日本株でGO! №16
ホンダが第2四半期決算を発表
今期最終を16%上方修正
2023年11月9日、ホンダが2024年3月期第2四半期決算を発表しました。
連結最終利益は第2四半期累計で前年同期比82.1%増の大幅増収、通期利益見通を16.3%上方修正するという好決算です。
2023年11月09日15時00分
ホンダ、今期最終を16%上方修正
ホンダ <7267> [東証P] が11月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比82.1%増の6163億円に拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の8000億円→9300億円(前期は6514億円)に16.3%上方修正し、増益率が22.8%増→42.8%増に拡大する見通しとなった。
為替レートを1ドル=125円から140円に見直し
ホンダは想定為替レートを1ドル=125円としていました。これはかなり保守的な数値です。
これを今回140円に見直しています。
2023年11月09日17時04分
ホンダが今期業績予想を上方修正し配当増額、円安と値上げ効果を織り込む
ホンダ<7267>は9日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。売上収益の見通しを18兆2000億円から20兆円(前期比18.3%増)、最終利益の見通しを8000億円から9300億円(同42.8%増)に上方修正した。
円安効果や値上げによる影響などを織り込んだ。想定為替レートは1ドル=125円から同140円に見直した。一方、今期のグループ販売台数の見通しは四輪事業では世界全体でこれまでの435万台から410万台(前期は368万7000台)に引き下げた。
株式分割前の水準で、これまで75円の計画だった中間配当は12円増額して87円で決定した。期末配当予想は、10月1日付の株式分割後の水準で25円から29円に見直す。4~9月期の売上収益は前年同期比18.9%増の9兆6093億9200万円、最終利益は同82.1%増の6163億100万円だった。
日経新聞調べでは輸出企業84社の想定為替レートは131.68円。ホンダはこれを6円以上円高に想定していました。
11月9日の為替相場は1ドル=151円。ホンダが140円に見直しても現在の為替水準ではまだまだ含み益が出る水準です。
四輪事業を435万台から410万台に引き下げ
一方、四輪事業の生産台数を従来予想の435万台から410万台に引き下げというバッドニュースも出しました。しかし、前期は368.7万台だったので前期比ではプラスですが、この引き下げが後でお見せする株価にマイナスインパクトを与えたようです。
内訳をみると日本は75万台増える見通しですが、北米が25万台減、アジアが300万台減となっています。
アジアの大幅減は中国が要因です。
4月から9月までの実績値でも中国は前期比割れの87.7%の水準に落ち込んでします。
通期では日本だけが前年同期比プラスの見通しですが、今、日本でホンダがそんなに売れてるんでしょうか?
ヴェゼルとN-BOXとフリードしか売れていない印象なんですが・・・
増配も実施
報道では「株式分割前の水準で、これまで75円の計画だった中間配当は12円増額して87円で決定した。期末配当予想は、10月1日付の株式分割後の水準で25円から29円に見直す。」
とあります。株式分割しているので判りづらいんですが、16%の増配です。結構大きい増配率ですね。
しかしこの後株価は下がってしまいます。
株価下落の原因は四輪車販売台数のネガティブな見通しと、増配はしたものの自社株買いをしなかったことの2点だと言われています。
ホンダの株価はどうなる
株価は4.11%下落
決算を受けたホンダ株は下落しました。前日対比▲4.11%の1586.0円。
長い下ひげを付けているので見直し買いは入ったようです。
一時は1534.5円まで下落しています。
10日の終値は微妙なところに差し掛かっています。
下押し圧力が強い位置にあるように見えますが、出来高を伴い長い下ひげの陽線を形成しているので上に行くと僕は見ています。
バリエーションは割安
ホンダのPERは8.3倍(15倍が目安)、PBRは0.63倍(1倍以上が望ましい)なので株価収益率からみても株価純資産倍率からみても割安水準です。
自動車産業自体がそもそも割安な位置に留まっているのでホンダだけがこの水準で割安とは言えませんが、今回の決算内容から見ると決して割高ではないと思います。
株価下落はコンセンサスを下回ったから
しかし、実際は決算を受けてホンダの株価は下落しました。
株価下落の最大の要因はコンセンサスを下回ったからと言われています。
今回の決算で上方修正したものの、通期の税引前損益予想はIFISコンセンサスを5.6%下回っています。
【業績予想/決算速報】本田技研工業<7267>が11月9日に発表した2024年3月期中間決算の税引前損益は879,285百万円、直近のIFISコンセンサス(885,533百万円)とほぼ変わらずの水準だった。また同日発表された業績予想によると通期の税引前損益は前回予想(1,185,000百万円)から上方修正され、58.6%増益の1,395,000百万円を予想、IFISコンセンサスを5.6%下回る水準となっている。
恐らくこれが決算発表後の株価下落の最大の要因です。
終値では4.11%の下落でしたが場中では一時7.2%まで下落しました。しかしそこから盛り返したのですからコンセンサスショックをある程度吸収したと考えていいでしょう。
しかし最近、好決算を発表したものの、コンセンサスに届かず株価が急落するケースを多く見ます。
そして急落後、急反発とはいかない場合が多いように思います。
ホンダの株価の回復は「急反発」と行くのでしょうか。
レーティングで追い風も
ホンダの決算を受け、追い風も吹いています。証券会社による目標株価です。
本日11月10日の株価は1,586円。
それに対して3社が目標株価を発表しましたが、1,950円、1,767円、2,050円といずれも現在株価の1,586円を上回っています。どこの証券会社かは明らかにされていませんが、日系中堅と大手ということ。
この証券会社名が明らかになると新聞等で取り上げられ、株価も目標株価に近づいていくということが良くあります。
ここは買い場!
将来の株価に断定的なことを言及するのはご法度ですが、ここは買い場と僕は考えています。
そして買い増ししました。
何たって「ホンダヴェゼル購入記」の主宰者ですから。
ホンダを応援してますよ。
☆☆☆
僕はもともホンダ株のホルダーなのでポジショントークも含まれています。
今回のお話しであなたにホンダの株の売買を推奨する意図は一切ありません。
株式投資は自己判断でお願いします。
それじゃ、またね👋
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