写真は以下の公式サイトからお借りしました。
社会貢献型ショッピングサイト「junijuni」junijuniが目指すもの
Junijuniは社会貢献型ショッピングサイト「junijuni sponsored by TOKYO GAS」として2019年4月25日に開設しました。
本サイト名の「junijuni」(読み方:ジュニジュニ)は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)における「12 つくる責任、つかう責任」に本サイトの趣旨が合致することから、12(ジューニ)に重ねて命名したものです。
これまで賞味期限の切迫やパッケージの新調、期間限定プロモーションの終了等を理由に廃棄されていた食品・日用品等をおトクに販売するサイトです。
もちろん名前のとおりサイトの開設・運営、および商品の販売を通じて、社会課題である食品ロス等、商品廃棄の解決に貢献しています。
junijuniの仕組みは以下の図で良く判ると思います。
- メーカーから廃棄前の商品を大量に安く仕入れる
- junijuniの会員へこの商品を安価に提供
- 購入者は商品購入時に寄付先を指定し購入価格の0.5%程度を寄付する
- 購入者にはjunijuniからその倍額のポイントが付与される
junijuniでは販売した商品代金の0.4%~0.5%程度を以下の12の団体へ寄付する仕組みになっています。
寄付額はあらかじめ決まっていますが、購入者は商品購入サイトで寄付先を選択できます。
下が寄付先一覧です。
この寄付を「損じゃん」などと思う方はjunijuniの利用者にはいないと思いますが、念のためお話しすると、購入者には寄付金額の倍のポイントが贈呈され、次回商品購入時に使用できます。
僕の購入画面サンプルにあるように国境なき医師団へ購入時19円寄付、そして39ポイントが付与されました。
junijuniは単に大量仕入れで安価な商品を提供することが第一の目的ではありません。
ビジネスモデルの根幹には「つくる責任、つかう責任」があります。
jinijuniの名前は国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の「12 つくる責任、つかう責任」にサイトの趣旨が合致することから、12(ジューニ)に重ねて命名したものです。
junijuni(ジュニジュニ)ってちょっと言いにくい名前ですが、理由が判れば納得できます。
非常に高い理念で運営しているショッピングサイトです。
エシカル消費を提案するjunijuniはこちらから
社会貢献型ショッピングサイト「junijuni」junijuniのビジネスモデルの背景には社会的に大きな潮流となっている「エシカル消費」があります。
エシカル消費の定義については消費者庁HPにまとめられているので引用します。
エシカル(※)消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。(※)エシカル=倫理的・道徳的
私たち一人一人が、社会的な課題に気付き、日々のお買物を通して、その課題の解決のために、自分は何ができるのかを考えてみること、これが、エシカル消費の第一歩です。
2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12に関連する取組です。
消費者庁HP
消費者庁HPではさらに消費者の具体的な行動として以下の商品購入を促しています。
- フェアトレード認証商品
- 売上金の一部が寄付につながる商品
- 障がい者支援につながる商品
junijuniによる寄付活動は上記3つのすべてを網羅的に包括しています。
ちょっとフェアトレードが判りにくいかもしれないので補足します。
フェアトレードとは、生産者が人間らしく暮らし、より良い暮らしを目指すため、正当な値段で作られたものを売り買いすることです。
昨今中国政府が新疆ウイグル自治区で行なっている大量の拘束、虐待、強制労働などが世界の批判の的になっていますが、フェアトレード認証商品はそのような疑いが一切ない商品であることを証明します。
「ベトナム子ども基金」などへの寄付活動が認証商品の拡大につながることは容易に想像できますよね。
その他の2つはjunijuniの寄付活動そのものが目指すものです。
下の表は日経BP(東京・港)がマーケティングとテクノロジー、消費の3分野の潮流を分析した「トレンドマップ2022上半期」でスコアを伸ばしたバズワードです。
環境や社会に配慮した商品を選ぶ「サステナブル・エシカル消費」をはじめ、環境関連キーワードへの注目が高く、経済的なインパクトの面で大きくスコアを伸ばしています。
記事ではこのように書かれています。
消費面では1990年代半ば以降に生まれたZ世代を中心にサステナブルな商品・サービスを重視する傾向が顕著。環境や社会課題への貢献が、経済への本格的な影響を伴う時代に入ったことを示唆する。
特に20代~30代の皆さん、きっと思い当たると思います。今、環境問題を無視すると仲間外れにされますよね。
エシカル消費を提案するjunijuniはこちらから
社会貢献型ショッピングサイト「junijuni」「安いだけの通販」では支持されない
日本国内で廃棄されている食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)は、643万トンにのぼります。これは世界の援助量のおよそ2倍に当たる膨大な量です。廃棄コストだけでも年間2兆円を要しています。
この原因の一つにメーカーと小売店の間で商慣行として実施されている『3分の1ルール』があります。
賞味期限6か月の商品でも販売期限は4か月とするのが慣行で、残り3分の1を残して商品は撤去(一部値引販売)されます。消費者保護を過剰に実施した結果のこのルールのため、多くの商品が賞味期限を残して廃棄されています。
junijuniはこれらの商品を仕入れ、販売しているのです。勘違いして欲しくないのは賞味期限切れ前の商品を安く買い叩き、売りさばくのではないということ。
junijuniの理念はSDGsにある「つくる責任 つかう責任」です。
消費者の我々はこれをエシカル消費と捉え、つかう責任者として商品を購入すべきだと考えます。
食品の場合、賞味期限切れになったら食べられないではないかと思われる方、いらしゃると思います。
でも、この考え、間違いなんです。
農林水産省が子供向けに開設したサイトをご覧ください。
賞味期限については「この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません」と記述しています。
要は本来の美味しさが保てる期限が賞味期限です。
賞味期限間近の食品であっても大丈夫、問題ないということですね。
エシカル消費を提案するjunijuniはこちらから
社会貢献型ショッピングサイト「junijuni」これからの時代、僕ら消費者の「つかう責任」は問われ続けるでしょう。
junijuniの公式サイトに以下のアイコンがあります。
これは国連のSDGsのロゴを組み合わせたものですが、このアイコンについてのコメントはありません。
以下のように記載しているだけです。
本サイト名の「junijuni」(読み方:ジュニジュニ)は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)における「12 つくる責任、つかう責任」に本サイトの趣旨が合致することから、12(ジューニ)に重ねて命名したものです。
12だけでなく1の「貧困をなくそう」、4の「質の高い教育をみんなに」、そして17の「パートナーシップで目標を達成しよう」を当社の理念のアイコン12に繋げています。
敢えて語らず理念をアイコンで表現する。
物凄く感動的な絵だな。と思うのは僕だけでしょうか?
