NewsReview vol.3
今回は日経新聞『ソニーがプラ包装全廃、紙・竹素材に まずスマホなど』(2022.11.8)のレビューです。
記事には次のように書かれています。
国内電機大手でプラスチック包装の全廃を掲げるのはソニーが初めてなんだそうです。
対象はソニーが世界で発売する重さ1キログラム以下の小型新商品でオーディオやスマホ、カメラなどが含まれます。
今後は外部調達する紙箱のほか、竹やさとうきびの繊維などを原料として自社開発した新素材を使います。切り替えに伴うコスト増は商品の仕様見直しで吸収するとのこと。
梱包の無駄をなくし材料の使用量を減らすほか、説明書はイラストやQRコードを取り入れて最小限にするとのことです。
ソニーのラスチック包装廃止の背景は”環境汚染”です。
プラスチックは腐食しないため、細かく砕かれても自然になくなることはありません。
これを「マイクロプラスチック」と言いますが、海洋生物がこれを食べて死亡するケースや、食物連鎖による人体への影響が懸念されています。
2018年6月に発表されたUNEP(国連環境計画)の報告書『シングルユースプラスチック』で、日本のプラスチックごみの廃棄量を人口1人当たりに換算すると32kg、アメリカに次いで世界第2位だということが明らかになりました。
この衝撃的なニュースで日本でのプラスチック使用低減の動きが大きく加速化しました。
今やスーパーやコンビニでのレジ袋は有料が当たり前ですよね。
プラスチックの使用低減の動きは世界的な大きな波として広がっています。記事ではアップルやイケア、日立製作所の取り組みも表にまとめていました。
ソニーのプラ包装全廃のニュースを見て、身の回りにあるプラスチックで気になるものがあります。
洗濯物を干すハンガーや洗濯ばさみ、そして布団ばさみです。
僕はプラスチック製のそれらを使っていますが、2.3年くらいで劣化するので都度買い替えて使っています。
以前ハンガーはステンレス製を使ったことがあったのですが、ハンガーのピンチが絡まり使いにくく、プラスチック製に買い替えたことがあります
(当時は脱プラスチックという意識はなく、単にステンレス製が長持ちしそうと考えたからです)。
今回もう一度環境問題の観点からステンレス製のハンガー、洗濯ばさみ、布団ばさみを検討してみました。
ステンレス製ハンガーをネットで探していたら大木製作所ステンレス製折り畳みハンガーというのに出会いました。
この大木製作所、なかなか業界では有名な会社みたいでAmazonにも楽天市場にもヤフーショッピングにも出品しています。
最大の特徴はハンガーに取り付けているピンチの形状です。
紹介分には以下のように記載されています。
ピンチが片吊り方式の場合、2折りから拡げた際に 片側がフレーム本体 又はピンチのつかみ部分内側に、畳み込んだピンチが入り込み同時に絡み合い、拡げる際に絡みを解く、または拡げた時にピンチを破損させるなどのストレスが多くありました。
そこで鎖を両吊りにし ピンチつかみ部分内部に線材侵入を防止し、止目先の密着精度より向上させ 洗濯物を確実にキャッチさせる事に成功しました。
【ステンレス製ハンガー】
【ステンレス製洗濯ばさみ】
【ステンレス製布団ばさみ】
アイリスオーヤマのピンチハンガーは畳んだときにピンチが絡まないように、ピンチの両端をリングで繋いだ構造になっています。フックはロックで固定ができ、回転タイプなので強風に煽られても、落ちる心配なく使用できます。大きすぎない32ピンチタイプで、1~2人暮らしの方におすすめです。
価格もAmazonなら1,691円と安価です。
【アイリスオーヤマ ステンレス製ハンガー】
【こっちも見てね】