。
そういう方のために簡単にアドバンテストを紹介。
株探からの会社情報です。
アドバンテストは半導体試験装置の大手。製品では世界一のものもあります。
7月中旬までは物凄い上昇。
この時期は生成AIブームで半導体関連株、特にグロース株は元気でした。
週足チャートで下げ止まり?
このアドバンテスト株、週足でみるとこんな感じです。
9月22日にMA(26)を下回るところまで来ましたが、ここでコツンと反転したかのようにも見えます。
ディスコは足踏み状態。
エヌビディアも同じくですが、ディスコよりやや日柄調整が進んでいる感があります。
NVDA(エヌビディア)の株価が軟調
アドバンテストとディスコは日本株、そしてエヌビディアはアメリカ株です。
ですが、日本の半導体株のほぼすべてがこのエヌビディア株の動向に左右されています。
半導体を取り巻く世界で今、生成AIという新しいテクノロジーが実用化されつつあります。
そこで一番注目されているのがGPU、その全世界の80%を製造していると言われるのが米国のNVDA(エヌビディア)だからです。
8月23日に発表された決算は驚くほど好調な内容でした。
株探から引用します。
2023年8月24日 5時58分
エヌビディアが決算受け時間外で12%大幅高 AIの需要急増でまたもや驚くほど好調な見通し=米国株個別
エヌビディア<NVDA>が引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。AI関連の需要が予想以上に旺盛でデータセンター部門の売上高が予想を大きく上回っている。
第3四半期のガイダンスも公表し、予想を大きく上回る売上高見通しを示した。同社はまた250億ドルの自社株買いも承認。
同社はAIコンピューティングにおいて際立った存在となっている。データセンターでのAIプロセッサーの需要急増に後押しされ、またもや驚くほど好調な見通しを発表した。
チャットボットやその他のツールの需要急増に直面しているデータセンター事業者が、AIの重いワークロードを処理するのに長けている同社のプロセッサを買い集めている。そのおかげで、同社は業界全体のチップ不況から急速に脱却し、ここ数年で最も速いペースで成長を加速させている。
株価は時間外で12%の大幅高。
決算発表後、時間外取引で12%上昇を演じたエヌビディア株ですが、翌8月24日に天井を付け、9月には一気呵成に転がり落ちるような下落を演じています。
さらに株探から、専門家の見解です。
2023年9月5日 23時57分
米大手証券ストラテジスト AI関連株はバブルではない=米国株個別
AI関連株について、一部ではバブルではとの指摘も出ているが、米大手証券のストラテジストは、それらのバリュエーションの高さはそれほど極端ではないとし、バブルのと見方に反論している。ファンダメンタルズは堅調でバリュエーションは高いが、過大ではないという。AIの初期の勝者はファンダメンタルズが強固で、バリュエーションも過去の高揚期に比べ極端ではないとしている。
「われわれは、さらなるアウトパフォームにつながる可能性が高い新しいテクノロジーサイクルの比較的初期段階にまだいると考えている」と指摘している。
AIラリーをリードする銘柄は、過去のITバブル期の大手企業よりもかなりバリュエーションが低い水準で取引されており、今日の企業はすでに利益を上げ、キャッシュを生み出しているという。
ナスダック100は年初来で42%上昇しているのに対し、S&P500は18%の上昇に留まっている。米国債利回りの上昇にもかかわらずIT・ハイテク株がアウトパフォームしているのは、投資家が将来の成長が割引率の上昇を相殺すると期待していることを示しているとも指摘している。
エヌビディアは超絶好決算であったことは事実ですが、バリエーションが高いことを嫌った利確売りに押された下落と見ることができます。
また、「AI関連株はバブルではない」とも言っています。
潜在的な実力はまだまだあるということのようです。
半導体株の逆襲はあるのか
アドバンテストがそろそろ目覚めるのか、そして半導体株の逆襲はあるのか。
今朝の日経新聞のこの記事に注目しています。
岸田首相が10月にまとめる経済対策です。
概要が9月25日に発表されました。
その中で僕が注目するのが「成長力につながる国内投資促進」です。
岸田首相、経済対策の策定指示へ 投資促進など5本柱
2023年9月26日 5:00
岸田文雄首相は26日の閣議で、関係閣僚に10月中にまとめる経済対策の策定を正式に指示する。半導体や蓄電池の国内生産を支援するため設備投資を促す税優遇などを盛り込む。物価高による国民負担の軽減へ、ガソリンや電気・都市ガスの価格抑制策などを講じる。
対策は①物価高から国民生活を守る②持続的賃上げ、所得向上と地方の成長③成長力につながる国内投資促進④人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革⑤国土強靱(きょうじん)化など国民の安全・安心――の5つの柱で構成する。
日経記事では次のように記されています。
どのような税制が打ち出されるのでしょうか。
半導体や蓄電池、バイオ関連を対象に初期投資に限らず5〜10年の単位で企業の生産コストの負担を軽減する税制を検討する。首相は半導体などの国内生産を促す政策に関し「地方を含め成長分野への投資は雇用の創出や持続的な賃上げ、所得向上に重要な取り組みだ」と説明した。
今回は、ここまで。またね👋
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