日本株でGO! №6
居酒屋・カラオケ関連銘柄の現状
居酒屋・カラオケ関連銘柄とは
今回の記事ネタはこちら
天海源一郎さんのコラムでノーマスクをきっかけに業績回復が確かなものになる可能性があるサブセクターとして以下の5銘柄を「カラオケ・居酒屋関連銘柄」として紹介しています。
順番に見てみましょう。
本日は2023年3月13日です。
日経平均株価はこんな形。地合いは悪いです。
鳥貴族ホールディングス(3193)
鳥貴族の日足チャートです。2000円底値としての下値模索をしています。
決していい形のチャートではありません。
でも3月13日は長い下髭を付けて陽線が立っていますね。
実は3月10日に中間決算が発表されていました。
内容はあまりいいものではありません。
しかし株価は一旦失望したものの、下げたところを拾う動きも見られます。
2023年7月期連結中間決算、経常損益364百万円。IFISコンセンサスを下回る水準。
【業績予想/決算速報】鳥貴族ホールディングス<3193>が3月10日に発表した2023年7月期中間決算の経常損益は364百万円、直近のIFISコンセンサス(580百万円)を37.2%下回る水準だった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、57.4%減益の839百万円を予想、IFISコンセンサスを30.1%下回る水準となっている。
さらに3月13日の大引け後、値上げを発表しました。
マスク着用解禁のこのタイミングでの値上げです。
価格は単品10円、セット100円とそこまで気になる引き上げではないようにも思いますが、イメージが悪いんじゃないか気になります。
株価にどのような影響が出るかちょっと注目しておきます。
コロワイド(7616)
コロワイドのチャートは凄いですね。23年に入って一貫して右肩上がりです。
月足チャートでも見てみます。
直近高値の21年7月6日の2192円を目指すように見えます。
いい形です。
なぜコロワイドがコロナ禍のなか、このように元気のいいチャートを維持できたんでしょう。
その前にコロワイドの店舗がこちら。
コロワイドMD(マーチャンダイジング)、アトム、レインズインターナショナル、カッパ・クリエイト、大戸屋の5社を中核に、居酒屋・焼肉・洋食・寿司・和食チェーンを全国展開。
鳥貴族と比べるとバラエティに富んだ店舗運営です。
しかし直近の決算内容は良くありません。
コロワイド、4-12月期(3Q累計)最終が赤字転落で着地・10-12月期も赤字転落
コロワイド <7616> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は23.2億円の赤字(前年同期は15.2億円の黒字)に転落した。
会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結最終損益は25.9億円の黒字(前年同期は0.8億円の赤字)に浮上する計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は1.2億円の赤字(前年同期は6億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の4.8%→2.5%に悪化した。
ちょっと不思議な株価の動きです。脱マスクを先取りした買いが入っているんでしょうか?
ワタミ(7522)
ワタミの日足チャートです。
直近は下値で値固めして上を目指そうかという状態に見えます。
25日線は下向きですが、5日線とゴールデンクロスを形成しそうです。
脱マスクを弾みに一気に飛び上がるでしょうか。
直近の業績は下方修正。良くはないです。窓を空けて下落した2月のチャートが物語っています。
ワタミの月足チャートはこちら。ずっと底値でもみ合っている感じです。
日足チャートではかなり上がったように見えた2022年11月も月足チャートでは目立ちません。
2023年3月期連結第3四半期(累計)、経常損益3,865百万円。
【業績予想/決算速報】ワタミ<7522>が2月10日に発表した2023年3月期第3四半期(累計)の経常損益は3,865百万円であった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想(4,200百万円)から下方修正され、27.6%増益の3,400百万円を予想している。
ワタミと言えば居酒屋!とのんべえの方々は思うでしょうが、実は売上高では圧倒的に宅食がトップなんです。
知ってましたか?
こんなサイトです。
第一興商(7458)
第一興商の日足チャートです。直近2日間に急落したのは日経平均同様に地合いが悪かったからでしょう。
特段悪いニュースはありません。
第一興商の株価はかなり高い水準にあります。
長期的な観点で今の位置を確認します。月足チャートです。
コロナ禍が具現化した20年初頭に大きく下げ、そこからの回復局面ということが判ります。
直近高値の21年4月12日も4595円も視野に捉えた位置に来ています。
まだ上に行きそうな勢いを感じますね。
直近で下落したので狙い目かもしれません。
直近決算です。それほど悪くはないなという印象。
2023年3月期連結第3四半期(累計)、経常損益10,238百万円。
【業績予想/決算速報】第一興商<7458>が2月8日に発表した2023年3月期第3四半期(累計)の経常損益は10,238百万円であった。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、12,800百万円を予想、IFISコンセンサスを6.5%下回る水準となっている。
カラオケは外食や居酒屋よりコロナ感染率が高まると言われていたので今までは一番行きにくい場所だったんじゃないでしょうか。
脱マスクで解禁されればどうなるか・・・
僕はちょっと期待してます。
コシダカホールディングス(2157)
コシダカホールディングスという社名、今までの他の会社に比べるとマイナーかもしれません。カラオケまねきねことまねきの湯、そして一人カラオケのワンカラを運営しています。
先ほどの第一興商はカラオケではビッグエコー、そしてカラオケ機器の販売をしていますが、コシダカホールティングスはカラオケボックス運営のみです。
日足チャートは底値からの上狙いの位置で、25日線に支持されながら75日線に頭を押さえられている状態です。
月足で見てみましょう。
第一興商と似たような形になっています。しかし1600円台から200円台まで一気に下落しているので落ち幅はこちらの方がかなり大きいですね。
業績を見てみましょう。
かなり強気な業績予想です。4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなっています。
今後の業績にも期待が持てそうです。
コシダカHD、今期最終を58%上方修正・4期ぶり最高益更新へ
コシダカホールディングス <2157> [東証P] が2月24日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年8月期の連結最終利益を従来予想の44.4億円→70億円(前期は36.4億円)に57.6%上方修正し、増益率が21.9%増→92.1%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
コシダカホールディングスとコロワイドがいい
ここからは僕の意見と感想です。
僕がもし買うとしたらこの2社です。
但しあなたにこの2社への投資を推奨したり勧誘したりするものではありませんよ。
投資は自己判断でお願いしますね。
- コシダカホールティングス
- コロワイド
コシダカホールティングスは株価の上値狙いがまだまだ可能な位置にあること、1単元株10万円以内で買える買いやすい株であること、株主優待も魅力的であることの3点です。
そしてまだ直近高値の半分くらいの位置にいて上を目指した形のチャートが魅力的。
今の株価の1.5倍くらいにはなりそうに感じます。
コロワイドは店舗のバリエーションが多いのでこれから脱コロナで賑わうことになれば取りこぼしが少ないと思えるから。もちろん株価の水準もまだ割高ではなく、チャートの形がいいですからね。
それからコロワイドの株主優待もお得と有名ですが、こちらは500株以上からですから100万円必要です。
ぼくのお小遣いでは無理です。。。
キャッチアップ画像はカラオケまねきねこ公式サイトよりお借りしました。