junijuniは社会貢献型のショッピングサイト
junijuniが寄付金付きの通販サイトといっても普通のネットショッピングと全く変わりません。(商品を購入する際、寄付先を選ぶだけです)
取扱商品は2022年6月25日現在で1,234件です。多くはありません。
むしろ大手の通販サイトと比較するとかなり少ないと言えます。
品揃えで消費者を引き寄せるビジネスモデルではないため、商品数が少なくても運営できるんでしょうね。
junijuniを使う消費者は環境やエシカル消費に理解のある人だということでしょう。
カテゴリーと主な商品は表のとおりです。(各カテゴリーをクリックすると詳細を見に行けます)
カテゴリー | 主な商品 |
食品 | レトルト食品・缶詰・カップ麺・パスタ・調味料 |
スナック・お菓子 | スナック・チョコレート・おつまみ・スイーツ |
飲料 | 水・ソフトドリンク・お茶・コーヒー・ゼリー飲料 |
美容・健康 | スキンケア・ボディーケア・ヘアケア・基礎化粧品 |
日用品 | 掃除・選択・日用雑貨・消臭・除菌・オーラルケア |
ペット用品 | 犬用品・猫用品・その他 |
junijuniを使い場合、忘れてはいけないのが「消費期限が間近」ということです。
エシカル消費の観点からそういう商品を販売しているので当たり前ですが、もともと単品だけでなくある程度のロットで販売しているため、購入する側も5個、10個とまとめ買いになる傾向があります。
3,980円以上でないと送料がかかるので、この金額以上の購入になるのが普通だということも一因です。
シャンプーなんかの商品は問題ないですが、食品のまとめ買いは賞味期限に注意しましょう。
junijuniは品質には問題ないけれど、「賞味期限間近品」や「パッケージ変更品」 「過剰生産品」といった理由で廃棄対象となってしまうような食品や 日用品を主に取り扱っています。
そのため、セール品は通常販売価格の半額以下の商品も結構あります。宝探し感覚で見ていくと結構楽しめます。
しかし、通常販売の商品価格は決して最安値ではありません。単品なら近所のスーパーの特売品として売られる方が安いという商品がほとんどです。
なお、会員限定のシークレット会場というのがあり、ここなら大体半額なので割安感がありますが、商品数は少ないです。
junijuniはお得にお買い物して、<ロス削減>と<寄付>のダブルで社会貢献するということを楽しむショッピングサイトです。
安いだけを求める人は使わない方がいいでしょう。
今、アメリカの利上げやウクライナ情勢、コロナ禍の人手不足、半導体不足など様々な要因でかつてないほどの値上げラッシュとなっています。
為替も24年ぶりの円安に大きく振れ、行く先の値上げ懸念が深刻です。
このような状況のなか、価格比較が容易な通販サイトでのショッピングはまだまだ伸びていくと考えられます。
しかし、「安さ」だけを追い求める消費行動のままでいいんでしょうか?
「物の値段は安いことに越したことはない」というのは間違ってはいませんが、マクロ的な視野で見ると、いつまでもデフレから逃れられずアジア諸国、アフリカ諸国に追い越される日本を招いていると言えます。
僕らは地球市民の一員として「つかう責任」を全うできているかを問い直す必要があるでしょう。
その問いの一つの答えとなるのが「通販サイトjunijuni」です。
あなたもお得にお買い物して、<ロス削減>と<寄付>のダブルで社会貢献しませんか?
junijuniの利用はこちらから
社会貢献型ショッピングサイト「junijuni」☆☆☆☆☆☆
本日はここまでです。毎週配信しているのでブックマークして来週も見に来てくださいね。