日本株でGO! №18
ゲオホールディングスが第2四半期決算を発表
今期経常を33%上方修正
2023年11月10日、ゲオホールティングスが2024年3月期第2四半期決算を発表しました。
今期経常を33%上方修正・8期ぶり最高益、配当も5円増額という好決算です。
特に増益率が13.2%増→50.9%増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなっています。
2023年11月10日15時00分
ゲオHD、今期経常を33%上方修正・8期ぶり最高益、配当も5円増額
ゲオホールディングス <2681> [東証P] が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.5%増の86.7億円に伸びた。
併せて、通期の同利益を従来予想の135億円→180億円(前期は119億円)に33.3%上方修正し、増益率が13.2%増→50.9%増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
増配と株主優待廃止
決算発表の中身をよく見ると増配と株主優待廃止のプラスとマイナスのトピックスがありました。
2023年11月10日16時23分
ゲオHDが24年3月期業績及び配当予想を上方修正
ゲオホールディングス<2681>がこの日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を4000億円から4280億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を130億円から170億円(同60.1%増)へ、純利益を70億円から90億円(同58.4%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各12円の年24円としていた配当予想を中間12円・期末17円の年29円(前期24円)へ引き上げた。
上期において、リユース衣料 ・服飾雑貨を取り扱う2ndSTREETの既存店売り上げが安定して伸長し、売り上げが想定を上回った。一方のレンタル商材は市場縮小に伴い想定の範囲内で売り上げは減少したものの、新品商材やリユース通信機器及び高級時計を中心としたリユースラグジュアリー商材の販売が好調に推移しており、これらにより上期業績が計画を上回ったことが要因としている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)は、売上高2157億6100万円(前年同期比25.0%増)、営業利益73億700万円(同16.1%増)、純利益57億1700万円(同26.3%増)だった。
更に、24年3月末時点の株主に対する株主優待の提供を最後に、株主優待制度を廃止すると発表した。より公平な利益還元を実現するのが狙いとしている。
増配は年24円から29円への引き上げ、20.8%のアップです。
100株保有者では500円の増配になりますね。
一方株主優待の廃止ですが、ゲオHDでは100株以上保有者に一律2,000円のリユース割引券を贈呈していました。
単純に見ると300株以下の保有者だと損、500株以上保有者だと得になるという結果です。
株価は12.67%下落と大暴落
8期ぶりの最高益の決算を叩き出したにもかかわらず、ゲオHDの株価は暴落しました。
前日対比▲12.67%の2,171円。
こちらは9月13日の1分足です。朝方高いところもありましたがずるずると下げ、引けにかけてやや買い戻しが入っています。。
出来高も176万株以上と膨らみ、決算結果は良かったものの材料出尽くしで売られたようです。
直近高値圏で推移していたため、利益確保で下落に拍車がかかったものとみられます。
理解に苦しむ謎の暴落
「理解に苦しむ謎の下落」
今回のゲオHDの決算を受けての暴落に対する感想です。
いくら材料出尽くし感があったとしても、それで12%も急落するものなのか?
本日の東証プライム値下がり率ランキング6位です。
ゲオHDのPERは9.6倍(15倍が目安)、PBRは1.05倍(1倍以上が望ましい)なので株価収益率からはやや割安、株価純資産倍率は標準的な位置にいます。
直近高値圏にありましたが、まだ割高な水準ではありませんでした。
「これは明日以降、見直し買いで戻すんじゃないかな」と個人的な意見です。
ゲオホールディングスの株価はどうなる
成長戦略には夢がある
今回の決算報告資料です。
レンタル部門の市場は急速に縮小し、そのためゲオHDのシェアは50%を超えています。
市場占有率が高まっていますが、このしぼむ市場で生き残れるのか?
なんて考えたあなたはトレンドに乗り遅れています(僕もです)
GEOと聞いて「レンタルビデオ・CD」を連想するのは昭和の世代。
今のゲオホールディングスは2nd STREETの会社ですよね。
GEOは国内のみ展開で1,086店舗。2nd STRRETは世界展開で合計894店舗と迫っています。
売上でみても2nd STRRETのリユース事業が圧倒的に数値を伸ばしています。
会社としてもその点を良く考えており次のような成長戦略を策定しています。
なんか夢があって面白い会社だなと思いますね。
詳しくはこちらを見て下さい。
同業のコメ兵の決算が気になる
リユース業界でゲオHDの並ぶのがコメ兵HDです。
10年間の株価の推移は絶好調と言えるでしょう。
この会社、11月14日、つまり今日決算発表です。
13日は▲4.52%の下落。
この日、暴落したゲオHDの連れ安だったのではないかと思います。
果たして明日以降この会社の株価がどう動くのかにも注目しています。
今回の暴落は絶好の押し目では
ゲオHDは中長期的に見ればまだまだ上値余地の高い企業だと考えています。
今回の12%を超える下落もそう遠くない時期に取り戻し、さらに上という期待をしています。
昨今の物価高によるリユース需要の拡大が最大の根拠。
海外展開にも夢がありますよね。
2023/11/10 15:01
ゲオH (2681)
2024年3月期連結中間決算、経常損益8,675百万円。
【業績予想/決算速報】ゲオホールディングス<2681>が11月10日に発表した2024年3月期中間決算の経常損益は8,675百万円であった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想(13,500百万円)から上方修正され、50.9%増益の18,000百万円を予想している。
今回のお話しであなたにゲオホールティングスの株の売買を推奨する意図は一切ありません。
株式投資は自己判断でお願いします。
11月14日追記 本日+8.75%!急騰しました
それじゃ、またね👋
今回の説明資料としてゲオホールティングス決算説明資料の図表を使用しました。
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