公明党創始者池田大作氏死去の衝撃
創価学会会長として公明党を結成
池田大作氏死去は11月18日の午後2時に創価学会より発表されました。
そしてこのニュースは様々なニュースサイトで速報として取り上げられました。
日経新聞の記事をまとめます。
池田大作氏の政治的な最大の功績は創価学会会長として公明党を結成し、政治の世界に足を踏み入れたことでしょう。
・宗教法人創価学会名誉会長で創価学会の設立者
・32歳で第3代会長に就任。池田氏の指導下で学会は64年、公明党を結成。
・日本国内の会員数は827万世帯。海外では世界192カ国・地域に280万人の会員がいる。
・95歳で死去。死因は老衰。
なお、公明党の議員数は衆議院が32議員(465議席中)、参議院が27議員(248議席中)です。
公明党は自民党と連立政権を組んで与党となっていますね。
公明党とはどんな政党なのか
公明党は、創価学会の仏法の理念に基づき、「個人の幸福と社会の繁栄が一致する、大衆福祉の実現」を目指しています。
また、「人間性の尊重を基調とした民主主義をつくり、大衆とともに前進する大衆政党の建設」を目指しています。
自民党との政策の違いは以下のように言われています。
- 外交・安全保障を重視する自民党に対して、公明党は生活者の視点を重視している。
- 自民党は自由主義を掲げ、常に改革を進める保守政党である。
- 公明党は、国民大衆の中に仏法民主主義、すなわち人間性尊重を基調とした真実の民主主義の基盤を築くことを目指している。
- 自民党は、すべての人々の人格の尊厳と基本的人権を尊重する、真の自由主義・民主主義の政党である。
「老衰」という死因に公明党の理念が…
公明党の理念は「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」です。
公明党の公式サイトに明記されています。
池田大作氏の死因は「老衰」と発表されました。
老衰?ってあまり死因としては聞かない感じがします。
大体XXガンとか▲▲破裂とか特定の疾患で発表するケースが多いと思うんですが・・・
老衰とは、加齢に伴う心身の衰弱によって自然に亡くなることです。厚生労働省の「死亡診断書記入マニュアル」では、「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」と定義されています。
老衰の多くは平均寿命である80歳をボーダーとしており、85歳から診断されることが多くなります。95歳以上になると死因の第1位となるそうです。
生活習慣病や感染症などの病気で亡くなることなく、天寿をまっとうした。
という感じがしませんか?
公明党の「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」
「老衰」という死因に公明党の理念が透けて見えるのは僕だけでしょうか。
池田大作氏死去が政局に与える影響は
「政教分離」で岸田首相の追悼メッセージが炎上
X(旧Twitter)で話題になっているのが立て続けに発信された岸田首相のXです。
ここに謹んで御冥福をお祈りするとともに、御遺族の方々および御関係の方々に対し衷心より哀悼の意を表します。
— 岸田文雄 (@kishida230) November 18, 2023
内閣総理大臣 岸田文雄
岸田首相のこの発言がSNSで炎上しています。
岸田首相の追悼メッセージに「政教分離どこいった?」SNSが大いにざわつく 創価学会の池田大作名誉会長めぐり
過去最低支持率の岸田内閣はどうなる
NHKが毎月発表している岸田内閣支持率の推移です。
2023年11月は過去最低の29%でした。支持しないの52%と大きく開きがあります。
支持する理由では、「他の内閣よりよさそうだから」が45%、「支持する政党の内閣だから」が26%、「人柄が信頼できるから」が13%などとなりました。
支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が57%、「実行力がないから」が21%、「人柄が信頼できないから」が8%などとなりました。
さて、池田大作氏の死去は岸田内閣の追い風になるのでしょうか。
はたまた逆風か。
週明けに政治の面でも動きがありそうです。
アイキャッチ画像は創価学会公式サイトの写真を使用しました。